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何があっても恥ずかしからず
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僕の名前はゆうき。
陰キャの運動音痴、友だちなし、だいたい一人。当然部活も入ってないし余計に友だちもいない。
学校は夏休みに入り、一人とぼとぼ家路につく。そんな時、学校の掲示板に水泳部の夏合宿の貼り紙があった。
「僕たちと一緒にひと夏の思い出を作りませんか?」
何だこれ?
2泊3日の合宿らしい。どうやら、水泳部だけじゃなく、水泳教室的な企画のようだ。しかしなんでそんな企画を?
日時は夏休みが始まってすぐ、明後日からだ。「もう近いしこんな紙はがしちゃえよ。」しかし、どうもこの張り紙が気になって仕方がない。
紙一面に笑顔満点の部員たち。
水泳部の部長を筆頭に、競パン姿の部員たちが仲良くプール掃除をしている写真だ。僕の目は釘付け、なぜなら僕はバイという秘密があるから。水泳部員たちの美しい肉体美に下半身が今にも反応しそうだ。スケジュールを見て驚愕する。
初日、9時からスタート、水泳部形式の自己紹介、水泳部形式、水泳教室、昼食、午後から水泳教室、その後は大浴場でお風呂、夕食までにマッサージタイム、夕食、自由時間、23時就寝。
水泳部形式とは一体なんだろう?
二日目、起床8時「随分ゆっくりだな。」午前と午後水泳教室、そして次の日もお風呂、マッサージ、
三日目は、午前は水泳教室の総括。午後は、リラックスタイム(みんなで疲れを癒す水泳部だけのマル秘タイム)、お風呂して解散。
らしい。。。
「へー。でもなんか、変な感じというか。。」変に体が疼く。
更に下には、(初心者大歓迎。水泳部じゃない人も参加して下さい!)
(水着は持ってる人は持参して下さい。持ってない人でも大丈夫!こちらで用意します。)
(何があっても恥ずかしがらず、合宿を楽しみましょう!)
何があっても恥ずかしがらず?
妙に変な表現だ。
それにしても水泳部は自分たちの練習のための合宿じゃないのか?
こんな半分いや、殆ど遊びの水泳教室じゃん。どっちみちもう日にちがない。わざわざ水泳部員に声をかけるまでもない。僕は体に残るくすぐる気持ちを抑えて帰ろうとした時だった。
「ねーねー!ゆうき君!」
水泳部員の同じクラスのりょう君だ。
「合宿のポスター見てたよね!合宿行こうよ!!」
偉く陽キャな彼は、こんがりと日焼けした肌にいつも爽やかな汗臭さがほんのり混じった香りを漂わせている。
「え。。。」
「大丈夫!水泳部じゃない人のための合宿だよー!」
「君が張り紙見てるとこ偶然見ててさ!俺ら予選も突破できない田舎の弱小じゃん!だから、ガチ練じゃなくてこういう楽しいものにしようかねーってさ!」
「それを自分たちから言うんかい。。。」
「一緒に泳ごうよ!!水着持ってないならあるよ!何があってもはずかしがらず!これだけ!」
「これだけ守ってればヘーキヘーキ!行こうよ!ねっ!!」
随分と僕を誘う。
「ゆうき君。普段話してないからいっぱい話そーよ!それにさー、眼鏡取ったら可愛い顔やん。」
間髪容れずに僕のメガネを取って顔を近づけてきた。
「わ!りょう君!ち、ちかいよ。」
僕は思わず声を漏らした。
彼はまた僕に取った眼鏡をつけて、
「それに結構水泳体型じゃん。この3日間だけでも、水泳部になろうよー!」
今度はお腹を触りながら話す。
「ただひょろっとしてるだけだよ!?」
「いいじゃんいいじゃん!明後日9時に部室前ね!!」
え!?
なんか勝手に参加が決まったらしく、あっけにとられた。
「じゃーねー!」
彼はさっそうと自転車を漕いで帰っていった。
随分と強引だが、半分なんか良からぬ期待が妙にくすぶる。
本当に手ぶらでいいのだろうか?
僕は親に合宿に参加することを伝え、9時に水泳部の部室前に半分の好奇心と半分の臆病心で近づいた。
水泳部の部室前、というか学校プールの前だ。何人かの水泳部員の姿が見えたむろしている。全員おそろいの背中に水泳部の名前入りのジャージにハーフパンツ。見るからに水泳部だ。僕なんかこんな格好したこともない。恐る恐る近づいていく。「あっ!!ゆうき君もだ!おーい!こっちこっち!」
りょう君だ。
相変わらず彼は爽やかの一言。
「ゆうき君じゃん!あんまり話したことないけど、いらっしゃい!」
他の部員たちも笑顔で出迎えてくれる。「少しりょうが強引だったかな?だけど来てくれてうれしいよ!」
周りの部員たちは僕を歓迎してくれる。
「実はね。誰も参加希望者がいなかったの。」
そりゃそうだろ。
こんな田舎にある学校の、予選落ちするような部活。しかも誰が好き好んで人の部活なんかに。。。
「俺ら弱小部は、大会に出るとかじゃなくて、水泳を通して一度しかない高校生活エンジョイする的な部活だからね!」
部長らしくない、部活らしくないことをそんな爽やかに言われても。。。。
「3日間はゆうき君も水泳部員だからね!同じ服を着て、同じことをして、同じルールに従ってもらうよ。でもそんな厳しくないからね!」
マネージャーが言う。
「まずは部室に行って、プログラムの最初の座学やろうか!」
学校のプールには更衣室とトイレがある建物、それとシャワーがある。
その横にある小さなプレハブが水泳部の部室だ。中には椅子と机、隅には掃除用具入れ、壁には色々落書きがしてある。いかにも高校生の部室という感じだ。少しタバコの匂いがするのは気のせいか?
「ゆうき君は大切なお客様だからこの椅子に座って。」
マネージャーが案内してくれた。マネージャーだけはジャージではなく体操着だ。僕は本当に手ぶらで来てしまい、持ち物は本当に何一つない。強いて言えば小さいタオルくらいか?
「まずはこの合宿が終わるまで僕たちと同じ格好になってもらうから。」
マネージャーが紙袋を机の上に置いた。「その中に入ってる着るもの以外一切身に着けちゃダメだよ。」
中にはみんなが着ている水泳部のジャージと小さいブーメランパンツ、ゴーグルが入っていた。
「パンツを含めてこれだけだよ。今着ているものはこの部室のロッカーにしまっておいてね。最初恥ずかしいと思うけど、『何があっても恥ずかしがらず!』だよ!」
「僕たちの格好を見せるよ。」
部室にいた部員たちが一斉にジャージのファスナーをあけると、全員上半身裸だ。「下もこうだよ。」
みんながハーフパンツをぺろんとめくった。
下にはパンツではなくみんなおそろいのブーメランパンツを履いていた。
「驚いた?水泳部員の掟だよ。下着代わりにはいて、体に馴染ませるんだ。当然ゆうき君も履いてね。」
少し困惑した。「え?濡れてもそのまま履くの?」
「その時はノーパンだよ。多分聞いてくると思った。」マネージャーがニコニコしながら言う。
「水泳部にとって水着は体の一部だよ。実はね学校でも履いてるんだよ?みんな気づいてないけど」
そうなのか!!!?体育の着替えのとき一旦水着になってるのかな!?僕を含めて全然気づいてない。
しかしそうしてる割にはなんであんな弱小なのだろうか?「早速君にも同じ格好になってもらおう!ここで着替えちゃえ!」
まさか、ここで、みんなの前で堂々と着替えるのか?
何があっても恥ずかしがらないからな?これがその第一歩か?
みんなの目がキラキラと輝いてる。
「おおー!ゆうきくんの裸が見られるんだー。」
「ゆうき君ははじめてだし恥ずかしいから、僕が裸見せちゃおう!」
部員の一人がそう言うと、ばばっと服とブーメランパンツを脱ぎ捨て、全裸になった。
「じゃーん!」
堂々と腰に手を当てて、あれを見せつけてくる。
「あはは!やっぱり見せたがりなんだから。」
みんなが勝手に盛り上がる。
さあ、ゆうき君もゆっくりでいいから、とりあえず裸になろ!
裸になった彼が僕の服に手をかけ、僕が脱ぐ前に脱がしていく。
「うわーやらしい!」
みんなが盛り上がる。
僕の制服のボタンをスルスルと外していく。妙に手慣れている。ずっとワイシャツを脱がし袋に入れていく。
顔が異様に近い。今にもキスしてしまいそうだ。
全裸の男が僕の服を脱がせていく。
それをまわりのみんなが目を輝かせながら見ている。彼の性器が勃起しているのを見た。
おいおいやっぱりホモ軍団かな?
「はーいバンザイしてー。シャツ脱ぐからねー。」
バンザイして僕は上半身裸になった。
「うわー。けっこういいからだやん。水泳部体型じゃん。いい乳首だし。」
「俺も触りたーい。」
周囲から声が飛ぶ。
「メガネを取りな。せっかくかわいいのに。」
メガネも彼が取った。
「うわー可愛い顔。めちゃくちゃ食べちゃいたい!」
彼は両手で頬を掴み、ものすごい近くで話す。
口臭共有距離っていうのかな!?しかし、彼の吐息はものすごくミントの香りがする。逆に僕の息が匂ってないか気になる。「いよいよゆうきくんのお宝とご対面だね!みんなウキウキしてるよー!」
お宝とはあのことだろう。制服のズボンを手慣れた様子で脱がせ、間髪容れずにパンツも下げた。あっという間に僕の下半身は露わになった。「はいこれ。ゆうきくんの服と貴重品が入ったロッカーの鍵だよ。これは銭湯みたいに手首にはめておいてね。合宿が終わるまで、このロッカーは開けちゃダメ!」「お金なんか使うところなんてないからね。僕たちがみーんな用意してあげる。スマホなんか触る必要ないくらい楽しく、気持ちよくさせてあげる。」
マネージャーが怪しい目を輝かせながら言う。
「ゆうきくんの裸とお宝をみんなで拝んだことだし。今度は競パンすがたみせてよ!」
競パン?ゲイ用語じゃん。
「俺たちの中では普通競パンていうんだよー。ゆうき君も競パンって呼んでねー。」「早速この競パンはいてー。絶対似合う!マネージャーの俺が、ゆうきくんにピッタリのサイズ探してきたんだ!」
「終わるまで下着はこれだけだよー。濡れて着られない時はノーパンだよー。うちは競パンは共有ね~。」
僕はその言葉に驚いた。そんなものが共有?汚くないか?
「あっ!汚いと思ったでしょー。マネージャーたちがきちんと洗ってあるから大丈夫!だけど基本的にはみんな洗ってないやつが人気だよ。」
完全に変態部活だな。
「今回は新品だよ!みんなゆうきくんの成分が染み込んだ競パンを履きたがってるから、早速履こう!」
履きたがっている?
変態な上にフェチなの?僕なんかのことそんな目で見てくれるんだ。なんか嬉しかった。「さぁ履かせてあげるから、足を通してねー!」
マネージャーがしゃがんで競パンをひろげた。マネージャーの顔と僕の性器が今にもくっついてしまいそうだ。彼が鼻で深呼吸したのは気のせいだったか?
スルスルと競パンを僕に履かせていく。上げたところで性器をいきなりガシッと競パン越しに掴まれた。
ビクッとした。ポジションを調整しているらしい。あまり触るとどうしても立ってしまう。
「あっ勃起する?ぜーんぜんいいよー。」「おおーっめちゃくちゃ似合うじゃん!!」周りから声が飛ぶ。
彼がポジションを調整すると、僕はここの部活にとっての理想的な姿になったらしい。
「はい!!ゆうきくんの競パン姿お披露目ー!みんな拍手ー!」パチパチパチ!
「ヒューっヒューっ!」
僕の競パン姿にみんな大喜びだ。僕は少し照れながら笑ってピースサインをしてみた。
「うわーっかわいいー!!」
黄色い声援が僕にかかる。
こんな声援なんて受けたことないから少しだけ照れた。
「あっ!!ゆうきくんの照れてやんのー!顔が赤いー!」
りょう君が言った。
「これでもう僕たち水泳部と一緒だね!」
姿はすっかり水泳部員だ。
「あとはこのジャージを羽織ってね!!」
マネージャーがみんなが着ているジャージを僕に着せた。
「オーみんなより似合ってるじゃん!」
背中に高校の水泳部としっかりとした感じで書かれている。こんな部活のジャージなんて着たことがない僕にとっては少し憧れだった。
同時に競パンのキュッとした感じが少し気持ちよく感じた。それと同時に性器が反応しみるみるうちに三角形が形成されてきた。
「あっ!ゆうき君もうこんなに勃起してるのー?競パン気持ちいいもんね。きつかったら上からでも横からでもいいから、出していいよー。ムラムラするならいつでもいいからオナニーして精子出しちゃいなよ!プールの水中でもどんどん!」
え?とんでもないことを口にするもんだ。
「精液は汚くない!おしっこやウンコじゃないんだから!僕達の遺伝子が入った神聖な水の中で泳ぐんだよ。」
りょう君が真面目くさった顔で言う。
本格的な変態部活と確信した。
しかし、あからさますぎて逆にいまいち興奮が収まった。
「時間がもったないから、早速プールで泳ごうか!」
りょう君が僕の手をガシッと掴んで連れ去るようにプールの方に連れて行った。
陰キャの運動音痴、友だちなし、だいたい一人。当然部活も入ってないし余計に友だちもいない。
学校は夏休みに入り、一人とぼとぼ家路につく。そんな時、学校の掲示板に水泳部の夏合宿の貼り紙があった。
「僕たちと一緒にひと夏の思い出を作りませんか?」
何だこれ?
2泊3日の合宿らしい。どうやら、水泳部だけじゃなく、水泳教室的な企画のようだ。しかしなんでそんな企画を?
日時は夏休みが始まってすぐ、明後日からだ。「もう近いしこんな紙はがしちゃえよ。」しかし、どうもこの張り紙が気になって仕方がない。
紙一面に笑顔満点の部員たち。
水泳部の部長を筆頭に、競パン姿の部員たちが仲良くプール掃除をしている写真だ。僕の目は釘付け、なぜなら僕はバイという秘密があるから。水泳部員たちの美しい肉体美に下半身が今にも反応しそうだ。スケジュールを見て驚愕する。
初日、9時からスタート、水泳部形式の自己紹介、水泳部形式、水泳教室、昼食、午後から水泳教室、その後は大浴場でお風呂、夕食までにマッサージタイム、夕食、自由時間、23時就寝。
水泳部形式とは一体なんだろう?
二日目、起床8時「随分ゆっくりだな。」午前と午後水泳教室、そして次の日もお風呂、マッサージ、
三日目は、午前は水泳教室の総括。午後は、リラックスタイム(みんなで疲れを癒す水泳部だけのマル秘タイム)、お風呂して解散。
らしい。。。
「へー。でもなんか、変な感じというか。。」変に体が疼く。
更に下には、(初心者大歓迎。水泳部じゃない人も参加して下さい!)
(水着は持ってる人は持参して下さい。持ってない人でも大丈夫!こちらで用意します。)
(何があっても恥ずかしがらず、合宿を楽しみましょう!)
何があっても恥ずかしがらず?
妙に変な表現だ。
それにしても水泳部は自分たちの練習のための合宿じゃないのか?
こんな半分いや、殆ど遊びの水泳教室じゃん。どっちみちもう日にちがない。わざわざ水泳部員に声をかけるまでもない。僕は体に残るくすぐる気持ちを抑えて帰ろうとした時だった。
「ねーねー!ゆうき君!」
水泳部員の同じクラスのりょう君だ。
「合宿のポスター見てたよね!合宿行こうよ!!」
偉く陽キャな彼は、こんがりと日焼けした肌にいつも爽やかな汗臭さがほんのり混じった香りを漂わせている。
「え。。。」
「大丈夫!水泳部じゃない人のための合宿だよー!」
「君が張り紙見てるとこ偶然見ててさ!俺ら予選も突破できない田舎の弱小じゃん!だから、ガチ練じゃなくてこういう楽しいものにしようかねーってさ!」
「それを自分たちから言うんかい。。。」
「一緒に泳ごうよ!!水着持ってないならあるよ!何があってもはずかしがらず!これだけ!」
「これだけ守ってればヘーキヘーキ!行こうよ!ねっ!!」
随分と僕を誘う。
「ゆうき君。普段話してないからいっぱい話そーよ!それにさー、眼鏡取ったら可愛い顔やん。」
間髪容れずに僕のメガネを取って顔を近づけてきた。
「わ!りょう君!ち、ちかいよ。」
僕は思わず声を漏らした。
彼はまた僕に取った眼鏡をつけて、
「それに結構水泳体型じゃん。この3日間だけでも、水泳部になろうよー!」
今度はお腹を触りながら話す。
「ただひょろっとしてるだけだよ!?」
「いいじゃんいいじゃん!明後日9時に部室前ね!!」
え!?
なんか勝手に参加が決まったらしく、あっけにとられた。
「じゃーねー!」
彼はさっそうと自転車を漕いで帰っていった。
随分と強引だが、半分なんか良からぬ期待が妙にくすぶる。
本当に手ぶらでいいのだろうか?
僕は親に合宿に参加することを伝え、9時に水泳部の部室前に半分の好奇心と半分の臆病心で近づいた。
水泳部の部室前、というか学校プールの前だ。何人かの水泳部員の姿が見えたむろしている。全員おそろいの背中に水泳部の名前入りのジャージにハーフパンツ。見るからに水泳部だ。僕なんかこんな格好したこともない。恐る恐る近づいていく。「あっ!!ゆうき君もだ!おーい!こっちこっち!」
りょう君だ。
相変わらず彼は爽やかの一言。
「ゆうき君じゃん!あんまり話したことないけど、いらっしゃい!」
他の部員たちも笑顔で出迎えてくれる。「少しりょうが強引だったかな?だけど来てくれてうれしいよ!」
周りの部員たちは僕を歓迎してくれる。
「実はね。誰も参加希望者がいなかったの。」
そりゃそうだろ。
こんな田舎にある学校の、予選落ちするような部活。しかも誰が好き好んで人の部活なんかに。。。
「俺ら弱小部は、大会に出るとかじゃなくて、水泳を通して一度しかない高校生活エンジョイする的な部活だからね!」
部長らしくない、部活らしくないことをそんな爽やかに言われても。。。。
「3日間はゆうき君も水泳部員だからね!同じ服を着て、同じことをして、同じルールに従ってもらうよ。でもそんな厳しくないからね!」
マネージャーが言う。
「まずは部室に行って、プログラムの最初の座学やろうか!」
学校のプールには更衣室とトイレがある建物、それとシャワーがある。
その横にある小さなプレハブが水泳部の部室だ。中には椅子と机、隅には掃除用具入れ、壁には色々落書きがしてある。いかにも高校生の部室という感じだ。少しタバコの匂いがするのは気のせいか?
「ゆうき君は大切なお客様だからこの椅子に座って。」
マネージャーが案内してくれた。マネージャーだけはジャージではなく体操着だ。僕は本当に手ぶらで来てしまい、持ち物は本当に何一つない。強いて言えば小さいタオルくらいか?
「まずはこの合宿が終わるまで僕たちと同じ格好になってもらうから。」
マネージャーが紙袋を机の上に置いた。「その中に入ってる着るもの以外一切身に着けちゃダメだよ。」
中にはみんなが着ている水泳部のジャージと小さいブーメランパンツ、ゴーグルが入っていた。
「パンツを含めてこれだけだよ。今着ているものはこの部室のロッカーにしまっておいてね。最初恥ずかしいと思うけど、『何があっても恥ずかしがらず!』だよ!」
「僕たちの格好を見せるよ。」
部室にいた部員たちが一斉にジャージのファスナーをあけると、全員上半身裸だ。「下もこうだよ。」
みんながハーフパンツをぺろんとめくった。
下にはパンツではなくみんなおそろいのブーメランパンツを履いていた。
「驚いた?水泳部員の掟だよ。下着代わりにはいて、体に馴染ませるんだ。当然ゆうき君も履いてね。」
少し困惑した。「え?濡れてもそのまま履くの?」
「その時はノーパンだよ。多分聞いてくると思った。」マネージャーがニコニコしながら言う。
「水泳部にとって水着は体の一部だよ。実はね学校でも履いてるんだよ?みんな気づいてないけど」
そうなのか!!!?体育の着替えのとき一旦水着になってるのかな!?僕を含めて全然気づいてない。
しかしそうしてる割にはなんであんな弱小なのだろうか?「早速君にも同じ格好になってもらおう!ここで着替えちゃえ!」
まさか、ここで、みんなの前で堂々と着替えるのか?
何があっても恥ずかしがらないからな?これがその第一歩か?
みんなの目がキラキラと輝いてる。
「おおー!ゆうきくんの裸が見られるんだー。」
「ゆうき君ははじめてだし恥ずかしいから、僕が裸見せちゃおう!」
部員の一人がそう言うと、ばばっと服とブーメランパンツを脱ぎ捨て、全裸になった。
「じゃーん!」
堂々と腰に手を当てて、あれを見せつけてくる。
「あはは!やっぱり見せたがりなんだから。」
みんなが勝手に盛り上がる。
さあ、ゆうき君もゆっくりでいいから、とりあえず裸になろ!
裸になった彼が僕の服に手をかけ、僕が脱ぐ前に脱がしていく。
「うわーやらしい!」
みんなが盛り上がる。
僕の制服のボタンをスルスルと外していく。妙に手慣れている。ずっとワイシャツを脱がし袋に入れていく。
顔が異様に近い。今にもキスしてしまいそうだ。
全裸の男が僕の服を脱がせていく。
それをまわりのみんなが目を輝かせながら見ている。彼の性器が勃起しているのを見た。
おいおいやっぱりホモ軍団かな?
「はーいバンザイしてー。シャツ脱ぐからねー。」
バンザイして僕は上半身裸になった。
「うわー。けっこういいからだやん。水泳部体型じゃん。いい乳首だし。」
「俺も触りたーい。」
周囲から声が飛ぶ。
「メガネを取りな。せっかくかわいいのに。」
メガネも彼が取った。
「うわー可愛い顔。めちゃくちゃ食べちゃいたい!」
彼は両手で頬を掴み、ものすごい近くで話す。
口臭共有距離っていうのかな!?しかし、彼の吐息はものすごくミントの香りがする。逆に僕の息が匂ってないか気になる。「いよいよゆうきくんのお宝とご対面だね!みんなウキウキしてるよー!」
お宝とはあのことだろう。制服のズボンを手慣れた様子で脱がせ、間髪容れずにパンツも下げた。あっという間に僕の下半身は露わになった。「はいこれ。ゆうきくんの服と貴重品が入ったロッカーの鍵だよ。これは銭湯みたいに手首にはめておいてね。合宿が終わるまで、このロッカーは開けちゃダメ!」「お金なんか使うところなんてないからね。僕たちがみーんな用意してあげる。スマホなんか触る必要ないくらい楽しく、気持ちよくさせてあげる。」
マネージャーが怪しい目を輝かせながら言う。
「ゆうきくんの裸とお宝をみんなで拝んだことだし。今度は競パンすがたみせてよ!」
競パン?ゲイ用語じゃん。
「俺たちの中では普通競パンていうんだよー。ゆうき君も競パンって呼んでねー。」「早速この競パンはいてー。絶対似合う!マネージャーの俺が、ゆうきくんにピッタリのサイズ探してきたんだ!」
「終わるまで下着はこれだけだよー。濡れて着られない時はノーパンだよー。うちは競パンは共有ね~。」
僕はその言葉に驚いた。そんなものが共有?汚くないか?
「あっ!汚いと思ったでしょー。マネージャーたちがきちんと洗ってあるから大丈夫!だけど基本的にはみんな洗ってないやつが人気だよ。」
完全に変態部活だな。
「今回は新品だよ!みんなゆうきくんの成分が染み込んだ競パンを履きたがってるから、早速履こう!」
履きたがっている?
変態な上にフェチなの?僕なんかのことそんな目で見てくれるんだ。なんか嬉しかった。「さぁ履かせてあげるから、足を通してねー!」
マネージャーがしゃがんで競パンをひろげた。マネージャーの顔と僕の性器が今にもくっついてしまいそうだ。彼が鼻で深呼吸したのは気のせいだったか?
スルスルと競パンを僕に履かせていく。上げたところで性器をいきなりガシッと競パン越しに掴まれた。
ビクッとした。ポジションを調整しているらしい。あまり触るとどうしても立ってしまう。
「あっ勃起する?ぜーんぜんいいよー。」「おおーっめちゃくちゃ似合うじゃん!!」周りから声が飛ぶ。
彼がポジションを調整すると、僕はここの部活にとっての理想的な姿になったらしい。
「はい!!ゆうきくんの競パン姿お披露目ー!みんな拍手ー!」パチパチパチ!
「ヒューっヒューっ!」
僕の競パン姿にみんな大喜びだ。僕は少し照れながら笑ってピースサインをしてみた。
「うわーっかわいいー!!」
黄色い声援が僕にかかる。
こんな声援なんて受けたことないから少しだけ照れた。
「あっ!!ゆうきくんの照れてやんのー!顔が赤いー!」
りょう君が言った。
「これでもう僕たち水泳部と一緒だね!」
姿はすっかり水泳部員だ。
「あとはこのジャージを羽織ってね!!」
マネージャーがみんなが着ているジャージを僕に着せた。
「オーみんなより似合ってるじゃん!」
背中に高校の水泳部としっかりとした感じで書かれている。こんな部活のジャージなんて着たことがない僕にとっては少し憧れだった。
同時に競パンのキュッとした感じが少し気持ちよく感じた。それと同時に性器が反応しみるみるうちに三角形が形成されてきた。
「あっ!ゆうき君もうこんなに勃起してるのー?競パン気持ちいいもんね。きつかったら上からでも横からでもいいから、出していいよー。ムラムラするならいつでもいいからオナニーして精子出しちゃいなよ!プールの水中でもどんどん!」
え?とんでもないことを口にするもんだ。
「精液は汚くない!おしっこやウンコじゃないんだから!僕達の遺伝子が入った神聖な水の中で泳ぐんだよ。」
りょう君が真面目くさった顔で言う。
本格的な変態部活と確信した。
しかし、あからさますぎて逆にいまいち興奮が収まった。
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