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第1章 レアスキルは偉大
19話 ようやく自分の土地を手に入れた
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ショウとシスティナが冒険者ギルドに立ち寄ると、歓声が巻き起こる。
「すげぇ!」
「あの人が魔導士様か」
「おじさんと聞いていたが、あの歳でブルーオーガを討伐するとはな」
「俺達も頑張ろうぜ」
「「「「「「おお!」」」」」」
冒険者達は憧れと尊敬の眼差しでショウをみる。そして、女性達はショウを取り囲む。
「魔導士様、今度あたしと食事でもいかがですか?」
「わたしと行きましょうよ」
「ちょっと貴方は彼氏いるじゃない!」
「もう別れたわよ」
「魔導士様、あたしを愛人にしてください」
ショウはギルド受付嬢や女性冒険者に囲まれアプローチをうける。ショウの年齢は特に関係ないようで、ショウは将来性のある男性としての認識だった。
「ちょっと待ってくれ!とりあえず俺から離れろ」
ショウが大きな声を出すと、女性達は静かになりショウの周りをあけた。貴族並みの権限をもつショウの言う言葉は絶対なのだ。
「今日ギルドに来たのは、土地の権利書を受け取りにきたからそこを通してくれ」
「「「「「わかりました」」」」」
「今度あたしとデートしてください」
「いえ!わたしとしてください」
「今度食事に行きましょう」
「あんた達、いい加減にしなさい!」
そこには、シャーロットが立っていた。ショウを取り囲む受付嬢達は背筋が伸びる。
「「「「「「受付長」」」」」」
「貴方達、今は業務中のですよ!」
「「「「「「「ご、ごめんなさい」」」」」」」
「早く持ち場に戻りなさい!」
シャーロットは受付嬢の偉い立場の人だったようだ。
「ショウ様、ギルド職員が騒ぎ立てて申し訳ありません。こちらへどうぞ」
シャーロットはショウを奥の応接室に案内をした。
「改めて昨日は助けていただきありがとうございます」
「構わない。あの時俺が戦わないと全滅しただろうしな。それで聞きたいんだが、最初に逃げてきた冒険者達はどうなった?」
「はい・・・助けを求めた冒険者は引退を決めたようです。理由はパーティー仲間を失った事。また、人生は命あってのものだと思い知らされたと言っておられました」
「そうか・・・あの子のパーティーは全滅か」
「はい・・・今あの森は全面規制されていてベテラン冒険者が調査しております」
「ブルーオーガは珍しいのか?」
「はい・・・森の奥なら珍しくはないのですが、マートンの町の近くに出現するのは聞いた事がありません」
「ダンジョンでなにかあったかな?」
「それでお願いがあるのですが・・・」
「それはお断りかな」
「何も言ってませんが!」
「ダンジョンの調査だろ?」
「はい・・・」
「一応、俺は最低ランクの冒険者だ」
「しかし!」
「まあ聞いてくれよ」
「す、すいません・・・」
ショウはマートンの町に来た経緯。そして、自分はあの土地でのんびり暮らすつもりだと話した。
「まさか・・・空間属性魔法の所持者が戦闘が苦手?職人の方があってる?訳がわかりません」
「とは言っても、俺はこの空間魔法はアイテムボックスとしての価値を重視していて、攻撃魔法はおまけとしか考えていないのが正直な感想だ」
「空間属性魔法がおまけですか・・・」
シャーロットはショウの考えに絶句した。
「しかし、ショウ様はこの冒険者ギルドでも強い・・・」
「まぁそうだろうな。ガイルは相当強い冒険者だろ?そのガイルがブルーオーガとオーガ4体が相手出来ないとなれば、俺は相当強い部類になるはずだ」
「そうですよ。たから、ギルドとしても!」
「言いたい事は分かるが、俺も全滅した冒険者と同じ意見だよ。俺は多分強い。それは分かるが進んで戦いの人生を進むつもりはないんだよ。出来れば生産ギルドに所属したかったぐらいなんだ」
「そんな・・・」
「だけどな。降り掛かる火の粉は払うつもりではいるよ。昨日みたい襲われれば戦うし、素材が欲しければ森やダンジョンに向かうのもありだ」
「それでは!」
「とにかく今は無理だし、ギルドの要請で向かうつもりも義理も俺にはない。それだけはわかってくれ」
「ショウ様はギルドには協力はしないと?」
「まぁな。組織の為に働くなら王宮魔導士になるよ。その方が好きにできるだろうしな」
「まさか?こういってはなんなんですが、ショウ様は貴族というものをわかってません。王宮魔導士になれば好きにできるのは上級レア属性魔法の所持者です。レア属性魔法では上級貴族の言いなりにされるだけですよ」
「だから、俺は自由気ままにギルドに所属したんだよ」
「嵌めましたね・・・」
「こう見えて俺は君よりは人生経験があるんだ。それにもう組織の言いなりにはなりたくないのが本音かな」
「ですが!もし森の中が今異常事態だった場合、あの土地は森と目と鼻の先なんですよ」
「まだ、俺の言っている意味を理解出来ていないのが残念だよ。シャーロットさん君は受付嬢の長だろ?」
シャーロットはショウに馬鹿にされて顔を曇らせムッする。
「ショウ様、言い方というものがあるかとおもいますが!」
「悪いな。俺はオッサンなもんで口が悪いとよく言われるんだ。気を悪くしたなら謝るよ」
「・・・・・・」
「話を元に戻そうか。君は俺を森の調査をお願いしたいんだろ?」
「はい・・・」
「そんなの今の冒険者で十分だろ。違うか?」
「そうはいっても何が起こるかわからないから私は!」
「それも冒険者の自己責任だろ?調査が成功すればその冒険者に成功報酬が入る。死にたくない冒険者はその調査依頼は受けたのか?」
「いえ・・・受けてません」
「なら、Fランクである俺はギルドから強制依頼を出されるのは無理があるんじゃないか?」
「それはそうですが・・・」
「それと、仮に問題があればギルドはどうするんだ?」
「それはマートンの領主様に報告を上げて兵士がダンジョンまで魔物の間引きをするかと」
「だよな。仮に俺の土地に被害が出た場合、マートンの町は保証するのか?」
「それは契約で買い戻しはないと!あっ・・・」
「だろ?今の俺の立場がわかったよな?」
「うっ・・・」
「俺はギルド組織の登録者であって個人事業主だ。町の住民でもないから町からの援助もない代わりに税金も納めなくていい存在だ。ここまではわかるな?」
「は、はい・・・(個人事業主ってなに?)」
「それで君達は俺を強制するのではなく、俺を利用すればいいんだよ」
「えっ!?それはどういう事ですか?」
「俺から言うのは嫌だから言わないが自分で考えろ!メリットもあるがデメリットもあるとだけ言っておこう」
ショウは自分が昭和の人間だと自覚していた。それに、この人生はのんびり自由に仕事をすると決めていた。誰にも頼らずそれだけの力も神様にもらえたので、多少パワハラになってもこの世界では関係ないとおもっていた。
「そういうわけで、俺の土地に帰らさせて貰うよ」
「ちょっと待ってくださいよ。あの場所はまだ危険なんですよ。あの土地に戻ってどうするんですか?」
「あの土地で野宿をしても大丈夫なんだ」
「馬鹿な事を!城壁もないだだのだだっ広い土地なんですよ」
「どうしても行かせないつもりなのか?」
「当たり前です!貴方は人類の希望とも言える人物なんですよ。そんな人が危険地帯で野宿など」
「そんな人を調査に行かせようとした癖にか?」
「うっ・・・調査と野宿は違います!」
「しょうがない。秘密をひとつ明かすか」
「秘密ってなんですか?」
ショウはハウスを時空間倉庫から取り出し、シャーロットに説明をする。
「これはハウスというものだが知っているか?」
「当たり前です。小さく縮んでベテラン冒険者の必需品と言っても過言ではないアイテムです」
「じゃあ、マジックアイテムに種類があるのも知っているよな?」
「当たり前です。そのハウスはレアアイテムとして重宝しますからね」
「しかし、このハウスはちょっと違うんだ」
「何がですか?」
「このハウスはゴッド級アイテムなんだよ」
「はぁあああああああああああ!」
「驚くのも無理はないエピック級ですら国宝とされているんだからな。俺の土地にこのハウスを建てれば危険はまずないんだよ」
「嘘ですよね?ファンタズマ級ですら世の中で発見された事がないんですよ」
「このハウスは結界が張られる。入れるのは俺とシスティナと俺の護衛の女冒険者(ホムンクルス)だけだ」
「ちょっとよく見せて下さい」
シャーロットはあまりの情報に我を忘れて、ハウスを手にしようとする。しかし、ショウは素早くそれを阻止したのだった。
「ば、馬鹿!触るんじゃない!これは俺の宝なんだからな。いきなり触るとシャーロットさんが怪我をするんだからな」
「えっ?」
「当たり前だろ。ゴッド級のアイテムに盗難防止の魔法が張られているのは当たり前じゃないか」
「そうですよね・・・ごめんなさい」
「わかればいいんだけどさ。不用心すぎるぞ。だから、俺達なら大丈夫なんだ」
「分かりました。そのハウスの尋常じゃない魔力は見た事がありません」
「じゃあ、これで話は終わりだな。あ~それと、ギルドの依頼はちゃんとランク通りこなすから心配はしないでくれ」
「そんなFランクの依頼を受けられても・・・」
シャーロットは、ショウを説得できず下を向き落ち込むのだった。
「あ~、今は気落ちしてるかもしれんが、Fランクの依頼で冒険者ギルドに多大な利益を落とせると約束するから楽しみにしていてくれ」
「それはどういう事ですか?」
ショウは、土地権利書を受け取り冒険者ギルドを後にしてショウとシスティナはマートンの町を出るのだった。この事が、生産ギルドと商人ギルドにとって最悪の事になろうとは、ショウを追い出した2つのギルドは思いもしなかった。
「すげぇ!」
「あの人が魔導士様か」
「おじさんと聞いていたが、あの歳でブルーオーガを討伐するとはな」
「俺達も頑張ろうぜ」
「「「「「「おお!」」」」」」
冒険者達は憧れと尊敬の眼差しでショウをみる。そして、女性達はショウを取り囲む。
「魔導士様、今度あたしと食事でもいかがですか?」
「わたしと行きましょうよ」
「ちょっと貴方は彼氏いるじゃない!」
「もう別れたわよ」
「魔導士様、あたしを愛人にしてください」
ショウはギルド受付嬢や女性冒険者に囲まれアプローチをうける。ショウの年齢は特に関係ないようで、ショウは将来性のある男性としての認識だった。
「ちょっと待ってくれ!とりあえず俺から離れろ」
ショウが大きな声を出すと、女性達は静かになりショウの周りをあけた。貴族並みの権限をもつショウの言う言葉は絶対なのだ。
「今日ギルドに来たのは、土地の権利書を受け取りにきたからそこを通してくれ」
「「「「「わかりました」」」」」
「今度あたしとデートしてください」
「いえ!わたしとしてください」
「今度食事に行きましょう」
「あんた達、いい加減にしなさい!」
そこには、シャーロットが立っていた。ショウを取り囲む受付嬢達は背筋が伸びる。
「「「「「「受付長」」」」」」
「貴方達、今は業務中のですよ!」
「「「「「「「ご、ごめんなさい」」」」」」」
「早く持ち場に戻りなさい!」
シャーロットは受付嬢の偉い立場の人だったようだ。
「ショウ様、ギルド職員が騒ぎ立てて申し訳ありません。こちらへどうぞ」
シャーロットはショウを奥の応接室に案内をした。
「改めて昨日は助けていただきありがとうございます」
「構わない。あの時俺が戦わないと全滅しただろうしな。それで聞きたいんだが、最初に逃げてきた冒険者達はどうなった?」
「はい・・・助けを求めた冒険者は引退を決めたようです。理由はパーティー仲間を失った事。また、人生は命あってのものだと思い知らされたと言っておられました」
「そうか・・・あの子のパーティーは全滅か」
「はい・・・今あの森は全面規制されていてベテラン冒険者が調査しております」
「ブルーオーガは珍しいのか?」
「はい・・・森の奥なら珍しくはないのですが、マートンの町の近くに出現するのは聞いた事がありません」
「ダンジョンでなにかあったかな?」
「それでお願いがあるのですが・・・」
「それはお断りかな」
「何も言ってませんが!」
「ダンジョンの調査だろ?」
「はい・・・」
「一応、俺は最低ランクの冒険者だ」
「しかし!」
「まあ聞いてくれよ」
「す、すいません・・・」
ショウはマートンの町に来た経緯。そして、自分はあの土地でのんびり暮らすつもりだと話した。
「まさか・・・空間属性魔法の所持者が戦闘が苦手?職人の方があってる?訳がわかりません」
「とは言っても、俺はこの空間魔法はアイテムボックスとしての価値を重視していて、攻撃魔法はおまけとしか考えていないのが正直な感想だ」
「空間属性魔法がおまけですか・・・」
シャーロットはショウの考えに絶句した。
「しかし、ショウ様はこの冒険者ギルドでも強い・・・」
「まぁそうだろうな。ガイルは相当強い冒険者だろ?そのガイルがブルーオーガとオーガ4体が相手出来ないとなれば、俺は相当強い部類になるはずだ」
「そうですよ。たから、ギルドとしても!」
「言いたい事は分かるが、俺も全滅した冒険者と同じ意見だよ。俺は多分強い。それは分かるが進んで戦いの人生を進むつもりはないんだよ。出来れば生産ギルドに所属したかったぐらいなんだ」
「そんな・・・」
「だけどな。降り掛かる火の粉は払うつもりではいるよ。昨日みたい襲われれば戦うし、素材が欲しければ森やダンジョンに向かうのもありだ」
「それでは!」
「とにかく今は無理だし、ギルドの要請で向かうつもりも義理も俺にはない。それだけはわかってくれ」
「ショウ様はギルドには協力はしないと?」
「まぁな。組織の為に働くなら王宮魔導士になるよ。その方が好きにできるだろうしな」
「まさか?こういってはなんなんですが、ショウ様は貴族というものをわかってません。王宮魔導士になれば好きにできるのは上級レア属性魔法の所持者です。レア属性魔法では上級貴族の言いなりにされるだけですよ」
「だから、俺は自由気ままにギルドに所属したんだよ」
「嵌めましたね・・・」
「こう見えて俺は君よりは人生経験があるんだ。それにもう組織の言いなりにはなりたくないのが本音かな」
「ですが!もし森の中が今異常事態だった場合、あの土地は森と目と鼻の先なんですよ」
「まだ、俺の言っている意味を理解出来ていないのが残念だよ。シャーロットさん君は受付嬢の長だろ?」
シャーロットはショウに馬鹿にされて顔を曇らせムッする。
「ショウ様、言い方というものがあるかとおもいますが!」
「悪いな。俺はオッサンなもんで口が悪いとよく言われるんだ。気を悪くしたなら謝るよ」
「・・・・・・」
「話を元に戻そうか。君は俺を森の調査をお願いしたいんだろ?」
「はい・・・」
「そんなの今の冒険者で十分だろ。違うか?」
「そうはいっても何が起こるかわからないから私は!」
「それも冒険者の自己責任だろ?調査が成功すればその冒険者に成功報酬が入る。死にたくない冒険者はその調査依頼は受けたのか?」
「いえ・・・受けてません」
「なら、Fランクである俺はギルドから強制依頼を出されるのは無理があるんじゃないか?」
「それはそうですが・・・」
「それと、仮に問題があればギルドはどうするんだ?」
「それはマートンの領主様に報告を上げて兵士がダンジョンまで魔物の間引きをするかと」
「だよな。仮に俺の土地に被害が出た場合、マートンの町は保証するのか?」
「それは契約で買い戻しはないと!あっ・・・」
「だろ?今の俺の立場がわかったよな?」
「うっ・・・」
「俺はギルド組織の登録者であって個人事業主だ。町の住民でもないから町からの援助もない代わりに税金も納めなくていい存在だ。ここまではわかるな?」
「は、はい・・・(個人事業主ってなに?)」
「それで君達は俺を強制するのではなく、俺を利用すればいいんだよ」
「えっ!?それはどういう事ですか?」
「俺から言うのは嫌だから言わないが自分で考えろ!メリットもあるがデメリットもあるとだけ言っておこう」
ショウは自分が昭和の人間だと自覚していた。それに、この人生はのんびり自由に仕事をすると決めていた。誰にも頼らずそれだけの力も神様にもらえたので、多少パワハラになってもこの世界では関係ないとおもっていた。
「そういうわけで、俺の土地に帰らさせて貰うよ」
「ちょっと待ってくださいよ。あの場所はまだ危険なんですよ。あの土地に戻ってどうするんですか?」
「あの土地で野宿をしても大丈夫なんだ」
「馬鹿な事を!城壁もないだだのだだっ広い土地なんですよ」
「どうしても行かせないつもりなのか?」
「当たり前です!貴方は人類の希望とも言える人物なんですよ。そんな人が危険地帯で野宿など」
「そんな人を調査に行かせようとした癖にか?」
「うっ・・・調査と野宿は違います!」
「しょうがない。秘密をひとつ明かすか」
「秘密ってなんですか?」
ショウはハウスを時空間倉庫から取り出し、シャーロットに説明をする。
「これはハウスというものだが知っているか?」
「当たり前です。小さく縮んでベテラン冒険者の必需品と言っても過言ではないアイテムです」
「じゃあ、マジックアイテムに種類があるのも知っているよな?」
「当たり前です。そのハウスはレアアイテムとして重宝しますからね」
「しかし、このハウスはちょっと違うんだ」
「何がですか?」
「このハウスはゴッド級アイテムなんだよ」
「はぁあああああああああああ!」
「驚くのも無理はないエピック級ですら国宝とされているんだからな。俺の土地にこのハウスを建てれば危険はまずないんだよ」
「嘘ですよね?ファンタズマ級ですら世の中で発見された事がないんですよ」
「このハウスは結界が張られる。入れるのは俺とシスティナと俺の護衛の女冒険者(ホムンクルス)だけだ」
「ちょっとよく見せて下さい」
シャーロットはあまりの情報に我を忘れて、ハウスを手にしようとする。しかし、ショウは素早くそれを阻止したのだった。
「ば、馬鹿!触るんじゃない!これは俺の宝なんだからな。いきなり触るとシャーロットさんが怪我をするんだからな」
「えっ?」
「当たり前だろ。ゴッド級のアイテムに盗難防止の魔法が張られているのは当たり前じゃないか」
「そうですよね・・・ごめんなさい」
「わかればいいんだけどさ。不用心すぎるぞ。だから、俺達なら大丈夫なんだ」
「分かりました。そのハウスの尋常じゃない魔力は見た事がありません」
「じゃあ、これで話は終わりだな。あ~それと、ギルドの依頼はちゃんとランク通りこなすから心配はしないでくれ」
「そんなFランクの依頼を受けられても・・・」
シャーロットは、ショウを説得できず下を向き落ち込むのだった。
「あ~、今は気落ちしてるかもしれんが、Fランクの依頼で冒険者ギルドに多大な利益を落とせると約束するから楽しみにしていてくれ」
「それはどういう事ですか?」
ショウは、土地権利書を受け取り冒険者ギルドを後にしてショウとシスティナはマートンの町を出るのだった。この事が、生産ギルドと商人ギルドにとって最悪の事になろうとは、ショウを追い出した2つのギルドは思いもしなかった。
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