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急転激動
第50話
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「だから、アスに除籍に同意せよと迫っているんだ。アスさえいなければ、自分の娘に婿を取れば現当主の勢力を排除できる。叔父の手から逃れるにもアスの母君も妹も、体が弱くて母君のご実家までの旅に耐えられそうにない」
「……それにイェレミーアスの母の実家に身を寄せたとして、爵位を失うだろう。ヴィンクラー子爵家はイェレミーアスの母の兄が当主で、息子がいる」
ローデリヒの話へ、ジークフリードが続けた。つまり母の実家からしても厄介者扱いになる上、母の実家が積極的にイェレミーアスを守ってくれそうにもないということだ。要するにぼくのように、どちらの家門も継げず身分が宙ぶらりんになる可能性が高い。
「……ラウシェンバッハ辺境伯は、皇王陛下の腹心です。例え今、苦しいお立場になったとしても皇王陛下が黙っているとは思えませんが」
「……確かに黙っては、いないだろうな。だがきっと、父上ならイェレミーアスが困り果てたところでしか、手を差し伸べないだろう」
苦々しい表情でジークフリードが吐き捨てた。ジークフリードは己の父が、一番利がある状況でしか手を打たぬ男だと己の父だからこそ、知っているのだ。そうなればイェレミーアスは相当な苦労を強いられるだろう。
「……それを、ぼくに言いますか。ジーク様」
眉尻を下げて首を傾けると、ジークフリードは自分の拳を片手で覆って握り締めた。そう。皇王がどのようにイェレミーアスを処すであろうかは、同じような立場であるぼくが一番、よく知っている。イェレミーアスが苦難を経験し尽くした後、手を差し伸べればラウシェンバッハ辺境伯以上の忠誠を誓わざるを得ないだろう。病弱だという母と妹を治療という名目で人質にすれば、イェレミーアスは皇王に逆らうことなどできなくなる。五年間、この離宮へ保護という名目で人質として暮らしたぼくだからこそ、誰よりも上手くこの件に対処できる。ぼくは皇王の手口をよく知っているからだ。それが分かっていて、ローデリヒから話を聞きぼくの所を訪ねたのだ。ジークフリードは何から何まで、よく分かっている。
よく分かっている、のだが。
「……ごめんなさい。意地悪を言いましたね」
テーブル越しに手を伸ばし、ジークフリードの拳へ触れる。短いぼくの手はジークフリードの手を覆うほどには届かず、指先だけがちょい、と触れた。
実のところ、このような件はありふれている話でもある。貴族の次男以下は爵位を継ぐことはできず、自分で就職先か婿入り先を見つけねばならない。皇国では複数爵位の保有が認められている。複数爵位を持っている家は、次男以下にその保有している爵位を譲ることもあるが、ごく稀だ。だからイェレミーアスの叔父はどこぞの娘しか居ない貴族の家へ婿入りし、辺境騎士団の二番隊隊長になっているわけである。そりゃこの機会に兄の子を蹴落として、自分が爵位を継げるもんなら継ぎたいだろう。その場合、力のない前当主の子供たちが廃されるのはよくあることだ。よくある、ことなのだが。
「……ルカ様」
「なんだい、スヴァンくん」
先日ちょうど、ルクレーシャスさんとそんな話をしたばかりだ。なんてタイミングがいいんだろう。
「早速、ルカ様のお力を借りてもよろしいでしょうか」
「わたくしの名を好きなように使えと、言ったばかりだよね。スヴァンくん」
ふう、と一つため息を吐いて紅茶を一口、含む。喉を潤してから、ジークフリードを真っ直ぐ見つめた。
「お助けできますが、その場合ぼくはこの離宮から早急に去ります。一番楽で手っ取り早く、確実な方法があるのですが、それを行うとおそらく皇王陛下に目を付けられてしまうので。よろしいですか」
「……よい。またオレが会いに行けばいいだけだ。お前にだけ責を負わせるなどとは、厚かましいにもほどがある。そうだろう? スヴェン。父上のことはオレに任せておけ」
正直なところ、ルクレーシャスさんという治外法権発動はもう少し後にしたかった。ローデリヒも半年前に一度顔を合わせたきりの人間で、助けてやる義理はない。だけど。
「ルカ様、ラウシェンバッハまでイェレミーアス様たちをお迎えに行ってもらえますか?」
「わたくしを誰だと思ってるの、スヴァンくん。この世界で比類なき唯一の偉大なる魔法使いだよ?」
「母子三人、中継なしでどのくらいで首都のタウンハウスまでお連れできますか?」
「一瞬で。ご母堂も妹君も病弱なのだろう? 負担はかけられないのなら、わたくしは適任だろうね」
普段はこのソファでだらだらとお菓子を貪るだけの人だけど、さすがに偉大なる魔法使いの二つ名は伊達じゃないらしい。
「イェレミーアス様がタウンハウスへ到着次第、ぼくも離宮を出ます。そのつもりで、ジーク様にも動いていただきますがよろしいですか」
「オレが持ちかけた話だ。元より覚悟はしている」
「……オレにも、何かできることはありますか、フリュクレフ公子」
立ち上がってテーブル越しに、ローデリヒはぼくの手を掴んだ。真剣な表情だ。イェレミーアスのことを、本気で心配しているのだろう。
「では、いつかぼくのお願いを聞いてください。この借りは高くつきますよ、リヒ様」
「……いつか、あなたがどんな願いをオレに命じたとしても。身命を賭して叶えると誓う。フリュクレフ公子」
首を少し傾けてぼくが笑うと、ローデリヒは胸の前で剣を掲げる騎士の誓いのポーズをした。元々、離宮を離れるつもりだったし、ジークフリードとローデリヒに恩を売れるのは悪くない。
「それでは、悪巧みの詳細と決行日を決めましょう。よろしいですか、お二人とも」
「ああ」
「おう。悪巧みをするとなったら、生き生きしているな。スヴェン」
「人聞きの悪いこと言わないでください、ジーク様」
「あはは」
ジークフリードの笑い声に、ローデリヒの緊張も幾分か解けた様子だ。立ち上がってコモンルームの扉を開ける。廊下に待機していたフレートへ声をかけた。
「フレート、ぼくの部屋から便せんと封筒、それから封蝋とペンを持って来てください」
「かしこまりました」
先日は様子がおかしかったが、いつも通りにフレートが鍵星の間へ歩いて行く後ろ姿をしばし見送る。フレートはすぐに、銀のトレイに言い付けたものを載せて戻って来た。
「ありがとう。悪いのだけど、マウロさんがまだ皇后陛下のところに居ると思うから呼んで来て、応接室で待ってもらってください」
「承知いたしました」
ぼくがめんどくさがってコモンルームのテラスから出入りしているから、みんなそこから出入りしているけど本当は離宮の入口は別にある。フレートはそこから出て行くつもりなんだろう。廊下を鍵星の間とは反対側へ歩き出した。ぼくはコモンルームへ戻って、テーブルへ便せんを置く。
「ぼくのタウンハウスへ、必要なものを揃えておきます。リヒ様は当日、タウンハウスで待っていてください。できれば事前にイェレミーアス様から他に必要なものがあれば聞いておいてください。例えば母君や妹君の薬、医者などです。準備しておきます。ジーク様には皇宮で陛下の足を止めていていただきたい。その間にぼくは離宮を出ます。ジーク様の予定が空いていて、リヒ様がタウンハウスへ向かえる日を教えていただきたい」
思いつくままにいくつか話して、不備はないかと考える。ぼくが思考を巡らせている間に、ジークフリードとローデリヒはああでもない、こうでもないと予定を確認していた。二人が挙げた日を便せんへ書き留めて行く。ペンを走らせながら、ローデリヒへ問いかける。
「……それにイェレミーアスの母の実家に身を寄せたとして、爵位を失うだろう。ヴィンクラー子爵家はイェレミーアスの母の兄が当主で、息子がいる」
ローデリヒの話へ、ジークフリードが続けた。つまり母の実家からしても厄介者扱いになる上、母の実家が積極的にイェレミーアスを守ってくれそうにもないということだ。要するにぼくのように、どちらの家門も継げず身分が宙ぶらりんになる可能性が高い。
「……ラウシェンバッハ辺境伯は、皇王陛下の腹心です。例え今、苦しいお立場になったとしても皇王陛下が黙っているとは思えませんが」
「……確かに黙っては、いないだろうな。だがきっと、父上ならイェレミーアスが困り果てたところでしか、手を差し伸べないだろう」
苦々しい表情でジークフリードが吐き捨てた。ジークフリードは己の父が、一番利がある状況でしか手を打たぬ男だと己の父だからこそ、知っているのだ。そうなればイェレミーアスは相当な苦労を強いられるだろう。
「……それを、ぼくに言いますか。ジーク様」
眉尻を下げて首を傾けると、ジークフリードは自分の拳を片手で覆って握り締めた。そう。皇王がどのようにイェレミーアスを処すであろうかは、同じような立場であるぼくが一番、よく知っている。イェレミーアスが苦難を経験し尽くした後、手を差し伸べればラウシェンバッハ辺境伯以上の忠誠を誓わざるを得ないだろう。病弱だという母と妹を治療という名目で人質にすれば、イェレミーアスは皇王に逆らうことなどできなくなる。五年間、この離宮へ保護という名目で人質として暮らしたぼくだからこそ、誰よりも上手くこの件に対処できる。ぼくは皇王の手口をよく知っているからだ。それが分かっていて、ローデリヒから話を聞きぼくの所を訪ねたのだ。ジークフリードは何から何まで、よく分かっている。
よく分かっている、のだが。
「……ごめんなさい。意地悪を言いましたね」
テーブル越しに手を伸ばし、ジークフリードの拳へ触れる。短いぼくの手はジークフリードの手を覆うほどには届かず、指先だけがちょい、と触れた。
実のところ、このような件はありふれている話でもある。貴族の次男以下は爵位を継ぐことはできず、自分で就職先か婿入り先を見つけねばならない。皇国では複数爵位の保有が認められている。複数爵位を持っている家は、次男以下にその保有している爵位を譲ることもあるが、ごく稀だ。だからイェレミーアスの叔父はどこぞの娘しか居ない貴族の家へ婿入りし、辺境騎士団の二番隊隊長になっているわけである。そりゃこの機会に兄の子を蹴落として、自分が爵位を継げるもんなら継ぎたいだろう。その場合、力のない前当主の子供たちが廃されるのはよくあることだ。よくある、ことなのだが。
「……ルカ様」
「なんだい、スヴァンくん」
先日ちょうど、ルクレーシャスさんとそんな話をしたばかりだ。なんてタイミングがいいんだろう。
「早速、ルカ様のお力を借りてもよろしいでしょうか」
「わたくしの名を好きなように使えと、言ったばかりだよね。スヴァンくん」
ふう、と一つため息を吐いて紅茶を一口、含む。喉を潤してから、ジークフリードを真っ直ぐ見つめた。
「お助けできますが、その場合ぼくはこの離宮から早急に去ります。一番楽で手っ取り早く、確実な方法があるのですが、それを行うとおそらく皇王陛下に目を付けられてしまうので。よろしいですか」
「……よい。またオレが会いに行けばいいだけだ。お前にだけ責を負わせるなどとは、厚かましいにもほどがある。そうだろう? スヴェン。父上のことはオレに任せておけ」
正直なところ、ルクレーシャスさんという治外法権発動はもう少し後にしたかった。ローデリヒも半年前に一度顔を合わせたきりの人間で、助けてやる義理はない。だけど。
「ルカ様、ラウシェンバッハまでイェレミーアス様たちをお迎えに行ってもらえますか?」
「わたくしを誰だと思ってるの、スヴァンくん。この世界で比類なき唯一の偉大なる魔法使いだよ?」
「母子三人、中継なしでどのくらいで首都のタウンハウスまでお連れできますか?」
「一瞬で。ご母堂も妹君も病弱なのだろう? 負担はかけられないのなら、わたくしは適任だろうね」
普段はこのソファでだらだらとお菓子を貪るだけの人だけど、さすがに偉大なる魔法使いの二つ名は伊達じゃないらしい。
「イェレミーアス様がタウンハウスへ到着次第、ぼくも離宮を出ます。そのつもりで、ジーク様にも動いていただきますがよろしいですか」
「オレが持ちかけた話だ。元より覚悟はしている」
「……オレにも、何かできることはありますか、フリュクレフ公子」
立ち上がってテーブル越しに、ローデリヒはぼくの手を掴んだ。真剣な表情だ。イェレミーアスのことを、本気で心配しているのだろう。
「では、いつかぼくのお願いを聞いてください。この借りは高くつきますよ、リヒ様」
「……いつか、あなたがどんな願いをオレに命じたとしても。身命を賭して叶えると誓う。フリュクレフ公子」
首を少し傾けてぼくが笑うと、ローデリヒは胸の前で剣を掲げる騎士の誓いのポーズをした。元々、離宮を離れるつもりだったし、ジークフリードとローデリヒに恩を売れるのは悪くない。
「それでは、悪巧みの詳細と決行日を決めましょう。よろしいですか、お二人とも」
「ああ」
「おう。悪巧みをするとなったら、生き生きしているな。スヴェン」
「人聞きの悪いこと言わないでください、ジーク様」
「あはは」
ジークフリードの笑い声に、ローデリヒの緊張も幾分か解けた様子だ。立ち上がってコモンルームの扉を開ける。廊下に待機していたフレートへ声をかけた。
「フレート、ぼくの部屋から便せんと封筒、それから封蝋とペンを持って来てください」
「かしこまりました」
先日は様子がおかしかったが、いつも通りにフレートが鍵星の間へ歩いて行く後ろ姿をしばし見送る。フレートはすぐに、銀のトレイに言い付けたものを載せて戻って来た。
「ありがとう。悪いのだけど、マウロさんがまだ皇后陛下のところに居ると思うから呼んで来て、応接室で待ってもらってください」
「承知いたしました」
ぼくがめんどくさがってコモンルームのテラスから出入りしているから、みんなそこから出入りしているけど本当は離宮の入口は別にある。フレートはそこから出て行くつもりなんだろう。廊下を鍵星の間とは反対側へ歩き出した。ぼくはコモンルームへ戻って、テーブルへ便せんを置く。
「ぼくのタウンハウスへ、必要なものを揃えておきます。リヒ様は当日、タウンハウスで待っていてください。できれば事前にイェレミーアス様から他に必要なものがあれば聞いておいてください。例えば母君や妹君の薬、医者などです。準備しておきます。ジーク様には皇宮で陛下の足を止めていていただきたい。その間にぼくは離宮を出ます。ジーク様の予定が空いていて、リヒ様がタウンハウスへ向かえる日を教えていただきたい」
思いつくままにいくつか話して、不備はないかと考える。ぼくが思考を巡らせている間に、ジークフリードとローデリヒはああでもない、こうでもないと予定を確認していた。二人が挙げた日を便せんへ書き留めて行く。ペンを走らせながら、ローデリヒへ問いかける。
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