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お昼を食べて。
午後もまた魔術を披露してくれるかと気になり、ノクトに聞いてみる。
「ノクト、午後も午前と同じような感じ?」
「いや、午後はまた違う魔術の勉強の仕方をしましょうか」
「違う勉強?」
「ついてからのお楽しみ、ということで」
僕たちはギルドの食堂から出て、しばらく街を歩いた。そしてたどり着いたのは——。
「本屋?」
「ええ。そうです。本も魔術の勉強には大切なんですよ」
ノクトはそう言うけれど、よくわからない。なんで本が重要なんだろう?
疑問が顔に出ていたのだろう。店に入りながらノクトが説明してくれる。
「魔術にも教本というものが存在します。そして、教本と一口に言っても様々な種類があります。自分に合うものを探して、それに則って学んでみる。すると一気に上達することもあるんです」
「自分がやりやすい魔術の使い方を教本で学べるってこと?」
「そういうことですね」
さすがノクト。魔術のこととなると使用だけじゃなくて、教えることについても詳しいなんて。
「アンジュは治癒魔術が得意なので、ここら辺でしょうか」
「ここ全部?」
「ええ」
ノクトが案内してくれたのは、3メートルはある本棚だった。これが全部治癒魔術の教本。どうやって自分に合うものを選べばいいんだろう?
「ぼくにあうの、どれかな?」
「そうですねえ。これとかどうでしょう?」
そう言ってノクトが差し出してきたのは、革張りの本。「治癒魔術の仕組みとその効力について」という題名の本だ。
でもなんでこんなに早く僕へのオススメが選べたんだろう?
「ノクト、なんでこんなに早くぼくへのおすすめを選べるの?」
「じつは、この本棚の教本はあらかた読んでおりまして。私、ちゆ魔術だけはあまり上手く使えないので、克服しようとした時期があったんですよ。全くダメでしたけど」
「ぜ、ぜんぶ?」
「ええ、ほとんど全て読みましたね」
まさかの事実。この本棚、軽く500冊は入ってる。それを全部読んでいるなんて。さすが魔術バカだと呼ばれるだけある。
「ノクトは本選ばなくていいの?」
「そうですね……。私は教本はいらないので、小説でも買いますか」
本棚を移動。ノクトは3冊小説を選んで、僕の教本と一緒に買った。
「ありがと」
「どういたしまして」
気づいたらもう夕方。僕らは帰路についた。
「アンジュ。今日は楽しかったですか?」
「うん、すごく!」
「それは良かった」
今日一日中とっても楽しかった。その思いを込めて頷く。
その日は買ってもらった教本を枕の下に入れて寝た。とっても嬉しかったから。
「今日は俺だな」
朝目覚めて着替えてみんなのところに行くと、ソレイユが準備万端で待っていた。僕朝ごはんも食べていないのに早すぎる。どれだけ楽しみにしていてくれたんだ。
「ちょっと待って!」
急いで朝ごはんを食べる。ソレイユも食べていなかったらしく、一緒に食べることになった。なんであんなに準備万端みたいな雰囲気醸し出してたんだろう。全然準備終わってないじゃん。
「それじゃあ、外に行こう。今日は一緒に買い物をしよう」
「買い物?」
「ああ。色々アンジュに買いたいものがあるんだ」
朝ごはんを食べるとすぐ、ソレイユは僕にそう声をかけた。
今日は買い物に行くらしい。買い物ってこの世界ではまだ服しか買っていないから、楽しくなってくる。
「まずは露店でもみよう」
「うん!」
宿を出てすぐの大通り。早速露店を冷やかしに行く。
「アンジュ、それ欲しいのか?」
「ちょっと気になっただけ」
「遠慮しなくていい。どれがいいんだ?」
「つ、次行こう!」
「アンジュ、これとか美味しそうじゃないか?」
「食べたいけど……。朝ごはん食べたばっかりだよ?」
「じゃあ、俺が多めに食べる」
ソレイユは僕が気になったものをなんでも買ってくれようとする。嬉しいけどちょっと困る。物はなんとか話を逸らして断って、食べ物は半分こ。正直僕1/5くらいしか食べられてないような気がするけど。
しばらく歩くと、露店がある通りを抜けた。これからどうするんだろう?
「次に行きたい店がある。いいか?」
「うん、いいよ」
そうしてそこから少し歩いてついたのは、宝飾店。なんでだろう?
ソレイユはちょっと高級そうなその店の扉を躊躇いなく開けて、中に入った。僕も後をついていく。
「アンジュ、今首にギルドタグをかけているだろう? 俺たちとお揃いの」
「うん」
「俺はギルドタグにさらにペンダントトップをつけているんだ。それとお揃いにしてほしくて、ここに連れてきた」
「いいの!?」
「ああ、好きなのを選んでくれ」
ソレイユはそういうと、店員さんに声をかけた。
しばらくするとその店員さんはたくさんの飾りをトレイに乗せて帰ってきた。
「この中から好きなのを選んでいい」
「うーん」
キラキラがたくさんあって悩む。
「ちなみにソレイユはどんなの?」
「俺のはこれだ」
そう言ってソレイユが見せてくれたのは水色の石の飾り。ちょっと想像と違ってびっくりした。ソレイユだからてっきりオレンジかと思っていた。
「オレンジじゃないんだ」
「なんとなく選んだ時これが目に入ったんだ。直感だな」
直感、か。
僕もそうしてみようかな。そう思ってトレイを見渡す。
すると——。
「これ、綺麗」
「いいじゃないか」
一つの石が目に止まった。プラチナ色のキラキラ輝く石。小指のさきほどの大きさなのに光を反射して煌めいている。
「これにする」
直感に従おう。そう思ってソレイユの顔を見上げる。
「わかった。これを買おう」
「ありがと!」
ソレイユは店員さんに声をかけて何がしている。お支払い?
しばらくすると僕のところにやってきて、ペンダントトップをギルドタグに通してくれた。
「買ってくれてありがと!」
「どういたしまして。……そろそろお昼にするか」
「うん」
お礼を言うと、ソレイユが笑顔を見せてくれた。そして僕たちはお昼を食べに向かった。
午後もまた魔術を披露してくれるかと気になり、ノクトに聞いてみる。
「ノクト、午後も午前と同じような感じ?」
「いや、午後はまた違う魔術の勉強の仕方をしましょうか」
「違う勉強?」
「ついてからのお楽しみ、ということで」
僕たちはギルドの食堂から出て、しばらく街を歩いた。そしてたどり着いたのは——。
「本屋?」
「ええ。そうです。本も魔術の勉強には大切なんですよ」
ノクトはそう言うけれど、よくわからない。なんで本が重要なんだろう?
疑問が顔に出ていたのだろう。店に入りながらノクトが説明してくれる。
「魔術にも教本というものが存在します。そして、教本と一口に言っても様々な種類があります。自分に合うものを探して、それに則って学んでみる。すると一気に上達することもあるんです」
「自分がやりやすい魔術の使い方を教本で学べるってこと?」
「そういうことですね」
さすがノクト。魔術のこととなると使用だけじゃなくて、教えることについても詳しいなんて。
「アンジュは治癒魔術が得意なので、ここら辺でしょうか」
「ここ全部?」
「ええ」
ノクトが案内してくれたのは、3メートルはある本棚だった。これが全部治癒魔術の教本。どうやって自分に合うものを選べばいいんだろう?
「ぼくにあうの、どれかな?」
「そうですねえ。これとかどうでしょう?」
そう言ってノクトが差し出してきたのは、革張りの本。「治癒魔術の仕組みとその効力について」という題名の本だ。
でもなんでこんなに早く僕へのオススメが選べたんだろう?
「ノクト、なんでこんなに早くぼくへのおすすめを選べるの?」
「じつは、この本棚の教本はあらかた読んでおりまして。私、ちゆ魔術だけはあまり上手く使えないので、克服しようとした時期があったんですよ。全くダメでしたけど」
「ぜ、ぜんぶ?」
「ええ、ほとんど全て読みましたね」
まさかの事実。この本棚、軽く500冊は入ってる。それを全部読んでいるなんて。さすが魔術バカだと呼ばれるだけある。
「ノクトは本選ばなくていいの?」
「そうですね……。私は教本はいらないので、小説でも買いますか」
本棚を移動。ノクトは3冊小説を選んで、僕の教本と一緒に買った。
「ありがと」
「どういたしまして」
気づいたらもう夕方。僕らは帰路についた。
「アンジュ。今日は楽しかったですか?」
「うん、すごく!」
「それは良かった」
今日一日中とっても楽しかった。その思いを込めて頷く。
その日は買ってもらった教本を枕の下に入れて寝た。とっても嬉しかったから。
「今日は俺だな」
朝目覚めて着替えてみんなのところに行くと、ソレイユが準備万端で待っていた。僕朝ごはんも食べていないのに早すぎる。どれだけ楽しみにしていてくれたんだ。
「ちょっと待って!」
急いで朝ごはんを食べる。ソレイユも食べていなかったらしく、一緒に食べることになった。なんであんなに準備万端みたいな雰囲気醸し出してたんだろう。全然準備終わってないじゃん。
「それじゃあ、外に行こう。今日は一緒に買い物をしよう」
「買い物?」
「ああ。色々アンジュに買いたいものがあるんだ」
朝ごはんを食べるとすぐ、ソレイユは僕にそう声をかけた。
今日は買い物に行くらしい。買い物ってこの世界ではまだ服しか買っていないから、楽しくなってくる。
「まずは露店でもみよう」
「うん!」
宿を出てすぐの大通り。早速露店を冷やかしに行く。
「アンジュ、それ欲しいのか?」
「ちょっと気になっただけ」
「遠慮しなくていい。どれがいいんだ?」
「つ、次行こう!」
「アンジュ、これとか美味しそうじゃないか?」
「食べたいけど……。朝ごはん食べたばっかりだよ?」
「じゃあ、俺が多めに食べる」
ソレイユは僕が気になったものをなんでも買ってくれようとする。嬉しいけどちょっと困る。物はなんとか話を逸らして断って、食べ物は半分こ。正直僕1/5くらいしか食べられてないような気がするけど。
しばらく歩くと、露店がある通りを抜けた。これからどうするんだろう?
「次に行きたい店がある。いいか?」
「うん、いいよ」
そうしてそこから少し歩いてついたのは、宝飾店。なんでだろう?
ソレイユはちょっと高級そうなその店の扉を躊躇いなく開けて、中に入った。僕も後をついていく。
「アンジュ、今首にギルドタグをかけているだろう? 俺たちとお揃いの」
「うん」
「俺はギルドタグにさらにペンダントトップをつけているんだ。それとお揃いにしてほしくて、ここに連れてきた」
「いいの!?」
「ああ、好きなのを選んでくれ」
ソレイユはそういうと、店員さんに声をかけた。
しばらくするとその店員さんはたくさんの飾りをトレイに乗せて帰ってきた。
「この中から好きなのを選んでいい」
「うーん」
キラキラがたくさんあって悩む。
「ちなみにソレイユはどんなの?」
「俺のはこれだ」
そう言ってソレイユが見せてくれたのは水色の石の飾り。ちょっと想像と違ってびっくりした。ソレイユだからてっきりオレンジかと思っていた。
「オレンジじゃないんだ」
「なんとなく選んだ時これが目に入ったんだ。直感だな」
直感、か。
僕もそうしてみようかな。そう思ってトレイを見渡す。
すると——。
「これ、綺麗」
「いいじゃないか」
一つの石が目に止まった。プラチナ色のキラキラ輝く石。小指のさきほどの大きさなのに光を反射して煌めいている。
「これにする」
直感に従おう。そう思ってソレイユの顔を見上げる。
「わかった。これを買おう」
「ありがと!」
ソレイユは店員さんに声をかけて何がしている。お支払い?
しばらくすると僕のところにやってきて、ペンダントトップをギルドタグに通してくれた。
「買ってくれてありがと!」
「どういたしまして。……そろそろお昼にするか」
「うん」
お礼を言うと、ソレイユが笑顔を見せてくれた。そして僕たちはお昼を食べに向かった。
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