氷河期世代のおじさん異世界に降り立つ!

本条蒼依

文字の大きさ
3 / 119
第1章 レアスキルは偉大

2話 将臣の能力

しおりを挟む
 神様にスキルの大判振る舞いを受けて、大野将臣おおのまさおみは異世界転移に成功していた。

「まさか、年齢まで若くしてくれるとは思わなかったな」

 将臣は、神に年齢まで若くしてもらっていたが、神は少し不服そうだった。将臣は転移する前に重要な事を聞き忘れていたのだ。それは食事事情で神に聞くと、やはり調味料は平民は基本塩味一択で胡椒は高級品。砂糖など平民はもってのほかだと教えてもらった。
 将臣は神にそれは自分には耐えられないと正直に伝えた。将臣は地球では独身を覚悟して、プロほどではないが料理教室に通って料理の腕を磨いたのだ。それ故にその記憶がある将臣が塩味だけで耐えられるはずがなかった。

「分かった。じゃ調味料一式持たせてやろう。ただし、それらを使って作る物は、お主の身内だけじゃからな」
「それはどうしてなんだ?」
「馬鹿者。そんな味で料理屋を開いてみろ。お主は貴族に幽閉されて死ぬまで料理を作らせ続けさせるぞ。それでもよいのか?急激な食の進化はお主を危険に晒す」
「貴族怖っ・・・」
「ただしじゃ。それらの調味料や食の材料は儂の世界にも存在はしておる。それらを採取したものなら料理屋として提供してもOKじゃ」
「俺じゃ調味料は知識がないから作れないよ」
「そうじゃな。だから、儂が持たせてやる調味料で作った物は駄目なんじゃ」
「分かったよ。それに爺さんが持たせてくれる調味料は有限だしな。他人に分けたらもったいないし分けたりしないよ」
「将臣よ。今までの常識は忘れよ。じゃないと足元をすくわれるからの」
「どういう事だ?」
「お主に授けた魔法じゃよ。あの魔法はそういった概念は存在せぬよ」

 神に聞くととんでもない能力があった。まず魔法には基本属性があり、火・水・風・土の四属性がある。この属性魔法が神託の儀で授かる確率が貴族とか王族関係なく全人類の20%しかいない。
 そして、上級基本属性が火⇨炎・水⇨氷・風⇨雷・土⇨金属となる。これはその中で5%もいない。
 次に、その上に存在するのがレア属性があり、その属性が光・闇・聖・空間の四属性となり、神託の儀で全人類の1%しか授かる確率がない激レア属性となる。
 そして最後に、唯一属性と云われている上級レア属性だ。
光⇨熱・闇⇨暗黒・聖⇨神聖・空間⇨時空間となる。
 
 そして、神が将臣に授けた属性魔法が唯一属性の時空間魔法である。

「はぁあ!そんなレア属性を俺にくれたのか?」
「そうじゃ。それにお主がインベントリが欲しいと言ったんであろう?」
「そうだけどさぁ・・・あまりに大判振る舞いすぎるだろ」
「今さらそう言うな。それに話は戻すが時空間魔法の倉庫は時間停止だけじゃない。保管した物の時間を進めたり巻き戻す事も可能じゃ」
「だとしたら!」
「そうじゃ。使った調味料の時間を巻き戻したら使った調味料は元に戻るという事じゃ」
「そいつはすごい!つまり使い放題って事か」
「そう言う事じゃな」

 神は将臣に、本当にサービスをしてくれた。しかし、あまりの過剰ともいえるサービスに、本当は将臣の年齢を成人である15歳まで引き下げるつもりが、10歳分しか引き下げる事しかできず将臣の年齢は40歳となってしまった。

「とりあえず、西に行けば町があるって爺さんは言ってたよな。まぁ、まずはステータスを見てみるか」

 将臣はステータスと言うと、目の前にスクリーンのようなものが開く。ちなみに、ステータスオープンと言うと他人にも見えてしまうらしい。

「ほう。これは本当にゲームみたいだ」

名前   ショウ(40)男性
レベル  30
ステータス
体力   1600
魔力   50000
スタミナ 800
腕力   155
生命力  160
知力   5000
精神力  2500
敏捷性  280
器用度  350
幸運   100

スキル
時空間属性魔法
錬金術
薬学
採取
体術

アクティブスキル
時空間倉庫
スペイスタムジャベリン
アヴソーブ・ディスチャージ
スペイスタムオーラ
マジカルハイブースト(パッシブスキル)
スペイスウェポン
スロー
マーク

ディフェンス
足捌き
オーラ(パッシブスキル)
円の動き

クローディア・ファナスの加護(特大)
神眼
成長
隠蔽
会話
読み書き

 将臣はステータスの数値を見て驚く。レベル30となっているが、ステータスの数値はとても高すぎるからだ。特に魔力(MP)は化け物級の数値だった。

「そういえば、この世界にきたらショウに改名になったんだったなぁ」

 爺さんが言うには、苗字は貴族王族にしかなく平民は名前だけでテンプレだった。それと将臣だと珍しすぎるという事になり、将臣まさおみ将の字を取って音読みでショウとした。
 又、とっても驚いたのが爺さんの事でこの世界では、女神として信仰されていたのだ。その証拠に俺の加護はクローディア・ファナスの加護となっているのだ。これは早く教会に行かないといけない。
 そして、爺さんには感謝しないといけないのは、時空間属性魔法と体術なのかもしれないな。このスキルは戦闘系になるみたいなので、アクティブスキルを覚えるみたいだ。

時空間属性魔法(アクティブスキル)
●スペイスタムジャベリン
 5レベルになると覚える。時空間属性の槍を撃ち出し敵にダメージをあたえる。5D10+レベル 80%の確率でタイムストップ

●アヴソーブディスチャージ
 10レベルになると覚える。敵意ある間接攻撃時空間倉庫に吸収。そのエネルギーをそのままに跳ね返す。

●スペイスタムオーラ
 15レベルで覚える。仲間や自身の防具に時空間属性を30分間付与。敵意ある攻撃を30%で吸収しダメージ0

●スペイスウェポン
 25レベルで覚える。仲間や自身の武器に時空間属性を30分間付与。30%の確率で触れたものを時空切断

●スロー
 30レベルで覚える。敵の行動の全てを30分間3分の1にする。
 
●マーク
 30レベルで覚える。ルーン輝石に位置情報を記録する。

●テレポート
 30レベルで覚える。目視できる距離の瞬間移動。

体術(アクティブスキル)
●ディフェンス
 1レベルで覚える。20分間回避率をあげる。

●足捌き
 5レベルで覚える。20分間回避率を20%上げる。

●円の動き
 30レベルで覚える。20分間回避率を40%上げる。

 本当に凄い!これなら、魔物にいきなり襲われても対処できそうだ。
 それに時空間倉庫は本当に便利で、1レベルごとに空間ボックスが1個増える。1レベルだとボックスが1個だかアイテムはなんと知力個数入り、アイテムストックは魔力数値個数と多い。そして、30レベルのショウはボックスが30個あり、その1個のボックスにアイテムが5千個入り、アイテムストック個数5万個だ。   
 これを見たショウは、今まで何をやっても何を頑張っても報われなかった人生を抜け出せると確信を持ち、これからの異世界生活に期待し笑顔になっていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

Gランク冒険者のレベル無双〜好き勝手に生きていたら各方面から敵認定されました〜

2nd kanta
ファンタジー
 愛する可愛い奥様達の為、俺は理不尽と戦います。  人違いで刺された俺は死ぬ間際に、得体の知れない何者かに異世界に飛ばされた。 そこは、テンプレの勇者召喚の場だった。 しかし召喚された俺の腹にはドスが刺さったままだった。

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

そう
ファンタジー
ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

美女エルフの異世界道具屋で宝石職人してます

網野ホウ
ファンタジー
小説家になろうで先行投稿してます。 異世界から飛ばされてきた美しいエルフのセレナ=ミッフィール。彼女がその先で出会った人物は、石の力を見分けることが出来る宝石職人。 宝石職人でありながら法具店の店主の役職に就いている彼の力を借りて、一緒に故郷へ帰還できた彼女は彼と一緒に自分の店を思いつく。 セレナや冒険者である客達に振り回されながらも、その力を大いに発揮して宝石職人として活躍していく物語。

世界一簡単にレベルアップ ~魔物を倒すだけでレベルが上がる能力を得た俺は、弱小の魔物を倒しまくって異世界でハーレム作る事にしました~

きよらかなこころ
ファンタジー
 シンゴはある日、事故で死んだ。  どうやら、神の手違いで間違って死んでしまったシンゴは異世界に転生することになる。  転生する際にオマケに『魔物を倒すだけでレベルが上がる』能力を貰ったシンゴ。  弱小の魔物を倒してレベルを上げ、異世界でハーレムを作る事を企むのだった。

母を訪ねて十万里

サクラ近衛将監
ファンタジー
 エルフ族の母と人族の父の第二子であるハーフとして生まれたマルコは、三歳の折に誘拐され、数奇な運命を辿りつつ遠く離れた異大陸にまで流れてきたが、6歳の折に自分が転生者であることと六つもの前世を思い出し、同時にその経験・知識・技量を全て引き継ぐことになる。  この物語は、故郷を遠く離れた主人公が故郷に帰還するために辿った道のりの冒険譚です。  概ね週一(木曜日22時予定)で投稿予定です。

異世界帰りのハーレム王

ぬんまる兄貴
ファンタジー
俺、飯田雷丸。どこにでもいる普通の高校生……だったはずが、気づいたら異世界に召喚されて魔王を倒してた。すごいだろ?いや、自分でもびっくりしてる。異世界で魔王討伐なんて人生のピークじゃねぇか?でも、そのピークのまま現実世界に帰ってきたわけだ。 で、戻ってきたら、日常生活が平和に戻ると思うだろ?甘かったねぇ。何か知らんけど、妖怪とか悪魔とか幽霊とか、そんなのが普通に見えるようになっちまったんだよ!なんだこれ、チート能力の延長線上か?それとも人生ハードモードのお知らせか? 異世界で魔王を倒した俺が、今度は地球で恋と戦いとボールを転がす!最高にアツいハーレムバトル、開幕! 異世界帰りのハーレム王 朝7:00/夜21:00に各サイトで毎日更新中!

スキル【幸運】無双~そのシーフ、ユニークスキルを信じて微妙ステータス幸運に一点張りする~

榊与一
ファンタジー
幼い頃の鑑定によって、覚醒とユニークスキルが約束された少年——王道光(おうどうひかる)。 彼はその日から探索者――シーカーを目指した。 そして遂に訪れた覚醒の日。 「ユニークスキル【幸運】?聞いた事のないスキルだな?どんな効果だ?」 スキル効果を確認すると、それは幸運ステータスの効果を強化する物だと判明する。 「幸運の強化って……」 幸運ステータスは、シーカーにとって最も微妙と呼ばれているステータスである。 そのため、進んで幸運にステータスポイントを割く者はいなかった。 そんな効果を強化したからと、王道光はあからさまにがっかりする。 だが彼は知らない。 ユニークスキル【幸運】の効果が想像以上である事を。 しかもスキルレベルを上げる事で、更に効果が追加されることを。 これはハズレと思われたユニークスキル【幸運】で、王道光がシーカー界の頂点へと駆け上がる物語。

ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!

さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。 冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。 底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。 そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。  部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。 ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。 『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!

処理中です...