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第2章 手帳
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水の中にいるかのように、室内の青い光は揺らめいていました。海の中を旅する魚は、こんな光景を毎日見ているのでしょうか。
美しいけど、怖い。急にサメでも出て来そうで。油断したら絶望に叩き落とされそうで。
うつむく明子さんに、モモコは伝えます。
「私を肌身離さず持ち歩いてくれて、自分でも気付かないの? 少し異常だと。祐美さんは、あなたが手帳に触れるのも嫌がっていたのに」
「なによ……悪い事はしてないわ。あの子が何か悩んでないか、困ってないか、確認したかっただけ。手帳を持ち歩いているのも、それがあの子の分身のように感じるからよ。これがあれば、あの子を思い出せるから」
モモコは意を決したかのように、僅かに顔を強張らせました。
「はっきり言うね。私を手放してほしいの。失くしたままにしてほしい」
明子さんは面食らって顔を上げました。
美しいけど、怖い。急にサメでも出て来そうで。油断したら絶望に叩き落とされそうで。
うつむく明子さんに、モモコは伝えます。
「私を肌身離さず持ち歩いてくれて、自分でも気付かないの? 少し異常だと。祐美さんは、あなたが手帳に触れるのも嫌がっていたのに」
「なによ……悪い事はしてないわ。あの子が何か悩んでないか、困ってないか、確認したかっただけ。手帳を持ち歩いているのも、それがあの子の分身のように感じるからよ。これがあれば、あの子を思い出せるから」
モモコは意を決したかのように、僅かに顔を強張らせました。
「はっきり言うね。私を手放してほしいの。失くしたままにしてほしい」
明子さんは面食らって顔を上げました。
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