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急転激動
第49話
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「それで、その……、夕方、仕事を終えて帰ると翌朝には覚えのない場所の施工が進んでいると大工が申しておりまして……予定より早く、スヴァンテ様の居城が仕上がりそうです。来年の早春には、お引越しが可能かもしれません……」
戸惑いがちに伝えたマウロさんの目は、完全に泳いでしまっている。「精霊に頼んだ」ってこういうことかぁぁぁ! ぼくとルクレーシャスさんは納得したけど、マウロさんや大工さんからすれば怪奇現象だよね。申し訳ない。
「あ。それについては心当たりがあるので、施工に問題がなければそのまま続けてください。すみません」
「……心当たりが、おありなのですね……」
「……はい。すみません」
まさか「精霊が手伝っています」とは言えないので、情けない顔で謝る以外にできることがない。困惑、と顔に貼り付けて俯くマウロさんへ眉尻を下げて見せる。
「ごめんなさい、詳しくは言えなくて。どうしてもお困りのようなら、止めさせます」
「いえ……、誰が夜中に施工しているのか、スヴァンテ様が気にならないのならば、問題ありません……」
「あ、はい。大丈夫ですよ。何も変なことはしてないはずです。少し頑丈な造りになるとか、魔法の加護が備わるとか、それくらいです」
「……加護が」
「ええ……」
マウロさんの顔には訳が分からない、と書いてある。でも説明できないんだよ、ルチ様のことを言うわけには行かないからね。
「……」
ふう、と一つ息を吐いて、マウロは僅かに顔を上げた。ルクレーシャスさんがティーカップを仰いでにっこりと笑う。
「慣れなさい。スヴァンくんとこの先も付き合う気なら、こんなのまだ序の口です」
「ああ……はい。かしこまりました……」
何かを諦めた表情でマウロさんが頷いた。
「すみません……」
申し訳なさいっぱいで謝る。しかしまだ序の口なんだ……。ルチ様、どれだけ過保護にする気なんだろう。
「あとねぇ、スヴァンくん。少し頑丈とかではなく、多分だけど耐火、防水、耐震、どんな攻撃も跳ね返す造りになってると思うよ」
「……ほどほどにするように言わなきゃ……」
「するわけないでしょ。大事な君が住む宮殿だ。そりゃもう、この世のどこよりも安全に仕上げるに決まってる」
「あああああ……」
頭を抱えたぼくを、マウロさんが生温かい瞳で見ている。詳細を聞かないでいてくれるマウロさんは商人の鑑だと思う。ありがたい。
この後、皇后のところへ行くというマウロさんを見送って、コモンルームのソファへ座り込む。コモンルームからテラスへ出る窓は、床まである観音開きの前世でいういわゆるフランス窓である。この世界では、この造りを好んで造った大工の名にちなんで「アーレ造り」と呼ぶ。大きく開かれた窓から、風が吹き込む。この世界ではガラスは希少だ。皇宮ですら皇族の居室周りに使われているのみで他は大体、木戸である。木戸の窓は絹モスリンのカーテンを付けて、そこから明かり取りにする。そんなわけで、この世界の建物の中は昼でも薄暗いし埃は入るし寒い。ツーバイフォーが恋しい。貴族の屋敷なら魔法の灯りを点しているだろうけれど、庶民の家なら室内はもっと薄暗いんだろうと思う。
「全部の窓をガラス窓にしてくださいって言ったのも、工期が長引くと思ったからだったんですけど、間に合いますかねぇ」
「間に合うから納期が早まるって言ったんでしょ、マウロは」
「そうかぁ。無理をさせてしまっていなければいいんですが」
「多少の無理はするでしょ。皇后の御用聞き商人は決まっていたのに、スヴァンくんのおかげでチャンスが回って来たんだもん」
「マウロさんが損をするばかりじゃないなら、いいですけど」
「旨味があるから君の無茶を聞いているんだよ」
ならいいか。良好な関係を保つためにも、マウロさんとはなるべく対等でありたい。ベッテの淹れてくれた紅茶を飲みながら、妖精たちへ薔薇の花弁の砂糖漬けを振る舞う。何気なく、大きく開け放たれた窓辺で揺れる絹モスリン越しの庭を眺めていたら、噴水の向こうに金髪とローアンバーの髪がちらほらと見え隠れしていることに気づいた。
「スヴェン、ちょっといいか」
フランス窓ならぬアーレ造りの窓から入って来たのは、ジークフリードだった。
特にこの日は遠慮してくれと伝えていない日に、ジークフリードが突然やって来るのはいつも通りなので別に驚かない。ぼくが驚いたのは、ジークフリードの後ろに立つ人物だった。
「ジーク様、こんにちは。リヒ様、お久しぶりでございます」
「ああ。久しぶり、スヴェン」
ジークフリードの後ろから、ぼくへ挨拶をしたのは騎士団長の長男、ローデリヒ公爵令息だ。初めて顔を合わせてから、半年以上経つ。快活な印象だった深い緑の虹彩は、何故か酷く焦れているようだ。
「ベッテ、ジーク様とリヒ様へお茶の準備を」
「かしこまりました」
ベッテに申しつけて、二人をソファへ誘う。常と違うのは、ジークフリードの護衛をテラスの向こうへ下がらせたことだ。ベッテがお茶をそれぞれの前へ置いても、二人はなかなか口を開かなかった。ベッテとフレートにも下がるように言い、テラスの窓を閉めさせた。これでコモンルームには、ぼくとルクレーシャスさん、ジークフリードとローデリヒだけになった。
「お元気にしておられましたか、リヒ様」
「あ……。ああ。スヴェンも元気そうで何よりだ」
「リヒ様にわざわざ離宮までお運びいただけるとは、幸甚《こうじん》です」
「ああ……」
上の空で返事をし、ローデリヒは俯いて自分の手を弄っている。ジークフリードが肩でローデリヒをつついた。分かっている、とでも言いたげにジークフリードへ視線を向け、ローデリヒはぼくを見た。
「フリュクレフ公子、貴族子息のための孤児院を開く予定だと聞いた」
半年前はもっと砕けた口調だった。ということは、真面目な話なのだろう。ぼくはできるだけおっとりと頷いて、穏やかな口調で返事をした。
「……ええ。実を言うと、孤児院というよりは養護院として運営しようと思っております。ぼくのような子供を、手助けできれば、と」
「……」
ジークフリードと目で頷き合い、ローデリヒは再びぼくへ向き直る。
「助けてほしい、ヤツがいるんだ」
「助ける、ですか?」
「ああ。オレの親友だ。ラウシェンバッハ辺境伯令息、イェレミーアス・ラウシェンバッハを助けるために、フリュクレフ公子の知恵を貸してほしい」
「ラウシェンバッハ辺境伯……先月、伯爵がお亡くなりになったと聞きましたが、そのご令息ですね。イェレミーアス様が、どうかなさったのですか」
隣でだらしなくソファの背へ凭れていたルクレーシャスさんが、体を起こした。ジークフリードとローデリヒも膝へ肘をついて前のめりになる。ティーカップを手に取るふりでぼくも少し、テーブルへ身を乗り出した。
「お母君と妹を人質に取られて、アスの叔父上から除籍して爵位を譲れと迫られているらしい」
除籍とは、貴族籍から抜けて平民になれということである。例え当主の座を退けと要求しても、普通はそこまでしない。
「ラウシェンバッハ辺境伯の弟君というと、ハンスイェルク卿ですね。ラウシェンバッハ辺境騎士団の二番隊隊長でいらっしゃる。除籍はともかく、ラウシェンバッハ辺境伯が亡くなったのならば、ハンスイェルク卿が爵位を継いで後見人となりイェレミーアス様が成人するのを待つのは一般的なのでは? 確か、ハンスイェルク卿にはご令嬢しかお子さんがいらっしゃらなかったはずですので」
戸惑いがちに伝えたマウロさんの目は、完全に泳いでしまっている。「精霊に頼んだ」ってこういうことかぁぁぁ! ぼくとルクレーシャスさんは納得したけど、マウロさんや大工さんからすれば怪奇現象だよね。申し訳ない。
「あ。それについては心当たりがあるので、施工に問題がなければそのまま続けてください。すみません」
「……心当たりが、おありなのですね……」
「……はい。すみません」
まさか「精霊が手伝っています」とは言えないので、情けない顔で謝る以外にできることがない。困惑、と顔に貼り付けて俯くマウロさんへ眉尻を下げて見せる。
「ごめんなさい、詳しくは言えなくて。どうしてもお困りのようなら、止めさせます」
「いえ……、誰が夜中に施工しているのか、スヴァンテ様が気にならないのならば、問題ありません……」
「あ、はい。大丈夫ですよ。何も変なことはしてないはずです。少し頑丈な造りになるとか、魔法の加護が備わるとか、それくらいです」
「……加護が」
「ええ……」
マウロさんの顔には訳が分からない、と書いてある。でも説明できないんだよ、ルチ様のことを言うわけには行かないからね。
「……」
ふう、と一つ息を吐いて、マウロは僅かに顔を上げた。ルクレーシャスさんがティーカップを仰いでにっこりと笑う。
「慣れなさい。スヴァンくんとこの先も付き合う気なら、こんなのまだ序の口です」
「ああ……はい。かしこまりました……」
何かを諦めた表情でマウロさんが頷いた。
「すみません……」
申し訳なさいっぱいで謝る。しかしまだ序の口なんだ……。ルチ様、どれだけ過保護にする気なんだろう。
「あとねぇ、スヴァンくん。少し頑丈とかではなく、多分だけど耐火、防水、耐震、どんな攻撃も跳ね返す造りになってると思うよ」
「……ほどほどにするように言わなきゃ……」
「するわけないでしょ。大事な君が住む宮殿だ。そりゃもう、この世のどこよりも安全に仕上げるに決まってる」
「あああああ……」
頭を抱えたぼくを、マウロさんが生温かい瞳で見ている。詳細を聞かないでいてくれるマウロさんは商人の鑑だと思う。ありがたい。
この後、皇后のところへ行くというマウロさんを見送って、コモンルームのソファへ座り込む。コモンルームからテラスへ出る窓は、床まである観音開きの前世でいういわゆるフランス窓である。この世界では、この造りを好んで造った大工の名にちなんで「アーレ造り」と呼ぶ。大きく開かれた窓から、風が吹き込む。この世界ではガラスは希少だ。皇宮ですら皇族の居室周りに使われているのみで他は大体、木戸である。木戸の窓は絹モスリンのカーテンを付けて、そこから明かり取りにする。そんなわけで、この世界の建物の中は昼でも薄暗いし埃は入るし寒い。ツーバイフォーが恋しい。貴族の屋敷なら魔法の灯りを点しているだろうけれど、庶民の家なら室内はもっと薄暗いんだろうと思う。
「全部の窓をガラス窓にしてくださいって言ったのも、工期が長引くと思ったからだったんですけど、間に合いますかねぇ」
「間に合うから納期が早まるって言ったんでしょ、マウロは」
「そうかぁ。無理をさせてしまっていなければいいんですが」
「多少の無理はするでしょ。皇后の御用聞き商人は決まっていたのに、スヴァンくんのおかげでチャンスが回って来たんだもん」
「マウロさんが損をするばかりじゃないなら、いいですけど」
「旨味があるから君の無茶を聞いているんだよ」
ならいいか。良好な関係を保つためにも、マウロさんとはなるべく対等でありたい。ベッテの淹れてくれた紅茶を飲みながら、妖精たちへ薔薇の花弁の砂糖漬けを振る舞う。何気なく、大きく開け放たれた窓辺で揺れる絹モスリン越しの庭を眺めていたら、噴水の向こうに金髪とローアンバーの髪がちらほらと見え隠れしていることに気づいた。
「スヴェン、ちょっといいか」
フランス窓ならぬアーレ造りの窓から入って来たのは、ジークフリードだった。
特にこの日は遠慮してくれと伝えていない日に、ジークフリードが突然やって来るのはいつも通りなので別に驚かない。ぼくが驚いたのは、ジークフリードの後ろに立つ人物だった。
「ジーク様、こんにちは。リヒ様、お久しぶりでございます」
「ああ。久しぶり、スヴェン」
ジークフリードの後ろから、ぼくへ挨拶をしたのは騎士団長の長男、ローデリヒ公爵令息だ。初めて顔を合わせてから、半年以上経つ。快活な印象だった深い緑の虹彩は、何故か酷く焦れているようだ。
「ベッテ、ジーク様とリヒ様へお茶の準備を」
「かしこまりました」
ベッテに申しつけて、二人をソファへ誘う。常と違うのは、ジークフリードの護衛をテラスの向こうへ下がらせたことだ。ベッテがお茶をそれぞれの前へ置いても、二人はなかなか口を開かなかった。ベッテとフレートにも下がるように言い、テラスの窓を閉めさせた。これでコモンルームには、ぼくとルクレーシャスさん、ジークフリードとローデリヒだけになった。
「お元気にしておられましたか、リヒ様」
「あ……。ああ。スヴェンも元気そうで何よりだ」
「リヒ様にわざわざ離宮までお運びいただけるとは、幸甚《こうじん》です」
「ああ……」
上の空で返事をし、ローデリヒは俯いて自分の手を弄っている。ジークフリードが肩でローデリヒをつついた。分かっている、とでも言いたげにジークフリードへ視線を向け、ローデリヒはぼくを見た。
「フリュクレフ公子、貴族子息のための孤児院を開く予定だと聞いた」
半年前はもっと砕けた口調だった。ということは、真面目な話なのだろう。ぼくはできるだけおっとりと頷いて、穏やかな口調で返事をした。
「……ええ。実を言うと、孤児院というよりは養護院として運営しようと思っております。ぼくのような子供を、手助けできれば、と」
「……」
ジークフリードと目で頷き合い、ローデリヒは再びぼくへ向き直る。
「助けてほしい、ヤツがいるんだ」
「助ける、ですか?」
「ああ。オレの親友だ。ラウシェンバッハ辺境伯令息、イェレミーアス・ラウシェンバッハを助けるために、フリュクレフ公子の知恵を貸してほしい」
「ラウシェンバッハ辺境伯……先月、伯爵がお亡くなりになったと聞きましたが、そのご令息ですね。イェレミーアス様が、どうかなさったのですか」
隣でだらしなくソファの背へ凭れていたルクレーシャスさんが、体を起こした。ジークフリードとローデリヒも膝へ肘をついて前のめりになる。ティーカップを手に取るふりでぼくも少し、テーブルへ身を乗り出した。
「お母君と妹を人質に取られて、アスの叔父上から除籍して爵位を譲れと迫られているらしい」
除籍とは、貴族籍から抜けて平民になれということである。例え当主の座を退けと要求しても、普通はそこまでしない。
「ラウシェンバッハ辺境伯の弟君というと、ハンスイェルク卿ですね。ラウシェンバッハ辺境騎士団の二番隊隊長でいらっしゃる。除籍はともかく、ラウシェンバッハ辺境伯が亡くなったのならば、ハンスイェルク卿が爵位を継いで後見人となりイェレミーアス様が成人するのを待つのは一般的なのでは? 確か、ハンスイェルク卿にはご令嬢しかお子さんがいらっしゃらなかったはずですので」
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