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はじまりの
第132話
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「? なんで?」
ぼくとフレートの会話に首を捻ったローデリヒへ、手招いて見せる。ローデリヒはぼくへと顔を突き出した。その鼻を容赦なく摘む。
「今月、穂刈月の二十九日は、リヒ様のお誕生日でしょう。お祝いしなくては」
公爵家嫡男であるローデリヒの誕生日なのだ。周囲の人間とて忘れているはずもない。おまけにローデリヒは生来、天真爛漫で人懐こい性格である。知人も友人も大勢いるだろう。けれどローデリヒは、はにかんだ笑みで頭の後ろを掻いて視線を逸らした。
「……! そ、そっか。ふぅん。そっか……へへ」
「あっ、当日はご家族とお祝いなさるのですか? なら、前日辺りにしましょうか。ご予定、空けておいてくださいね、リヒ様」
「当日、うちへ呼ぶから来いよ。かーちゃんにも言っておく」
「オレも招待しろよ、リヒ。今度こそ、オレだけ仲間外れはご免だ」
「りょーかい。予定空けておけよな、ジーク」
「もちろんだ」
ジークフリードの返事にフローエ卿はさらに遠くを見た。二十九日に仕事が決定した瞬間だもんね。そりゃ虚無顔にもなる。時間外労働になるのかなぁ。前世社畜としては、ちょっとだけフローエ卿が不憫になった。
「ヴァンは誰にでも優しいから心配だよ」
イェレミーアスに耳の後ろへ唇を当てたまま囁かれて身震いする。自分の美貌に自覚があるのになんてことするんだっ! 心配なのは君の方だぞ! いつかたらし込んだ人間に後ろから刺されても知らないからねっ!
耳をさすりながらイェレミーアスを振り返る。
「ぼくは大事な人たち以外には結構、薄情な方ですよ。イェレ兄さまが知らないだけです」
それで言えば、ギーナなどは戦略上一時的に友好関係を結んでいるだけで、今後もぼくにとって大事な人たり得るかはまだ分からない。誰にでも節度のある対応をしているからといって、誰にでも優しいとは限らない。正直に言えば、ぼくは他人に対して冷淡な方だ。
それはローデリヒのように、善性からなるものではない。いつでも取捨を選択可能な、冷徹な関係である。他人に対して冷淡であることと、道徳観念や倫理観を持ち合わせていることは別なのである。冷淡だからこそ、感情を差し挟まず道徳的、倫理的に善であると思われる対処を行うことが可能な場面もある。それは一見、穏やかで優しく映るだろう。だがそれだけだ。
ルクレーシャスさんはぼくのそういう性質を見抜いて理解している。そういう意味ではイェレミーアスは純粋で、まだまだ子供だと思う。
子供の純粋さと残酷さを併せ持つ、正しく「少年」なのだ。だからこそ、イェレミーアスの心の機微には慎重にならざるを得ない。今、感情のままイェレミーアスに暴走されては困るのだ。
「私に隠しごとがあるだなんて、いけない子だな、ヴァンは」
だからぼくに甘えることで、イェレミーアスの暴走が引き止められるならいくらでも甘やかす。お兄さんを舐めるなよ。
「ぼくはこう見えて、かくれんぼが得意なんです」
えっへん、と得意げな表情をして見せる。ジークフリートもローデリヒも、目を丸くしてぼくを見ている。フレートだけが小さく笑った。
キュッラユンマ。缶蹴りに似たフリュクレフの子供たちがする、代表的な遊びだ。まぁ、ラルクとベッテとフレート、ヴィノさんとしかやったことないんだけど。
鼻の頭を耳の後ろへ擦りつけられ、くすぐったさに身を捩る。先に馬車へ乗ったジークフリードがローデリヒへ呟いた。
「今日からこれを見せつけられるのか。頭が痛い」
「慣れれば平気だぜ? 無視して巻き込まれないように気をつければ、大丈夫だよ」
「……巻き込まれたらどうなる?」
「めんどくせぇことになる」
「……」
ジークフリードは大きなため息を吐いて、窓へ凭れた。ルクレーシャスさんは一番に馬車へ乗り込み、ぼくが作ったモナラマフィンを頬いっぱいに詰め込んでいる。モナラとは、皇国の南にあるレンツィイェネラのさらに南で育つバナナに似た果物である。ベーキングパウダーの代わりに重曹を使っている。重曹には苦味があるから、苦みを抑えるためにベーキングパウダーの半量で作るのがコツだ。
走り出した馬車の外へ目を向けながら、思考をまとめる。
「ジーク様、リトホルムがミレッカーと不仲である原因を知っていますか?」
「知らん。ただ、話の端々にミレッカーへの嫌悪感が隠しきれていないからそう思っただけだ。だが、アイスラーなら詳しい事情を知っているかもしれん」
唇へ指を当て、ジークフリードは視線を上へ向けた。
「ミレッカーの話をした後、廊下ですれ違った侍女たちが厨房に鼠が出るという話をしていたのだが、リトホルムのヤツ『宮中の鼠、か……』と呟いていてな」
「なるほど、初代ミレッカー宮中伯は『裏切り者の鼠伯』と死ぬまで揶揄されたという話は有名ですものね」
その子孫である現ミレッカー宮中伯を鼠呼ばわりするのだ。よい感情などあろうはずもない。
「……」
拳を口元へ当て、首を傾ける。マフィンを頬袋へ詰め込んでいたルクレーシャスさんが、いち早くぼくに気づいて口を開いた。
「スヴァンくん、君またろくでもないことを考えているだろう! ダメだよっ!」
「聞く前から決めつけないでくださいよ、ルカ様。人聞きの悪い」
胸の前に垂らした緩く編み込まれた髪を弄る。フリュクレフの民にとって、ぼくの容姿と髪の色、瞳の色は特別だというのが本当ならば。
それを見たリトホルムは、一体どんな行動に出るだろうか。
妖精たちが嬉しそうに頷いた。だが口にしたら絶対に止められるだろう。ぼくは浮かんだ考えを、こっそり実行することに決めた。
「大丈夫ですよ。人払いならルチ様にお願いすれば完璧なので」
「スヴァンくん、……君ね。明星様をまるで下僕のように扱っているけど、後から何を要求されても知らないよ」
「ルチ様の要求はシンプルですよ。伴侶になること、死んだら一緒に精霊の国へ行くこと。それ以上に何かを要求されたことなんてありませんもん」
「……それだけだと、明星様が言ったのかい? 明星様の思惑が、君にとって都合のいいものばかりだと何故、言い切れる?」
「……」
確かにそうだ。けれど死んだ後のことなど、今から憂いても仕方がない。ルチ様には今度、確認してみよう。
ぼくが視線を横へ流して考え込むと、ルクレーシャスさんは肩を落として耳を伏せながら大きな息を吐いた。
「今後、無茶な要求をされない確証なんてないんだよ、スヴァンくん」
「……無茶な要求をされたら、泣き落しすることにします」
ぽん、と手を叩くとルクレーシャスさんはがっくりと前のめりに沈み込む。ジークフリードは呆れた顔をし、ローデリヒは呆然と呟く。
「……マジで怖いな、スヴェン。明星の精霊相手に泣き落しとか、精霊かわいそう」
「その精霊に泣き落しが効くことが、まずもって異常なんですよ、リヒくん……」
「そだな」
素直に頷き、ローデリヒがマフィンを口へ詰め込むとルクレーシャスさんは視線を遠くへ彷徨わせた。それからマフィンで自分の口を塞ぐ。
ルクレーシャスさんの完全に伏せてしまったお耳、つやつや。しっぽとはまた違った手触りがするんだろうなぁ。触りたいなぁ。目が合うと、ルクレーシャスさんは何故か瞳に非難の色を載せてぼくを睨んだ。
「スヴァンテちゃん、いらっしゃい」
久しぶりに訪ねた皇后は破顔してぼくを手招いた。皇后のお腹は、すでにはっきりと大きく膨らんでいる。そっか。もう妊娠中期だもんな。催促するように座面を指し示されると、イェレミーアスはぼくを下してくれた。皇后の座るソファへ近づく。
「皇国のヴァイスリーリエにご挨拶いたします。御子も皇后陛下もお元気そうで何よりです」
マウロさんに頼んであった最上級のレース糸で、靴下とミトンを編んだものをいくつか手渡す。前回に約束した腹巻と、スタイはいくつあってもいいので、柔らかなガーゼで作ったスタイも贈った。
ぼくとフレートの会話に首を捻ったローデリヒへ、手招いて見せる。ローデリヒはぼくへと顔を突き出した。その鼻を容赦なく摘む。
「今月、穂刈月の二十九日は、リヒ様のお誕生日でしょう。お祝いしなくては」
公爵家嫡男であるローデリヒの誕生日なのだ。周囲の人間とて忘れているはずもない。おまけにローデリヒは生来、天真爛漫で人懐こい性格である。知人も友人も大勢いるだろう。けれどローデリヒは、はにかんだ笑みで頭の後ろを掻いて視線を逸らした。
「……! そ、そっか。ふぅん。そっか……へへ」
「あっ、当日はご家族とお祝いなさるのですか? なら、前日辺りにしましょうか。ご予定、空けておいてくださいね、リヒ様」
「当日、うちへ呼ぶから来いよ。かーちゃんにも言っておく」
「オレも招待しろよ、リヒ。今度こそ、オレだけ仲間外れはご免だ」
「りょーかい。予定空けておけよな、ジーク」
「もちろんだ」
ジークフリードの返事にフローエ卿はさらに遠くを見た。二十九日に仕事が決定した瞬間だもんね。そりゃ虚無顔にもなる。時間外労働になるのかなぁ。前世社畜としては、ちょっとだけフローエ卿が不憫になった。
「ヴァンは誰にでも優しいから心配だよ」
イェレミーアスに耳の後ろへ唇を当てたまま囁かれて身震いする。自分の美貌に自覚があるのになんてことするんだっ! 心配なのは君の方だぞ! いつかたらし込んだ人間に後ろから刺されても知らないからねっ!
耳をさすりながらイェレミーアスを振り返る。
「ぼくは大事な人たち以外には結構、薄情な方ですよ。イェレ兄さまが知らないだけです」
それで言えば、ギーナなどは戦略上一時的に友好関係を結んでいるだけで、今後もぼくにとって大事な人たり得るかはまだ分からない。誰にでも節度のある対応をしているからといって、誰にでも優しいとは限らない。正直に言えば、ぼくは他人に対して冷淡な方だ。
それはローデリヒのように、善性からなるものではない。いつでも取捨を選択可能な、冷徹な関係である。他人に対して冷淡であることと、道徳観念や倫理観を持ち合わせていることは別なのである。冷淡だからこそ、感情を差し挟まず道徳的、倫理的に善であると思われる対処を行うことが可能な場面もある。それは一見、穏やかで優しく映るだろう。だがそれだけだ。
ルクレーシャスさんはぼくのそういう性質を見抜いて理解している。そういう意味ではイェレミーアスは純粋で、まだまだ子供だと思う。
子供の純粋さと残酷さを併せ持つ、正しく「少年」なのだ。だからこそ、イェレミーアスの心の機微には慎重にならざるを得ない。今、感情のままイェレミーアスに暴走されては困るのだ。
「私に隠しごとがあるだなんて、いけない子だな、ヴァンは」
だからぼくに甘えることで、イェレミーアスの暴走が引き止められるならいくらでも甘やかす。お兄さんを舐めるなよ。
「ぼくはこう見えて、かくれんぼが得意なんです」
えっへん、と得意げな表情をして見せる。ジークフリートもローデリヒも、目を丸くしてぼくを見ている。フレートだけが小さく笑った。
キュッラユンマ。缶蹴りに似たフリュクレフの子供たちがする、代表的な遊びだ。まぁ、ラルクとベッテとフレート、ヴィノさんとしかやったことないんだけど。
鼻の頭を耳の後ろへ擦りつけられ、くすぐったさに身を捩る。先に馬車へ乗ったジークフリードがローデリヒへ呟いた。
「今日からこれを見せつけられるのか。頭が痛い」
「慣れれば平気だぜ? 無視して巻き込まれないように気をつければ、大丈夫だよ」
「……巻き込まれたらどうなる?」
「めんどくせぇことになる」
「……」
ジークフリードは大きなため息を吐いて、窓へ凭れた。ルクレーシャスさんは一番に馬車へ乗り込み、ぼくが作ったモナラマフィンを頬いっぱいに詰め込んでいる。モナラとは、皇国の南にあるレンツィイェネラのさらに南で育つバナナに似た果物である。ベーキングパウダーの代わりに重曹を使っている。重曹には苦味があるから、苦みを抑えるためにベーキングパウダーの半量で作るのがコツだ。
走り出した馬車の外へ目を向けながら、思考をまとめる。
「ジーク様、リトホルムがミレッカーと不仲である原因を知っていますか?」
「知らん。ただ、話の端々にミレッカーへの嫌悪感が隠しきれていないからそう思っただけだ。だが、アイスラーなら詳しい事情を知っているかもしれん」
唇へ指を当て、ジークフリードは視線を上へ向けた。
「ミレッカーの話をした後、廊下ですれ違った侍女たちが厨房に鼠が出るという話をしていたのだが、リトホルムのヤツ『宮中の鼠、か……』と呟いていてな」
「なるほど、初代ミレッカー宮中伯は『裏切り者の鼠伯』と死ぬまで揶揄されたという話は有名ですものね」
その子孫である現ミレッカー宮中伯を鼠呼ばわりするのだ。よい感情などあろうはずもない。
「……」
拳を口元へ当て、首を傾ける。マフィンを頬袋へ詰め込んでいたルクレーシャスさんが、いち早くぼくに気づいて口を開いた。
「スヴァンくん、君またろくでもないことを考えているだろう! ダメだよっ!」
「聞く前から決めつけないでくださいよ、ルカ様。人聞きの悪い」
胸の前に垂らした緩く編み込まれた髪を弄る。フリュクレフの民にとって、ぼくの容姿と髪の色、瞳の色は特別だというのが本当ならば。
それを見たリトホルムは、一体どんな行動に出るだろうか。
妖精たちが嬉しそうに頷いた。だが口にしたら絶対に止められるだろう。ぼくは浮かんだ考えを、こっそり実行することに決めた。
「大丈夫ですよ。人払いならルチ様にお願いすれば完璧なので」
「スヴァンくん、……君ね。明星様をまるで下僕のように扱っているけど、後から何を要求されても知らないよ」
「ルチ様の要求はシンプルですよ。伴侶になること、死んだら一緒に精霊の国へ行くこと。それ以上に何かを要求されたことなんてありませんもん」
「……それだけだと、明星様が言ったのかい? 明星様の思惑が、君にとって都合のいいものばかりだと何故、言い切れる?」
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ぽん、と手を叩くとルクレーシャスさんはがっくりと前のめりに沈み込む。ジークフリードは呆れた顔をし、ローデリヒは呆然と呟く。
「……マジで怖いな、スヴェン。明星の精霊相手に泣き落しとか、精霊かわいそう」
「その精霊に泣き落しが効くことが、まずもって異常なんですよ、リヒくん……」
「そだな」
素直に頷き、ローデリヒがマフィンを口へ詰め込むとルクレーシャスさんは視線を遠くへ彷徨わせた。それからマフィンで自分の口を塞ぐ。
ルクレーシャスさんの完全に伏せてしまったお耳、つやつや。しっぽとはまた違った手触りがするんだろうなぁ。触りたいなぁ。目が合うと、ルクレーシャスさんは何故か瞳に非難の色を載せてぼくを睨んだ。
「スヴァンテちゃん、いらっしゃい」
久しぶりに訪ねた皇后は破顔してぼくを手招いた。皇后のお腹は、すでにはっきりと大きく膨らんでいる。そっか。もう妊娠中期だもんな。催促するように座面を指し示されると、イェレミーアスはぼくを下してくれた。皇后の座るソファへ近づく。
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