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明星色の想い出と、忘れてはいけない記憶
第27話
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「……あのさ、これわたくしの勘違いじゃなければ求婚だよね」
「へっ?」
片手でこめかみを押さえ、ルクレーシャスさんは眉を寄せた。
「まさかとは思うけどスヴァンくん、明星の精霊を好きだとか綺麗だとか褒めたことある?」
「ああ、はい。だって本当にうっとりするくらい綺麗なんですもん。そしたら、花をくれましたよ。いつまでも枯れないんです、不思議でしょう。ここに飾ってあるんですけど」
机の上に生けてある、花瓶の花を指し示す。白い薔薇が五本。今日で六本になった。薔薇だけではなく、白いエリカや白いアザレア、南天ってね、小さくてかわいい白い花が咲くんだよ、知ってた? ぼく明星の精霊さんにもらって初めて見たんだ。
「ほらぁ! 多分これ花言葉全部愛の言葉ばっかのヤツだ、完全に求婚だこれ!」
「そんなわけないじゃないですか。夜空色の精霊さんに初めて会ったの、二歳の時ですよ?」
ぼくを抱えたまましゃがみ込んでしまったルクレーシャスさんを仰ぐ。
「……あのね、いつかきちんと説明しようと思ってたんだけどって何度も言ってるけどスヴァンくん」
「はい」
ショールに包まれたままのぼくを窓辺の椅子へ座らせ、ルクレーシャスさんは足元へしゃがんでぼくの顔を覗き込んだ。
「妖精も精霊も、普通は人の前へ姿を現しません」
「はい」
「妖精王に至ってはエルフが千年前に見かけたという記述が、書物の中に残っているのみ。あちらから話しかけてきたり、こっちの話を聞いてくれたり、とにかく会話をしたというのは聞いたことがない」
「ええ」
「普段、君の周りにいる精霊というのは、この世界を構築している四元素に宿る極々弱い気の塊のようなものだけど、これまた妖精と同じで人には見えないし、精霊は光る球体で妖精のように生き物の形を取らないと言われている」
「そう……なんですか?」
首を傾げると、ぽん、と膝へ手を置かれた。
「そうなんです。なので人型をした精霊の目撃談というのは、二千年以上前の神聖公国エンブリアの聖典のみだという話もしたよね?」
「はい」
「わたくしは可能性として、明星の精霊は夜を司る精霊の王だと思っています」
「そうなんですか。じゃあ、水の精霊王とか、火の精霊王もいらっしゃるということですね」
「他の精霊王には会ったことがないようで安心したよ」
「うう~ん、多分?」
春になると、花冠を被った白い牡鹿が庭を駆け回るのだけれど、あれは精霊ではないのだろうか。他のものだとしたら何だろう。よく分からないから、黙っておくことにした。
「会話ができるのも、何度も会いに来るなんていうのも、前代未聞の事態です。分かる?」
「ぼくは運がいいですね?」
「運とかいう問題じゃないの。君、精霊にも妖精にも寵愛されてるの、常に祝福を受けてる状態なの」
「それってどうなるんですかねぇ」
「つまりまぁ、どう転んでも君が望まない運命になることはない」
あ、これあれだ。「オレなんかやっちゃいました?」系とかいう。チート能力何も付与されてないと思ったらこんなところに落とし穴が。しかし、そんなすごい能力が付与されていても、ままならなさすぎじゃない? ぼくの人生。どうなってんのと声を大にして言いたい。
「え、今めちゃくちゃ不自由ですが」
「けど結局君、皇王の庇護下でここまで成長して来たじゃない」
そういう考え方もできるのか。まぁ、確かに貴族だろうと両親から見捨てられたら普通は生きて行けないよね、こんな階級社会では。
「まぁただ、運だけを待っていたら未来を見据えた予定が立てられないだろうから、そういう時にはわたくしの名前を使いなさい。つまりね、君は君の好きに進んで大丈夫。あまり、心配しなくていいよ」
今日、バルタザールに対して感情が爆発してしまったことを見抜かれていたのだろう。ルクレーシャスさんはぼくの頭を撫でた。
「だから非常に残念だけど、今日は明星の精霊を盗み見ることは諦めるよ。ゆっくり話して甘えるといい。君が本心を語れるのは、今まできっと彼だけだったんだろうから」
「……はい」
目からしょっぱい水が出た。本当はぼく、すごく心細かったんだ。ずっと。ぼくはこの世界に転生して初めて子供みたいに声を上げて、わんわん泣いた。
初めて明星の精霊さんこと夜空色の精霊さんに会った、というか認識したのは二歳の頃だ。眠りからふと目を覚ますと、紗布のように淡く薄く深藍色の帳が降りた、と感じた。その人は淡い帳が降りるのと同じく、ぼくの傍へふわりと舞い降りたようだった。
『……』
無言でベビーベッドの中のぼくを覗き込み、立ち尽くす。誰だろう? まさか、ぼくのお父さん? 夜にのみ訪れる彼を、ぼくはしばらく自分の父かと思っていた。
夜空色の精霊さんがぼくの父ではない、と気づいたのは三歳になった頃だった。彼が訪れている間は、ベッテもラルクも時が止まったように動かない。風の音もまるで息を潜めているようで、葉擦れの音すら聞こえない。
今、この空間にはきっと彼とぼくしかいない。そう直感したからだ。
「あなたのことを、なんとお呼びしゅればいいれしゅか?」
三歳児の怪しい呂律で尋ねると、夜空色の精霊は茫洋とした表情でぼくへ顔を近付けた。
『好きに名付けよ』
かくして、ぼくは彼のことを「夜空色の精霊」と呼ぶことにしたのだった。彼との会話は補正がかかるのか、呂律が怪しくてもこちらの意思を読み取っているようだった。二十五歳成人男子の記憶があるぼくにとってこれはとても救われた。意識はあれど会話が伝わらないのは、結構なストレスなのだ。
だから夜空色の精霊さんとは色んな話をした。ぼくは別の世界で生きていたこと、その記憶があること。
そのお返しのように、彼はこの世界の事をぼくに教えてくれた。そのお陰でぼくはこの世界に魔法があることを知った。さらにぼくが居た世界はこことは違って魔法はなかったこと。その代わり「科学」という別の分野が発展していたことなども話した。幼児の長くて退屈な時間に、彼がいなければぼくはとうに心を病んでいたかもしれない。
ぼくが今までの鬱屈を晴らすように尋ねたいことを尋ねる切ると、今度は夜空色の精霊が尋ねる。そんな長い時間の中、精霊や妖精にぼくがどう見えているのかを尋ねると、彼は夜空の真ん中を指した。
この世界は前世と星座が全く違う。けれど北極星の様に、夜空の真ん中で輝く星がある。
『あれは精霊や妖精の暮らす朝の国への入口』
「ポラリスが?」
『ポラリス?』
「ええ。ぼくの前世では北極星のことを『ポラリス』と。この世界では違うのでしょうけれど、あんな風に空の真ん中で動かず変わらず光る星です。旅人が夜道を行く時、あの星を目印に己の行くべき方向を確認するのですよ。ポーラスターなどとも呼びます」
ならば夜空色の精霊さんの膝でお話を聞いているぼくは、精霊や妖精にはまるで夜空に浮かんだ北極星のように見えるのだろう。そう伝えると夜空色の精霊さんの頬には、微かに笑みが一刷け載った。彼との時間は常に穏やかだった。だから夜空色の精霊さんとの時間は好きだ。
そんな訳でジークフリードに皇宮へ招かれた後、久々にぼくの元へ訪れた夜空色の精霊さんは、ぼくの髪と瞳を見て不機嫌になった。耳元でぱちんと弾けるような音がした後、夜の妖精たちが楽しそうに笑ったから、多分髪の色は元の銀色に戻ってしまったんだと思う。ルクレーシャスさんが離宮に留まっていてくれてよかった。居てくれなかったらまた魔法使いを呼んでもらわなくちゃならないところだ。
「へっ?」
片手でこめかみを押さえ、ルクレーシャスさんは眉を寄せた。
「まさかとは思うけどスヴァンくん、明星の精霊を好きだとか綺麗だとか褒めたことある?」
「ああ、はい。だって本当にうっとりするくらい綺麗なんですもん。そしたら、花をくれましたよ。いつまでも枯れないんです、不思議でしょう。ここに飾ってあるんですけど」
机の上に生けてある、花瓶の花を指し示す。白い薔薇が五本。今日で六本になった。薔薇だけではなく、白いエリカや白いアザレア、南天ってね、小さくてかわいい白い花が咲くんだよ、知ってた? ぼく明星の精霊さんにもらって初めて見たんだ。
「ほらぁ! 多分これ花言葉全部愛の言葉ばっかのヤツだ、完全に求婚だこれ!」
「そんなわけないじゃないですか。夜空色の精霊さんに初めて会ったの、二歳の時ですよ?」
ぼくを抱えたまましゃがみ込んでしまったルクレーシャスさんを仰ぐ。
「……あのね、いつかきちんと説明しようと思ってたんだけどって何度も言ってるけどスヴァンくん」
「はい」
ショールに包まれたままのぼくを窓辺の椅子へ座らせ、ルクレーシャスさんは足元へしゃがんでぼくの顔を覗き込んだ。
「妖精も精霊も、普通は人の前へ姿を現しません」
「はい」
「妖精王に至ってはエルフが千年前に見かけたという記述が、書物の中に残っているのみ。あちらから話しかけてきたり、こっちの話を聞いてくれたり、とにかく会話をしたというのは聞いたことがない」
「ええ」
「普段、君の周りにいる精霊というのは、この世界を構築している四元素に宿る極々弱い気の塊のようなものだけど、これまた妖精と同じで人には見えないし、精霊は光る球体で妖精のように生き物の形を取らないと言われている」
「そう……なんですか?」
首を傾げると、ぽん、と膝へ手を置かれた。
「そうなんです。なので人型をした精霊の目撃談というのは、二千年以上前の神聖公国エンブリアの聖典のみだという話もしたよね?」
「はい」
「わたくしは可能性として、明星の精霊は夜を司る精霊の王だと思っています」
「そうなんですか。じゃあ、水の精霊王とか、火の精霊王もいらっしゃるということですね」
「他の精霊王には会ったことがないようで安心したよ」
「うう~ん、多分?」
春になると、花冠を被った白い牡鹿が庭を駆け回るのだけれど、あれは精霊ではないのだろうか。他のものだとしたら何だろう。よく分からないから、黙っておくことにした。
「会話ができるのも、何度も会いに来るなんていうのも、前代未聞の事態です。分かる?」
「ぼくは運がいいですね?」
「運とかいう問題じゃないの。君、精霊にも妖精にも寵愛されてるの、常に祝福を受けてる状態なの」
「それってどうなるんですかねぇ」
「つまりまぁ、どう転んでも君が望まない運命になることはない」
あ、これあれだ。「オレなんかやっちゃいました?」系とかいう。チート能力何も付与されてないと思ったらこんなところに落とし穴が。しかし、そんなすごい能力が付与されていても、ままならなさすぎじゃない? ぼくの人生。どうなってんのと声を大にして言いたい。
「え、今めちゃくちゃ不自由ですが」
「けど結局君、皇王の庇護下でここまで成長して来たじゃない」
そういう考え方もできるのか。まぁ、確かに貴族だろうと両親から見捨てられたら普通は生きて行けないよね、こんな階級社会では。
「まぁただ、運だけを待っていたら未来を見据えた予定が立てられないだろうから、そういう時にはわたくしの名前を使いなさい。つまりね、君は君の好きに進んで大丈夫。あまり、心配しなくていいよ」
今日、バルタザールに対して感情が爆発してしまったことを見抜かれていたのだろう。ルクレーシャスさんはぼくの頭を撫でた。
「だから非常に残念だけど、今日は明星の精霊を盗み見ることは諦めるよ。ゆっくり話して甘えるといい。君が本心を語れるのは、今まできっと彼だけだったんだろうから」
「……はい」
目からしょっぱい水が出た。本当はぼく、すごく心細かったんだ。ずっと。ぼくはこの世界に転生して初めて子供みたいに声を上げて、わんわん泣いた。
初めて明星の精霊さんこと夜空色の精霊さんに会った、というか認識したのは二歳の頃だ。眠りからふと目を覚ますと、紗布のように淡く薄く深藍色の帳が降りた、と感じた。その人は淡い帳が降りるのと同じく、ぼくの傍へふわりと舞い降りたようだった。
『……』
無言でベビーベッドの中のぼくを覗き込み、立ち尽くす。誰だろう? まさか、ぼくのお父さん? 夜にのみ訪れる彼を、ぼくはしばらく自分の父かと思っていた。
夜空色の精霊さんがぼくの父ではない、と気づいたのは三歳になった頃だった。彼が訪れている間は、ベッテもラルクも時が止まったように動かない。風の音もまるで息を潜めているようで、葉擦れの音すら聞こえない。
今、この空間にはきっと彼とぼくしかいない。そう直感したからだ。
「あなたのことを、なんとお呼びしゅればいいれしゅか?」
三歳児の怪しい呂律で尋ねると、夜空色の精霊は茫洋とした表情でぼくへ顔を近付けた。
『好きに名付けよ』
かくして、ぼくは彼のことを「夜空色の精霊」と呼ぶことにしたのだった。彼との会話は補正がかかるのか、呂律が怪しくてもこちらの意思を読み取っているようだった。二十五歳成人男子の記憶があるぼくにとってこれはとても救われた。意識はあれど会話が伝わらないのは、結構なストレスなのだ。
だから夜空色の精霊さんとは色んな話をした。ぼくは別の世界で生きていたこと、その記憶があること。
そのお返しのように、彼はこの世界の事をぼくに教えてくれた。そのお陰でぼくはこの世界に魔法があることを知った。さらにぼくが居た世界はこことは違って魔法はなかったこと。その代わり「科学」という別の分野が発展していたことなども話した。幼児の長くて退屈な時間に、彼がいなければぼくはとうに心を病んでいたかもしれない。
ぼくが今までの鬱屈を晴らすように尋ねたいことを尋ねる切ると、今度は夜空色の精霊が尋ねる。そんな長い時間の中、精霊や妖精にぼくがどう見えているのかを尋ねると、彼は夜空の真ん中を指した。
この世界は前世と星座が全く違う。けれど北極星の様に、夜空の真ん中で輝く星がある。
『あれは精霊や妖精の暮らす朝の国への入口』
「ポラリスが?」
『ポラリス?』
「ええ。ぼくの前世では北極星のことを『ポラリス』と。この世界では違うのでしょうけれど、あんな風に空の真ん中で動かず変わらず光る星です。旅人が夜道を行く時、あの星を目印に己の行くべき方向を確認するのですよ。ポーラスターなどとも呼びます」
ならば夜空色の精霊さんの膝でお話を聞いているぼくは、精霊や妖精にはまるで夜空に浮かんだ北極星のように見えるのだろう。そう伝えると夜空色の精霊さんの頬には、微かに笑みが一刷け載った。彼との時間は常に穏やかだった。だから夜空色の精霊さんとの時間は好きだ。
そんな訳でジークフリードに皇宮へ招かれた後、久々にぼくの元へ訪れた夜空色の精霊さんは、ぼくの髪と瞳を見て不機嫌になった。耳元でぱちんと弾けるような音がした後、夜の妖精たちが楽しそうに笑ったから、多分髪の色は元の銀色に戻ってしまったんだと思う。ルクレーシャスさんが離宮に留まっていてくれてよかった。居てくれなかったらまた魔法使いを呼んでもらわなくちゃならないところだ。
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