つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲

文字の大きさ
72 / 128
さぁ、はじめようか

71

しおりを挟む
 フェリシーは余りの恐怖にかたく目を瞑りありったけの声で叫んだ。
 すると不意にずっしりとお腹の辺りに重みを感じた。
 恐る恐る目を開けると今自分を抱こうとした男が自分の腹の上で突っ伏していた。

「やっぱ男性向けは私に合わないわ~、ああでも…イケメン相手ならまだいけるかな」
「!」

 ハッとして声のした方を振り返ると、リディアが部屋の端に置かれた机の横の壁に凭れ掛け複数枚の紙を手に持ちひらひらと仰いでいた。

「リディア!」

 リディアを確認し自分は助かったのだと確信する。

「よかった…怖かった…、でもまさかリディアが助けに来てくれるなんて!なんだかんだ言ってもやっぱり優しいのね!!」

 色々確執はあっても助けに来てくれたリディアに嬉しくて満面の笑みで見た。

「誰が助けるって?」
「え…?」

 喜んだ瞳が怪訝な瞳へと変わる。

「何言ってるの?助けて…くれるんでしょ?」
「どうして?」
「どうしてって!今私襲われているのよ!ね、早くこの縄を解いて、男が起きてしまうわ」
「助けるわけないでしょ?自分で責任取るって言ったじゃない」
「!」

 フェリシーがハッとして助けを求める言葉を飲み込む。

「手際が良いわね、あの男、この後まだ3人も相手する段取りになってるわ、更に明日以降もこんなに」

 リディアが手に持った契約書らしき複数枚の紙をフェリシーに見せる。
 それを目にしフェリシーの顔が青ざめる。

「大人気ね、あの男も下で嬉しそうに高級ワインに高級肉を頬張っていたわ」
「!?…う…そ…、彼は友の医療費が‥‥」
「あらそれも踏まえて助けたのでしょ?」
「?」
「嘘には事情があるとか?道を直すとかなんとか言ってなかったっけ?」
「!」

 ハッとして脳裏に男を連れて抜け出す前の会話を思い出す。

「あ‥‥、違うの!私が言ったのはこういう事じゃないの!」

 フェリシーが思わず叫ぶと腹の上の男の体がぴくっと動く。

「ひっ、お願い!助けて、リディア」

 必死に縋るようにリディアを見上げる。

「嫌よ」
「!ひどいっ、こんな時に苛めないで!早くっ、このままでは私この男に襲われてしまうわ!」
「それを選んだのはあなたでしょ?」
「だからこういう事を望んだわけではないの!それに今そういう話している時ではないでしょ?人が目の前で襲われそうになっているのよ?早く、お願い助けて!」
「そういう話じゃない?ふざけないで」
「っ?!」

 リディアが下衆を見るような目でフェリシーを見下ろす。

「あなた、あの男に金品を渡したでしょ?そして聖女の徴も男に見せたわね」
「だってそれは…真っ当な仕事に就くために…ちゃんとご飯も食べられれば犯罪も犯す必要はないから‥‥」
「あの男はそのお金でこの家を買い、そして”聖女を抱ける”と言いふらし、こうやって高額取引で契約を幾つも取り付けた」
「!」

 契約書を一枚ひらひらと揺らす。

”‥‥、実は密国した時手助けしてくれた人が居る、その人の所に行って話をしてみるよ”

 初めから嘘だったのだと思い知る。
 役人の様子を見に外に出ていたのは、この自分を売春させる契約を取り付けるために走り回っていたのだと。端から役人に見つかったら殺されるとかじゃない、自分が金になるから連れ去られたのだと気づく。

「知らなかったの…、私騙されて…、許して、お願い!リディア!助けてっ」
「被害者面するのはやめて、虫酸が走るわ」
「私は被害者よ!騙されてたのよ?それに売春までさせられて!」
「知らなかった?騙された?あなた頭でちゃんと考えたの?こうなることぐらい少し考えれば解る事、それとも何?私なら凶悪犯を更生させてあげられるとか思っちゃったわけ?確かにそうなればドラマチックで素敵で絵になるし、気持ちいいし、皆の心を打つ優しく素晴らしいヒロインだものね」
「っ‥‥」
「でもね、更生できる凶悪犯なんて稀よ?楽して金が手に入る成功体験をいっぱいした奴が辞められると思う?人を簡単に何人も殺し人身売買から薬と悪事に手を染めまくった奴がよ?」
「でも…、稀でも更生できる可能性は…」
「そして手を貸してどうなった?」
「今回は私がうかつだったことは認めるわ、でも次は―――」
「これ」

 ずいっと目の前に聖女の徴と同じ柄が描かれた紙を突き出す。

「あの男、この絵柄の徴と同じ焼き印を作っていたわ、何故だと思う?」
「?」
「男はさらに数人、この家の部屋の数だけの女を拉致監禁し、この焼き印をあなたと同じ場所に押そうとした、”聖女”モドキを量産してもっと儲けようと思ったのね」
「!」

 思っても見なかったことで驚き言葉を失う。

「被害者は彼女たちよ」
「!」

 リディアの言葉に息を飲むも、首を必死に横に振る。

「その子達には悪い事をしたと思うわ!でも私も騙されて!」
「だから被害者面やめろっての」
「!」

 急に語気が荒くなり驚きリディアを見る。

「凶悪犯を更生させるとか、次こそとか、あなたどこを見ているの?」
「?」
「あの時、被害者の事をちゃんと思い浮かべた?」
「それは…」
「普通に暮らしていて、何もしていない、何も知らない人達が、ある日突然全てを奪われた、殺されたりお金を奪われたり、そしてあなたの様に売春やレイプされたり、そうなった人の気持ちを、そうされた親の気持ちを考えた?」
「もちろんよ、でも――――」
「嘘ね、本当に考えていたら、自分を、自分の子や家族から幸せを普通の暮らしを奪った男を許せるはずがない、殺したいほど憎いに決まっているでしょ」
「!」
「は?次は?更生させるまで手を貸すの?そしてどんどんそうした普通の生活を送っていた人たちの犠牲を増やすの?」

 リディアがフェリシーの目を真っすぐに見下ろす。

「その犯罪者を庇ったあなたも加害者よ」
「…ちが…‥‥」
「あなたがあの時、あの男を兵に差し出していれば、拉致監禁された女性たちは今も普通に幸せに暮らしていたの、その普通の暮らしを幸せをあなたが奪ったの」
「っ‥‥でも私もっ」
「何もしていない、本当に何も知らないあの女性たちこそが、本当の被害者よ」
「‥‥」
「助けなくてはいけないのは誰?それは被害者でしょ?」

 言葉を失くすフェリシーの前に立つ。


「私が手を差し出すなら、本物の被害者に差し出すわ」


 そしてくるりと背を向ける。

「あなたじゃない」
「待ってっ!!お願いッッ」
「私はここにあなたのせいで拉致監禁された女性たちを救いに来ただけ」
「!」

 そのまま歩き出す事に焦り、必死にフェリシーが声を上げる。

「待って!待って!ごめんなさい!反省するわ!だからお願い助けて!!」

 背を向けたリディアは動きを止め、少しだけ考えるように頭を傾ける。
 リディアが止まってくれて少しホッと肩を撫で下ろす。

(助けないと言っても、やっぱり最後は見捨てる気はないのね)

「リディ―――」
「‥‥戦がすべて悪い、人の命は大事、犯罪者も人で救いの手を、耳障りが良い言葉よね、凄く良い事を言っていると思うわ、でも、その先をあなたは考えた?」
「え?」

 足を止めてくれたことで助けてくれるのかと思ったリディアが、急に関係ない話をしてくるのにフェリシーがきょとんとして見る。

「考えれば、戦が全て悪いとか言えない、戦いが悪なら植民地は今も植民地のままだったでしょう?人の命も平等でない事も、救いを出してはいけない人物がいる事も、世にある正論だけが全てでない、本当に大事なものが何か、守るべきものは何か、それが見えてくるはずよ」

 助けてくれるどころか、こんなに窮地で一刻を争う時に友人のその姿を見もしないで更に説教してくるリディアにだんだん怒りが湧いてくる。 
 だけど今縋るのはリディアしかいない。
 フェリシーはぐっと怒りの感情を抑える。

「解ったわ、私が悪かった、もっと考えるから、お願い、助けて」
「最後の忠告無視したのに助けるはずないでしょ?自分が責任取るって言ったのよ?」

 その言葉に抑えていた怒りが爆発する。

「っ、やっぱりあなた最低ね、こんな時でもへりくつばっかり!!考えて考えてって、戦は悪い事、人の命は平等であるべき、救いを出してはいけない人なんていないわ!当然の事でしょ?!それに今こんなこと話してる場合じゃないでしょ!ぐだぐだ言ってないでそれよりも―――」
「だから、それは人の受け売りでしょ?自分で少しは考えてみたらどう?」
「もう!あなたこそちゃんと考えて!今はそんな話をしている場合じゃないでしょ?人が弱ってる時に偉そうな態度をとるなんて最低の人間がする事よ!自分が酷い事してるって解らないの?そういう態度があなたを孤立させるのよ?私は貴方が弱っているとき手を差し伸べたでしょ?それに偉そうに自論語るのは良いけれど、あなたこそもっとちゃんと勉強しなさい、ちゃんと勉強し、世間の不道理に目を向ければ、そんな酷い考え方にはならないはずよ!」
「フェリシー、私は貴方を見下していないし、貴方より下でもない」
「そんなこと思って―――」
「ならどうして、偉そうだと思ったの? ただ ”考えて“ と言った言葉をそこまで拒絶するの?」
「それはリディアの意見がおかしいからよ!」
「なら、私の意見はどうでもいいから、あなた自身で ”考えて“ 」
「考えて考えてって、私はちゃんと考えているわ!」




「ならもっと奥まで、その背景、視点を変え、その先まで考えて!!」




「っっ」

 急に大きな声を張り上げたリディアに驚き口を噤む。 
 
「リディア様、そろそろ」

 窓の外を見ていたイザークが口を挟む。

「姉さま、女性達を言われた場所に連れ出してきたよ」

 スッとリオが現れる。

「では行きましょう」
「え?!」

 フェリシーはそのまま行こうとするリディアに慌てる。

「待って!!お願いっっ ひっっ」

 男が意識が戻って来たのか体を捩らせる。

「お願い!!助けて!!私が悪かったの認めるから!だから!!」

 必死に言い募るフェリシーに振り返る。

「言ったでしょ?私は本物の被害者しか助けない」
「その女性たちの事は私が悪かったわ!本当にごめんなさい!だからお願い!!助けてっっ」
「私が助けなくても、あなたは聖女候補様よ?そろそろあなたの情報を聞きつけて城の者が助けに来てくれるわ、それじゃぁね、ごきげんようフェリシー」
「待って!!それじゃ遅いの!!リディアぁあっっ」

 リディアがイザークに抱き上げられるとリオと共に窓から姿を消した。

「そんな…」

 愕然とするフェリシーのお腹の上で倒れる男がもぞもぞ動き出す。

「い…や‥‥だれ‥‥か‥‥」
「ん…?」

 恐れていた男が目を覚ました。

「はっ、しまった、寝てしまったのか?時間は?」

 目を覚ました男が急いで時計を見る。

「ほっ、まだ時間はあるな、さっさと続きをやるぞっっ」
「離してッッ」

 掴んだ足をじたばたさせるが、簡単に押さえつけられる。

「暴れても無駄だ、もうあまり時間が残ってないんだ、ほら股を開け」

 そのまま大きく足を開かされる。
 リディアが去った今、全てが終わりだと知る。

「な…んで…私が‥‥こんな‥‥」

 涙が零れ落ちる。

「さぁ入れるぞ」

 全ての時間が止まったように感じた。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

転生騎士団長の歩き方

Akila
ファンタジー
【第2章 完 約13万字】&【第1章 完 約12万字】  たまたま運よく掴んだ功績で第7騎士団の団長になってしまった女性騎士のラモン。そんなラモンの中身は地球から転生した『鈴木ゆり』だった。女神様に転生するに当たってギフトを授かったのだが、これがとっても役立った。ありがとう女神さま! と言う訳で、小娘団長が汗臭い騎士団をどうにか立て直す為、ドーン副団長や団員達とキレイにしたり、旨〜いしたり、キュンキュンしたりするほのぼの物語です。 【第1章 ようこそ第7騎士団へ】 騎士団の中で窓際? 島流し先? と囁かれる第7騎士団を立て直すべく、前世の知識で働き方改革を強行するモラン。 第7は改善されるのか? 副団長のドーンと共にあれこれと毎日大忙しです。   【第2章 王城と私】 第7騎士団での功績が認められて、次は第3騎士団へ行く事になったラモン。勤務地である王城では毎日誰かと何かやらかしてます。第3騎士団には馴染めるかな? って、またまた異動? 果たしてラモンの行き着く先はどこに?  ※誤字脱字マジですみません。懲りずに読んで下さい。

転生先ではゆっくりと生きたい

ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。 事故で死んだ明彦が出会ったのは…… 転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた 小説家になろうでも連載中です。 なろうの方が話数が多いです。 https://ncode.syosetu.com/n8964gh/

【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです

ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。 女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。 前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る! そんな変わった公爵令嬢の物語。 アルファポリスOnly 2019/4/21 完結しました。 沢山のお気に入り、本当に感謝します。 7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。 2021年9月。 ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。 10月、再び完結に戻します。 御声援御愛読ありがとうございました。

スローライフ 転生したら竜騎士に?

梨香
ファンタジー
『田舎でスローライフをしたい』バカップルの死神に前世の記憶を消去ミスされて赤ちゃんとして転生したユーリは竜を見て異世界だと知る。農家の娘としての生活に不満は無かったが、両親には秘密がありそうだ。魔法が存在する世界だが、普通の農民は狼と話したりしないし、農家の女将さんは植物に働きかけない。ユーリは両親から魔力を受け継いでいた。竜のイリスと絆を結んだユーリは竜騎士を目指す。竜騎士修行や前世の知識を生かして物を売り出したり、忙しいユーリは恋には奥手。スローライフとはかけ離れた人生をおくります。   

【完結】異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました

小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。 しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!? 助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、 「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。 幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。 ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく! ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー

異世界着ぐるみ転生

こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生 どこにでもいる、普通のOLだった。 会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。 ある日気が付くと、森の中だった。 誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ! 自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。 幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り! 冒険者?そんな怖い事はしません! 目指せ、自給自足! *小説家になろう様でも掲載中です

アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~

eggy
ファンタジー
 もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。  村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。  ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。  しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。  まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。  幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。 「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。

処理中です...