異世界転移で生産と魔法チートで誰にも縛られず自由に暮らします!

本条蒼依

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第9章 Freedom国の発展!

84話 ギルドの歩み寄り

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 ケンジは、新たな商品を考えながら、錬金術を伸ばす生活をしていたのである。

「ご主人様……何をウンウン唸っているのですか?」

「ああ!ローゼリアか……どうだ?ブラックスペンサーから抜けれて、ここでの生活はなれたか?」

「ご主人様!その話はもうやめてくださいってば!」

「なんだ?ローゼリアは、ブラックスペンサーだった時の事は言ってほしくないのか?」

「あまり……」

「そんなこと思う必要ないと思うぞ」

「ですが……Freedom国に偵察だったとはいえ、一時的には敵対してたわけだし……」

「だけど、今は違うだろ?それに諜報部隊にいたからこそ、ローゼリア特有のスキルを持っているだろ?」

 ローゼリアは、王国諜報部隊ブラックスペンサー予備軍に所属してた経歴で毒学を習得していたのである。それに伴い薬学、錬金術を習得していたため錬金薬学士というレアな職業についていたのである。
 毒のエキスパートであると共に、その治療法に特化しているのである。

「それはそうなんですが……」

「だったら、ブラックスペンサーは昔の事だ!もっと胸を張れ!」

「分かりましたけど……話をそらさないでください!ご主人様はなにを悩んでいるのですか?」

「いやな……この間、マイと一緒に食事に行った時あっただろ?」

「えぇ!ご主人様が襲われた時の事ですね!」

「まあ、それはもういいじゃないか!」

「ちょっと意地悪したくなっちゃいました」

 ローゼリアは、意地わるそうに舌をペロッと出してウィンクしたのだった。

「それでな、甘味である砂糖って本当に高いなあと思ってな……」

「ひょっとして、ご主人様!今度は砂糖を、このFreedomで何とかしようと思っているのですか?」

「砂糖の原材料はしっているか?」

「いえ……詳しくはないですが、たしかサトウキビ?でしたっけ?」

「そうだ!サトウキビをティアナとフィアナが栽培できないかなあと思ってな」

「でも、ここは結構寒い土地で栽培できるとは……」

「そうなんだよな……多分エルフの治める地(地球でいう四国)、森の国ぐらいまでなら栽培可能だと思うんだよ」

「そうなのですか?」

「だけど、輸送されてくるのは砂糖に加工されてくるから、サトウキビをここまで、持ってくるとなると不可能だよな……」

 ここに、サトウキビを持ってこようと思えば、ケンジが火の国の最南端の沖縄に行けば、インベントリに収納して持ってこれるが、そんな事をしている暇はないのである。
 一度行ってしまえば、ハウスと転移マットでいつでも行けるようになるが、それでも海を越えて行く事になるのでとんでもない労力になるのである。

「ご主人様……それだけの労力をかけるなら、他の事を考えた方がよろしいのでは?」

「だよな……だからこそ、砂糖はあんなに高いのもわかるよな」




 そんな時、ギルドからアーチェ達がFreedomに訪問してきたのである。

「ご主人様、ギルドが訪問してきましたので、客室の方によろしくお願いします」

「ああ……もうあれから一週間経ったのか……はやいなあ」

「はい!」

「わかったよ!準備していくからよろしく頼むな!」

 ケンジが、客室の入るとそこには、アーチェとモーリスの他に、一人の男性と何人かの人間がいたのであった。

「初めまして!私はオッシと申す。今のギルド総本部のギルドマスターに就任しました」

「それはご丁寧にありがとうございます。俺はケンジと言います。それで今日はどのような用件で?」

「1週間前この二人に言ったことです。あれからギルドで会議を繰り返し、やはりケンジ様の言う通り、町の結界はFreedomには振らず、私達で頑張りたいと思います」

「ああ!それが良いね」

「それで、Freedomに協力要請をしたいのです!」

「どういった協力を?」

「今まで、Freedomでは、インゴットを売ってもらいたかったのですが、とてもじゃないですが、値段が釣り上げられてしまって手が出ないのです。それをなんとか、相場でお売りして頂けないでしょうか?」

「……」

 ケンジは、ギルドからちょっかいばかりかけられてから、販売中止にはしてはいなかったが、2倍の値段でいいなら購入してもいいと言っていたのだ。だが、オリハルコンやアダマンタイトが2倍の値段になればとても手が出るような値段ではなく購入が出来なかったのである。
 ギルドは自分達で町の結界を頑張りたいと言っていたのに、結局はインゴットの購入はするのかとケンジは思ったが、わざわざ口に出さなかった。

「今までの事は本当に申し訳ありません!ですからお願いします!このままでは本当に、ギルドは崩壊してしまうのです……」

「ああ!相場にもどしてもいいが、これからのギルドを聞かせてもらってもいいか?」

「「「本当ですか⁉」」」

 ケンジの言葉に、ギルド関係者は笑顔になったのである。

「慌てるなって!これからの事業内容を見てからだ!それを見て判断させてもらうからさ」

 ギルドマスターのオッシは、ギルドの改善点を説明したのだった。そして、その説明を受けてケンジは押し黙ってしまったのである。

「あの……ギルドの改善点は分かりましたが、これはギルドの中で、勝手にしてくれたらいい事で俺には何の関係も無いことなんだが……」

「へっ⁉」

「申し訳ないが、今説明した事は俺に説明されてもどうしようもないんだ。そうじゃなくてだな。貴方達ギルドはこれからずっと、Freedom頼りで運営していくつもりなのか?」

「そ、それは……」

「貴方達がギルドを改善したとしても、俺には何の口にも出せないだろ?」

「はい……」

「オッシさん貴方も、先ほどFreedomに協力を要請したいという事は、対等の立場で持ちつ持たれつの仲になるって事だろ?」

「は、はい……」

「だったら、ギルド業務で俺達Freedomにもメリットが無いと駄目だと思うんだよ。なにかFreedomに得になる事はないのか?」

「そ、それは……」

 オッシ達は、ケンジがギルド改善を求めていたのでそれの事ばかり考えていて、それを自慢げに説明していたのである。
 だが、ケンジにとってギルドの改善は当たり前であって、そんなことには執着などしておらず、これからギルドは平民達の為どういった事を協力できるかを聞いていたのだ。

「例えば、何か新しい商品の案など無いのか?それをギルドと共同開発するとかさ?」

 ケンジが例え話をしても、オッシはもちろんアーチェやモーリスもなんの案もなかったのである。

「ギルドは、本当に大丈夫なのか?インゴットも大変だと思うが同時進行で考えないと、ギルドは本当に潰れてしまうぞ?」

 オッシ達はここでも、ケンジにダメ出しをされてしまい落ち込むのであった。

 ケンジは、ギルドの呑気さに呆れてしまい、黙るしかなかったのである。

「今、ギルドにそんな余裕がないのです……」

「余裕がないのはわかるが、それを言っててもしょうがないだろ?ギルドは、これから頑張らなきゃいけないんだから無理でも、何か発案していかないと駄目だろ?」

「ですが、そんな簡単に発案で来たら苦労はないです!」

「アーチェ……俺は前も言ったが、何でそんなすぐに頭に血が昇るんだ?そんなん事では、駄目だと言ったはずだよな?」

「あっ!す、すいません……」

 結局、その後話は進まず、みんな黙りこくってしまったのは言うまでもなかったのだった。

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