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宴の終わり
第76話
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「今日は泊まってっていいか、スヴェン」
「図々しいぞ、リヒ」
「君はまた今度泊まりにおいで、ジークくん。ヴェンにはわたくしから、わたくしの魔法の守りがあるから皇宮より安全だと伝えておく」
珍しくルクレーシャスさんから、ジークフリードへ声をかけた。ジークフリードも目を丸くしている。
「ベステル・ヘクセ殿からお誘いいただいたのだから、断れぬな? スヴェン」
「そうですよ、ジーク様。悪巧みはみんなで、です」
イェレミーアスに抱えられたまま、ぼくの手へ触れたジークフリードの手を揺らした。
「ヴェンへの挨拶はわたくしがまとめてして来るよ。君たちはここで待っていなさい」
離れて行くルクレーシャスさんの背中を見送りながら、ジークフリードたちに慰められる。ルクレーシャスさん越しに、皇王と皇后がぼくへ軽く手を上げた。頭を下げて答える。その間もジークフリードはぼくの手へ触れたままだった。分かるよ。何だか寂しいんだ。君とぼくはこれまでずっと、いつでも会える存在だったから。
「ジーク様。遊びに来てください。ぼくも早く、ここへ通えるようにしますね」
「……うん」
手を伸ばしてジークフリードの頭を撫でた。少しでも、加護が授かりますように。ぼくのいない間も、君を少しでも守れますように。
ルクレーシャスさんを除けば、本当はぼくが一番お兄さんなんだ。それでも彼らは彼らなりに、ぼくを助けようとしてくれている。それなら、年上としてはそれに報いるべきだろう。
まずは、ラウシェンバッハ辺境伯を謀殺し、イェレミーアスを陥れることに加担した者全てを炙り出す。ハンスイェルク、ブラウンシュバイク、ミレッカー宮中伯、シェルケ辺境伯。この辺りが関係していると、ルチ様が教えてくれた。謀ったのはこの辺りだとしても、実行役などを考えればラウシェンバッハ城内部にどれほどの協力者がいるのか分からない。
「……小さな芽も確実に摘み取り、敵に回すのは割に合わないと知らしめなければ」
イェレミーアスに抱っこされたまま、唇へ拳を当てて呟く。
「はい。スヴァンテ様」
「ははっ。スヴェンは本当に、綺麗な顔して怖いこと言うなぁ」
ローデリヒの苦笑い交じりの言葉に、ジークフリードも頷く。抱っこしたぼくを揺らしてイェレミーアスが笑う。
「ほんとわたくしの弟子はかわいい癖に物騒で困る」
戻って来たルクレーシャスさんが、イェレミーアスの肩を叩いて出口を視線で指し示す。ジークフリードの手が離れた。
「ではな、スヴェン。また近いうちに遊びに行く」
「はい、お待ちしております」
片手を上げたジークフリードへ頭を下げてホールの出口を目指す。出口でホールへ目を向ける。ミレッカー親子とシェルケ辺境伯が、ハンスイェルクと何かを話しているのが見えた。
まだ宴は続く。謀と思惑を乗せて踊る人々に、足を取られぬように、巻き込まれぬように。泳ぎ切って渡り切って。相手の足元を掬わねばならない。水面の下は溺れなければ見えないのだから。表向きは豪華絢爛。その実、陰謀渦巻くきらびやかな湖面の下を、暴かねばならない。
さぁ、静かな戦が始まる。
「ハンスイェルクはあちらから声をかけて来ることはありませんでした。ぼくが思うに、とても気の小さい人なのではありませんか、イェレ様」
帰りの馬車の中で、イェレミーアスへ尋ねる。
「そうですね、父をとても畏れていました」
「お父上は武功のみならず、知略に長けた英明なお方で『北東のケイローン』の二つ名をお持ちでしたね」
きっと、イェレミーアスに似て観察力のある賢い人だったのだろう。ぼくを膝に乗せてにこにこと微笑むイェレミーアスを仰ぐ。膝の上に乗せられているから、顔が近い。美少年を余すことなく真っ向から浴びている。眩しい。
「気が小さいハンスイェルクは一人で謀《はかりごと》を企て、実行することなど難しいでしょう。つまり、――彼を唆し計画を企てた人間が別にいる、とぼくは考えています」
気の小さい男を唆せるほどの立場と、知恵を持つ人間が背後に居る。大体想像は付いているけど、堅実に事実を積み重ねて特定するに越したことはない。ルクレーシャスさんとルチ様の加護で守っている間は、物理的にも政治的にもイェレミーアスに手を出すことは困難だ。
「小物ほどつつけば何をするか分かったものではないからね」
「怯えて自軍に切り込むバカもいるっていうからなぁ」
ルクレーシャスさんとローデリヒが、向かいの席で頷く。馬車には今、ヨゼフィーネ伯爵夫人とベアトリクスを除いた四人が乗っている。帰りがけ、サロンに居たヨゼフィーネ伯爵夫人へ声をかけたら残ると言われたのだ。
「女には女の戦い方がございますのよ、スヴァンテ様。お役に立つ情報を集めて参りますわ」
嫣然と微笑んだヨゼフィーネ伯爵夫人にいささか驚かされた。儚いだけの女性ではなかったようだ。ベアトリクスもぼくへ綺麗なカーテシーをして見せた。
「それでは、戦士たちの武運を祈らせてください」
ヨゼフィーネ伯爵夫人とベアトリクスにもルチ様の加護を与えて来たので、フレートと数人の護衛で守り切れるだろう。それよりも驚いたのはラルクである。
「じゃあ、オレも残るよ。ルクさんがいるし、お屋敷の方が安全だし、リヒやアスさんも剣の心得があるし」
「残るって、危ないよラルク。一緒に帰ろう?」
「女の人だし逃げるにしても足が遅い。大人数で囲まれたら不利だから、オレはこっちに残る。心配ねぇよ、スヴェン」
「……」
絶句してフレートへ視線で助けを求めると、フレートは静かに首を横へ振った。
「察しておられるでしょうが、ラルクは並の子供ではありません。お役目も、別にございます。本人の言うようになさってください」
ラルクへ向けて手を伸ばすとイェレミーアスはぼくを下してくれた。ラルクへ歩み寄り、コタルディの袖を摘む。
「ラルク……やだ」
「うん。でもあの人たちが傷つけられたらスヴェンが困るだろ? それに父ちゃんも付いてきてるから大丈夫だよ」
付いて来てるんだ、ヴィノさん。何となくそうじゃないかとは思っていたけど、やっぱり彼らは庭師ではない。予想通り、ヴィノさんとラルクの本当の役目はぼくの護衛だ。でも、それでも。
「ラルクはまだ、八歳なんだよ?」
「スヴェンはまだ、六歳なんだぜ? ほそっこいし、よわっちいし、すぐに疲れてルクさんに抱っこされてるし、今だってアスさんに抱っこされてるし。だからお兄ちゃんが、ちゃあんと守るから大丈夫」
ラルクの小さな手がぼくの頭を撫でる。ああ、なんて残酷なんだろう。こんな小さな子に守られなくてはならない、こんな小さな子まで戦わなければならない、この世界でぼくはぼくの大切な人をどうやって守って行くのだろう。
「ケガしちゃ嫌だよ、ちゃんと帰って来てね。今日も一緒にお風呂に入るんだもん。明日も一緒に居てくれなくちゃダメなんだよ、分かってる? ラルク」
「分かってるよ、スヴェン」
そう言って笑いながらぼくを抱き寄せたラルクと、ぼくの身長は頭一個分くらいしか違わない。ラルクだって、十分に小さな子供なんだ。まだ、守られるべき子供なんだ。精神が大人だからって、どんなに小賢しくたって、体が小さければ人に守られるしかない場面も、大切な人を自らで守れない場合もある。悔しい。悔しいなぁ。早く、大きくなりたい。
「早く帰って来てね」
ラルクの背中に手を回す。ぐす、と鼻を啜った。ちょっぴり涙が出たから、見られたくなくてラルクの肩に顔を埋める。妖精と精霊たちがラルクの周囲を飛んで光を振りまいている。
「図々しいぞ、リヒ」
「君はまた今度泊まりにおいで、ジークくん。ヴェンにはわたくしから、わたくしの魔法の守りがあるから皇宮より安全だと伝えておく」
珍しくルクレーシャスさんから、ジークフリードへ声をかけた。ジークフリードも目を丸くしている。
「ベステル・ヘクセ殿からお誘いいただいたのだから、断れぬな? スヴェン」
「そうですよ、ジーク様。悪巧みはみんなで、です」
イェレミーアスに抱えられたまま、ぼくの手へ触れたジークフリードの手を揺らした。
「ヴェンへの挨拶はわたくしがまとめてして来るよ。君たちはここで待っていなさい」
離れて行くルクレーシャスさんの背中を見送りながら、ジークフリードたちに慰められる。ルクレーシャスさん越しに、皇王と皇后がぼくへ軽く手を上げた。頭を下げて答える。その間もジークフリードはぼくの手へ触れたままだった。分かるよ。何だか寂しいんだ。君とぼくはこれまでずっと、いつでも会える存在だったから。
「ジーク様。遊びに来てください。ぼくも早く、ここへ通えるようにしますね」
「……うん」
手を伸ばしてジークフリードの頭を撫でた。少しでも、加護が授かりますように。ぼくのいない間も、君を少しでも守れますように。
ルクレーシャスさんを除けば、本当はぼくが一番お兄さんなんだ。それでも彼らは彼らなりに、ぼくを助けようとしてくれている。それなら、年上としてはそれに報いるべきだろう。
まずは、ラウシェンバッハ辺境伯を謀殺し、イェレミーアスを陥れることに加担した者全てを炙り出す。ハンスイェルク、ブラウンシュバイク、ミレッカー宮中伯、シェルケ辺境伯。この辺りが関係していると、ルチ様が教えてくれた。謀ったのはこの辺りだとしても、実行役などを考えればラウシェンバッハ城内部にどれほどの協力者がいるのか分からない。
「……小さな芽も確実に摘み取り、敵に回すのは割に合わないと知らしめなければ」
イェレミーアスに抱っこされたまま、唇へ拳を当てて呟く。
「はい。スヴァンテ様」
「ははっ。スヴェンは本当に、綺麗な顔して怖いこと言うなぁ」
ローデリヒの苦笑い交じりの言葉に、ジークフリードも頷く。抱っこしたぼくを揺らしてイェレミーアスが笑う。
「ほんとわたくしの弟子はかわいい癖に物騒で困る」
戻って来たルクレーシャスさんが、イェレミーアスの肩を叩いて出口を視線で指し示す。ジークフリードの手が離れた。
「ではな、スヴェン。また近いうちに遊びに行く」
「はい、お待ちしております」
片手を上げたジークフリードへ頭を下げてホールの出口を目指す。出口でホールへ目を向ける。ミレッカー親子とシェルケ辺境伯が、ハンスイェルクと何かを話しているのが見えた。
まだ宴は続く。謀と思惑を乗せて踊る人々に、足を取られぬように、巻き込まれぬように。泳ぎ切って渡り切って。相手の足元を掬わねばならない。水面の下は溺れなければ見えないのだから。表向きは豪華絢爛。その実、陰謀渦巻くきらびやかな湖面の下を、暴かねばならない。
さぁ、静かな戦が始まる。
「ハンスイェルクはあちらから声をかけて来ることはありませんでした。ぼくが思うに、とても気の小さい人なのではありませんか、イェレ様」
帰りの馬車の中で、イェレミーアスへ尋ねる。
「そうですね、父をとても畏れていました」
「お父上は武功のみならず、知略に長けた英明なお方で『北東のケイローン』の二つ名をお持ちでしたね」
きっと、イェレミーアスに似て観察力のある賢い人だったのだろう。ぼくを膝に乗せてにこにこと微笑むイェレミーアスを仰ぐ。膝の上に乗せられているから、顔が近い。美少年を余すことなく真っ向から浴びている。眩しい。
「気が小さいハンスイェルクは一人で謀《はかりごと》を企て、実行することなど難しいでしょう。つまり、――彼を唆し計画を企てた人間が別にいる、とぼくは考えています」
気の小さい男を唆せるほどの立場と、知恵を持つ人間が背後に居る。大体想像は付いているけど、堅実に事実を積み重ねて特定するに越したことはない。ルクレーシャスさんとルチ様の加護で守っている間は、物理的にも政治的にもイェレミーアスに手を出すことは困難だ。
「小物ほどつつけば何をするか分かったものではないからね」
「怯えて自軍に切り込むバカもいるっていうからなぁ」
ルクレーシャスさんとローデリヒが、向かいの席で頷く。馬車には今、ヨゼフィーネ伯爵夫人とベアトリクスを除いた四人が乗っている。帰りがけ、サロンに居たヨゼフィーネ伯爵夫人へ声をかけたら残ると言われたのだ。
「女には女の戦い方がございますのよ、スヴァンテ様。お役に立つ情報を集めて参りますわ」
嫣然と微笑んだヨゼフィーネ伯爵夫人にいささか驚かされた。儚いだけの女性ではなかったようだ。ベアトリクスもぼくへ綺麗なカーテシーをして見せた。
「それでは、戦士たちの武運を祈らせてください」
ヨゼフィーネ伯爵夫人とベアトリクスにもルチ様の加護を与えて来たので、フレートと数人の護衛で守り切れるだろう。それよりも驚いたのはラルクである。
「じゃあ、オレも残るよ。ルクさんがいるし、お屋敷の方が安全だし、リヒやアスさんも剣の心得があるし」
「残るって、危ないよラルク。一緒に帰ろう?」
「女の人だし逃げるにしても足が遅い。大人数で囲まれたら不利だから、オレはこっちに残る。心配ねぇよ、スヴェン」
「……」
絶句してフレートへ視線で助けを求めると、フレートは静かに首を横へ振った。
「察しておられるでしょうが、ラルクは並の子供ではありません。お役目も、別にございます。本人の言うようになさってください」
ラルクへ向けて手を伸ばすとイェレミーアスはぼくを下してくれた。ラルクへ歩み寄り、コタルディの袖を摘む。
「ラルク……やだ」
「うん。でもあの人たちが傷つけられたらスヴェンが困るだろ? それに父ちゃんも付いてきてるから大丈夫だよ」
付いて来てるんだ、ヴィノさん。何となくそうじゃないかとは思っていたけど、やっぱり彼らは庭師ではない。予想通り、ヴィノさんとラルクの本当の役目はぼくの護衛だ。でも、それでも。
「ラルクはまだ、八歳なんだよ?」
「スヴェンはまだ、六歳なんだぜ? ほそっこいし、よわっちいし、すぐに疲れてルクさんに抱っこされてるし、今だってアスさんに抱っこされてるし。だからお兄ちゃんが、ちゃあんと守るから大丈夫」
ラルクの小さな手がぼくの頭を撫でる。ああ、なんて残酷なんだろう。こんな小さな子に守られなくてはならない、こんな小さな子まで戦わなければならない、この世界でぼくはぼくの大切な人をどうやって守って行くのだろう。
「ケガしちゃ嫌だよ、ちゃんと帰って来てね。今日も一緒にお風呂に入るんだもん。明日も一緒に居てくれなくちゃダメなんだよ、分かってる? ラルク」
「分かってるよ、スヴェン」
そう言って笑いながらぼくを抱き寄せたラルクと、ぼくの身長は頭一個分くらいしか違わない。ラルクだって、十分に小さな子供なんだ。まだ、守られるべき子供なんだ。精神が大人だからって、どんなに小賢しくたって、体が小さければ人に守られるしかない場面も、大切な人を自らで守れない場合もある。悔しい。悔しいなぁ。早く、大きくなりたい。
「早く帰って来てね」
ラルクの背中に手を回す。ぐす、と鼻を啜った。ちょっぴり涙が出たから、見られたくなくてラルクの肩に顔を埋める。妖精と精霊たちがラルクの周囲を飛んで光を振りまいている。
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