氷河期世代のおじさん異世界に降り立つ!

本条蒼依

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第1章 レアスキルは偉大

33話 迫りくるゴブリン集団

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 ショウは焦っていた。ショウにとってゴブリンなどどうでもよかったのだ。それよりもジャイアントボアがどこにもいないのだ。それどころか、ウルフやディア等の野生動物もいないのだった。

「おじちゃん、この方向にとんでもない数の魔物の気配がする・・・」
「イチョウ本当か?」
「うん・・・多分、そこにゴブリンの集落が・・・」

 ショウは野生動物やゴブリン以外の魔物がいないのは、ゴブリンの食料になっているとみんなに話した。

「ご主人様それってヤバいんじゃない?」
「アリサとシスティナはカホとイチョウから離れるなよ。イチョウとカホは2人を護ってやってくれ」
「はい!」
「わかった・・・」
「多分この数からしてゴブリンキングがいるのは確実だ」

 その頃、マートンの町では森の異常に気づいていた。冒険者達の行方不明が相次いで起こっていた。特に女性冒険者が帰ってこないのだ。そして、近隣の村からもゴブリンの討伐依頼がでていたのだ。

「これって不味いんじゃないの?」
「ええ・・・多分、ゴブリンの集落ができているわ」
「ギルドマスターに相談をしないと」

 冒険者ギルドでは、周辺の村からのゴブリン討伐の数の多さにシャーロット達受付嬢達が話し合う。その時、冒険者が冒険者ギルドに駆け込んできた。

「た、大変だ!北の森にゴブリンの集落が出来てる!」
「「「「「なんだと!」」」」」

 冒険者の報告にギルドにいた冒険者が大声をだし驚く。また、その報告に受付嬢は奥の部屋に駆け込むのだった。

「ギルドマスター!たった今報告がありまして・・・」
「何があった?」
「北の森にゴブリンの集落ができているそうです!」
「どれくらいの規模だ?」
「まだそこまでは・・・報告してきた冒険者は確かまだDランクになったばかりかと・・・」
「その慌てぶりだと集落の確認だけかもしれんな」
「はい」
「すぐに偵察部隊を編成し、冒険者達に待機指示を出してくれ」
「わかりました!」

 受付嬢はギルドカードを通して、Cランク冒険者は町で待機するアラームを鳴らす。ギルドカードはこういった有事の際に連絡手段に用いられる。今回はゴブリンの集落ができただけなので、万が一の為に冒険者の確保に連絡をした。これがスタンピードの場合、緊急招集となり冒険者はすぐに冒険者ギルドに来ないといけなくなるのだ。
 しかし、冒険者達は待機指示のアラームの詳細を聞きに続々と冒険者ギルドに集まってきたのだ。

「いったい何があったんだ?」
「なんでも北の森にゴブリンの集落ができたそうだぜ」
「それで規模は?」
「これから調査隊が調べに行くそうだ」

 冒険者ギルドの掲示板には【ゴブリン集落発見】と大きく貼り出され、一時全ての依頼を緊急停止処置になっていた。駆け出し冒険者は今、町の外に出るのは自殺行為になる為依頼を受けれるのは町中の雑用だけとなっている。

「すぐに偵察隊に調べさせてくれ」
「はい」

 ギルドマスターはギルド職員に指示を出して、ゴブリンの情報を集めさせる。またギルドマスターのベックはギルド職員にガイルを呼んでほしいと指示を出した。

「ギルドマスター俺に何用だ?」
「ガイルよくきてくれた。お前はすぐ魔導士のショウ殿のところに行ってくれないか?」
「はぁあ!?」
「ショウ殿を呼んで来てほしいんだ。多分だが、最近の周辺の村からのゴブリン討伐依頼の量からして嫌な予感しかしないんだ」
「ギルドマスターはゴブリンの集落にゴブリンキングがいると思っているのか?」
「ああ・・・十中八九キングがいる!俺も嫌な予感がしていて領主様に相談をしていたところなんだ」
「そんなに周辺の村からの依頼があったのか?」
「ああ・・・」
「わかった!俺がすぐに魔導士様に連絡をいれてきてやるよ」
「ああ。頼んだぞ」

 ガイルはすぐにマートンの町から出て、北の森の入り口にあるショウの私有地に向かったのだった。

 その頃、ショウ達はゴブリンの集落を見つけ、その集落の大きさに目を見開き驚いていた。

「何この大きさは?」
「システィナ、もっと声を抑えろ。ゴブリンに気づかれる」

 システィナは、アユミに怒鳴られ自分で自分の口を塞ぐ。

「ショウ・・・どうするの?あたし達なら大丈夫だがショウの指示に従うわ」
「この規模になると多分キングがいると思うが本当に大丈夫なのか?」

 ショウ達の目の前には数千とも思われるゴブリンがうじゃうじゃ生活をしていた。

「ご主人様あれを・・・」
「ひ、酷い・・・」

 ゴブリンの集落の一角には女性が囚われていた。ゴブリンは繁殖を人間を犯して繁殖する。その為、ゴブリンは冒険者ギルドで依頼がなくても通常依頼として依頼が出されているのだ。その女性達は周辺の村の人間だったり冒険者達みたいだった。女性冒険者しかいないみたいで男性の冒険者はその場で殺されたのであろう。

「このまま放ってはいけないな・・・」
「ショウならそう言うと思ったわ」
「ですね」

 ショウ達はその場で作戦を立てる。そして、みんなで集落に突っ込む事にしたのだ。一見作戦じゃないように思えるがこれが一番効率がよかったのだ。

主様あるじさままずはわたくしが先陣を切りますから後に続いて下さいませ!」

 先陣は弓矢を構えたスミエが集落に突っ込んだ。

「マルチプルアロー!」

●マルチプルアロー
 弓術を持った人物が80レベルになった時に派生するアクティブスキル。前方45度の扇型の範囲に弓矢を撃ち出し、その範囲内にいる全ての敵に3倍ダメージを与える。

 ゴブリンの集落に先陣をきって突入したスミエに驚くゴブリンは騒ぎ立てて仲間に報せて、次々にスミエ目掛けて襲いかかるが、スミエのマルチプルアローに撃ち抜かれて絶命していくのだった。

『『『『『『『ギャッギャッギャッギャアアア!』』』』』』』

 そして、スミエの両脇を固めるのがアユミとカオリだ。アユミはスミエに襲いかかるゴブリンを少しでも減らしヘイトをゴブリンに掛ける。

●ヘイト
 盾術を持った人物が5レベルになった時に派生するアクティブスキル。敵を挑発し敵意を自分に向ける。

 ヘイトに掛かったゴブリンはアユミに敵意を向けて襲いかかる。その瞬間アユミはスラッシュを放つ。

●スラッシュ
 剣術を持った人物が5レベルになったら派生するアクティブスキル。剣気を前方に飛ばし、その直線上にいる敵を斬り裂く。

『『『『『『『ギャッギャッギャッ!』』』』』』』

 また、カオリは二刀流でソニックスラッシュを前方に飛ばしゴブリンを斬り裂く。ソニックスラッシュはアユミのスラッシュと同じで剣気を前方に飛ばすアクティブスキルだ。ロングソード二刀流で飛ばす為、その剣気はクロスで飛んでいく。

『『『『『『『『ギャアアアァアアアアア!』』』』』』』』

 そして、ショウ達はドンドンゴブリンの集落の中に侵入して行く。当然だがショウ達の周りにはゴブリン達が囲む。しかし、後方はヨシノとアスカが殿しんがりを務める。

『『『『『『『『ギャッギャッギャッ!』』』』』』』』

 ヨシノは槍を薙ぎ払い、後方にいるゴブリンを横一線に斬り飛ばす。又、アスカはその巨大な大剣トゥーハンドソードを軽々ぶんまわし一撃で数十体のゴブリンを叩き潰す。アスカのレベルは90に達しておりアクティブスキルを使うまでもないのだ。

「「ひぃ~~~~~!」」

 ショウのパーティーの中心には、システィナとアリサが震えながら着いてくる。しかし、アユミ達のおかげで中心部には入る事は出来ない。仮に入れる猛者がいたとしてもカホとイチョウが2人を護るので安心である。
 そして、ショウはアユミ達が斬り殺したゴブリンを次々に時空間倉庫に収納していき、アユミ達が戦いやすい場所を作っていく。又、ショウ達はゴブリンに囚われている女性達に近い場所まで移動して戦っている。女性達は木で作られた檻に閉じ込められており殺される心配は無かった。

「システィナ、アリサ。ちゃんと目を開けて戦闘に慣れるないと駄目だよ」
「そう・・・レベルだけ上がっても意味ない」
「「そ、そんな事言われても・・・」」

 その時もシスティナとアリサのレベルはドンドン上がっていく。レベルが低い分ゴブリンでも上がりやすいのだ。

「やっと上位種が出てきたみたいですわ」

 ゴブリンソードマンやホブゴブリン、ゴブリンアーチャー等多岐に渡る。遠距離攻撃をしてくるゴブリンはスミエが撃退していく。そして、ショウもスペイスタムジャベリンで貫く。

●スペイスタムジャベリン
 時空間属性魔法を持つ人物が5レベルになると覚える攻撃魔法。時空間属性の槍を前方に飛ばし敵を貫く。
 ダメージ 5D10+レベル 80%の確率でタイムストップ。

 この魔法で貫かれるゴブリンは瞬殺され生き残れるゴブリンはいなかった。5D10+レベルダメージとは10面のサイコロを5個振って出た値と術者のレベルの値だ。ショウの場合だと30レベルあるので、最小ダメージでも35ダメージをゴブリンに与える事になる。ゴブリン程度の魔物に生き残る余裕はないのである。

「ショウ!全然減らないんだけど・・・どうする?」
「まだここで数を減らそう。囚われている女性達を放ってはいけないからな」
「わかった」

 アユミは、自分にゴブリン達を引き付ける。その間にスミエが範囲攻撃でゴブリン達を一掃し続けると今度は、更に上位種のゴブリンナイトやゴブリンシャーマンが現れた。

「ゴブリンシャーマンまでいるのか!?スミエアイツを倒すんだ!」
「わかりましたわ。ロングショット!」

 スミエはショウに言われた通り、ゴブリンの後方にいたローブを身に纏うゴブリンシャーマンに矢を放つ。通常の矢では届かないと思い、スミエはロングショットを放つ。

●ロングショット
 弓術を持つ人物が5レベルになると派生するアクティブスキル。通常の2倍の飛距離で敵を撃ちダメージを与える。

『ギャアアアァアアアアアアアア!』

 スミエのロングショットで、ゴブリンシャーマンは絶命する。シャーマンのような魔法使いは数が少ないというより、この集落にいた事に驚く。多分、魔法使い系はあのゴブリン一匹しかいないだろう。

「なんですか?この上位種の数は!?」
「システィナ落ち着け。アユミ達の敵ではない・・・」

 ゴブリンナイトやスナイパー、デスパー(斧戦士)まで続々と襲い来る。しかし、アユミ達は50レベルのファイターだ。それにスミエは85レベル。アスカに至っては95レベルもあるので、ゴブリンナイトやデスパーの敵ではなかった。

「そろそろゴブリンの勢いがなくなってきたな」

 最初にスミエが突入して、1時間という長い時間が過ぎていた。


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