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第1章 レアスキルは偉大
8話 これからの生活
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兵士達になんとかこのハウスは、自分の物だとわかってもらえた。
「ほら、システィナ歩けるか?」
「は、はい・・・ご主人様ありがとうございます」
ショウは、システィナをハウスに入れるように登録してハウスの中に入る。
「な、なんですか!これは!?」
「何ってハウスの中だよ。あっシスティナここで靴はぬいでくれよ」
「靴をぬぐのですか?」
システィナが目を回して驚くのは無理もなく、外観は小さなテントだったのに、中は十畳の畳が惹かれた和室で左側には床の間がある。右側の奥には台所がある。そして、十畳の畳の部屋の奥には廊下があり左奥にはトイレとお風呂までついていたのだった。
「ご主人様!このハウスはとんでもないアイテムなんでは?」
「まぁ、その辺も説明するから落ち着こうな」
「はっ!?取り乱してごめんなさい」
「いいよいいよ。いきなりこんなの見せられたら驚くのも無理はないからさ」
「ご主人様はいったい何者なんですか?」
「とりあえず飯でも食うか。腹も減ったしな」
ショウは、システィナをちゃぶ台前に座らせ台所に向かった。
「ご主人様なにを?」
「腹減ったろ?何か作ろうと思ってな」
「それなら私が!あっ・・・」
「あ~、まだ無理はするな。そんなフラフラで。今はちゃんと休まないと」
「しかし、奴隷が休んでご主人様が食事の用意など・・・」
「いいから少し休んでな。システィナには体力が戻ればちゃんと仕事をやってもらうつもりだから」
ショウはそう言ってシスティナを無理矢理座椅子に座らせた。ショウは台所に入って冷蔵庫を開けると中には、牛肉豚肉鶏肉はもちろん、キャベツやニンジン芋あらゆる野菜、チーズや牛乳卵が入っていて、米櫃にはコシヒカリが満タンに入っていて目を輝かす。
そして、台所には炊飯器やレンジ、IHヒーター湯沸かしポットなど料理をするのに不便な事は一切なかった。
実は本来これらのハウスや電化製品は、神様から与えられる物ではなくショウが土下座してお願いしたもので、これらハウスを与える代わりに、ショウの年齢が40歳のおじさんになったのだ。本来は、これらがなければショウの年齢は12から15歳となっていたのだ。しかし、ショウに電化製品のない生活はありえない事で、薪から火をおこし昭和初期の頃の生活は絶対できないと、転移の話を断ろうとしたのだ。
神も、ショウには転移の話を承諾してもらおうと打開案を出し、ハウスの中は絶対にショウの家族しか入れないと承諾してもらったのである。
「やっぱ、ハウスは貰って良かったな」
テキパキ料理をするショウを見て、システィナは目を回し驚いていた。そして、システィナにはまだ胃が受けつけないと思いお粥をだす。
「栄養失調だから今はお粥な。しかし、卵やチーズ小さいけど豚肉も入っているからな。しっかり食べて早く体力をつけような」
「ありがとうございます。ところでこの料理はいったい?」
「お粥を知らないのか?」
「はい・・・申し訳ありません」
「いちいち謝らなくていいって。お米は知っているだろ?」
「お米ですか?ひょっとして家畜を育てる餌でトウモロコシと一緒に与える硬い穀物のですか?」
「はぁあ!?この世界は人はお米やトウモロコシを食べないのか?」
「ええ。穀物は麦を粉にしてパンをよく食べますね」
「勿体ねぇ・・・まぁいいや。早く食べよう。美味いぞ」
システィナはフーフー冷ましながらゆっくりお粥を口にする。
「お、美味しい!」
「だろ?ミルク粥にしたんだぞ」
「熱っ!」
「ほら、熱いからゆっくり食べな。あっ水を忘れてたな。ちょっと待ってな」
ショウはピッチャーに氷水を持ってきた。システィナはその氷水を勢いよく飲む。
「あー!胃がびっくりするから含みながらゆっくり飲むんだぞ」
「こ、これは氷水ですか?こんな貴重な物奴隷の私には」
「氷水が貴重なもの?」
システィナが言うには、冬でもない季節に氷は大変高級な物と言われた。氷は大変高級な物で氷属性魔法が使える人が貴族に高値で売る物で平民はとてもじゃないが手が出ない代物だった。
「そういうものなのか?」
「そうですよ!私には勿体ないです」
「気にするな。冷凍庫にはいくらでもあるからな」
ショウはご飯を野菜炒めで食べていた。それに豆腐の味噌汁に満足気で笑顔になっていた。
「あのこのスープはなんですか?」
「味噌汁も知らないのか?」
「色が黒いんですが美味しいんですか?」
「日本人にはやっぱご飯と味噌汁がないとな物足りないんだよ。いいから飲んでみな」
「はい・・・」
システィナは恐る恐る味噌汁を口にすると目を見開き驚いた。
「お、美味しい!美味しいですご主人様」
「そうかそうか。たくさん食べて体力つけなきゃな」
システィナは奴隷になって初めてお腹いっぱいになって満足した。そして、ショウはシスティナにこれからの事と、自分はこことは違う世界異世界の日本という国からきたと話した。
「じゃあ、ご主人様は女神クローディア様に会ったのですか?」
「まぁそうだな・・・」
実際には仙人のような爺さんだったけどな・・・この世界では本当に女神として信仰されているんだなぁ。
「本当にすごいです!」
「それと俺の魔法は時空間属性になるんだ。これも内緒にしておいてくれるか?」
「へっ?時空間属性?空間属性じゃなく?ご主人様すごいです!本当に凄い!私聞いた事があります。時空間属性は聖女様と同等の権威があるのだとか」
「みたいだな。それほどレア属性魔法と爺さんに聞いたよ」
「爺さん?」
「あ、いや、女神クローディア様にな」
「ご主人様!女神クローディア様を爺さん呼びとは幾らなんでも失礼ですよ」
「わりいわりい・・・実は神様て姿形は無いみたいなんだよ。俺には女神クローディア様は仙人のような爺さんに見えたんだよ。それと俺には爺さん呼びで構わないって許してもらったんだ」
「神様に実体がない?本当ですか?」
「嘘はつかないよ」
ショウの言葉にシスティナは首を傾げながら、ショウの言葉を信じたのだった。そして、まずはシスティナの体力を回復させた後、ブリガンダイン王国に行く事をにして、ロスドール帝国と一番離れた町で働いて生活基盤を整える事を決めた。
「ご主人様はやっぱり冒険者になるのですか?」
「いやいや。この歳で冒険者は無理だよ」
「じゃ、何をするつもりですか?」
「ポーションを作って商売をしようと思ってるよ」
「ご主人様はPOT錬成術を持っているのですか?」
「いや、俺のスキルはPOT錬成術じゃないよ」
「違うのにポーションを商売に?それなら時空間属性魔法で冒険者をしたほうがよいのでは?確かにポーションを手作りする人もいますが・・・」
システィナの言うように、この世界ではスキルがなくてもその職業に就く事は可能だ。仮に剣術のスキルがなくとも、何十年と訓練をすれば剣を満足に振れるようになるし、又POT錬成術の弟子入りし修行をして手順を学べばスキル無しで製作は可能のだ。しかし、スキル持ちに比べれは効果は小さくポーションの売値は安価でしか売れず苦労するのは火を見るより明らかである。
「いや、そうじゃないんだよ。俺のスキルはPOT錬成術じゃなく錬金術なんだ」
「錬金術ってなんですか?」
「錬金術ってのは錬成術の上位版でな。錬成・合成・分解・抽出の複合スキルなんだよ」
「はぁあ?!」
「つまり、ポーション等普通に創れるんだ」
「な、なるほど・・・錬金術はよくわかりませんがご主人様は規格外ってのはわかりました」
ショウはシスティナに自分の事情を包み隠さず打ち明けこれからの生活はのんびり暮らす事を目標にする事を決めた。
そして、システィナには体力が戻りブリガンダイン王国に着いたら自分の手伝いをしてもらうからと言う。
「それは当然ですが、私に何かできるのでしょうか?ご主人様は規格外過ぎて、私が足を引っ張るのが目に見える感じがします」
「システィナ。俺は君と知り合えて幸運だと思っているよ」
「そんな事は・・・」
「本当だよ。君の精霊眼と君の肩に乗っているのは精霊だよな?」
「ご主人様!精霊が見えているのですか?」
ショウが見えていると打ち明けると、システィナの肩に乗っていた精霊はピュッと、システィナの髪の中に身を隠したのだった。
「ご主人様も精霊眼が?」
「いや、爺さんに聞いたけど精霊眼はエルフだけのスキルらしいぞ。俺のは爺さんの加護を貰って神眼が使えるんだよ」
「女神クローディア様の加護を貰っているのですか?」
「そうだな。だから、精霊は見えるんだけどコンタクトは取れないな」
「精霊の手を借りたいって事ですか?」
「まぁ、嫌なら無理には言わないよ。精霊だって自由に生きたいだろうしな」
すると、ショウの言葉にシスティナの髪に隠れていた精霊が顔を出した。
「精霊が自発的に顔を見せた?」
「珍しいのか?」
「まずヒューマン族には近づかないです。顔を見せたと言う事は危険を感じ無いみたいですね」
「そうか。それは光栄だな」
「それと、何か手伝うというならいいと言ってますよ」
「そうかそうか。その精霊は木の精霊ドライアドだよな?」
「よくわかりますね」
ドライアドはショウの言葉に首を縦に振っていた。
「神眼は鑑定眼の最上級スキルだからな。システィナのステータスもわかるぞ」
「嘘ですよね?人の鑑定は出来ないのが普通なんですよ」
鑑定には色んな種類があり、アイテム鑑定武器防具鑑定や植物鑑定などがあり、その中に人物鑑定というものもある。なのでシスティナがいう人物鑑定ができないというのは間違いである。
しかし、人物鑑定は限定的で名前性別年齢レベルぐらいしかできない。当然スキルやステータスを鑑定出来るわけもなく、しかも鑑定者が人物鑑定が出来るのは自分よりレベルの低い者だけで、システィナがいう人物鑑定は出来ないと言うのもあながち間違いではないのである。
「俺のは厳密には人物鑑定スキルではなく神眼だからな。別物と思ってくれ。それより手伝ってほしいのは薬草栽培なんだ」
「な、なるほど!ドライアドなら無理なく薬草栽培が出来ると思います」
「無理はさせないでくれよ。無理は体や精神を壊すからな。俺も無理なく働くつもりだからな」
「わかりました」
ショウはくれぐれもシスティナはもちろん精霊にも無理はさせないようにと口を酸っぱくして言い聞かせた。
「ほら、システィナ歩けるか?」
「は、はい・・・ご主人様ありがとうございます」
ショウは、システィナをハウスに入れるように登録してハウスの中に入る。
「な、なんですか!これは!?」
「何ってハウスの中だよ。あっシスティナここで靴はぬいでくれよ」
「靴をぬぐのですか?」
システィナが目を回して驚くのは無理もなく、外観は小さなテントだったのに、中は十畳の畳が惹かれた和室で左側には床の間がある。右側の奥には台所がある。そして、十畳の畳の部屋の奥には廊下があり左奥にはトイレとお風呂までついていたのだった。
「ご主人様!このハウスはとんでもないアイテムなんでは?」
「まぁ、その辺も説明するから落ち着こうな」
「はっ!?取り乱してごめんなさい」
「いいよいいよ。いきなりこんなの見せられたら驚くのも無理はないからさ」
「ご主人様はいったい何者なんですか?」
「とりあえず飯でも食うか。腹も減ったしな」
ショウは、システィナをちゃぶ台前に座らせ台所に向かった。
「ご主人様なにを?」
「腹減ったろ?何か作ろうと思ってな」
「それなら私が!あっ・・・」
「あ~、まだ無理はするな。そんなフラフラで。今はちゃんと休まないと」
「しかし、奴隷が休んでご主人様が食事の用意など・・・」
「いいから少し休んでな。システィナには体力が戻ればちゃんと仕事をやってもらうつもりだから」
ショウはそう言ってシスティナを無理矢理座椅子に座らせた。ショウは台所に入って冷蔵庫を開けると中には、牛肉豚肉鶏肉はもちろん、キャベツやニンジン芋あらゆる野菜、チーズや牛乳卵が入っていて、米櫃にはコシヒカリが満タンに入っていて目を輝かす。
そして、台所には炊飯器やレンジ、IHヒーター湯沸かしポットなど料理をするのに不便な事は一切なかった。
実は本来これらのハウスや電化製品は、神様から与えられる物ではなくショウが土下座してお願いしたもので、これらハウスを与える代わりに、ショウの年齢が40歳のおじさんになったのだ。本来は、これらがなければショウの年齢は12から15歳となっていたのだ。しかし、ショウに電化製品のない生活はありえない事で、薪から火をおこし昭和初期の頃の生活は絶対できないと、転移の話を断ろうとしたのだ。
神も、ショウには転移の話を承諾してもらおうと打開案を出し、ハウスの中は絶対にショウの家族しか入れないと承諾してもらったのである。
「やっぱ、ハウスは貰って良かったな」
テキパキ料理をするショウを見て、システィナは目を回し驚いていた。そして、システィナにはまだ胃が受けつけないと思いお粥をだす。
「栄養失調だから今はお粥な。しかし、卵やチーズ小さいけど豚肉も入っているからな。しっかり食べて早く体力をつけような」
「ありがとうございます。ところでこの料理はいったい?」
「お粥を知らないのか?」
「はい・・・申し訳ありません」
「いちいち謝らなくていいって。お米は知っているだろ?」
「お米ですか?ひょっとして家畜を育てる餌でトウモロコシと一緒に与える硬い穀物のですか?」
「はぁあ!?この世界は人はお米やトウモロコシを食べないのか?」
「ええ。穀物は麦を粉にしてパンをよく食べますね」
「勿体ねぇ・・・まぁいいや。早く食べよう。美味いぞ」
システィナはフーフー冷ましながらゆっくりお粥を口にする。
「お、美味しい!」
「だろ?ミルク粥にしたんだぞ」
「熱っ!」
「ほら、熱いからゆっくり食べな。あっ水を忘れてたな。ちょっと待ってな」
ショウはピッチャーに氷水を持ってきた。システィナはその氷水を勢いよく飲む。
「あー!胃がびっくりするから含みながらゆっくり飲むんだぞ」
「こ、これは氷水ですか?こんな貴重な物奴隷の私には」
「氷水が貴重なもの?」
システィナが言うには、冬でもない季節に氷は大変高級な物と言われた。氷は大変高級な物で氷属性魔法が使える人が貴族に高値で売る物で平民はとてもじゃないが手が出ない代物だった。
「そういうものなのか?」
「そうですよ!私には勿体ないです」
「気にするな。冷凍庫にはいくらでもあるからな」
ショウはご飯を野菜炒めで食べていた。それに豆腐の味噌汁に満足気で笑顔になっていた。
「あのこのスープはなんですか?」
「味噌汁も知らないのか?」
「色が黒いんですが美味しいんですか?」
「日本人にはやっぱご飯と味噌汁がないとな物足りないんだよ。いいから飲んでみな」
「はい・・・」
システィナは恐る恐る味噌汁を口にすると目を見開き驚いた。
「お、美味しい!美味しいですご主人様」
「そうかそうか。たくさん食べて体力つけなきゃな」
システィナは奴隷になって初めてお腹いっぱいになって満足した。そして、ショウはシスティナにこれからの事と、自分はこことは違う世界異世界の日本という国からきたと話した。
「じゃあ、ご主人様は女神クローディア様に会ったのですか?」
「まぁそうだな・・・」
実際には仙人のような爺さんだったけどな・・・この世界では本当に女神として信仰されているんだなぁ。
「本当にすごいです!」
「それと俺の魔法は時空間属性になるんだ。これも内緒にしておいてくれるか?」
「へっ?時空間属性?空間属性じゃなく?ご主人様すごいです!本当に凄い!私聞いた事があります。時空間属性は聖女様と同等の権威があるのだとか」
「みたいだな。それほどレア属性魔法と爺さんに聞いたよ」
「爺さん?」
「あ、いや、女神クローディア様にな」
「ご主人様!女神クローディア様を爺さん呼びとは幾らなんでも失礼ですよ」
「わりいわりい・・・実は神様て姿形は無いみたいなんだよ。俺には女神クローディア様は仙人のような爺さんに見えたんだよ。それと俺には爺さん呼びで構わないって許してもらったんだ」
「神様に実体がない?本当ですか?」
「嘘はつかないよ」
ショウの言葉にシスティナは首を傾げながら、ショウの言葉を信じたのだった。そして、まずはシスティナの体力を回復させた後、ブリガンダイン王国に行く事をにして、ロスドール帝国と一番離れた町で働いて生活基盤を整える事を決めた。
「ご主人様はやっぱり冒険者になるのですか?」
「いやいや。この歳で冒険者は無理だよ」
「じゃ、何をするつもりですか?」
「ポーションを作って商売をしようと思ってるよ」
「ご主人様はPOT錬成術を持っているのですか?」
「いや、俺のスキルはPOT錬成術じゃないよ」
「違うのにポーションを商売に?それなら時空間属性魔法で冒険者をしたほうがよいのでは?確かにポーションを手作りする人もいますが・・・」
システィナの言うように、この世界ではスキルがなくてもその職業に就く事は可能だ。仮に剣術のスキルがなくとも、何十年と訓練をすれば剣を満足に振れるようになるし、又POT錬成術の弟子入りし修行をして手順を学べばスキル無しで製作は可能のだ。しかし、スキル持ちに比べれは効果は小さくポーションの売値は安価でしか売れず苦労するのは火を見るより明らかである。
「いや、そうじゃないんだよ。俺のスキルはPOT錬成術じゃなく錬金術なんだ」
「錬金術ってなんですか?」
「錬金術ってのは錬成術の上位版でな。錬成・合成・分解・抽出の複合スキルなんだよ」
「はぁあ?!」
「つまり、ポーション等普通に創れるんだ」
「な、なるほど・・・錬金術はよくわかりませんがご主人様は規格外ってのはわかりました」
ショウはシスティナに自分の事情を包み隠さず打ち明けこれからの生活はのんびり暮らす事を目標にする事を決めた。
そして、システィナには体力が戻りブリガンダイン王国に着いたら自分の手伝いをしてもらうからと言う。
「それは当然ですが、私に何かできるのでしょうか?ご主人様は規格外過ぎて、私が足を引っ張るのが目に見える感じがします」
「システィナ。俺は君と知り合えて幸運だと思っているよ」
「そんな事は・・・」
「本当だよ。君の精霊眼と君の肩に乗っているのは精霊だよな?」
「ご主人様!精霊が見えているのですか?」
ショウが見えていると打ち明けると、システィナの肩に乗っていた精霊はピュッと、システィナの髪の中に身を隠したのだった。
「ご主人様も精霊眼が?」
「いや、爺さんに聞いたけど精霊眼はエルフだけのスキルらしいぞ。俺のは爺さんの加護を貰って神眼が使えるんだよ」
「女神クローディア様の加護を貰っているのですか?」
「そうだな。だから、精霊は見えるんだけどコンタクトは取れないな」
「精霊の手を借りたいって事ですか?」
「まぁ、嫌なら無理には言わないよ。精霊だって自由に生きたいだろうしな」
すると、ショウの言葉にシスティナの髪に隠れていた精霊が顔を出した。
「精霊が自発的に顔を見せた?」
「珍しいのか?」
「まずヒューマン族には近づかないです。顔を見せたと言う事は危険を感じ無いみたいですね」
「そうか。それは光栄だな」
「それと、何か手伝うというならいいと言ってますよ」
「そうかそうか。その精霊は木の精霊ドライアドだよな?」
「よくわかりますね」
ドライアドはショウの言葉に首を縦に振っていた。
「神眼は鑑定眼の最上級スキルだからな。システィナのステータスもわかるぞ」
「嘘ですよね?人の鑑定は出来ないのが普通なんですよ」
鑑定には色んな種類があり、アイテム鑑定武器防具鑑定や植物鑑定などがあり、その中に人物鑑定というものもある。なのでシスティナがいう人物鑑定ができないというのは間違いである。
しかし、人物鑑定は限定的で名前性別年齢レベルぐらいしかできない。当然スキルやステータスを鑑定出来るわけもなく、しかも鑑定者が人物鑑定が出来るのは自分よりレベルの低い者だけで、システィナがいう人物鑑定は出来ないと言うのもあながち間違いではないのである。
「俺のは厳密には人物鑑定スキルではなく神眼だからな。別物と思ってくれ。それより手伝ってほしいのは薬草栽培なんだ」
「な、なるほど!ドライアドなら無理なく薬草栽培が出来ると思います」
「無理はさせないでくれよ。無理は体や精神を壊すからな。俺も無理なく働くつもりだからな」
「わかりました」
ショウはくれぐれもシスティナはもちろん精霊にも無理はさせないようにと口を酸っぱくして言い聞かせた。
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