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第六部 四章 「愛情と言う名の鎖」
【賛否両論】
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――【ねがうほし】――
昔、夜の空には一際輝く星がありました。
その星を見るたびに、人々は願うのです。
星にはいろんな願いを叶える事ができ、空に願う人々の願いをひっそり叶えていました。
作物を育てるために雨を降らし。
荒れた土地に豊かな恵みを与え。
病に苦しむ人々を癒し。
しかし、星は願いを叶えるたびに、その身を削り、流れ落していたのです。
優しき星はそうやって身を削りながらも、人々のために叶え続けるのです。
時間が流れると、星はとても悲しい顔をしました。
下を眺めると、大きな戦争が起こっていました。
願う気持ちはどれも悲しいもの。星は願いに悲しみ、嘆くのです。
そして、星は願うのです。
――争いがなくなりますように。……と。
その願いはとても大きなものでした。
星の体は流星となって夜空から落ち、それを人々は争いを忘れて眺めるのでした。
優しい星の、最初で最後の願い。
その日、戦争は終わり、争いは終わったのです。
夜になると、人々は空を見上げ、今でもあの優しい星を思い出すのでした。
最後のページには白く輝く星が消えた夜空だけが描かれていた。
本を閉じ、読み切った時にエリーは胸に手を当て、深く考え込んでしまう。
「……なんだか、とても悲しいお話ですね」
過去の自分はこの本に描かれた星を「怖い」と称していた。
エリーとしては恐怖はなく、もしかしたら自身の星と重ねてしまった結果なのかもしれない。
自分が宿すのは呪われた黒い星だ。少女にはもしかしたら、この星がその黒星に見えてしまった可能性がある。
「へぇ。アンタはそう思うんだ。たいていは星の優しさで戦争が終わる、感動的なものだって感想が多いのにさ」
読み切ればクロトは腕を上に伸ばした。
以前からこの本の内容を知っているクロトにとっては何度も聞いたことのあるもので退屈なものだろう。
そして、エリーの感想には異論を唱える。
「だって、この星はとても素晴らしい気持ちなんですけど、最後は消えてしまうなんて、悲しいじゃないですか」
「まあ、そういう感想も少数ではあるがあったな。俺は可哀想とは思わねーけど」
「どうしてですか?」
尋ねると、クロトから最初に出たのはため息だ。
まるでこちらの疑問が愚問であるという様子。
「――俺はこの星を馬鹿だと思ってる」
「ば……っ!?」
まさかそんな感想がこの絵本で出てくるとは思っていなかった。
驚くも、クロトは淡々と続ける。
「だってそうだろ? 最後は自分が消えるほどの願いを叶えて、自己満足で完結した。他人のために生き続けた、……損な生き方だ」
「……」
その時、エリーの隣にいる少年は、見慣れた元のクロトの姿に見えた。
「星はもっと、他人よりも自分のために生きるべきだった。優しさだけで救える世界なんて、この世にはないのにな」
もしかしたら、現実のクロトも同じことを言ったかもしれない。そう思わせられたからこそ、エリーには少年が現実のクロトに見えてしまった。
少年の目は何かを思いつめた様子で、この星を蔑むも何か感じるものがあった。
それは悲観なものだったかもしれない。
自分と星を重ねたような……、エリーはそう感じてしまう。
「……でも、私も争いがなくなる世界になるなら、そう願うかもしれませんね。誰も傷つかない、悲しまなくていい世界があればいいのに。そうすれば、世界は平和になるんでしょうね」
「……」
「……あっ、でも。私の知っている優しい人も言ってましたけど、喧嘩するほど仲がいいっていうのもありますし。……でも、やっぱり危ない争いとかは好きじゃないですし。……なんだか、難しいですね」
「なんていうか。よくそんな凄まじい善人のセリフを言えるなって思ったよ。アンタも損な生き方してる奴だったりするのか?」
「私は、そんな善人なんてこと……ないですよ。ただ、皆さんが幸せに過ごせることが一番だな~って思って」
「アンタは?」
「え?」
「その幸せの中に、ちゃんとアンタは入ってんのかよ? この星みたいに、身を投げ出してまで他人の幸せを願って、消える自己満足なのかよ?」
星は最後に願いを叶えて消えた。
エリーの願いもまた、身を捨てて叶うなら、そう願うのだろうか。
クロトにはそういった一抹の不安があったみたいだ。
「……そう、ですね。私はわからないかもしれません」
「まぁ、そんな願いを叶える事できる奴なんて、神様くらいだろうからな。自分をもっと大事にしろよ? 命は一個。死ぬなら自分のために。なんでもかんでも抱え込むと、大事なものが落っこちるし。……そう考えると、アンタの願いって欲深いもんだよな?」
「そ、そうですか? 私って、欲張りなんでしょうか?」
「俺的にはすんげー欲張り。でも願うだけならタダだもんな。アンタが世界平和願うのも、そう思うだけはタダなんだ。自分も大切にできるなら、俺はアンタのその考えいいと思うぜ」
「ありがとう、ございます」
初めてエリーは自身を欲張りと言われ意外でもあった。
だが、意見は人それぞれだ。
どのような意見も、人の数ほど存在する。
良くも悪くも、それが人に与えられた感性により示される答えなのだから。
「……あ、わかった。アンタって馬鹿みたいな平和主義者だから、ひょっとして修道院の人間かなんかだろ?」
ビシッと、クロトは指を立ててエリーの正体を暴こうとする。
しかし残念。エリーは修道院という単語に苦笑で首を傾ける。
「すいません。私、そのしゅうどういん? というのはよくわかりません」
「えぇ~、これも違うのか」
クロトは時折エリーの素性を暴こうとするが、どれもが違う。
もはやそれもクロトにとっての暇つぶしになっているのやもしれない。
知識と好奇心のあるクロトにとって、エリーという規格外の存在には抱えている疑問をすっきりと解消させたいのだろう。
そうでもしなければ寝るに眠れない。という様子だった。
……の、はずだが。クロトは徐々に活力を失い、あくびをする。
「クロトさん、眠たいんですか?」
「ん? ……ああ。今何時だ?」
部屋の本などに埋もれた時計を探し出す。
時計の針は三時を示していた。
それが昼なのか、夜なのか……。この部屋では確認することができない。
「……やべ。もう夜中の三時か」
「え!? もうそんな時間なんですか!?」
時間の流れが異様に早くも感じられ戸惑うも、クロトは眠気と共にベッドにへと身を進める。
シーツを払い、クロトはベッドに横たわると寝辛そうに寝返る。
「~っ。そういえば、アンタはどうする? 俺は寝るけど…………って、他に寝る場所がないな……」
クロトには自身のベッドがある。そのベッドには子供二人が入る分には問題ないほどの広さがあった。
が。やはりクロトも列記とした男子だ。寝具に異性を招き入れる事には躊躇いがでるというもの。
「……でも、クロトさんとても寝辛そうですね。私、一緒に寝ましょうか?」
つい、エリーは普段の事を思い尋ねる。
すると、クロトはバッと起き上がり出した。
「ば、馬鹿か!? いくらなんでもそんなはずい事……っ」
「は、はずい……?」
顔を赤らめる様。普段のクロトなら問答無用で抱き枕として利用するが、断られるとなると呆気に取られてしまう。
「……でもぉ」
「いい! そういうのいいって!! ……ああ、もう! 俺は床で寝るから、アンタこっちで寝ろ!」
そう言って眠気に負けず、クロトはベッドから降りてその場を譲ろうとする。
本を積み重ね、それを枕代わりに。クロトは床で不機嫌そうに横になった。
「……クロトさん。さすがにそれは余計に寝辛いのでは?」
「……っ、なんとかなるっ」
と。強がりを言うも、とてもすぐに寝付けるとは思えない。
唸って眠れる様子のないクロトを眺めてしばし……。エリーは「うん」と頷く。
クロトに寄りそうと、エリーは少年の頭を持ち上げてた。
「な……っ!?」
クロトが驚く間に、事は済んでいた。
本の枕からエリーの膝枕にへと変わり、幼い目が見開いてなかなか閉じない。
柔らかさと人のぬくもりが、直に感じられた。
「……なんだよ、これ?」
「クロトさん、知らないんですか? これは膝枕ですよ」
「……いや。そういう意味じゃ」
クロトでも知らない事があるのかと、エリーは得意気に答える。
そして、そっとクロトの頭を撫でた。
「これ、前に大事な人にしてもらったことがあるんですけど、とても安心するんですよ? 不安もなくなって、よく眠れるんです」
「……っ」
納得いかない。そんな顔をするクロトだが、徐々に眠気が戻り瞼が重くなってゆく。
気付けばクロトは心地よい様子で眠ってしまった。
昔、夜の空には一際輝く星がありました。
その星を見るたびに、人々は願うのです。
星にはいろんな願いを叶える事ができ、空に願う人々の願いをひっそり叶えていました。
作物を育てるために雨を降らし。
荒れた土地に豊かな恵みを与え。
病に苦しむ人々を癒し。
しかし、星は願いを叶えるたびに、その身を削り、流れ落していたのです。
優しき星はそうやって身を削りながらも、人々のために叶え続けるのです。
時間が流れると、星はとても悲しい顔をしました。
下を眺めると、大きな戦争が起こっていました。
願う気持ちはどれも悲しいもの。星は願いに悲しみ、嘆くのです。
そして、星は願うのです。
――争いがなくなりますように。……と。
その願いはとても大きなものでした。
星の体は流星となって夜空から落ち、それを人々は争いを忘れて眺めるのでした。
優しい星の、最初で最後の願い。
その日、戦争は終わり、争いは終わったのです。
夜になると、人々は空を見上げ、今でもあの優しい星を思い出すのでした。
最後のページには白く輝く星が消えた夜空だけが描かれていた。
本を閉じ、読み切った時にエリーは胸に手を当て、深く考え込んでしまう。
「……なんだか、とても悲しいお話ですね」
過去の自分はこの本に描かれた星を「怖い」と称していた。
エリーとしては恐怖はなく、もしかしたら自身の星と重ねてしまった結果なのかもしれない。
自分が宿すのは呪われた黒い星だ。少女にはもしかしたら、この星がその黒星に見えてしまった可能性がある。
「へぇ。アンタはそう思うんだ。たいていは星の優しさで戦争が終わる、感動的なものだって感想が多いのにさ」
読み切ればクロトは腕を上に伸ばした。
以前からこの本の内容を知っているクロトにとっては何度も聞いたことのあるもので退屈なものだろう。
そして、エリーの感想には異論を唱える。
「だって、この星はとても素晴らしい気持ちなんですけど、最後は消えてしまうなんて、悲しいじゃないですか」
「まあ、そういう感想も少数ではあるがあったな。俺は可哀想とは思わねーけど」
「どうしてですか?」
尋ねると、クロトから最初に出たのはため息だ。
まるでこちらの疑問が愚問であるという様子。
「――俺はこの星を馬鹿だと思ってる」
「ば……っ!?」
まさかそんな感想がこの絵本で出てくるとは思っていなかった。
驚くも、クロトは淡々と続ける。
「だってそうだろ? 最後は自分が消えるほどの願いを叶えて、自己満足で完結した。他人のために生き続けた、……損な生き方だ」
「……」
その時、エリーの隣にいる少年は、見慣れた元のクロトの姿に見えた。
「星はもっと、他人よりも自分のために生きるべきだった。優しさだけで救える世界なんて、この世にはないのにな」
もしかしたら、現実のクロトも同じことを言ったかもしれない。そう思わせられたからこそ、エリーには少年が現実のクロトに見えてしまった。
少年の目は何かを思いつめた様子で、この星を蔑むも何か感じるものがあった。
それは悲観なものだったかもしれない。
自分と星を重ねたような……、エリーはそう感じてしまう。
「……でも、私も争いがなくなる世界になるなら、そう願うかもしれませんね。誰も傷つかない、悲しまなくていい世界があればいいのに。そうすれば、世界は平和になるんでしょうね」
「……」
「……あっ、でも。私の知っている優しい人も言ってましたけど、喧嘩するほど仲がいいっていうのもありますし。……でも、やっぱり危ない争いとかは好きじゃないですし。……なんだか、難しいですね」
「なんていうか。よくそんな凄まじい善人のセリフを言えるなって思ったよ。アンタも損な生き方してる奴だったりするのか?」
「私は、そんな善人なんてこと……ないですよ。ただ、皆さんが幸せに過ごせることが一番だな~って思って」
「アンタは?」
「え?」
「その幸せの中に、ちゃんとアンタは入ってんのかよ? この星みたいに、身を投げ出してまで他人の幸せを願って、消える自己満足なのかよ?」
星は最後に願いを叶えて消えた。
エリーの願いもまた、身を捨てて叶うなら、そう願うのだろうか。
クロトにはそういった一抹の不安があったみたいだ。
「……そう、ですね。私はわからないかもしれません」
「まぁ、そんな願いを叶える事できる奴なんて、神様くらいだろうからな。自分をもっと大事にしろよ? 命は一個。死ぬなら自分のために。なんでもかんでも抱え込むと、大事なものが落っこちるし。……そう考えると、アンタの願いって欲深いもんだよな?」
「そ、そうですか? 私って、欲張りなんでしょうか?」
「俺的にはすんげー欲張り。でも願うだけならタダだもんな。アンタが世界平和願うのも、そう思うだけはタダなんだ。自分も大切にできるなら、俺はアンタのその考えいいと思うぜ」
「ありがとう、ございます」
初めてエリーは自身を欲張りと言われ意外でもあった。
だが、意見は人それぞれだ。
どのような意見も、人の数ほど存在する。
良くも悪くも、それが人に与えられた感性により示される答えなのだから。
「……あ、わかった。アンタって馬鹿みたいな平和主義者だから、ひょっとして修道院の人間かなんかだろ?」
ビシッと、クロトは指を立ててエリーの正体を暴こうとする。
しかし残念。エリーは修道院という単語に苦笑で首を傾ける。
「すいません。私、そのしゅうどういん? というのはよくわかりません」
「えぇ~、これも違うのか」
クロトは時折エリーの素性を暴こうとするが、どれもが違う。
もはやそれもクロトにとっての暇つぶしになっているのやもしれない。
知識と好奇心のあるクロトにとって、エリーという規格外の存在には抱えている疑問をすっきりと解消させたいのだろう。
そうでもしなければ寝るに眠れない。という様子だった。
……の、はずだが。クロトは徐々に活力を失い、あくびをする。
「クロトさん、眠たいんですか?」
「ん? ……ああ。今何時だ?」
部屋の本などに埋もれた時計を探し出す。
時計の針は三時を示していた。
それが昼なのか、夜なのか……。この部屋では確認することができない。
「……やべ。もう夜中の三時か」
「え!? もうそんな時間なんですか!?」
時間の流れが異様に早くも感じられ戸惑うも、クロトは眠気と共にベッドにへと身を進める。
シーツを払い、クロトはベッドに横たわると寝辛そうに寝返る。
「~っ。そういえば、アンタはどうする? 俺は寝るけど…………って、他に寝る場所がないな……」
クロトには自身のベッドがある。そのベッドには子供二人が入る分には問題ないほどの広さがあった。
が。やはりクロトも列記とした男子だ。寝具に異性を招き入れる事には躊躇いがでるというもの。
「……でも、クロトさんとても寝辛そうですね。私、一緒に寝ましょうか?」
つい、エリーは普段の事を思い尋ねる。
すると、クロトはバッと起き上がり出した。
「ば、馬鹿か!? いくらなんでもそんなはずい事……っ」
「は、はずい……?」
顔を赤らめる様。普段のクロトなら問答無用で抱き枕として利用するが、断られるとなると呆気に取られてしまう。
「……でもぉ」
「いい! そういうのいいって!! ……ああ、もう! 俺は床で寝るから、アンタこっちで寝ろ!」
そう言って眠気に負けず、クロトはベッドから降りてその場を譲ろうとする。
本を積み重ね、それを枕代わりに。クロトは床で不機嫌そうに横になった。
「……クロトさん。さすがにそれは余計に寝辛いのでは?」
「……っ、なんとかなるっ」
と。強がりを言うも、とてもすぐに寝付けるとは思えない。
唸って眠れる様子のないクロトを眺めてしばし……。エリーは「うん」と頷く。
クロトに寄りそうと、エリーは少年の頭を持ち上げてた。
「な……っ!?」
クロトが驚く間に、事は済んでいた。
本の枕からエリーの膝枕にへと変わり、幼い目が見開いてなかなか閉じない。
柔らかさと人のぬくもりが、直に感じられた。
「……なんだよ、これ?」
「クロトさん、知らないんですか? これは膝枕ですよ」
「……いや。そういう意味じゃ」
クロトでも知らない事があるのかと、エリーは得意気に答える。
そして、そっとクロトの頭を撫でた。
「これ、前に大事な人にしてもらったことがあるんですけど、とても安心するんですよ? 不安もなくなって、よく眠れるんです」
「……っ」
納得いかない。そんな顔をするクロトだが、徐々に眠気が戻り瞼が重くなってゆく。
気付けばクロトは心地よい様子で眠ってしまった。
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