12 / 13
12
しおりを挟む安全な青いゾーンから中間で、まだセーフティゾーンの緑ゾーン。そこから黄色のやや危険な領域に入って来たようだ。
母の言葉でもう安全な場所から出てしまうって事がはっきり分かった。私自身の感覚的にも危険度が上がった様な感じがする。
何がってハッキリ言えないけれど、空気感が変わったと言うか、ピリピリする感じだ。この前程強くは無いけれど自然と緊張してくる。皆んなも顔が強張ってきた、心なしか顔色が青白い気がする。
そして、ただでさえどんよりした空なのにもっとどんよりして来た様な気がする。
暫くすると車が走行出来なくなり、車を収納しインベントリ内にあったバイクを出す。私と母は原付バイクで・・・大山さんご夫婦、安斉さん、父は250のバイク。落合さんはロードバイクみたいな少し小ぶりのやつ。 母曰く今の原付は昔よりも加速も良いしスピードも出るーーー、と突っ走って行った。
「もう、お母さん待ってーーー」と後を追う私達・・・本当に速いじゃん。もうあの人は・・・と思ったら適度な所に停まってた。
「安斉さん、大山さん、こっちで合ってる?」
「はい、合ってます。景色はすっかり変わっているけれど、こちらです。」と安斉さん。方向感覚が素晴らしい!
ここからは安斉さんと大山さんに案内してもらう。色々と無くなったり移動してしまったりと変わっているから難しいみたいだけれど進んで行く。暫く行くと嫌な気配がして来た・・・
『ギャ、ギャギャーー』 『グギャッ?』と声?鳴き声?がしてファンタジー映画とかでみたゴブリン? 10歳くらいの体格で小鬼って感じの見た目の緑色の生き物・・モンスターが3体いた。
「蒼眞さん!」 「おう、先ず俺がいくっ!」
と父がバイクから降りてゴルフクラブで立ち向かう。 鑑定してみると
「お父さん!そいつらゴブリンだって、鑑定した。Lv.3らしいよっ。」
「分かった!」 「「俺も一緒に!」」と大山さんと落合さんがゴルフクラブで助太刀に。 ゴブリンたちはLv.3だからか?動きが俊敏だ、何とか当てに行き仕留めた様だ。良かった、怪我は無いみたい。
暫く行くとまたゴブリンに遭遇した。5体?5匹?鑑定するとLv.1~3だ。3:5だと厳しいかも・・・だが、敵は待ってくれない。 どうしようと思っていたら後ろからもゴブリンの声がする!怖い、と思ったら直ぐ側にゴブリンが!
「い、いやーーー!」
ヤラれる!と思った時 「空!!!」と母の声が・・・ゴブリンが声に反応し後ろを向いた、そこには般若の形相の母が・・・鬼がいた
無言でゴブリンを屠る母、母は強し
「空!大丈夫!?」
「大丈夫、おかあさーん。」思わず涙が、と思ったら 「お母さん、後ろ!」次のゴブリンが・・・
クルリと振り返った母は冷たい怒りを宿した顔で、さっくりとゴブリンを倒した、母最強説。
こうして、計13体のゴブリンを倒した私達。このままにして良いのか分からない。他にモンスターが増えてしまうのかどうか。 取り敢えず、母がモンスター専用のブースを作ってそこに入れておくとの事。
私に気遣って母のに入れてくれてるんだろな・・・ごめん、お母さん、ありがとう。
この後、芋虫みたいな砂ワームって気持ち悪いモンスターと可愛くも何とも無い1.5m程のネズミ型のモンスターや諸々居た。安斎さんが戦闘に加わった、中々の戦い振りで流石スキル剣術なだけある。
大山さんの奥さんの瞳さんと私も戦闘までのレベルでは無いけれど何とか手伝いって感じだけど頑張った。私だって家族を、皆んなを守りたいもん。生き物を殺した事なんて無いけれど、みんなの命が掛かってると思ったら頑張れた。
それでもまだ安斎さん達のお宅辺りには着かないけれど、一旦休憩する事に。初めての戦闘でこんなに回数こなしたら流石に疲れた。
そこで、一旦ルームに入り皆んなで休憩。流石に直ぐご飯は食べれなかったけれど中に居た杉崎さんや落合さんの奥さん悠希さん達に経過を報告した。
初めて遭遇したモンスターがゴブリンで良かったのかも・・・と言う話になった。初日に見たモンスターはもっと大きくて禍々しい物が居たから。
もう少し休憩して、暗くなるまで探策、そして暗くなった辺りでルームで夜を明かす事になった。探策再開まで後少し休む事に。落ち着いたら涼音さんと悠希さんが準備してくれていたご飯食べよう。
22
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
実家にガチャが来たそしてダンジョンが出来た ~スキルを沢山獲得してこの世界で最強になるようです~
仮実谷 望
ファンタジー
とあるサイトを眺めていると隠しリンクを踏んでしまう。主人公はそのサイトでガチャを廻してしまうとサイトからガチャが家に来た。突然の不可思議現象に戸惑うがすぐに納得する。そしてガチャから引いたダンジョンの芽がダンジョンになりダンジョンに入ることになる。
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
暁刀魚
ファンタジー
社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。
食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。
そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」
コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。
かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。
なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。
カクヨム様にも投稿しています。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる