【完結】失くし物屋の付喪神たち 京都に集う「物」の想い

ヲダツバサ

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第4章 ブレスレット

4-15

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「こがねはんは何も悪い事をしてへんのやさかい。二度と私に命令するな、ぐらい言わなあかんえ」
「それが出来たら、とっくに解決してるよ。やっぱ衣食中の全てを握られ、命を管理されてる状態だから、逆らうなんてとても無理だよ」

 今日は出来ましたが、それは話が違います。また家に帰った後、両親にそんな事言えるかどうか。特に兄しろがねに凄まれてもハッキリ言えるかどうか。また弱気になって従ってしまう自分が想像出来ます。

「自分から変えていくべきどす。あんただって、このままじゃ嫌やん?」
「そうだけど、いざ目の前にしたら声が詰まっちゃうんだよ。いっそ代わりに言ってほしいぐらい」
「それはええけど、それやと、こがねはんの意思が伝わらんわ。自分が勇気出さないとあかん」

 意思、ですか……私の本心って何だろう。もう自分でも分からないのです。色々考えすぎて。ルリナの言っている事が正しい、とだけは分かるのに。
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