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第七章 フェリアス王立学院
◇63 ラリストエン孤児院
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今日は、孤児院にやってきた。第三首都にあるラリストエン孤児院にだ。
以前お母様が懲らしめて新しい方が経営する事になり、私は視察という形でここに訪れた。
「ようこそお越しくださいました。ここの院長でございます」
「初めまして、今日は無理を言ってすみません。よろしくお願いいたします」
「無理だなんて! ご令嬢が来て下さり光栄です。子供達も喜びますよ」
外にはお庭があって子供達が遊んでいるのが見えた。院長先生が皆を呼んで、集まって来た。ご令嬢にご挨拶をしなさい、と言われ皆揃って頭を下げたのだ。元気よく、こんにちは! と。何とも可愛らしい。
「アヤメ・アドマンスです。はじめまして」
「あっ!!」
その中にいた、見覚えのある女の子が大きな声を上げた。アドマンス領に行くために第三首都に泊った時に出会った女の子である。籠いっぱいのお花を売っていたあの子だ。
「あの、その……お花、買ってくれて、ありがとうございます」
「こちらこそ、綺麗なお花をありがとう」
その言葉にとても嬉しそうにしていて。さぁ、中にご案内しますと院長先生に連れられて孤児院の中に入った。
外観は綺麗ではあったけれど、廊下は軋んでいて所々壊れていたりする。これじゃあ子供達が怪我をしてしまう。
案内された客間に入るとソファーが置いてありそこに座らせてもらった。
建物の老朽化が結構進んでいるみたい。養育費が全然貰えてなかったんだもん、建物の改築も出来ているわけがない。
「ご令嬢の母君であるアドマンス夫人に助けていただき、新しい経営者が来て下さったお陰で子供達の食事や洋服などが用意出来るようになりました。
これから、新しい孤児院の建物に移る事にもなっていて、この建物も改築してくださる事になっています。この孤児院の現状に気が付いてくださったのはご令嬢だと聞いています。本当にありがとうございました」
「いえ、私は気付いただけであって全てお母様がしてくださった事ですから」
「ですが、気付いてくださらなかったらあのまま子供達に苦労をかけさせていた事でしょう。ですから本当に感謝しているのです。
勿論、ご夫人にも感謝しています。本当は、直接ご夫人にもお礼を言わなければならないのですが、お忙しいお方ですので会うことが出来ません。
ですから、ご令嬢からご夫人にお伝え願っても宜しいでしょうか。本当にありがとうございました」
あそこで、私があの女の子に会うことが出来なかったら、そのまま苦しんで生活していたかもしれない。ここだけじゃない、他の孤児院でもここと同じ事が起っていた。偶然であったとしても、あそこで出会うことが出来て本当に良かった。
私が贈った教材などは、本当にありがたかったみたいでお礼を何度も何度も言われてしまった。何がいいかなと悩んだ末教材などになったんだけど、喜んでくれて本当に良かった。
それからは、子供達と色々と遊んだ。おねーちゃん一緒に遊ぼ! とあんなに可愛らしい顔で言われてしまったら断れるわけがない。鬼ごっこと言われた時には困ったけれど、マリアが止めてからジルベルトが代役として遊んでくれた。というか連れてかれてしまった。
だから私は、マリアも一緒に中で遊んでいる子供達と一緒に遊ぶことになった。
「え~! おねーちゃんすごい! どうやるの!」
市販の折り紙を持ってきていた為、折り紙に切り絵にと地球での遊びをだいぶ披露した。結構私これ得意なのよ。
入院中でも同じく入院していた子供達にせがまれていくつも作った事を覚えている。
「ゆきのけっしょう!」
「これ、とり?」
「そう、一緒に作ってみる?」
「つくる!」
「ちがうよ! さいしょにゆきのけっしょう!!」
「やだ! とりなの!」
あー喧嘩勃発。でもマリアが宥めてくれて仲直りだ。さすがマリア、子供の宥め方もよく知ってるな。
鶴に花、食べ物に動物の顔までいっぱい折り、チョキチョキとはさみでお花とか雪の結晶とか沢山作って見せたらもうこんな時間。
「やだぁぁぁ!! もっとあそぶの!!」
「かえっちゃやだぁぁ!!」
まぁ、懐いてくれて嬉しいけれど泣かれてしまうと帰りづらい。院長先生に注意されてはいるけれど一向に泣き止む様子なし。
「また来るから、それまで待っててね」
「ほんと?」
「うん、約束!」
「また動物作ってね!」
「うん!」
やぁっと泣き止んでくれました。ジルベルトには、にーちゃんはまた鬼な! と言われていて。遊んでいた時外は大盛り上がりだったから結構楽しかったんじゃないかな。
という事で、私達は馬車に乗って邸宅に帰ることが出来た。さて、次はいつ孤児院に行こうかな。
以前お母様が懲らしめて新しい方が経営する事になり、私は視察という形でここに訪れた。
「ようこそお越しくださいました。ここの院長でございます」
「初めまして、今日は無理を言ってすみません。よろしくお願いいたします」
「無理だなんて! ご令嬢が来て下さり光栄です。子供達も喜びますよ」
外にはお庭があって子供達が遊んでいるのが見えた。院長先生が皆を呼んで、集まって来た。ご令嬢にご挨拶をしなさい、と言われ皆揃って頭を下げたのだ。元気よく、こんにちは! と。何とも可愛らしい。
「アヤメ・アドマンスです。はじめまして」
「あっ!!」
その中にいた、見覚えのある女の子が大きな声を上げた。アドマンス領に行くために第三首都に泊った時に出会った女の子である。籠いっぱいのお花を売っていたあの子だ。
「あの、その……お花、買ってくれて、ありがとうございます」
「こちらこそ、綺麗なお花をありがとう」
その言葉にとても嬉しそうにしていて。さぁ、中にご案内しますと院長先生に連れられて孤児院の中に入った。
外観は綺麗ではあったけれど、廊下は軋んでいて所々壊れていたりする。これじゃあ子供達が怪我をしてしまう。
案内された客間に入るとソファーが置いてありそこに座らせてもらった。
建物の老朽化が結構進んでいるみたい。養育費が全然貰えてなかったんだもん、建物の改築も出来ているわけがない。
「ご令嬢の母君であるアドマンス夫人に助けていただき、新しい経営者が来て下さったお陰で子供達の食事や洋服などが用意出来るようになりました。
これから、新しい孤児院の建物に移る事にもなっていて、この建物も改築してくださる事になっています。この孤児院の現状に気が付いてくださったのはご令嬢だと聞いています。本当にありがとうございました」
「いえ、私は気付いただけであって全てお母様がしてくださった事ですから」
「ですが、気付いてくださらなかったらあのまま子供達に苦労をかけさせていた事でしょう。ですから本当に感謝しているのです。
勿論、ご夫人にも感謝しています。本当は、直接ご夫人にもお礼を言わなければならないのですが、お忙しいお方ですので会うことが出来ません。
ですから、ご令嬢からご夫人にお伝え願っても宜しいでしょうか。本当にありがとうございました」
あそこで、私があの女の子に会うことが出来なかったら、そのまま苦しんで生活していたかもしれない。ここだけじゃない、他の孤児院でもここと同じ事が起っていた。偶然であったとしても、あそこで出会うことが出来て本当に良かった。
私が贈った教材などは、本当にありがたかったみたいでお礼を何度も何度も言われてしまった。何がいいかなと悩んだ末教材などになったんだけど、喜んでくれて本当に良かった。
それからは、子供達と色々と遊んだ。おねーちゃん一緒に遊ぼ! とあんなに可愛らしい顔で言われてしまったら断れるわけがない。鬼ごっこと言われた時には困ったけれど、マリアが止めてからジルベルトが代役として遊んでくれた。というか連れてかれてしまった。
だから私は、マリアも一緒に中で遊んでいる子供達と一緒に遊ぶことになった。
「え~! おねーちゃんすごい! どうやるの!」
市販の折り紙を持ってきていた為、折り紙に切り絵にと地球での遊びをだいぶ披露した。結構私これ得意なのよ。
入院中でも同じく入院していた子供達にせがまれていくつも作った事を覚えている。
「ゆきのけっしょう!」
「これ、とり?」
「そう、一緒に作ってみる?」
「つくる!」
「ちがうよ! さいしょにゆきのけっしょう!!」
「やだ! とりなの!」
あー喧嘩勃発。でもマリアが宥めてくれて仲直りだ。さすがマリア、子供の宥め方もよく知ってるな。
鶴に花、食べ物に動物の顔までいっぱい折り、チョキチョキとはさみでお花とか雪の結晶とか沢山作って見せたらもうこんな時間。
「やだぁぁぁ!! もっとあそぶの!!」
「かえっちゃやだぁぁ!!」
まぁ、懐いてくれて嬉しいけれど泣かれてしまうと帰りづらい。院長先生に注意されてはいるけれど一向に泣き止む様子なし。
「また来るから、それまで待っててね」
「ほんと?」
「うん、約束!」
「また動物作ってね!」
「うん!」
やぁっと泣き止んでくれました。ジルベルトには、にーちゃんはまた鬼な! と言われていて。遊んでいた時外は大盛り上がりだったから結構楽しかったんじゃないかな。
という事で、私達は馬車に乗って邸宅に帰ることが出来た。さて、次はいつ孤児院に行こうかな。
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