【完結】失くし物屋の付喪神たち 京都に集う「物」の想い

ヲダツバサ

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第4章 ブレスレット

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 あかり堂にお客さんが来たようです。店である土間とこの和室は障子で隔てたれているので、どんなお客さんか分かりませんが。

「はい」

 弦介さんが店主の顔に切り替えて、障子を少しだけ開けて接客に行きました。

 その時の障子の僅かな隙間から、男性のお客さんだと分かりました。顔は見えませんでしたが。

「ここで買い物をすると失くし物が見つかるって本当?」

 どこか、聞き覚えのある声でした。私は耳を澄まします。
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