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円滑洒脱、で行きたいよね……?
第53話
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「ラウシェンバッハを任せられる人材などそうそうありません。要所を任せるのです、皇王とて慎重になろうというものです。イェレミーアス様は十一歳。成人まで七年あります。大事な国境を守る人間を選ぶのですから、それくらいは待てるでしょう。ねぇ、ジーク様」
にっこり微笑むと、ジークフリードもローデリヒもごくりと喉を鳴らした。
「あとはぼくがどうやって皇宮を抜け出すか、なんですが……。さすがにベッテやヴィノさんやダニーまで連れて出ると目立ちますし」
「執事と料理人は政宮で食材を受け取るとかなんとかごまかせ。マウロを呼んで待機させればよかろう。乳母とラルク、ラルクの父はお前と一緒に政宮を訪れられるよう、当日オレが呼び出したことにしておく。他には何か、オレが手伝うことがあるか? スヴェン」
本当にジークフリードは変わった。思案顔で顎へ手を当てるジークフリードへ、破顔して見せる。
「ありがとうございます、ジーク様。十分です」
「オレは先にスヴェンのタウンハウスへ行き、待機していればいいんだな?」
「ええ。お願いします、リヒ様。近々のうちにパトリッツィ商会の者を侯爵家へ遣わします。詳細はその者を通じてお伝えすることとしましょう。そうですね、確かエステン公爵夫人は皇后陛下とお付き合いがありましたね? 皇后陛下のお茶会でフリューのことを知りお買い求めになられ、パトリッツィ商会と付き合いを始めた、というのはどうでしょう」
「分かった。母上にもお伝えしておく」
「よろしくお願いいたします。お礼としてエステン公爵夫人には、ぼくからささやかな品を贈らせていただきますとお伝えください」
エステン公爵夫人にも化粧水と保湿クリームのセットを贈ったら、発売前からさらに話題にならないかなという野望もある。どうせ皇王にケンカを売るのだ。もうこうなったら全部やるだけやりきってやる。できればろくでもない親どもに全部なすりつけてやるぅぅぅぅ!
笑顔を作りながら、ぼくは心に誓ったのであった。
日本で七月に当たる、芽吹き月の初め。
離宮の数少ないぼくの荷物はすでに、マウロさんを通じてタウンハウスへ運び出した。買い替えられるものは全て置いて行く。朝食のために食堂へ向かう。部屋を出るために開けた扉を閉じる前に、鍵星の間を振り返った。
持ち出す身の回りのものは少なかったから、意外と部屋の様子は普段通りだ。五年も暮らしたけれど、ここは常にぼくにとって仮の住まいであった。
「これからは、ぼくらのおうちにみんなで住むんですよ」
ぼくが呟くと、妖精たちはくるくると周囲を飛んで手を叩く。
いよいよ今日は、作戦決行当日である。
今日もルクレーシャスさんと、ゆっくりいつも通りに朝食を取る。まだ低い位置にある太陽を眺め、食後のお茶を楽しむ。
「スヴァンテ様。では、行ってまいります」
「はい。気を付けてくださいね」
フレートとダニーが廊下に出てからしばらくすると、庭を皇宮側へ歩いて行く二人が見えた。重ねて言うけどコモンルームのテラスは出入り口じゃないんだよ、ちゃんと玄関はあるんだよ。ぼくが面倒だから使ってないだけで。
マウロさんがパトリッツィ商会の馬車を準備してくれている。その馬車へ乗り込むため、フレートとダニーは政宮の庭へ先んじて待機している予定だ。政宮の庭はそのまま、貴族の居住区へ繋がる正門へと通じている。政宮の庭でジークフリードの護衛騎士たちと馬車に認識阻害の魔法を使い、馬車に乗る。馬車に乗って出てしまえば、そこはもう皇宮の外だ。
しばらくして、見慣れた金髪が噴水の向こうに見えた。ジークフリードがゆっくりとテラスからコモンルームへ入って来る。護衛騎士へ片手で待機するように指示し、窓を閉めながらぼくを見た瞳には緊張と罪悪感のようなものが浮かんでいた。
「すまんな、スヴェン」
「……? もしかして、陛下にバレてしまいましたか?」
それも想定内だ。ジークフリードの護衛騎士から、ぼくらが離宮で何やら聞かれたくない話をしていたことは伝わっているだろう。皇王ならいくつかの予想を立てているに違いない。そういう意味でも、彼はいい皇である。いい皇が、人格者である必要はない。
「いいや。……オレたちが何か企んでいるとは気づいていらっしゃるが、今はまだリヒとオレのいたずらにお前が巻き込まれている程度にしか考えておられぬようだ。そうではなくて……」
体側で拳を握り、顔を背けてしまう。様子が変だ。歩み寄って手を伸ばす。顔を上げたジークフリードは苦しそうに吐き出した。
「オレの父が、……すまない」
俯いて拳を握ったジークフリードを、ソファへ座らせる。それからその傍らへしゃがみ込んだ。
「あのね、ジーク様」
膝の上で硬く握り締められた、ジークフリードの拳へ手を添える。
「ぼくは一度も皇王陛下のことを、憎んだことも恨んだこともありませんよ」
「……?」
縋るような瞳を真っ直ぐ見つめ返す。そうだよね。どんなに冷酷だと他人から非難されようとも、ジークフリードにとって父親だということに違いはない。普段の様子から察するに、ジークフリードは皇としての父を尊敬しているのだろうと考えられる。尊敬している父親を悪く言われるのは、ましてやその意志に反することは苦しいに違いない。
イェレミーアスの件で、ジークフリードはジークフリードなりに彼を助けるには何をすればいいのかを考えたのだろう。その過程でぼくが置かれた状況を理解したのではないだろうか。それでもジークフリードは、ぼくやイェレミーアスの味方になってくれたのだ。だから、その謝罪はしなくてもいい謝罪なのだ。それでも、謝罪せずにいられないのだろう。
「鶺鴒皇はいい皇です。全体を救うために冷静な判断を下せる、皇たる皇だとぼくは思います。でもそれは、ある人にとっては冷酷な皇だと映るでしょう。ただそれは、その人と皇王との『正義』の定義が違うだけです。人それぞれに立場が違い、その時々で正義の在り処は違うでしょう。良い悪いではなく、ただそれだけのことです。今回、ジーク様の正義と皇王の正義は違う所に在る。それだけですから、あまりご自分をお責めになりませんよう」
「……っ」
じわり、と碧い瞳が潤む。碧と緑に、少しだけ黄色が混じった宇宙から見た地球のように美しいアースアイを覗き込んだ。この世界の宇宙からこの星を見たら、どんな風なのだろう。関節が白くなるほどに握り締められた拳を、両手で包む。本当に本当に、賢くて優しい子なんだよなぁ。ジークフリードは。
「ただそれは、己の判断に責任を負う生き方でもあると、ぼくは思います。皇王陛下は皇王陛下の思う『最善』を選んでいるだけですから。それはだからといって自分の身が『皇王陛下の正義』によって害された時に、抵抗しないで従うこととはまた別の話です。時に互いの正義を守るため潰し合い、戦うこともあるでしょう。逆に己の正義を貫いたからこそ、誰かを意図せず害する結果になることも有り得ましょう。だからぼくは、皇王陛下を憎いとも、冷酷とも思いません。ジーク様はジーク様の思う正義を全うし、後悔の少ない人生を歩まれますよう願っております。そのためのお手伝いなら、ぼくはいくらでもいたしますよ。ね?」
「……」
「己のためだけの正義を貫くことも、できるだけたくさんの人の正義を守るための最善策を選択することも、ぼくらはぼくらの意志で選べるのだから」
にっこり微笑むと、ジークフリードもローデリヒもごくりと喉を鳴らした。
「あとはぼくがどうやって皇宮を抜け出すか、なんですが……。さすがにベッテやヴィノさんやダニーまで連れて出ると目立ちますし」
「執事と料理人は政宮で食材を受け取るとかなんとかごまかせ。マウロを呼んで待機させればよかろう。乳母とラルク、ラルクの父はお前と一緒に政宮を訪れられるよう、当日オレが呼び出したことにしておく。他には何か、オレが手伝うことがあるか? スヴェン」
本当にジークフリードは変わった。思案顔で顎へ手を当てるジークフリードへ、破顔して見せる。
「ありがとうございます、ジーク様。十分です」
「オレは先にスヴェンのタウンハウスへ行き、待機していればいいんだな?」
「ええ。お願いします、リヒ様。近々のうちにパトリッツィ商会の者を侯爵家へ遣わします。詳細はその者を通じてお伝えすることとしましょう。そうですね、確かエステン公爵夫人は皇后陛下とお付き合いがありましたね? 皇后陛下のお茶会でフリューのことを知りお買い求めになられ、パトリッツィ商会と付き合いを始めた、というのはどうでしょう」
「分かった。母上にもお伝えしておく」
「よろしくお願いいたします。お礼としてエステン公爵夫人には、ぼくからささやかな品を贈らせていただきますとお伝えください」
エステン公爵夫人にも化粧水と保湿クリームのセットを贈ったら、発売前からさらに話題にならないかなという野望もある。どうせ皇王にケンカを売るのだ。もうこうなったら全部やるだけやりきってやる。できればろくでもない親どもに全部なすりつけてやるぅぅぅぅ!
笑顔を作りながら、ぼくは心に誓ったのであった。
日本で七月に当たる、芽吹き月の初め。
離宮の数少ないぼくの荷物はすでに、マウロさんを通じてタウンハウスへ運び出した。買い替えられるものは全て置いて行く。朝食のために食堂へ向かう。部屋を出るために開けた扉を閉じる前に、鍵星の間を振り返った。
持ち出す身の回りのものは少なかったから、意外と部屋の様子は普段通りだ。五年も暮らしたけれど、ここは常にぼくにとって仮の住まいであった。
「これからは、ぼくらのおうちにみんなで住むんですよ」
ぼくが呟くと、妖精たちはくるくると周囲を飛んで手を叩く。
いよいよ今日は、作戦決行当日である。
今日もルクレーシャスさんと、ゆっくりいつも通りに朝食を取る。まだ低い位置にある太陽を眺め、食後のお茶を楽しむ。
「スヴァンテ様。では、行ってまいります」
「はい。気を付けてくださいね」
フレートとダニーが廊下に出てからしばらくすると、庭を皇宮側へ歩いて行く二人が見えた。重ねて言うけどコモンルームのテラスは出入り口じゃないんだよ、ちゃんと玄関はあるんだよ。ぼくが面倒だから使ってないだけで。
マウロさんがパトリッツィ商会の馬車を準備してくれている。その馬車へ乗り込むため、フレートとダニーは政宮の庭へ先んじて待機している予定だ。政宮の庭はそのまま、貴族の居住区へ繋がる正門へと通じている。政宮の庭でジークフリードの護衛騎士たちと馬車に認識阻害の魔法を使い、馬車に乗る。馬車に乗って出てしまえば、そこはもう皇宮の外だ。
しばらくして、見慣れた金髪が噴水の向こうに見えた。ジークフリードがゆっくりとテラスからコモンルームへ入って来る。護衛騎士へ片手で待機するように指示し、窓を閉めながらぼくを見た瞳には緊張と罪悪感のようなものが浮かんでいた。
「すまんな、スヴェン」
「……? もしかして、陛下にバレてしまいましたか?」
それも想定内だ。ジークフリードの護衛騎士から、ぼくらが離宮で何やら聞かれたくない話をしていたことは伝わっているだろう。皇王ならいくつかの予想を立てているに違いない。そういう意味でも、彼はいい皇である。いい皇が、人格者である必要はない。
「いいや。……オレたちが何か企んでいるとは気づいていらっしゃるが、今はまだリヒとオレのいたずらにお前が巻き込まれている程度にしか考えておられぬようだ。そうではなくて……」
体側で拳を握り、顔を背けてしまう。様子が変だ。歩み寄って手を伸ばす。顔を上げたジークフリードは苦しそうに吐き出した。
「オレの父が、……すまない」
俯いて拳を握ったジークフリードを、ソファへ座らせる。それからその傍らへしゃがみ込んだ。
「あのね、ジーク様」
膝の上で硬く握り締められた、ジークフリードの拳へ手を添える。
「ぼくは一度も皇王陛下のことを、憎んだことも恨んだこともありませんよ」
「……?」
縋るような瞳を真っ直ぐ見つめ返す。そうだよね。どんなに冷酷だと他人から非難されようとも、ジークフリードにとって父親だということに違いはない。普段の様子から察するに、ジークフリードは皇としての父を尊敬しているのだろうと考えられる。尊敬している父親を悪く言われるのは、ましてやその意志に反することは苦しいに違いない。
イェレミーアスの件で、ジークフリードはジークフリードなりに彼を助けるには何をすればいいのかを考えたのだろう。その過程でぼくが置かれた状況を理解したのではないだろうか。それでもジークフリードは、ぼくやイェレミーアスの味方になってくれたのだ。だから、その謝罪はしなくてもいい謝罪なのだ。それでも、謝罪せずにいられないのだろう。
「鶺鴒皇はいい皇です。全体を救うために冷静な判断を下せる、皇たる皇だとぼくは思います。でもそれは、ある人にとっては冷酷な皇だと映るでしょう。ただそれは、その人と皇王との『正義』の定義が違うだけです。人それぞれに立場が違い、その時々で正義の在り処は違うでしょう。良い悪いではなく、ただそれだけのことです。今回、ジーク様の正義と皇王の正義は違う所に在る。それだけですから、あまりご自分をお責めになりませんよう」
「……っ」
じわり、と碧い瞳が潤む。碧と緑に、少しだけ黄色が混じった宇宙から見た地球のように美しいアースアイを覗き込んだ。この世界の宇宙からこの星を見たら、どんな風なのだろう。関節が白くなるほどに握り締められた拳を、両手で包む。本当に本当に、賢くて優しい子なんだよなぁ。ジークフリードは。
「ただそれは、己の判断に責任を負う生き方でもあると、ぼくは思います。皇王陛下は皇王陛下の思う『最善』を選んでいるだけですから。それはだからといって自分の身が『皇王陛下の正義』によって害された時に、抵抗しないで従うこととはまた別の話です。時に互いの正義を守るため潰し合い、戦うこともあるでしょう。逆に己の正義を貫いたからこそ、誰かを意図せず害する結果になることも有り得ましょう。だからぼくは、皇王陛下を憎いとも、冷酷とも思いません。ジーク様はジーク様の思う正義を全うし、後悔の少ない人生を歩まれますよう願っております。そのためのお手伝いなら、ぼくはいくらでもいたしますよ。ね?」
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