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第2章 新たな商売
23話 残る敵はライオネルだけとなる
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ライオネルはアスカとアユミの連携攻撃に顔を歪め気合を入れなおすと同時に咆哮を上げた。
その咆哮はボス部屋全体を震わせ、システィナとアリサには耐えられず恐怖状態に陥ってしまい悲鳴を上げてしまう。
「「いやぁ~!」」
「こ、来ないで!あたしはただ退屈なエルフの村を出て楽しく暮らしたかっただけなの!」
「もうこんな理不尽な命令・・・もういや・・・」
システィナは盗賊に襲われた時の記憶が呼び起こされ恐怖を感じていて、アリサは商人ギルドで上司から理不尽な命令をされていたが逃げられなかった時の記憶が呼び起こされていた。
「おい!しっかりしろ」
ショウは悲鳴を上げる二人の肩を揺らし恐怖に怯える2人を正気に戻そうとする。
「「いやぁ!なんで奴隷にならないといけないの」」
「まさかフィア状態になるとは・・・」
ショウは状態異常の対策をしていなかったことを反省したがこの状況はあまりにもお粗末なものだった。
「すまん・・・」
「「うっ・・・」」
ショウはシスティナとアリサのみぞおちに一発づつパンチ打ち込み気絶させた。レベルの低い2人はショウの拳で簡単に気を失いその場に崩れ落ちる。そして、ショウはライオネルを睨む。
『ぐはははははは!』
「貴様!楽に死ねると思うなよ」
『我に勝てるつもりなのか?ぐはっ・・・』
「よくも2人を恐怖で脅したわね」
「お前はあたし達が殺す!」
ライオネルがショウを笑うと、アユミとアスカが怒りを露わにしてライオネルを斬り刻む。
『鬱陶しい奴らよ!これでも食らうがよい!』
ライオネルは息を思い切り吸い込むと、その立派な鬣が炎のように揺らめく。ショウの神眼にはライオネルのスキルが表示され、ショウはアスカとアユミに横に飛べと叫んだのだった。
「「くっ!」」
アユミとアスカがショウの指示にギリギリ反応し、ライオネルの前方から横跳びで回避した瞬間、ライオネルの口からファイヤーブレスが吐き出された。
「まさかブレスまで持つ化け物とは・・・」
ショウはライオネルの口から吐かれたブレスに驚愕して目を見開いた。いつの間にかライオネルのスローは解除されていて驚く。
「それにスローのデバフはなんで解除されているんだ?」
『ぐはははははは!従者共よよくやった。褒めてつかわす』
その時、カオリとヨシノの悲鳴がこだまし2人を吹き飛ばしたのだ。
「「きゃあああああ!」」
「2人共大丈夫か?」
「「は、はい・・・」」
ショウはカオリとヨシノに駆け寄りポーションを渡し2人はすぐに体力を回復したのだった。しかし、次の瞬間カホとイチョウの2人はライオネルの従者の二匹を吹き飛ばした。
「「カオリとヨシノのお返しよ!」」
『『グハッ!』』
カホは、体術で相手の懐に入り込みゼロ距離からの発勁技【魔掌拳】で吹き飛ばした。また、イチョウは影潜みで敵をかく乱させて相手の攻撃を回避し続けたのだ。つまり、イチョウはアユミとは違う回避タンカーを務めたのである。
「「わたし(あたし)達にかかればこんなものよ!」」
カホとイチョウは吹き飛ばしたライオネルの従者に向かってポーズを決めたのだった。
そして、もう一匹の従者が雄叫びを上げ、無数の矢にくしざしにされ地面に崩れ落ちた。この傷はマルチプルアローでできた傷だと解る。
「こちらも済みましたわ」
そこには優雅に立つスミエがいた。
「雑魚は後3匹ね。あのカオリとヨシノを吹き飛ばした二匹はカホとイチョウに任せるわね」
「「わかった!」」
そう言ったカホとイチョウは、2人を吹き飛ばした従者に突っ込む。そして、イチョウは魔力を込めクナイのような投擲武器を投げる。
『『グホッ!?』』
しかし、そのクナイは従者の身体には当たらず地面に突き刺さり、外れたクナイを見た従者二匹はニヤリと笑う。
「カホ任せた・・・」
「イチョウ任された!」
従者になんの躊躇もする事もなくカホは突進攻撃を行うが、ライオネルの従者はカホに狙いを定めて武器を振りかぶろうとするが、二匹とも身体が動かず硬直する。
「フッ!お生憎様。全然身体が動かせないでしょ?」
『『グァアアアアアア!』』
ライオネルの従者二匹は気力を振り絞って身体を動かそうとしたが指一本動かす事ができない。
「これが影縛り!後はカホに任せるわよ・・・」
「おけまる水産!」
「ちょっと・・・最近おじちゃんみたいな喋り方止めた方がいいわよ」
「いいじゃない。おじちゃんが言うと親父ギャグになるけど、私が言う分はいいじゃない」
「それもそうね・・・」
「確かに俺はオジサンだが、何気に2人共辛辣だな・・・」
二人の会話に、ショウは戦闘中にもかかわらず気落ちするのだった。そして、動けないライオネルの従者二匹の懐にカホは瞬時に飛び込み拳撃を打ち込んだ。
「くらえ!トリプルバスター」
『『グァアアアアアアアアア!』』
カホはライオネルの従者にトリプルバスターを打ち込んだ。従者はイチョウの影縛りにより身体がまったく動かせず防御も取れなかった。
無防備状態の従者達はカホのトリプルバスターをもろに受けて瞬殺されてしまったのだ。
●トリプルバスター
格闘術を持つ人物が80レベルに到達すると派生するアクティブスキル。瞬時に敵の懐に入り三連撃(両手で6連撃)を打ち込むスキル。一発3倍ダメージ。
トリプルバスターをもろに受けてライオネルの従者二匹は大ダメージを受けボス部屋の壁まで吹き飛び絶命したのだった。
そして、残りはライオネルと少し距離をとる従者一匹だけとなるが、その一匹はスミエのロングショット一匹で沈んでしまった。
『グハッ!』
「えっ!?死んじゃったの?嘘ですよね・・・」
スミエのロングショット一発で沈んでしまったのもしょうがなかった。残る従者は魔法つかいだったからだ。実はこの従者のおかげでライオネルのスローのデバフが解除されていたのだ。世の中でも珍しいとされている聖属性魔法の使い手である。しかも、ライオネルの従者となっているがレベルも高く80もあり、全ての状態異常を治す事が出来る優秀な魔物だった。
ちなみにこの世界は魔物でも聖属性や光属性を持つ可能性はあり、反対に聖属性魔法を授かった人間に闇属性魔法がある場合も可能性としてある。ただし、レア属性魔法を2つも授かった人間はまだいない。それだけレア属性魔法は珍しいとされている。
主様あの魔物はいったい・・・
アイツは聖属性の魔法つかいだった。アイツのせいで俺のスローが解除されていたみたいだ。
わ、わかりました。
スミエはちょっと物足りなさを感じながら、残るボスを睨みつける。また、カホとイチョウもライオネルを囲む隊形をとるのだった。
その咆哮はボス部屋全体を震わせ、システィナとアリサには耐えられず恐怖状態に陥ってしまい悲鳴を上げてしまう。
「「いやぁ~!」」
「こ、来ないで!あたしはただ退屈なエルフの村を出て楽しく暮らしたかっただけなの!」
「もうこんな理不尽な命令・・・もういや・・・」
システィナは盗賊に襲われた時の記憶が呼び起こされ恐怖を感じていて、アリサは商人ギルドで上司から理不尽な命令をされていたが逃げられなかった時の記憶が呼び起こされていた。
「おい!しっかりしろ」
ショウは悲鳴を上げる二人の肩を揺らし恐怖に怯える2人を正気に戻そうとする。
「「いやぁ!なんで奴隷にならないといけないの」」
「まさかフィア状態になるとは・・・」
ショウは状態異常の対策をしていなかったことを反省したがこの状況はあまりにもお粗末なものだった。
「すまん・・・」
「「うっ・・・」」
ショウはシスティナとアリサのみぞおちに一発づつパンチ打ち込み気絶させた。レベルの低い2人はショウの拳で簡単に気を失いその場に崩れ落ちる。そして、ショウはライオネルを睨む。
『ぐはははははは!』
「貴様!楽に死ねると思うなよ」
『我に勝てるつもりなのか?ぐはっ・・・』
「よくも2人を恐怖で脅したわね」
「お前はあたし達が殺す!」
ライオネルがショウを笑うと、アユミとアスカが怒りを露わにしてライオネルを斬り刻む。
『鬱陶しい奴らよ!これでも食らうがよい!』
ライオネルは息を思い切り吸い込むと、その立派な鬣が炎のように揺らめく。ショウの神眼にはライオネルのスキルが表示され、ショウはアスカとアユミに横に飛べと叫んだのだった。
「「くっ!」」
アユミとアスカがショウの指示にギリギリ反応し、ライオネルの前方から横跳びで回避した瞬間、ライオネルの口からファイヤーブレスが吐き出された。
「まさかブレスまで持つ化け物とは・・・」
ショウはライオネルの口から吐かれたブレスに驚愕して目を見開いた。いつの間にかライオネルのスローは解除されていて驚く。
「それにスローのデバフはなんで解除されているんだ?」
『ぐはははははは!従者共よよくやった。褒めてつかわす』
その時、カオリとヨシノの悲鳴がこだまし2人を吹き飛ばしたのだ。
「「きゃあああああ!」」
「2人共大丈夫か?」
「「は、はい・・・」」
ショウはカオリとヨシノに駆け寄りポーションを渡し2人はすぐに体力を回復したのだった。しかし、次の瞬間カホとイチョウの2人はライオネルの従者の二匹を吹き飛ばした。
「「カオリとヨシノのお返しよ!」」
『『グハッ!』』
カホは、体術で相手の懐に入り込みゼロ距離からの発勁技【魔掌拳】で吹き飛ばした。また、イチョウは影潜みで敵をかく乱させて相手の攻撃を回避し続けたのだ。つまり、イチョウはアユミとは違う回避タンカーを務めたのである。
「「わたし(あたし)達にかかればこんなものよ!」」
カホとイチョウは吹き飛ばしたライオネルの従者に向かってポーズを決めたのだった。
そして、もう一匹の従者が雄叫びを上げ、無数の矢にくしざしにされ地面に崩れ落ちた。この傷はマルチプルアローでできた傷だと解る。
「こちらも済みましたわ」
そこには優雅に立つスミエがいた。
「雑魚は後3匹ね。あのカオリとヨシノを吹き飛ばした二匹はカホとイチョウに任せるわね」
「「わかった!」」
そう言ったカホとイチョウは、2人を吹き飛ばした従者に突っ込む。そして、イチョウは魔力を込めクナイのような投擲武器を投げる。
『『グホッ!?』』
しかし、そのクナイは従者の身体には当たらず地面に突き刺さり、外れたクナイを見た従者二匹はニヤリと笑う。
「カホ任せた・・・」
「イチョウ任された!」
従者になんの躊躇もする事もなくカホは突進攻撃を行うが、ライオネルの従者はカホに狙いを定めて武器を振りかぶろうとするが、二匹とも身体が動かず硬直する。
「フッ!お生憎様。全然身体が動かせないでしょ?」
『『グァアアアアアア!』』
ライオネルの従者二匹は気力を振り絞って身体を動かそうとしたが指一本動かす事ができない。
「これが影縛り!後はカホに任せるわよ・・・」
「おけまる水産!」
「ちょっと・・・最近おじちゃんみたいな喋り方止めた方がいいわよ」
「いいじゃない。おじちゃんが言うと親父ギャグになるけど、私が言う分はいいじゃない」
「それもそうね・・・」
「確かに俺はオジサンだが、何気に2人共辛辣だな・・・」
二人の会話に、ショウは戦闘中にもかかわらず気落ちするのだった。そして、動けないライオネルの従者二匹の懐にカホは瞬時に飛び込み拳撃を打ち込んだ。
「くらえ!トリプルバスター」
『『グァアアアアアアアアア!』』
カホはライオネルの従者にトリプルバスターを打ち込んだ。従者はイチョウの影縛りにより身体がまったく動かせず防御も取れなかった。
無防備状態の従者達はカホのトリプルバスターをもろに受けて瞬殺されてしまったのだ。
●トリプルバスター
格闘術を持つ人物が80レベルに到達すると派生するアクティブスキル。瞬時に敵の懐に入り三連撃(両手で6連撃)を打ち込むスキル。一発3倍ダメージ。
トリプルバスターをもろに受けてライオネルの従者二匹は大ダメージを受けボス部屋の壁まで吹き飛び絶命したのだった。
そして、残りはライオネルと少し距離をとる従者一匹だけとなるが、その一匹はスミエのロングショット一匹で沈んでしまった。
『グハッ!』
「えっ!?死んじゃったの?嘘ですよね・・・」
スミエのロングショット一発で沈んでしまったのもしょうがなかった。残る従者は魔法つかいだったからだ。実はこの従者のおかげでライオネルのスローのデバフが解除されていたのだ。世の中でも珍しいとされている聖属性魔法の使い手である。しかも、ライオネルの従者となっているがレベルも高く80もあり、全ての状態異常を治す事が出来る優秀な魔物だった。
ちなみにこの世界は魔物でも聖属性や光属性を持つ可能性はあり、反対に聖属性魔法を授かった人間に闇属性魔法がある場合も可能性としてある。ただし、レア属性魔法を2つも授かった人間はまだいない。それだけレア属性魔法は珍しいとされている。
主様あの魔物はいったい・・・
アイツは聖属性の魔法つかいだった。アイツのせいで俺のスローが解除されていたみたいだ。
わ、わかりました。
スミエはちょっと物足りなさを感じながら、残るボスを睨みつける。また、カホとイチョウもライオネルを囲む隊形をとるのだった。
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