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ひととせ明けの咲く花月の終わり
第42話
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「無知の知ですね、ジーク様。ぼくと一緒に、少しずつ視野と世界を広げましょう。焦ることも、比べることもないのです。ぼくもあなたも、まだまだ幼いのだから」
ぼくはジークフリードの手を両手で包んだ。ああ、本当に君は変わった。
「きっとそう遠くない未来に、ジーク様はぼくを軽く越えて行かれますよ。あなたは真に、英明な方です」
「……そうか」
俯いたまま、しかしジークフリードは微かに笑みを浮かべた。ぼくはジークフリードの手を軽く握った。
「それでは、素晴らしい先生のお話を聞くことにいたしましょう。一人で本を読むより、一人で聞くより、きっと二人なら新しい発見もございましょう」
「うむ! 頼んだぞ、ウード」
「かしこまりました」
まずは口を挟まず、ジークフリードが今、どの辺りまで知識があるのかを確認する。思った通りジークフリードは一度集中してしまえば、覚えもいいし応用も利く。ランダル教典の五割ほどは理解しており、六歳という年齢を考えればまずまずというところではないだろうか。
「どうだった、スヴェン」
「大変興味深いお話でした。やはりウード卿は教典の読み込みが深いですね」
皇族と神族同一視に疑問を投じるような解釈をジークフリードへも、遠慮なく説明している。ジークフリードもその件になったらにやりと笑って見せた。そう、ジークフリードの強みはこの素直さ、公平に物事を受け取れる度量だ。
「もし、スヴェンさえよければ」
ジークフリードの視線がすう、と横へ流れた。ぼくも視線だけで疑問符を投げかける。
「ウード卿から、剣を習うこともできる」
ぼくが皇宮へ置かれているのは、反乱因子だからだ。ぼくが望むと望まざると、取り込まれてしまえば力のない子供のぼくは為す術もないだろう。皇王が、ぼくが剣技を習うなど許そうはずもない。けれど、ジークフリードはぼくが望むなら、と言うのだ。
「……いつか、必要になったらその時は、ぼくが離宮を出ていたとしても可能でしょうか」
ジークフリードはぼくを友としたいと言った。ぼくを参謀にすると。ならば、少しだけ預けてみようか。ぼくが顔を向けて答えると、ジークフリードはにやりと笑った。
「……むろんだ」
「……でも困ったな。ぼく、体力にまったく自信がないんですよ、ジーク様」
たはは、と眉を下げるとジークフリードは大きな口を開け声を上げた。
「ははははは! そうだな、その前にスヴェンは体力を付けた方がいい」
「おっしゃる通りで」
頬へ手を当て、顔を傾ける。でもだって、ぼくなりに体力作りに勤しんではいるんですよ。口ごもるぼくへ、ルクレーシャスさんが追い打ちをかける。
「とりあえずスヴァンくんは、離宮から皇宮までわたくしに抱えられずに最後まで辿り着けるようにならないとね」
「だな」
「ふむ、確かに少女のように可憐なお姿ですがそこまでとは」
ウードさんが同意すると、オーベルマイヤーさんまで深々と首を縦へ動かした。
「スヴァンテ様は細くていらっしゃいますので。いつぞやに僭越ながらスヴァンテ様を抱え上げましたら、うちの娘より軽くて驚きました」
「オーベルマイヤーさんの娘さんって確か、今年四歳になられたんですよね……?」
「はい」
オーベルマイヤーさんが、ゆっくりと頷く。四歳女児より軽いってどうなの。これはマズい。本格的に筋トレしなくてはいけないのではないだろうか。体力がないのも六歳児ならこれくらい、ではなくて本気でぼくに体力がないだけだったのかも。運動? 運動する? それとも筋トレが先? 悩むぼくに、ルクレーシャスさんは真剣な面持ちで告げた。
「不思議だね、スヴァンくん。きゃらめるがあっという間に口の中で消えてしまったんだよ。これは事件だよスヴァンくん……」
「キャラメルは口の中で溶けてなくなるお菓子なんです、ルカ様」
「何て不幸な運命なんだ! でも愛してるよ、きゃらめる!」
ルクレーシャスさんは、大げさに天を仰いでソファへ倒れ込んだ。ぼくはしばらく、キャラメルを大量生産しろと要求されそうだ。肩を竦めるぼくを目路へ入れ、ウードさんはただでさえ細い目をさらに細くして髭を撫でた。
「これはこれは、随分と楽しくお過ごしのようですな。ベステル・ヘクセ殿」
「楽しいよ。スヴァンくんは賢いし、料理が上手なんだ。さて、ではお暇しようか、スヴァンくん」
「はい」
ルクレーシャスさんがぼくを抱き上げた。ジークフリードがぼくへ手招きする。身を乗り出すようにして、顔を傾けるとジークフリードはぼくの耳元へ囁いた。
「ここでの話は誰にももらさぬ。お前とオレだけの秘密だ。教師もそういう人間だけを集めた。だからエーベルハルトはどうしても辞めさせたかったんだ。悪いな」
「それは皇王陛下にも、でしょうか」
「友との悪だくみに親など持ち込むヤツはぶすいだ。そうだろう?」
いたずらっぽく笑ったジークフリードには、床へ大の字になって暴れていた頃の面影はない。精神的成長は、こんなにも人を変えるのだと感心してしまった。いや、おそらく当たり前の子供として癇癪《かんしゃく》を起こしていたからこそ、成長したのだろう。そう考えるとぼくはどうだろうか。ぼくは、成長しているだろうか。して、行けるだろうか。項へ刃を押し付けられたような、ひやりとした感覚に身震いした。
「というわけで、ジーク様はぼくが離宮を出てもお付き合いくださると思うんですよね」
「……あの小倅、目の付け所はいいよね。勘もいいから、あれだけで君が皇王には内緒で離宮を出るつもりだと悟っただろう」
キャラメルを大量に頬張りながらルクレーシャスさんが頷く。あれから一週間ほど経つが、連日キャラメルを作れと詰め寄られてぼくはとうとう、料理人のダニーにキャラメルの作り方を教えた。キャラメルって牛乳と砂糖とバターを火にかけながら混ぜるだけだから作り方は簡単なんだけど、腕力が要る。だって、ずっと鍋の中を掻き混ぜるの腕がつらいんだもん。
「ルカ様、ぼくお願いがあるんですけど」
「うん?」
頬袋に詰め込んだキャラメルを堪能するルクレーシャスさんの腕を軽く押さえる。いつも通りぼくはルクレーシャスさんのお膝の上だ。もうすぐ日本で言う六月、雨水月である。日本のようにたくさん降るというよりパラパラ毎日降る感じで、午前中は雨だったけど午後は晴れなんて日が続く。暖かくなってきたので、最近はテラスで過ごすことが多い。
「ぼくらが暮らすおうちの孤児院の、孤児たちの後見人もお願いしたいんです。その場合、孤児になった貴族子息が相続するべき財産や爵位を一時凍結できますか?」
「できるよ。わたくしはどの国の法律にも縛られないからね」
ルクレーシャスさんの存在自体がもうチートな気がする。こんな権限持っていたらいくらでも悪いことができそうだ。ルクレーシャスさんがいい人でよかった。
「君は、君と似た境遇の子を助けるつもりかい?」
「そんな立派なものではありません。ぼくと似た境遇の貴族子息を助ければ、後に自分に有利になるだろうという打算に満ちた企みなんです」
「本当に君は損な物言いしかできない子だね」
「事実、ですから……」
皇国では女性への爵位継承を認めていない。幼い子供を抱えた寡婦は、権力を求める親類たちへの対抗手段を持たないことがほとんどだ。実家がよほどの高位貴族か資産を持たない限り、搾取されてしまうのが関の山だろう。そういう母親と共に、追いやられてしまう子供は少なくないのではないだろうか。例えば子供が男児なら、まだ浮かぶ瀬もあるかもしれない。女児ならば下手をすれば母の実家にすら、見向きもされないだろう。こうして不自由なく生きているだけ、まだぼくはマシな方なのだろう。
ぼくはジークフリードの手を両手で包んだ。ああ、本当に君は変わった。
「きっとそう遠くない未来に、ジーク様はぼくを軽く越えて行かれますよ。あなたは真に、英明な方です」
「……そうか」
俯いたまま、しかしジークフリードは微かに笑みを浮かべた。ぼくはジークフリードの手を軽く握った。
「それでは、素晴らしい先生のお話を聞くことにいたしましょう。一人で本を読むより、一人で聞くより、きっと二人なら新しい発見もございましょう」
「うむ! 頼んだぞ、ウード」
「かしこまりました」
まずは口を挟まず、ジークフリードが今、どの辺りまで知識があるのかを確認する。思った通りジークフリードは一度集中してしまえば、覚えもいいし応用も利く。ランダル教典の五割ほどは理解しており、六歳という年齢を考えればまずまずというところではないだろうか。
「どうだった、スヴェン」
「大変興味深いお話でした。やはりウード卿は教典の読み込みが深いですね」
皇族と神族同一視に疑問を投じるような解釈をジークフリードへも、遠慮なく説明している。ジークフリードもその件になったらにやりと笑って見せた。そう、ジークフリードの強みはこの素直さ、公平に物事を受け取れる度量だ。
「もし、スヴェンさえよければ」
ジークフリードの視線がすう、と横へ流れた。ぼくも視線だけで疑問符を投げかける。
「ウード卿から、剣を習うこともできる」
ぼくが皇宮へ置かれているのは、反乱因子だからだ。ぼくが望むと望まざると、取り込まれてしまえば力のない子供のぼくは為す術もないだろう。皇王が、ぼくが剣技を習うなど許そうはずもない。けれど、ジークフリードはぼくが望むなら、と言うのだ。
「……いつか、必要になったらその時は、ぼくが離宮を出ていたとしても可能でしょうか」
ジークフリードはぼくを友としたいと言った。ぼくを参謀にすると。ならば、少しだけ預けてみようか。ぼくが顔を向けて答えると、ジークフリードはにやりと笑った。
「……むろんだ」
「……でも困ったな。ぼく、体力にまったく自信がないんですよ、ジーク様」
たはは、と眉を下げるとジークフリードは大きな口を開け声を上げた。
「ははははは! そうだな、その前にスヴェンは体力を付けた方がいい」
「おっしゃる通りで」
頬へ手を当て、顔を傾ける。でもだって、ぼくなりに体力作りに勤しんではいるんですよ。口ごもるぼくへ、ルクレーシャスさんが追い打ちをかける。
「とりあえずスヴァンくんは、離宮から皇宮までわたくしに抱えられずに最後まで辿り着けるようにならないとね」
「だな」
「ふむ、確かに少女のように可憐なお姿ですがそこまでとは」
ウードさんが同意すると、オーベルマイヤーさんまで深々と首を縦へ動かした。
「スヴァンテ様は細くていらっしゃいますので。いつぞやに僭越ながらスヴァンテ様を抱え上げましたら、うちの娘より軽くて驚きました」
「オーベルマイヤーさんの娘さんって確か、今年四歳になられたんですよね……?」
「はい」
オーベルマイヤーさんが、ゆっくりと頷く。四歳女児より軽いってどうなの。これはマズい。本格的に筋トレしなくてはいけないのではないだろうか。体力がないのも六歳児ならこれくらい、ではなくて本気でぼくに体力がないだけだったのかも。運動? 運動する? それとも筋トレが先? 悩むぼくに、ルクレーシャスさんは真剣な面持ちで告げた。
「不思議だね、スヴァンくん。きゃらめるがあっという間に口の中で消えてしまったんだよ。これは事件だよスヴァンくん……」
「キャラメルは口の中で溶けてなくなるお菓子なんです、ルカ様」
「何て不幸な運命なんだ! でも愛してるよ、きゃらめる!」
ルクレーシャスさんは、大げさに天を仰いでソファへ倒れ込んだ。ぼくはしばらく、キャラメルを大量生産しろと要求されそうだ。肩を竦めるぼくを目路へ入れ、ウードさんはただでさえ細い目をさらに細くして髭を撫でた。
「これはこれは、随分と楽しくお過ごしのようですな。ベステル・ヘクセ殿」
「楽しいよ。スヴァンくんは賢いし、料理が上手なんだ。さて、ではお暇しようか、スヴァンくん」
「はい」
ルクレーシャスさんがぼくを抱き上げた。ジークフリードがぼくへ手招きする。身を乗り出すようにして、顔を傾けるとジークフリードはぼくの耳元へ囁いた。
「ここでの話は誰にももらさぬ。お前とオレだけの秘密だ。教師もそういう人間だけを集めた。だからエーベルハルトはどうしても辞めさせたかったんだ。悪いな」
「それは皇王陛下にも、でしょうか」
「友との悪だくみに親など持ち込むヤツはぶすいだ。そうだろう?」
いたずらっぽく笑ったジークフリードには、床へ大の字になって暴れていた頃の面影はない。精神的成長は、こんなにも人を変えるのだと感心してしまった。いや、おそらく当たり前の子供として癇癪《かんしゃく》を起こしていたからこそ、成長したのだろう。そう考えるとぼくはどうだろうか。ぼくは、成長しているだろうか。して、行けるだろうか。項へ刃を押し付けられたような、ひやりとした感覚に身震いした。
「というわけで、ジーク様はぼくが離宮を出てもお付き合いくださると思うんですよね」
「……あの小倅、目の付け所はいいよね。勘もいいから、あれだけで君が皇王には内緒で離宮を出るつもりだと悟っただろう」
キャラメルを大量に頬張りながらルクレーシャスさんが頷く。あれから一週間ほど経つが、連日キャラメルを作れと詰め寄られてぼくはとうとう、料理人のダニーにキャラメルの作り方を教えた。キャラメルって牛乳と砂糖とバターを火にかけながら混ぜるだけだから作り方は簡単なんだけど、腕力が要る。だって、ずっと鍋の中を掻き混ぜるの腕がつらいんだもん。
「ルカ様、ぼくお願いがあるんですけど」
「うん?」
頬袋に詰め込んだキャラメルを堪能するルクレーシャスさんの腕を軽く押さえる。いつも通りぼくはルクレーシャスさんのお膝の上だ。もうすぐ日本で言う六月、雨水月である。日本のようにたくさん降るというよりパラパラ毎日降る感じで、午前中は雨だったけど午後は晴れなんて日が続く。暖かくなってきたので、最近はテラスで過ごすことが多い。
「ぼくらが暮らすおうちの孤児院の、孤児たちの後見人もお願いしたいんです。その場合、孤児になった貴族子息が相続するべき財産や爵位を一時凍結できますか?」
「できるよ。わたくしはどの国の法律にも縛られないからね」
ルクレーシャスさんの存在自体がもうチートな気がする。こんな権限持っていたらいくらでも悪いことができそうだ。ルクレーシャスさんがいい人でよかった。
「君は、君と似た境遇の子を助けるつもりかい?」
「そんな立派なものではありません。ぼくと似た境遇の貴族子息を助ければ、後に自分に有利になるだろうという打算に満ちた企みなんです」
「本当に君は損な物言いしかできない子だね」
「事実、ですから……」
皇国では女性への爵位継承を認めていない。幼い子供を抱えた寡婦は、権力を求める親類たちへの対抗手段を持たないことがほとんどだ。実家がよほどの高位貴族か資産を持たない限り、搾取されてしまうのが関の山だろう。そういう母親と共に、追いやられてしまう子供は少なくないのではないだろうか。例えば子供が男児なら、まだ浮かぶ瀬もあるかもしれない。女児ならば下手をすれば母の実家にすら、見向きもされないだろう。こうして不自由なく生きているだけ、まだぼくはマシな方なのだろう。
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