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反間苦肉の舞踏曲
第140話
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「うん。ありがとう。引き続きギーナ様やニクラウスさん、ディーターさん、ギュンターさんは絶対に屋敷の外へ出さないでください」
「かしこまりました」
「それから、急ぎませんがアイゼンシュタット伯爵家所属の平民騎士で、情報提供をお願いしたら乗ってくれそうな人を探してください。できるだけ、口の軽そうな方がいいですね」
「……」
フレートはぼくの言葉に、目を丸くした。
「? どうしました?」
「……いえ。少々想定外でしたので」
「アイゼンシュタット伯爵家所属の平民騎士の方は、接触したのがフレートだと知れてしまっても問題ありません。ゼクレス子爵家の方々がここに居ることだけ、絶対に漏れることのないようにお願いします」
「……かしこまりました」
ぼくが厳命すると、皇宮から一緒に付いて来たジークフリードが不思議そうに尋ねる。
「何故だ? 何故、ギーナを外へ出してはいけない? 何故、フレートが接触したとわざわざ知らせる?」
「ギーナ様はミレッカーに『悪事を知っている』と伝えたかったのでしょうが、シェーファー男爵令息の死についてもミレッカーが関わっていることを知っている、と匂わせたのは悪手だったと思います」
「……例の、ゼクレス子爵邸の噂の件か?」
「ええ。もう一つ、フレートを目立たせるのは、ミレッカーに『まったく見当違いの行動をしている』と油断させるためです。アイゼンシュタット様のところの騎士なら、アイゼンシュタット様がお気づきになられても邪魔をされることはないでしょう。陛下から情報も得ているでしょうからね」
コモンルームへ入り、いつも通りに思い思いにソファへ座る。ぼくはイェレミーアスが座るのを待ってから、膝へ乗せてもらえるのを待った。
「……」
ジークフリードが何か言いたげな顔をしたが、イェレミーアスがいつも通りにぼくを膝へ乗せると頭を抱えて俯いた。
「おそらくですが、シェーファー男爵令息の死に不審な点があると知ったことが発端でゼクレス子爵はミレッカーに目を付けられたのです。これでは『事実を知るゼクレス子爵家に縁のある者が生きている』と知らせたも同然です」
「……なるほど」
「でも、これはぼくらにとっては都合がいい」
「……ヴァンが流した噂か、ギーナの仕業かミレッカーには判断が付かないから、だね」
「はい。イェレ兄さまの言う通りです。自分が疚しいことをしている人間が、他人に対して必要以上に疑心暗鬼になるのは当然のことだとは思いませんか?」
「なるほど、『かくれんぼしながらの鬼ごっこになった』わけか」
ジークフリードの言葉に頷く。フレートが指示したのだろう。メイドが運んで来たお茶がそれぞれの前へ置かれるのを待つ。メイドたちがコモンルームから出て行くと、フレートは扉の前へ立った。
「そもそも初手の動きでぼくと、ジーク様が関わっていることは確実視されていると考えていいでしょう。ぼくたちの動きは知れない。ギーナ様は動き回っているかも知れない。流れた噂は、どこから来たものか知れない。そういう状況を作り出すのにちょうどいい」
「だから、ギーナたちは今は姿を現さない方がいい。そういうことだな、スヴェン?」
「そうです」
「その上、ゼクレス子爵邸をエステン公爵家が買い取ったとなればミレッカーも心中穏やかではいられないだろう」
イェレミーアスの声が耳朶を打つ。ぼくが手を伸ばすと、イェレミーアスはティーカップをソーサーごと持ち上げてぼくへ差し出す。
「そうなれば、皇宮内のことにまで手は回らなくなるでしょう。その間に、薬学典範を読破してしまいます。薬学士の知識と、典範とに相違があることが確実になったらジーク様にも、皇王陛下にも確認してもらわねばなりません」
「その辺りは任せておけ」
イェレミーアスが捧げ持つティーソーサーからカップを持ち上げ、静かに口を付ける。ソーサーへカップを戻すとイェレミーアスの腕が伸ばされ、テーブルへティーソーサーを置く。
一連の動作を、ジークフリードは死んだ魚みたいな目で見ていた。
「レームケとシェーファー元男爵、どちらが先に食い付くか。焦らず待ちましょう」
「その間にオレたちは足場を固めておくのだな、スヴェン」
「はい」
チーズスティックパイをイェレミーアスへ差し出す。ぼくを包むように抱きしめ、上体を横へずらしたイェレミーアスの口元へ運ぶ。
ジークフリードが両膝へ肘をつき、頭を抱えた。
「……頭が痛い」
「わたくしもだよ」
ジークフリードとルクレーシャスさんは何事かを分かり合っている。なんだよ。何か言いたいことがあるなら言えばいいのに。ぼくはテーブルナプキンで指を拭いて一つ、息を吐いた。
「では今しばらく、餌が行き渡るのを待つこととしましょう。よろしいでしょうか?」
「おう」
「ああ」
「噂が流れるより先に、シェーファー元男爵と顔合わせになりそうですね」
「その前に、リヒの誕生日を祝わなくてはね。ヴァン」
翌日はタウンハウスへ泊まったジークフリードと共に皇宮へ赴いた。皇宮へは変わらずハンスを連れて行った。フレートへは一週間ほどタウンハウスへ滞在し、一週間後には再び皇宮へ泊まると伝える。
ローデリヒの誕生日のお茶会は、来週末だ。諸々の準備を済ませ、再び皇宮へ戻る。
三日目、ジークフリードとイェレミーアスと一緒に修練場へ行くと、ウードさんではなく見知らぬ初老の紳士が立っていた。
一見、穏やかな文官といった風貌の細身の紳士である。ぼくの髪色は父親であるアンブロス子爵に似た、鮮やかなカーマインレッドだが、その紳士の髪は紫がかったルビー色だ。澄んだクロムイエローの虹彩がぼくへ優しく注がれた。
「こんにちは。卿がスタンレイ公子ですかな?」
「こんにちは。はい、スヴァンテ・スタンレイと申します。ひょっとして、オリバー・シェーファー元男爵でしょうか」
「はい。その通りでございます」
略式ではあるが、騎士の挨拶をしたシェーファーへぼくも頭を下げた。髪や瞳の色のせいか、第一印象は朗らかな人物に見える。
「ウード公よりシェーファー公から、レイピアを使った戦い方を教わるようにと言われました。よろしくお願いいたします」
「こちらこそ。引退し爵位も返上した身ではありますが、よろしくお願いいたします。スタンレイ公子」
イェレミーアスがぼくとシェーファーの間に入る。それからさりげなくぼくの体をシェーファーから遠ざけた。
「……」
ぎゅ、とイェレミーアスの服の裾を掴む。シェーファーは変わらずただ、そこへ立っているだけだ。けれどイェレミーアスはぼくを遠ざけた。つまり。
「ほう……さすがでございますな、イェレミーアス伯。百年に一度の天才と謳われるわけです。しかしいただけません」
シェーファーはす、と体の向きを変えた。イェレミーアスと真正面から向かい合った。掴んだ服の裾からですら、緊張が伝わる。
「伯は東の辺境を守る要におなりになる方。己の身を挺してはなりません」
「……辺境伯には誰でもなれるでしょう。けれど、騎士の誓いを捧げるに値する相手には、誰もが出会えるわけではありません。騎士とは、そういう生き方を切に願い名誉と考えるものでは?」
「――、は……」
シェーファーは目を丸くし、それから大きく口を開いて息を吸い込んだ。笑い声が響く。
「ははっ。いや失礼いたしました。そんなお方に出会えるとは、これはなんとも羨ましい。よろしくお願いいたします、イェレミーアス伯」
ぼくは慌ててイェレミーアスの手を引っ張った。
「イェレ兄さま。それはいけません。ぼくはイェレ兄さまを、おうちへ帰して差し上げると、イェレ兄さまの手へ全てをお返しすると、お約束しましたよ?」
引っ張った手を、逆に掴まれる。掴まれた手を揺らされ、引き上げられる。覚えず引き上げられた手を目で追う。勿忘草色の虹彩は、瞳の奥を見つめたまま、ぼくの手の甲へ口づけした。
「かしこまりました」
「それから、急ぎませんがアイゼンシュタット伯爵家所属の平民騎士で、情報提供をお願いしたら乗ってくれそうな人を探してください。できるだけ、口の軽そうな方がいいですね」
「……」
フレートはぼくの言葉に、目を丸くした。
「? どうしました?」
「……いえ。少々想定外でしたので」
「アイゼンシュタット伯爵家所属の平民騎士の方は、接触したのがフレートだと知れてしまっても問題ありません。ゼクレス子爵家の方々がここに居ることだけ、絶対に漏れることのないようにお願いします」
「……かしこまりました」
ぼくが厳命すると、皇宮から一緒に付いて来たジークフリードが不思議そうに尋ねる。
「何故だ? 何故、ギーナを外へ出してはいけない? 何故、フレートが接触したとわざわざ知らせる?」
「ギーナ様はミレッカーに『悪事を知っている』と伝えたかったのでしょうが、シェーファー男爵令息の死についてもミレッカーが関わっていることを知っている、と匂わせたのは悪手だったと思います」
「……例の、ゼクレス子爵邸の噂の件か?」
「ええ。もう一つ、フレートを目立たせるのは、ミレッカーに『まったく見当違いの行動をしている』と油断させるためです。アイゼンシュタット様のところの騎士なら、アイゼンシュタット様がお気づきになられても邪魔をされることはないでしょう。陛下から情報も得ているでしょうからね」
コモンルームへ入り、いつも通りに思い思いにソファへ座る。ぼくはイェレミーアスが座るのを待ってから、膝へ乗せてもらえるのを待った。
「……」
ジークフリードが何か言いたげな顔をしたが、イェレミーアスがいつも通りにぼくを膝へ乗せると頭を抱えて俯いた。
「おそらくですが、シェーファー男爵令息の死に不審な点があると知ったことが発端でゼクレス子爵はミレッカーに目を付けられたのです。これでは『事実を知るゼクレス子爵家に縁のある者が生きている』と知らせたも同然です」
「……なるほど」
「でも、これはぼくらにとっては都合がいい」
「……ヴァンが流した噂か、ギーナの仕業かミレッカーには判断が付かないから、だね」
「はい。イェレ兄さまの言う通りです。自分が疚しいことをしている人間が、他人に対して必要以上に疑心暗鬼になるのは当然のことだとは思いませんか?」
「なるほど、『かくれんぼしながらの鬼ごっこになった』わけか」
ジークフリードの言葉に頷く。フレートが指示したのだろう。メイドが運んで来たお茶がそれぞれの前へ置かれるのを待つ。メイドたちがコモンルームから出て行くと、フレートは扉の前へ立った。
「そもそも初手の動きでぼくと、ジーク様が関わっていることは確実視されていると考えていいでしょう。ぼくたちの動きは知れない。ギーナ様は動き回っているかも知れない。流れた噂は、どこから来たものか知れない。そういう状況を作り出すのにちょうどいい」
「だから、ギーナたちは今は姿を現さない方がいい。そういうことだな、スヴェン?」
「そうです」
「その上、ゼクレス子爵邸をエステン公爵家が買い取ったとなればミレッカーも心中穏やかではいられないだろう」
イェレミーアスの声が耳朶を打つ。ぼくが手を伸ばすと、イェレミーアスはティーカップをソーサーごと持ち上げてぼくへ差し出す。
「そうなれば、皇宮内のことにまで手は回らなくなるでしょう。その間に、薬学典範を読破してしまいます。薬学士の知識と、典範とに相違があることが確実になったらジーク様にも、皇王陛下にも確認してもらわねばなりません」
「その辺りは任せておけ」
イェレミーアスが捧げ持つティーソーサーからカップを持ち上げ、静かに口を付ける。ソーサーへカップを戻すとイェレミーアスの腕が伸ばされ、テーブルへティーソーサーを置く。
一連の動作を、ジークフリードは死んだ魚みたいな目で見ていた。
「レームケとシェーファー元男爵、どちらが先に食い付くか。焦らず待ちましょう」
「その間にオレたちは足場を固めておくのだな、スヴェン」
「はい」
チーズスティックパイをイェレミーアスへ差し出す。ぼくを包むように抱きしめ、上体を横へずらしたイェレミーアスの口元へ運ぶ。
ジークフリードが両膝へ肘をつき、頭を抱えた。
「……頭が痛い」
「わたくしもだよ」
ジークフリードとルクレーシャスさんは何事かを分かり合っている。なんだよ。何か言いたいことがあるなら言えばいいのに。ぼくはテーブルナプキンで指を拭いて一つ、息を吐いた。
「では今しばらく、餌が行き渡るのを待つこととしましょう。よろしいでしょうか?」
「おう」
「ああ」
「噂が流れるより先に、シェーファー元男爵と顔合わせになりそうですね」
「その前に、リヒの誕生日を祝わなくてはね。ヴァン」
翌日はタウンハウスへ泊まったジークフリードと共に皇宮へ赴いた。皇宮へは変わらずハンスを連れて行った。フレートへは一週間ほどタウンハウスへ滞在し、一週間後には再び皇宮へ泊まると伝える。
ローデリヒの誕生日のお茶会は、来週末だ。諸々の準備を済ませ、再び皇宮へ戻る。
三日目、ジークフリードとイェレミーアスと一緒に修練場へ行くと、ウードさんではなく見知らぬ初老の紳士が立っていた。
一見、穏やかな文官といった風貌の細身の紳士である。ぼくの髪色は父親であるアンブロス子爵に似た、鮮やかなカーマインレッドだが、その紳士の髪は紫がかったルビー色だ。澄んだクロムイエローの虹彩がぼくへ優しく注がれた。
「こんにちは。卿がスタンレイ公子ですかな?」
「こんにちは。はい、スヴァンテ・スタンレイと申します。ひょっとして、オリバー・シェーファー元男爵でしょうか」
「はい。その通りでございます」
略式ではあるが、騎士の挨拶をしたシェーファーへぼくも頭を下げた。髪や瞳の色のせいか、第一印象は朗らかな人物に見える。
「ウード公よりシェーファー公から、レイピアを使った戦い方を教わるようにと言われました。よろしくお願いいたします」
「こちらこそ。引退し爵位も返上した身ではありますが、よろしくお願いいたします。スタンレイ公子」
イェレミーアスがぼくとシェーファーの間に入る。それからさりげなくぼくの体をシェーファーから遠ざけた。
「……」
ぎゅ、とイェレミーアスの服の裾を掴む。シェーファーは変わらずただ、そこへ立っているだけだ。けれどイェレミーアスはぼくを遠ざけた。つまり。
「ほう……さすがでございますな、イェレミーアス伯。百年に一度の天才と謳われるわけです。しかしいただけません」
シェーファーはす、と体の向きを変えた。イェレミーアスと真正面から向かい合った。掴んだ服の裾からですら、緊張が伝わる。
「伯は東の辺境を守る要におなりになる方。己の身を挺してはなりません」
「……辺境伯には誰でもなれるでしょう。けれど、騎士の誓いを捧げるに値する相手には、誰もが出会えるわけではありません。騎士とは、そういう生き方を切に願い名誉と考えるものでは?」
「――、は……」
シェーファーは目を丸くし、それから大きく口を開いて息を吸い込んだ。笑い声が響く。
「ははっ。いや失礼いたしました。そんなお方に出会えるとは、これはなんとも羨ましい。よろしくお願いいたします、イェレミーアス伯」
ぼくは慌ててイェレミーアスの手を引っ張った。
「イェレ兄さま。それはいけません。ぼくはイェレ兄さまを、おうちへ帰して差し上げると、イェレ兄さまの手へ全てをお返しすると、お約束しましたよ?」
引っ張った手を、逆に掴まれる。掴まれた手を揺らされ、引き上げられる。覚えず引き上げられた手を目で追う。勿忘草色の虹彩は、瞳の奥を見つめたまま、ぼくの手の甲へ口づけした。
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