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第349話 見守る(side ミリーナ)
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ルークと別行動をした時に遡る。
あたしとヒルダちゃんは王都よりでかつルークの動向が見えるであろう高台に移っていた。
「人が沢山おるの・・・」
ヒルダちゃんがキリオスの独立騎士団の全体が見える位置に来たことで改めて呟く。
・・・そうよね。とんでもない人の数ね。
あたしはひとまず、考えないようにしていたルークのことがとても心配になる。
「ルーク・・・大丈夫かしら」
あたしは思わず呟いていた。
独立騎士団の人たちはどの人間も良く鍛えられているのが遠目からでも見えた。
自慢でも驕りでもないが、騎士団の一握りを除けば1体1であればあたしでも勝てるだろう。
だけど多対一になるとたちまち窮地に立たされるということがすぐに分かった。
練度が高いのだ。
行軍の動き一つとっても洗練されている。
ルークが万が一を考えるのもこうしてみると嫌でもよく分かった。
「ミリーナもそう思うのかのぉ?」
あたしの呟きを聞いたヒルダちゃんが心配そうに言う。
「・・・ええ。あれは単なる寄せ集めとは桁が違うわ・・・」
「・・・やはりそうか」
「今は信じて見守りましょう。何たってあそこに向かったはあのルークが行ったんですもの今回も何とかしてしまうに決まっているわ」
あたしはヒルダちゃんと自分自身に向け、元気づけるようにてそう言った。
「そ、そうじゃな。あのルークじゃものな。またしれっとやり遂げるに決まっておるわの」
ヒルダちゃんが自分を納得させるように同意してくれる。
そうよ、ルークなら大丈夫。
あたしたちは信じて見守るだけよ。
そうしている間にキリオスの独立騎士団の一角が騒めき始めた。
ルークだ。
あたしたちはこの後起こることを注視することにした。
あたしとヒルダちゃんは王都よりでかつルークの動向が見えるであろう高台に移っていた。
「人が沢山おるの・・・」
ヒルダちゃんがキリオスの独立騎士団の全体が見える位置に来たことで改めて呟く。
・・・そうよね。とんでもない人の数ね。
あたしはひとまず、考えないようにしていたルークのことがとても心配になる。
「ルーク・・・大丈夫かしら」
あたしは思わず呟いていた。
独立騎士団の人たちはどの人間も良く鍛えられているのが遠目からでも見えた。
自慢でも驕りでもないが、騎士団の一握りを除けば1体1であればあたしでも勝てるだろう。
だけど多対一になるとたちまち窮地に立たされるということがすぐに分かった。
練度が高いのだ。
行軍の動き一つとっても洗練されている。
ルークが万が一を考えるのもこうしてみると嫌でもよく分かった。
「ミリーナもそう思うのかのぉ?」
あたしの呟きを聞いたヒルダちゃんが心配そうに言う。
「・・・ええ。あれは単なる寄せ集めとは桁が違うわ・・・」
「・・・やはりそうか」
「今は信じて見守りましょう。何たってあそこに向かったはあのルークが行ったんですもの今回も何とかしてしまうに決まっているわ」
あたしはヒルダちゃんと自分自身に向け、元気づけるようにてそう言った。
「そ、そうじゃな。あのルークじゃものな。またしれっとやり遂げるに決まっておるわの」
ヒルダちゃんが自分を納得させるように同意してくれる。
そうよ、ルークなら大丈夫。
あたしたちは信じて見守るだけよ。
そうしている間にキリオスの独立騎士団の一角が騒めき始めた。
ルークだ。
あたしたちはこの後起こることを注視することにした。
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