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第43話 出発
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ガイゼルを助けた後、オクトが連れて来た町の騎士達に事情を説明し、漸く一段落ついた。
ルークが『剣鬼』であると知った騎士達がやたらと恐縮していたのが印象的だった。
今更だが、騎士団と軍の違いについて述べておくと、騎士団は国内の治安維持に特化している集まりである。
一方、軍は国外からの敵への対応に特化している集まりである。
両者は団体が異なるものの、それぞれの情報はある程度共有しているためルークの名前は知らずとも『剣鬼』の通り名は知っているものは騎士の中には多い。
なお、騎士と軍との分け方はセインツ王国での話であり、国によっては騎士と軍を分けていないところもある。
一段落した後、ルークは改めて『護命剣』のお礼がしたいとゲインに言うと始めは要らないと渋っていたゲインであったがルークがそれでは気がすまないとごねるとならば今夜の飲食代を馳走してくれということで話しが落ち着いた。
そこへガイゼルも礼がしたいと言ったので、再び宿屋『クロガネ』の食堂に来ていた。
ちなみに、ご一緒したいと言ってきたガイゼルの取り巻きの男衆には今回は三人で食事をしたいからとご遠慮いただいた。
「今日も楽しもうぜ」
何故か仕切り始めたガイゼルの言葉に合わせて、ルークとゲインも含めた三人は乾杯をし、朝まで語り合ったのだった。
なお、再び宿屋に訪れた際に看板主人のダンテもルークにガイゼルのことでお礼をいい。宿泊代をタダにしてくれた。
結局、ルークは宿泊部屋を使うことはなく、3人共に食堂で寝てしまっていたが・・・。
何でもダンテが現役だったころにガイゼルとは同僚であり、幼馴染でもあったらしい。
ガイゼルが無事な姿を見せると男ながらに涙して喜んでいた。
「もう行くのか?」
ゲインがルークの旅立ちに際して声をかける。
「ええ。あんまり長居をすると出発したくなくなってしまいますから」
「またいつでも来てくださいね!」
エミリーもルークに声をかける。
「おう!お客さんはもうこの町の一員みたいなもんだ。いつでも来てくれ!」
ダンテも同じく嬉しいことを言ってくれる。
「次会う時までに、頑丈なテーブルを用意しておく。その時こそ決着をつけよう」
ガイゼルはガイゼルで相変わらず脳筋なことを言う。
「皆、ありがとう。またいつか機会があれば」
ルークは皆に声を掛け、そのまま振り返ることなく出発するのだった。
ルークには思いもよらぬことだが、しばらくすると『護命剣』で斬った採掘場の入り口は『英雄の路』という観光名所となり、大勢の観光客が集まるようになっていくのだがそれはまた別の話である。
ルークが『剣鬼』であると知った騎士達がやたらと恐縮していたのが印象的だった。
今更だが、騎士団と軍の違いについて述べておくと、騎士団は国内の治安維持に特化している集まりである。
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両者は団体が異なるものの、それぞれの情報はある程度共有しているためルークの名前は知らずとも『剣鬼』の通り名は知っているものは騎士の中には多い。
なお、騎士と軍との分け方はセインツ王国での話であり、国によっては騎士と軍を分けていないところもある。
一段落した後、ルークは改めて『護命剣』のお礼がしたいとゲインに言うと始めは要らないと渋っていたゲインであったがルークがそれでは気がすまないとごねるとならば今夜の飲食代を馳走してくれということで話しが落ち着いた。
そこへガイゼルも礼がしたいと言ったので、再び宿屋『クロガネ』の食堂に来ていた。
ちなみに、ご一緒したいと言ってきたガイゼルの取り巻きの男衆には今回は三人で食事をしたいからとご遠慮いただいた。
「今日も楽しもうぜ」
何故か仕切り始めたガイゼルの言葉に合わせて、ルークとゲインも含めた三人は乾杯をし、朝まで語り合ったのだった。
なお、再び宿屋に訪れた際に看板主人のダンテもルークにガイゼルのことでお礼をいい。宿泊代をタダにしてくれた。
結局、ルークは宿泊部屋を使うことはなく、3人共に食堂で寝てしまっていたが・・・。
何でもダンテが現役だったころにガイゼルとは同僚であり、幼馴染でもあったらしい。
ガイゼルが無事な姿を見せると男ながらに涙して喜んでいた。
「もう行くのか?」
ゲインがルークの旅立ちに際して声をかける。
「ええ。あんまり長居をすると出発したくなくなってしまいますから」
「またいつでも来てくださいね!」
エミリーもルークに声をかける。
「おう!お客さんはもうこの町の一員みたいなもんだ。いつでも来てくれ!」
ダンテも同じく嬉しいことを言ってくれる。
「次会う時までに、頑丈なテーブルを用意しておく。その時こそ決着をつけよう」
ガイゼルはガイゼルで相変わらず脳筋なことを言う。
「皆、ありがとう。またいつか機会があれば」
ルークは皆に声を掛け、そのまま振り返ることなく出発するのだった。
ルークには思いもよらぬことだが、しばらくすると『護命剣』で斬った採掘場の入り口は『英雄の路』という観光名所となり、大勢の観光客が集まるようになっていくのだがそれはまた別の話である。
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