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第46話 色付きの騎士
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セインツ王国における近衛騎士所属の部隊は全部で3部隊で形成されている。
近衛騎士とはいうものの第二部隊や第三部隊は王国に仇なす脅威に対しての対応がメインであり、本当の意味での近衛騎士は第一部隊だけとなる。
第一部隊は文武、性格面全てにおいて秀でたものが入れる近衛騎士団の中でも特に選りすぐりの騎士のみが所属できる部隊である。
部隊とはいうものの、総勢5人の騎士しかおらず、全員それぞれ別の色の鎧を着ていることが特徴としてあげられる。
隊長が赤、続いて橙、緑、藍、紫の順で強さに応じて等級が分けられている。
彼ら彼女ら第一部隊は別名『色付きの騎士』と呼ばれており、ほとんどの近衛騎士がこの『色付き』に憧れ、そうなることを目指している。
今、謁見の間にて国王と第一部隊隊長が会話をしていた。
「勲章授与式まであと数日か、楽しみよなぁ」
国王エドガード・マイヤー・セインツがいつものようにそばに控える鎧の上からでも分かる筋骨隆々の男・・・レギアス・バドラーに聞こえるように呟く。
その他の第一部隊メンバーは黙って二人の会話を聞いている。
「はっ、同感にございます。ですが・・・」
「おっと、それ以上はもう言うなよ。延期などせぬぞ」
レギアスの言葉を途中で遮り、国王エドガードが否定をする。
「ですが、今回は危険です」
「危険がなんだ、我が身可愛さに全国民が待ち望んでいる授与式を延期などできるものか。それに何があろうともお主たちが何とかしてくれると信じておる」
「・・・畏まりました」
国王にそう言われてしまうとこれ以上は何も言えない。
大人しく言葉を引っ込めるレギアス。
(今回は今までとは異なり何かがおかしい。敵が内部なのか外部なのかも不透明だ。究明しようにも我らが国王の側を離れる訳にもいかぬし・・・)
レギアスは内心焦っていたがどうにもならぬことに更に焦りが増していた。
(仕方がない、後でメリッサに協力を仰ごう)
レギアスは第ニ部隊隊長のメリッサ・カイザスに相談しようと考えたがそれが実行に移されることはなかった。
「なんだと?今から西軍支部に遠征だと?」
メリッサが先程届けられた指令書を見て疑問の声を上げる。
「今からですか?」
側に控える副隊長がメリッサの声に反応する。
「ああ。先日の一件について聞き込みの要請だ。しかも道中の町の視察も兼ねて行うようにとの指示だ」
「そうすると人手が必要ですね。そして勲章授与式には間に合わない」
「その通りだ。西軍支部となると私が行かないという選択肢は取れない」
「授与式のときの警護はどうするのですか?」
「・・・第一部隊と第三部隊で行うそうだ」
副隊長に答えながらもメリッサは訝しむ。
(指令書は間違いなく本物だ。だが何故このタイミングなんだ?私のやり方に今まで口を挟んでくることもなかったことも含めて考えると明らかに異常だ)
「すぐに準備をしろ!終了次第出発する!」
「はっ!」
(私が取れる行動は可能な限り速やかに任務を遂行し授与式に戻ってくるということだけだ)
結局、レギアスとメリッサは顔を合わせることもなく、第二部隊は王都の外に出発するのだった。
近衛騎士とはいうものの第二部隊や第三部隊は王国に仇なす脅威に対しての対応がメインであり、本当の意味での近衛騎士は第一部隊だけとなる。
第一部隊は文武、性格面全てにおいて秀でたものが入れる近衛騎士団の中でも特に選りすぐりの騎士のみが所属できる部隊である。
部隊とはいうものの、総勢5人の騎士しかおらず、全員それぞれ別の色の鎧を着ていることが特徴としてあげられる。
隊長が赤、続いて橙、緑、藍、紫の順で強さに応じて等級が分けられている。
彼ら彼女ら第一部隊は別名『色付きの騎士』と呼ばれており、ほとんどの近衛騎士がこの『色付き』に憧れ、そうなることを目指している。
今、謁見の間にて国王と第一部隊隊長が会話をしていた。
「勲章授与式まであと数日か、楽しみよなぁ」
国王エドガード・マイヤー・セインツがいつものようにそばに控える鎧の上からでも分かる筋骨隆々の男・・・レギアス・バドラーに聞こえるように呟く。
その他の第一部隊メンバーは黙って二人の会話を聞いている。
「はっ、同感にございます。ですが・・・」
「おっと、それ以上はもう言うなよ。延期などせぬぞ」
レギアスの言葉を途中で遮り、国王エドガードが否定をする。
「ですが、今回は危険です」
「危険がなんだ、我が身可愛さに全国民が待ち望んでいる授与式を延期などできるものか。それに何があろうともお主たちが何とかしてくれると信じておる」
「・・・畏まりました」
国王にそう言われてしまうとこれ以上は何も言えない。
大人しく言葉を引っ込めるレギアス。
(今回は今までとは異なり何かがおかしい。敵が内部なのか外部なのかも不透明だ。究明しようにも我らが国王の側を離れる訳にもいかぬし・・・)
レギアスは内心焦っていたがどうにもならぬことに更に焦りが増していた。
(仕方がない、後でメリッサに協力を仰ごう)
レギアスは第ニ部隊隊長のメリッサ・カイザスに相談しようと考えたがそれが実行に移されることはなかった。
「なんだと?今から西軍支部に遠征だと?」
メリッサが先程届けられた指令書を見て疑問の声を上げる。
「今からですか?」
側に控える副隊長がメリッサの声に反応する。
「ああ。先日の一件について聞き込みの要請だ。しかも道中の町の視察も兼ねて行うようにとの指示だ」
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(指令書は間違いなく本物だ。だが何故このタイミングなんだ?私のやり方に今まで口を挟んでくることもなかったことも含めて考えると明らかに異常だ)
「すぐに準備をしろ!終了次第出発する!」
「はっ!」
(私が取れる行動は可能な限り速やかに任務を遂行し授与式に戻ってくるということだけだ)
結局、レギアスとメリッサは顔を合わせることもなく、第二部隊は王都の外に出発するのだった。
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