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反間苦肉の舞踏曲
第139話
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「丁度よかったね、スヴァンくん。リヒくんの誕生日のお茶会に呼ばれているから、一旦タウンハウスへ戻らなければならないだろう? その間に剣術の指南役を呼ぶことができる」
「そうですね。一週間後、シェーファー元男爵へご挨拶できれば幸いです、ウード公」
「ふむ。手配しておくとしましょう。それでは本日はこれにて」
「うむ。ご苦労だった」
侍従から受け取ったタオルで汗を拭きながら、ジークフリードが労う。
「じゃーな、ウード。とーちゃんには、オレがこれから槍を習うってウードから言っといてくれよ」
そう、ウードさんはエステン公爵の師匠でもある。以前から付き合いがあるのだろう。まぁ、ローデリヒは誰に対してもこんな調子ではあるが。
「ご指導、ありがとうございました。ウード公」
イェレミーアスは実にイェレミーアスらしく、礼儀正しく挨拶をした。頭を下げた瞬間、ぽたりと地面へ落ちた汗へ何となく目を向ける。ウードさんが修練場を出て行くと、イェレミーアスはぼくの汗を拭いながら当たり前のようにぼくを抱っこした。
修練場の中と周囲は人払いされている。しかし、皇宮の中庭へさしかかると貴族たちの姿がちらほらと見受けられた。
「あっちぃ! なぁ、ジーク、早く風呂入ろうぜ!」
シャツの裾で汗を拭いていたローデリヒが、面倒になったのかシャツを脱いだ。丸めたシャツで汗を拭きながら歩き出したローデリヒは、上半身裸だ。
皇宮と政宮を繋ぐ吹き抜けの回廊に居たご令嬢方が、「きゃ~っ!」と声を上げたのを横目に皇宮へ向けて歩き出す。ジークフリードは言うに及ばず、ローデリヒ、イェレミーアスはいずれも見目麗しく将来性の高い貴族令息だ。おまけに偉大なる魔法使いを一目見ようとする皇宮付きの魔法使いまで、遠巻きにルクレーシャスさんを眺めている。
「ラウシェンバッハ伯、お久しぶりです」
皇宮付きの魔法使いたちがイェレミーアスへ挨拶する。顔見知りなのだろうか。
ぼくが疑問をそのまま顔へ貼り付けていると、ローデリヒがにかっと笑った。
「各辺境領地の騎士と、皇宮騎士団と、宮廷魔法士は夏になると合同で軍事演習するんだよ」
「私は炎の魔法も使えるんだ。炎は数ある魔法属性の中でも攻撃に特化した魔法だからね」
「そうだぞ、スヴェン。アスは魔法だけでも十分強い。宮廷魔法士ですら苦戦するんだ。模擬戦を見たことあっけど、おっかねぇぞ。普通、炎の魔法を使えても火の玉を飛ばせるだけで十分なのに、アスは広範囲を燃やし尽くす魔法が使えるからな」
「広範囲……」
広範囲と言っても、一メートル四方くらいかな。ぼくがイェレミーアスを見上げると、ローデリヒはまるで嫌いな食べ物でも含まされたみたいな表情で押し出した。
「三十ツッカーレーデンくらいを一瞬で燃やしつくすんだぜ……」
一メートルは、この世界でいう大体一ツッカーである。レーデンは範囲、要は三十ツッカーレーデンとは、おおよそ三十メートル四方だと考えていい。三十メートルってどれくらい? って思うでしょ。大体、マンションの十階までくらいだよ。……えげつない。ぼくの考えを見透かしたように、イェレミーアスが普段通りに美しく微笑んだ。
「……何だか、普段の穏やかで優しいイェレ兄さまが炎の魔法の使い手と言われても、ピンと来ないです……」
「アスは確かに優しいヤツだけど、スヴェンには特別優しいからそう思うだけで結構こいつ、短気なとこあるぜ?」
「うそだぁ。イェレ様が怖い顔したとこ、ぼく一度も見たことないですよ?」
ぼくが声を上げて笑うと、ローデリヒは目を逸らして口の中で何やらゴニョゴニョと転がした。
「うん……そりゃそうだろうよ、スヴェンから見えないとこでしかしねぇもん……」
「リヒ」
「お?」
「ヴァンが誤解するようなことを言わないでくれないか」
「ほらぁ! ほらほら、スヴェン見ろ! これが本性だぞ!」
「?」
イェレミーアスの顔を覗き込む。いつも通りに優しい笑みを浮かべている。口を開けたままぼくが首を横に振ると、ローデリヒはがっくりと肩を落とした。
「ヴァン、お口を開けていると埃が入ってしまうよ? ごらん、そんなことも気にせずに大口を開けていると、リヒみたいになってしまう」
「はい」
慌てて片手で自分の口を覆う。ローデリヒが拳を振り上げて抗議した。
「オレみたいってなんだよ、どういう意味だよ! おい、アス!」
「ヴァンがあんな風になるわけがないけど、あの通り下品だからね。真似をしてはいけないよ?」
「はい、イェレ兄さま」
ぼくは素直にこくん、と頷いた。イェレミーアスがぼくへ頬を寄せる。頬を合わせたまま、二人でローデリヒをじっと見つめる。
「ちょ、おい、スヴェン!」
まぁそれにしても、見学のご令嬢のみならず宮廷魔法士まで。うちの子たち、大人気だぁ。みんな美形だもんね。分かるぅ。
ちょっとだけドヤ顔をしたぼくへ、イェレミーアスが囁く。
「さ、早く汗を流しに行こう。ヴァン」
いつもなら服を着崩したりしないイェレミーアスも、暑いのかシャツの前を肌蹴ている。美少年乱舞である。ぼくは脱がないよ。貧弱な体を見られたくないからね。それにさっき、シャツのボタンへ手をかけたらイェレミーアスに手を押さえられ、静かに頭を振られてしまった。
「はい。でもイェレ兄さま、ぼく一人で歩けます」
イェレミーアスの胸へ手を置いて突っ張り、気持ち体を遠ざける。汗に濡れた前髪を耳へかけながら、眩しいくらいの笑顔で尋ねられた。
「どうして?」
もじもじと胸の前へ垂らした己の髪を指で弄る。妖精たちが、編み込んだぼくの髪へ花を挿した。
「……だって、ぼく今とっても汗臭いですもん」
「大丈夫だ。ヴァンはいつだって花蜜のいい匂いしかしないよ」
「そんなはずないですよ……?」
完全無欠の美少年であるイェレミーアスだって、多少汗の匂いはしている。全然臭くないし、爽やかだけども! ぼくくらいの年頃の子供は体温高いし、汗をたくさん掻くからね! やっぱそこはデリケートでセンシティブな問題を孕んでいるんじゃああるまいかッ!
「本当だよ? 私はヴァンに嘘をつかない」
普段と同じにこつん、と額を押し当てられる。視界の端で回廊に居たご令嬢たちが、何人も倒れて行くのを捉える。なるほど美しいとは罪深いことだ。
その中に、冬空の下で青白く仄かに光を跳ね返す白磁のような容貌を見かけたが、ぼくは目を逸らした。
「フレート!」
ぼくはイェレミーアスに地面へ下ろされるなり駆け寄り、フレートへ抱きついた。フレートとこんなに長い間離れていたことは、生まれてから一度もないからだ。ぼくを抱き上げた有能な執事が、一瞬ふにゃりと甘く顔を崩してしまったことをその場の全員が見逃さなかった。ハンスがくすり、と小さく笑い声を漏らした。甥の顔を睨むと、フレートは一つ咳払いをした。
「んんっ……、おかえりなさいませ、スヴァンテ様」
「ただいまぁ、疲れちゃいました……」
シトラスとアンバー、それからほんの少し漂うムスク。いつもの香りを吸い込んで、フレートの首へ手を回す。
「お茶をご用意いたしましょうね」
「はい。お願いします」
ぼくを抱えたまま歩き出したフレートの足取りは、いつもよりちょっとだけ軽い、気がした。
「リヒ様の誕生日のお茶会の準備をしなくちゃ。フレート、例の噂は流してもらえましたか」
「はい。ぬかりなく。広がるまではもう少々かかるでしょう」
「そうですね。一週間後、シェーファー元男爵へご挨拶できれば幸いです、ウード公」
「ふむ。手配しておくとしましょう。それでは本日はこれにて」
「うむ。ご苦労だった」
侍従から受け取ったタオルで汗を拭きながら、ジークフリードが労う。
「じゃーな、ウード。とーちゃんには、オレがこれから槍を習うってウードから言っといてくれよ」
そう、ウードさんはエステン公爵の師匠でもある。以前から付き合いがあるのだろう。まぁ、ローデリヒは誰に対してもこんな調子ではあるが。
「ご指導、ありがとうございました。ウード公」
イェレミーアスは実にイェレミーアスらしく、礼儀正しく挨拶をした。頭を下げた瞬間、ぽたりと地面へ落ちた汗へ何となく目を向ける。ウードさんが修練場を出て行くと、イェレミーアスはぼくの汗を拭いながら当たり前のようにぼくを抱っこした。
修練場の中と周囲は人払いされている。しかし、皇宮の中庭へさしかかると貴族たちの姿がちらほらと見受けられた。
「あっちぃ! なぁ、ジーク、早く風呂入ろうぜ!」
シャツの裾で汗を拭いていたローデリヒが、面倒になったのかシャツを脱いだ。丸めたシャツで汗を拭きながら歩き出したローデリヒは、上半身裸だ。
皇宮と政宮を繋ぐ吹き抜けの回廊に居たご令嬢方が、「きゃ~っ!」と声を上げたのを横目に皇宮へ向けて歩き出す。ジークフリードは言うに及ばず、ローデリヒ、イェレミーアスはいずれも見目麗しく将来性の高い貴族令息だ。おまけに偉大なる魔法使いを一目見ようとする皇宮付きの魔法使いまで、遠巻きにルクレーシャスさんを眺めている。
「ラウシェンバッハ伯、お久しぶりです」
皇宮付きの魔法使いたちがイェレミーアスへ挨拶する。顔見知りなのだろうか。
ぼくが疑問をそのまま顔へ貼り付けていると、ローデリヒがにかっと笑った。
「各辺境領地の騎士と、皇宮騎士団と、宮廷魔法士は夏になると合同で軍事演習するんだよ」
「私は炎の魔法も使えるんだ。炎は数ある魔法属性の中でも攻撃に特化した魔法だからね」
「そうだぞ、スヴェン。アスは魔法だけでも十分強い。宮廷魔法士ですら苦戦するんだ。模擬戦を見たことあっけど、おっかねぇぞ。普通、炎の魔法を使えても火の玉を飛ばせるだけで十分なのに、アスは広範囲を燃やし尽くす魔法が使えるからな」
「広範囲……」
広範囲と言っても、一メートル四方くらいかな。ぼくがイェレミーアスを見上げると、ローデリヒはまるで嫌いな食べ物でも含まされたみたいな表情で押し出した。
「三十ツッカーレーデンくらいを一瞬で燃やしつくすんだぜ……」
一メートルは、この世界でいう大体一ツッカーである。レーデンは範囲、要は三十ツッカーレーデンとは、おおよそ三十メートル四方だと考えていい。三十メートルってどれくらい? って思うでしょ。大体、マンションの十階までくらいだよ。……えげつない。ぼくの考えを見透かしたように、イェレミーアスが普段通りに美しく微笑んだ。
「……何だか、普段の穏やかで優しいイェレ兄さまが炎の魔法の使い手と言われても、ピンと来ないです……」
「アスは確かに優しいヤツだけど、スヴェンには特別優しいからそう思うだけで結構こいつ、短気なとこあるぜ?」
「うそだぁ。イェレ様が怖い顔したとこ、ぼく一度も見たことないですよ?」
ぼくが声を上げて笑うと、ローデリヒは目を逸らして口の中で何やらゴニョゴニョと転がした。
「うん……そりゃそうだろうよ、スヴェンから見えないとこでしかしねぇもん……」
「リヒ」
「お?」
「ヴァンが誤解するようなことを言わないでくれないか」
「ほらぁ! ほらほら、スヴェン見ろ! これが本性だぞ!」
「?」
イェレミーアスの顔を覗き込む。いつも通りに優しい笑みを浮かべている。口を開けたままぼくが首を横に振ると、ローデリヒはがっくりと肩を落とした。
「ヴァン、お口を開けていると埃が入ってしまうよ? ごらん、そんなことも気にせずに大口を開けていると、リヒみたいになってしまう」
「はい」
慌てて片手で自分の口を覆う。ローデリヒが拳を振り上げて抗議した。
「オレみたいってなんだよ、どういう意味だよ! おい、アス!」
「ヴァンがあんな風になるわけがないけど、あの通り下品だからね。真似をしてはいけないよ?」
「はい、イェレ兄さま」
ぼくは素直にこくん、と頷いた。イェレミーアスがぼくへ頬を寄せる。頬を合わせたまま、二人でローデリヒをじっと見つめる。
「ちょ、おい、スヴェン!」
まぁそれにしても、見学のご令嬢のみならず宮廷魔法士まで。うちの子たち、大人気だぁ。みんな美形だもんね。分かるぅ。
ちょっとだけドヤ顔をしたぼくへ、イェレミーアスが囁く。
「さ、早く汗を流しに行こう。ヴァン」
いつもなら服を着崩したりしないイェレミーアスも、暑いのかシャツの前を肌蹴ている。美少年乱舞である。ぼくは脱がないよ。貧弱な体を見られたくないからね。それにさっき、シャツのボタンへ手をかけたらイェレミーアスに手を押さえられ、静かに頭を振られてしまった。
「はい。でもイェレ兄さま、ぼく一人で歩けます」
イェレミーアスの胸へ手を置いて突っ張り、気持ち体を遠ざける。汗に濡れた前髪を耳へかけながら、眩しいくらいの笑顔で尋ねられた。
「どうして?」
もじもじと胸の前へ垂らした己の髪を指で弄る。妖精たちが、編み込んだぼくの髪へ花を挿した。
「……だって、ぼく今とっても汗臭いですもん」
「大丈夫だ。ヴァンはいつだって花蜜のいい匂いしかしないよ」
「そんなはずないですよ……?」
完全無欠の美少年であるイェレミーアスだって、多少汗の匂いはしている。全然臭くないし、爽やかだけども! ぼくくらいの年頃の子供は体温高いし、汗をたくさん掻くからね! やっぱそこはデリケートでセンシティブな問題を孕んでいるんじゃああるまいかッ!
「本当だよ? 私はヴァンに嘘をつかない」
普段と同じにこつん、と額を押し当てられる。視界の端で回廊に居たご令嬢たちが、何人も倒れて行くのを捉える。なるほど美しいとは罪深いことだ。
その中に、冬空の下で青白く仄かに光を跳ね返す白磁のような容貌を見かけたが、ぼくは目を逸らした。
「フレート!」
ぼくはイェレミーアスに地面へ下ろされるなり駆け寄り、フレートへ抱きついた。フレートとこんなに長い間離れていたことは、生まれてから一度もないからだ。ぼくを抱き上げた有能な執事が、一瞬ふにゃりと甘く顔を崩してしまったことをその場の全員が見逃さなかった。ハンスがくすり、と小さく笑い声を漏らした。甥の顔を睨むと、フレートは一つ咳払いをした。
「んんっ……、おかえりなさいませ、スヴァンテ様」
「ただいまぁ、疲れちゃいました……」
シトラスとアンバー、それからほんの少し漂うムスク。いつもの香りを吸い込んで、フレートの首へ手を回す。
「お茶をご用意いたしましょうね」
「はい。お願いします」
ぼくを抱えたまま歩き出したフレートの足取りは、いつもよりちょっとだけ軽い、気がした。
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