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第1章 タイムカプセル
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振り返ると、美雲丸もルリナも微笑んでいます。どこか楽しそうに。
もしかして、美雲丸の狙いはこれだったのでしょうか。私を失くし物屋の関係者にしたかった、とか。どうしてなのかは分かりませんが。
私は部屋の明かりで障子越しに自分の影が透けないよう、壁際にあった衝立を障子前まで動かしました。
「お客さん、あと五分くらいで来るどす」
ルリナの言った通り、五分後、店に近づいて来る足音が夜の宮川町に反響しました。
「いらっしゃい」
弦介さんが店の中から声をかけます。
もしかして、美雲丸の狙いはこれだったのでしょうか。私を失くし物屋の関係者にしたかった、とか。どうしてなのかは分かりませんが。
私は部屋の明かりで障子越しに自分の影が透けないよう、壁際にあった衝立を障子前まで動かしました。
「お客さん、あと五分くらいで来るどす」
ルリナの言った通り、五分後、店に近づいて来る足音が夜の宮川町に反響しました。
「いらっしゃい」
弦介さんが店の中から声をかけます。
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