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第1章 レアスキルは偉大
27話 生産ギルドの錬成師達の間違い
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ショウが冒険者ギルドにやってくると駆け出し冒険者達がショウの周りを囲み感謝を伝えていた。また、ベテラン冒険者達もショウのポーションに助けられて、稼ぎが増えて感謝を伝えていた。
「「「「「「「魔導士様本当にありがとうございます」」」」」」」
「もう何回目だよ。もう普通にしてくれよ・・・毎回こうだと照れるだろ」
「しかし、本当に感謝してます。何回感謝しても足りませんから!」
「それに関しては、冒険者ギルドからも感謝を申し上げします」
「シャーロットさんまでなんだよ。ちゃんと俺も儲けさせてもらっているんだからいいんだよ」
「そうはまいりません。最初、魔導士様の言う事が分かりませんでしたが今なら分かります。あの時、俺を利用したらいいんだよと言った言葉を」
「そうだろ?俺も冒険者ギルドを利用してるんだからWin-Winな関係だ」
「Win-Win?魔導士様は時々不思議な事をおっしゃりますね」
「俺にとってもギルドにとっても利益が出るって事だよ」
「確かに、魔導士様のおかげで冒険者の死亡率が減り、ダンジョンの素材を持ち帰る冒険者がふえました。また、駆け出し冒険者の生活が潤い、危険な依頼に手を出すパーティーが減りました。その結果、ギルドの売り上げが上がりました。魔導士様には感謝をしてもしきれません」
「だから、もういいよ。俺もみんながいなければポーションは作れないんだぞ。俺こそありがとな」
ショウがここにいる全員に頭を下げると、冒険者やギルド職員達は満面の笑顔になった。その時、ドタドタと冒険者ギルドに入ってくる一団があった。
「やっと会えた!」
「あんたに苦情を入れに来たんだ!」
「「「「「そうだ!」」」」」
「あんた一人の為に我々の仕事に支障をきたしているんだ」
「何を言っているかわからないが、あんた達は生産ギルドのPOT錬成師か?」
「わかっているならわざわざ聞くな!」
冒険者ギルドに乗り込んできたのは、やはり生産ギルドのPOT錬成師達だった。
「何を怒っているんだ?」
「よくもぬけぬけと!あんたが薬草の依頼料を引き上げるから俺達の依頼が無視されているんだ!」
「ならあんた達も依頼料を上げたらいいじゃないか」
「「「「「「「「「そうだそうだ!」」」」」」」」」
ショウの言葉に冒険者一同賛同する。
「それに、依頼を出した時、シャーロットさんにその値段では冒険者は依頼を受けないと言われたんじゃないか?」
「そんな事は知ったことか!薬草採取の依頼は昔から45ゴルドで請け負ってもらっていたんだ。それをあんたが勝手に暴走しやがって!」
「昔から?いい事を教えてやるよ。そういうのは談合と言うんだ」
「談合?」
「知らないか?談合というのは自分達の利益を確保する為に話し合いをして金額を調整する事だよ。今回の場合は依頼主が話し合って45ゴルド以上の依頼料を提示しないと暗黙の了解を作った事だよ」
「うぐぐ・・・だ、黙れ!薬草を採取してくるだけでそんな高い金額が払えるわけないだろうが!」
「そんな簡単なら自分で採取してこれるのか?」
「「「「「「「「なっ・・・」」」」」」」」
「我々は戦闘スキルがないんだぞ!」
「だが、剣はふれるよな?冒険者の中には努力してスキル無しで頑張っている者もいるんだぜ」
「「「「ま、魔導士様・・・」」」」
ショウの言葉に涙ぐむ冒険者がいる。その冒険者は冒険に憧れスキル無しでも努力してきたのであろう。
「薬草採取が簡単?馬鹿言ってんじゃねぇよ。本当なら俺はもう少し薬草採取の依頼料を上げたいくらいだ」
「「「「「「馬鹿な事を!」」」」」」
「これ以上上げたら利益が出なくなるんだぞ!」
「ああ。俺もそれがわかっているからこれ以上上げたら、あんた達の誰かが首をくくる羽目になるからあげないだけだ」
「そんなギリギリまで上げやがって!」
「だから簡単なんだろ?自分で採取してこいよ」
「「「「「「そんな事出来るわけないだろうが!」」」」」」
「あんた達は自分が出来ない事を簡単だと言って依頼料を上げなかった犯罪者いや殺人者だ」
「我々が殺人者だと!」
「薬草採取は駆け出し冒険者の数少ない依頼だ。だが、薬草採取では食えないから、森の奥に入りゴブリン討伐をして帰って来なかった人間も数多くいたんだ」
「はっ!冒険者は自己責任なんだろうが。俺達には関係ないね」
その言葉に、冒険者達はPOT錬成師達を睨む。
「そうだな。ゴブリンに殺されても実力に合わない依頼を選んだ冒険者の自己責任だ」
「そうだろ?俺達が悪いわけではない!」
「「「「「魔導士様・・・」」」」」
「フッ。だったら今の状況であんたらの依頼を受けないのも冒険者の自己責任だよな?」
「「「「「うっ・・・」」」」」
「「「「「そうだそうだ!」」」」」
「魔導士様の言う通り俺達は自己責任であんたらの依頼は受けない!」
「あんたらが取ってこれない薬草が欲しいなら、依頼料を上げて冒険者の皆さんに頭を下げてお願いしなよ」
「「「「「「「ぐぬぬ・・・」」」」」」」
「冒険者達はな。採取する時も周りに気を張って薬草採取するんだぞ?それをやった事もないあんた達が簡単だと決めるつけるな!」
「「「「「「「・・・・・・・・・」」」」」」」
ショウの怒鳴り声に、POT錬成師達はその場に崩れ落ちる。
「おい。なんとか言ったらどうだよ」
「わ、わかりました・・・俺達が悪かったです・・・」
錬成師達は、自分で薬草を取ってこれない事をやっと理解したようだ。その敗北感にもう錬成師では食べていけないと思っている。
「300ゴルドの依頼料か・・・薬草が手に入ったところで利益確保ができるかどうか・・・」
「みんな、生産ギルドの依頼はこれからあがる事になったが今までのわだかまりを晴らそうなんて思ったら駄目だぞ。ようやく生産ギルドが歩み寄ってくれたんだからな」
「「「「「しかし、魔導士様」」」」」
「しかしもかかしもない。その行動はいつか必ず自分に跳ね返ってくる事になるぞ!それでもいいのか?」
「あんた・・・なんでそこまで俺達を擁護する。俺達は今まで自分の事しか考えていなかったんだぞ・・・」
「これはWin-Winな関係だからだよ。ちなみにWin-Winとはどちらにも利益がある関係だからな」
「どちらにも利益だと?300ゴルドで買い取った薬草で利益なんか!」
「本当にそう思うのならお前達はどうしょうもないぞ」
「事実だろうが!」
そこでショウは、冒険者ギルドの受付嬢のシャーロットに話し掛けお願いをする。
「シャーロットさんすまないが、俺が今日受け取りにきた薬草を1本もってきてくれるかな?」
「は、はい。ただいま」
シャーロットはショウの言う通りに奥にあるショウの依頼を出した薬草を1本持ってきてショウに手渡した。
「錬成師のみんなこれを見てくれないか?」
「薬草がどうしたんだ・・・よ・・・これは!」
ショウが見せた薬草に錬成師達は言葉を失うほど驚いた。
「さすがに一目見てわかったようだな?」
「この薬草は高品質並みの品質がある!なんでこんな高品質の薬草が!」
「俺が依頼して冒険者達が採取してきてくれた薬草ですよ」
「「「「「「「馬鹿な!」」」」」」」
「俺が依頼してもこんな薬草は・・・」
「そりゃそうですよ。冒険者達は森に入って魔物から身を守る為に気を張り詰めながら薬草を取ってくるんです。たかが45ゴルドで出された依頼にこんな丁寧に採取してきては割に合わないからですよ」
「俺達は自ら首を絞めてたのか・・・」
「それに関しては自業自得としか言いようがないな。だかな、冒険者だって生活がかかっているんだ。信用を得るためにここまで丁寧に採取してきてくれるんだ。俺が言った300ゴルドでも安いと言った意味がわかったか?」
錬成師達は床にうっ潰し涙を流し、冒険者達に本気で謝罪をする。ショウの言った本当の意味がようやく理解できた錬成師達だった。確かに45ゴルドではこんな高品質な薬草は手に入らない。冒険者達も生活がかかっていれば、薬草の周りを掘って根っこまで持ってきてくれるはずがないのだ。無造作に薬草を抜き根っこを残し次の薬草を見つけないと割が合わないのだ。
「なぁみんな、生産ギルドも依頼料が上がれば、丁寧に採取してきてくれるよな?」
「「「「「当たり前だ!」」」」」
「なっ?冒険者達は気のいい奴らばかりなんだから、お互い様の気持ちで助け合わなきゃいけないのが分かったろ?」
「ああ・・・俺達が完全に間違ってた・・・」
「だけどな。この薬草で作ったポーションを生かして冒険者達は町に利益を生むんだ。あんた達のおかげでな」
「俺達のおかげで?」
「「「「「「そうだぜ!」」」」」」
「ポーションの効果が高けりゃ、俺達はダンジョンに潜れオークの肉が持ち帰れるし、鉱石やレアな薬草だってな」
冒険者の言葉に錬成師達は納得がいった。最近の町の情勢がいいことに。冒険者達がショウのポーションのおかげで、町に魔物の素材が多く出回っていたのだ。
「わかりました。この事は肝に命じます」
世の中の仕組みを理解して、錬成師達は何回も頭を下げて冒険者ギルドを後にしたのだった。また、ショウもシャーロットから薬草を受け取り、次回の薬草採取の依頼を出し家に帰るのだった。
「あとは、商人ギルドだけか・・・」
「「「「「「「魔導士様本当にありがとうございます」」」」」」」
「もう何回目だよ。もう普通にしてくれよ・・・毎回こうだと照れるだろ」
「しかし、本当に感謝してます。何回感謝しても足りませんから!」
「それに関しては、冒険者ギルドからも感謝を申し上げします」
「シャーロットさんまでなんだよ。ちゃんと俺も儲けさせてもらっているんだからいいんだよ」
「そうはまいりません。最初、魔導士様の言う事が分かりませんでしたが今なら分かります。あの時、俺を利用したらいいんだよと言った言葉を」
「そうだろ?俺も冒険者ギルドを利用してるんだからWin-Winな関係だ」
「Win-Win?魔導士様は時々不思議な事をおっしゃりますね」
「俺にとってもギルドにとっても利益が出るって事だよ」
「確かに、魔導士様のおかげで冒険者の死亡率が減り、ダンジョンの素材を持ち帰る冒険者がふえました。また、駆け出し冒険者の生活が潤い、危険な依頼に手を出すパーティーが減りました。その結果、ギルドの売り上げが上がりました。魔導士様には感謝をしてもしきれません」
「だから、もういいよ。俺もみんながいなければポーションは作れないんだぞ。俺こそありがとな」
ショウがここにいる全員に頭を下げると、冒険者やギルド職員達は満面の笑顔になった。その時、ドタドタと冒険者ギルドに入ってくる一団があった。
「やっと会えた!」
「あんたに苦情を入れに来たんだ!」
「「「「「そうだ!」」」」」
「あんた一人の為に我々の仕事に支障をきたしているんだ」
「何を言っているかわからないが、あんた達は生産ギルドのPOT錬成師か?」
「わかっているならわざわざ聞くな!」
冒険者ギルドに乗り込んできたのは、やはり生産ギルドのPOT錬成師達だった。
「何を怒っているんだ?」
「よくもぬけぬけと!あんたが薬草の依頼料を引き上げるから俺達の依頼が無視されているんだ!」
「ならあんた達も依頼料を上げたらいいじゃないか」
「「「「「「「「「そうだそうだ!」」」」」」」」」
ショウの言葉に冒険者一同賛同する。
「それに、依頼を出した時、シャーロットさんにその値段では冒険者は依頼を受けないと言われたんじゃないか?」
「そんな事は知ったことか!薬草採取の依頼は昔から45ゴルドで請け負ってもらっていたんだ。それをあんたが勝手に暴走しやがって!」
「昔から?いい事を教えてやるよ。そういうのは談合と言うんだ」
「談合?」
「知らないか?談合というのは自分達の利益を確保する為に話し合いをして金額を調整する事だよ。今回の場合は依頼主が話し合って45ゴルド以上の依頼料を提示しないと暗黙の了解を作った事だよ」
「うぐぐ・・・だ、黙れ!薬草を採取してくるだけでそんな高い金額が払えるわけないだろうが!」
「そんな簡単なら自分で採取してこれるのか?」
「「「「「「「「なっ・・・」」」」」」」」
「我々は戦闘スキルがないんだぞ!」
「だが、剣はふれるよな?冒険者の中には努力してスキル無しで頑張っている者もいるんだぜ」
「「「「ま、魔導士様・・・」」」」
ショウの言葉に涙ぐむ冒険者がいる。その冒険者は冒険に憧れスキル無しでも努力してきたのであろう。
「薬草採取が簡単?馬鹿言ってんじゃねぇよ。本当なら俺はもう少し薬草採取の依頼料を上げたいくらいだ」
「「「「「「馬鹿な事を!」」」」」」
「これ以上上げたら利益が出なくなるんだぞ!」
「ああ。俺もそれがわかっているからこれ以上上げたら、あんた達の誰かが首をくくる羽目になるからあげないだけだ」
「そんなギリギリまで上げやがって!」
「だから簡単なんだろ?自分で採取してこいよ」
「「「「「「そんな事出来るわけないだろうが!」」」」」」
「あんた達は自分が出来ない事を簡単だと言って依頼料を上げなかった犯罪者いや殺人者だ」
「我々が殺人者だと!」
「薬草採取は駆け出し冒険者の数少ない依頼だ。だが、薬草採取では食えないから、森の奥に入りゴブリン討伐をして帰って来なかった人間も数多くいたんだ」
「はっ!冒険者は自己責任なんだろうが。俺達には関係ないね」
その言葉に、冒険者達はPOT錬成師達を睨む。
「そうだな。ゴブリンに殺されても実力に合わない依頼を選んだ冒険者の自己責任だ」
「そうだろ?俺達が悪いわけではない!」
「「「「「魔導士様・・・」」」」」
「フッ。だったら今の状況であんたらの依頼を受けないのも冒険者の自己責任だよな?」
「「「「「うっ・・・」」」」」
「「「「「そうだそうだ!」」」」」
「魔導士様の言う通り俺達は自己責任であんたらの依頼は受けない!」
「あんたらが取ってこれない薬草が欲しいなら、依頼料を上げて冒険者の皆さんに頭を下げてお願いしなよ」
「「「「「「「ぐぬぬ・・・」」」」」」」
「冒険者達はな。採取する時も周りに気を張って薬草採取するんだぞ?それをやった事もないあんた達が簡単だと決めるつけるな!」
「「「「「「「・・・・・・・・・」」」」」」」
ショウの怒鳴り声に、POT錬成師達はその場に崩れ落ちる。
「おい。なんとか言ったらどうだよ」
「わ、わかりました・・・俺達が悪かったです・・・」
錬成師達は、自分で薬草を取ってこれない事をやっと理解したようだ。その敗北感にもう錬成師では食べていけないと思っている。
「300ゴルドの依頼料か・・・薬草が手に入ったところで利益確保ができるかどうか・・・」
「みんな、生産ギルドの依頼はこれからあがる事になったが今までのわだかまりを晴らそうなんて思ったら駄目だぞ。ようやく生産ギルドが歩み寄ってくれたんだからな」
「「「「「しかし、魔導士様」」」」」
「しかしもかかしもない。その行動はいつか必ず自分に跳ね返ってくる事になるぞ!それでもいいのか?」
「あんた・・・なんでそこまで俺達を擁護する。俺達は今まで自分の事しか考えていなかったんだぞ・・・」
「これはWin-Winな関係だからだよ。ちなみにWin-Winとはどちらにも利益がある関係だからな」
「どちらにも利益だと?300ゴルドで買い取った薬草で利益なんか!」
「本当にそう思うのならお前達はどうしょうもないぞ」
「事実だろうが!」
そこでショウは、冒険者ギルドの受付嬢のシャーロットに話し掛けお願いをする。
「シャーロットさんすまないが、俺が今日受け取りにきた薬草を1本もってきてくれるかな?」
「は、はい。ただいま」
シャーロットはショウの言う通りに奥にあるショウの依頼を出した薬草を1本持ってきてショウに手渡した。
「錬成師のみんなこれを見てくれないか?」
「薬草がどうしたんだ・・・よ・・・これは!」
ショウが見せた薬草に錬成師達は言葉を失うほど驚いた。
「さすがに一目見てわかったようだな?」
「この薬草は高品質並みの品質がある!なんでこんな高品質の薬草が!」
「俺が依頼して冒険者達が採取してきてくれた薬草ですよ」
「「「「「「「馬鹿な!」」」」」」」
「俺が依頼してもこんな薬草は・・・」
「そりゃそうですよ。冒険者達は森に入って魔物から身を守る為に気を張り詰めながら薬草を取ってくるんです。たかが45ゴルドで出された依頼にこんな丁寧に採取してきては割に合わないからですよ」
「俺達は自ら首を絞めてたのか・・・」
「それに関しては自業自得としか言いようがないな。だかな、冒険者だって生活がかかっているんだ。信用を得るためにここまで丁寧に採取してきてくれるんだ。俺が言った300ゴルドでも安いと言った意味がわかったか?」
錬成師達は床にうっ潰し涙を流し、冒険者達に本気で謝罪をする。ショウの言った本当の意味がようやく理解できた錬成師達だった。確かに45ゴルドではこんな高品質な薬草は手に入らない。冒険者達も生活がかかっていれば、薬草の周りを掘って根っこまで持ってきてくれるはずがないのだ。無造作に薬草を抜き根っこを残し次の薬草を見つけないと割が合わないのだ。
「なぁみんな、生産ギルドも依頼料が上がれば、丁寧に採取してきてくれるよな?」
「「「「「当たり前だ!」」」」」
「なっ?冒険者達は気のいい奴らばかりなんだから、お互い様の気持ちで助け合わなきゃいけないのが分かったろ?」
「ああ・・・俺達が完全に間違ってた・・・」
「だけどな。この薬草で作ったポーションを生かして冒険者達は町に利益を生むんだ。あんた達のおかげでな」
「俺達のおかげで?」
「「「「「「そうだぜ!」」」」」」
「ポーションの効果が高けりゃ、俺達はダンジョンに潜れオークの肉が持ち帰れるし、鉱石やレアな薬草だってな」
冒険者の言葉に錬成師達は納得がいった。最近の町の情勢がいいことに。冒険者達がショウのポーションのおかげで、町に魔物の素材が多く出回っていたのだ。
「わかりました。この事は肝に命じます」
世の中の仕組みを理解して、錬成師達は何回も頭を下げて冒険者ギルドを後にしたのだった。また、ショウもシャーロットから薬草を受け取り、次回の薬草採取の依頼を出し家に帰るのだった。
「あとは、商人ギルドだけか・・・」
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