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陰謀詭計のジングシュピール
第146話
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ぼくが目を擦ろうとすると、イェレミーアスに手を遮られた。
「擦ってはダメだよ、ヴァン。もうおねむなのかな?」
「ううん。イェレ兄さまのお胸が温かくて、ちょっとうとうとしただけですよ……」
「心配ないよ、ヴァン。全て上手く行く。安心しておやすみ。私の太陽」
額に口づけされ、抱きしめられた。イェレミーアスの腕に守られ、体温に包み込まれる。口を開くことすら酷く難しい。瞼が重い。反して体はよく知る浮遊感に侵食されて軽くなり、蕩けて行く。
おやすみなさい、イェレ兄さま。
音にできたかすら、覚えがない。遠のく意識の中、ぼんやりと考える。
真実、踊らされているのは誰だろう。誰かの望み通り踊って見せる人生は、果たして不幸だろうか。ぼくはこの見知らぬ世界で、上手に踊れているのだろうか。音楽を無視して踊る、道化は果たしてどこへ行きつくのか。その果てには何があるのか、何もないのか。何一つ分からない。
おぼろな意識の向こう側から、誰かがぼくへ囁いた気がした。
踊れ、クアデルナリアに乗せて。誰も彼も、飛び跳ねるようなステップを優雅に、あるいは必死に。
泣きたくなるような不安を抱えた、反間苦肉の舞踏曲。
――人生とはそんなものだろう?
「――、終わっ……たぁぁぁぁぁ……!」
搾り出すように宣言し、机へ突っ伏す。ぼくの声にジークフリードとイェレミーアスは立ち上がった。ぼくの脇へ移動する気配を感じていた背中を、二つの手が撫でた。
「お疲れ、ヴァン。さ、こっちでお茶を飲もう」
「ご苦労だった、スヴェン」
抱えられてソファへ移動する。ぼくはしょぼしょぼする目を閉じたまま、イェレミーアスへ凭れかかった。
「うっうっうっ、長かったよぉ、このぼくが本を読むのに飽きかけるとか、ほんとつらかったですぅ……」
使命感でする読書って楽しくないんだね。
「それは余程つらかったろうね、ヴァン。よしよし」
イェレミーアスの胸へ愚痴を滲み込ませる。優しい手がぼくの髪を何度も撫でた。
「お疲れさま。今日はヴァンの好きな神話を、読み上げてあげるよ」
「ありがとう、イェレ兄さま……」
抱っこしてもらって本を読み上げてもらうと、イェレミーアスのボーイソプラノが密着した体へ響いてとても心地いいんだよね。時々おねだりするんだけど、過度に甘やかされるのはよくないと思って、本当にヘコんだ時だけにしている。
「薬学士が知っている知識を薬学典範には載せていないという事実だけが分かれば、あとの検証は父上に任せればよい。ご苦労だったな、スヴェン」
「ありがとうございます、ジーク様。検証は陛下にお任せして、ぼくらは次の策を練りましょう」
「次の策、とは?」
一拍遅れてソファへ座ったジークフリードと、向かい合う。
「ミレッカーの余罪を、集める策です」
「……他にも父上のように、暗殺とは気づかぬよう殺された人がいる、という話だね? ヴァン」
「はい。そうして暗殺された人と暗殺を唆された人が分かれば、ミレッカーが何を企んでいるかがおのずと見えて来るでしょう」
「企みのため、ミレッカーにとって生きていては邪魔な者、生かして弱みを握っておきたい者……そういう者が明らかになる。そういうことだな? スヴェン」
「はい」
ミレッカーははたして単なる小悪党か、それとも大きな企みがあるのか。ミレッカー家へ嫁いだ女性が、続けて気を病んでいることも何だか不穏だ。
「まずミレッカーの謀である疑いのある死を集めるため、シェーファー公に気づいてもらわねばなりません」
「噂を耳にして今後、シェーファーがどう動くかが肝要ということか、スヴェン」
「ええ。でも……望まぬ人を巻き込むのは本意ではありません。シェーファー公がぼくらに協力することを是としないならば、別の方法を考えなくては」
自分が形にした言葉にうんざりとする。それがどれほど残酷なことか。それをイェレミーアスに聞かせることの、何と無神経なことか。ぼくがもっと賢ければ、他に方法があるかもしれない。けれどぼくにはこんなことくらいしか思い浮かばない。
それでもイェレミーアスは、ぼくを柔らかく抱きしめて耳元へ囁いた。
「……そうなればシェーファー以外の、不審な死を遂げた者の家族が必要だ。怒りに満ちて、復讐を強く望む、そのための我慢も努力も惜しまない。愛する人を奪われた人間が。そうだね? ヴァン」
体を捻ってイェレミーアスの顔を仰ぐ。ぼくと目が合うと、勿忘草色の虹彩には悲しみが広がった。
「……ええ。ミレッカーの悪事を暴くためなら、どんなこともできる人間が」
イェレミーアスがそうであるように。
ギーナでは少し弱い。執事が彼を庇護していたからだろうか。タウンハウスで過ごすギーナは、憑き物が落ちたように穏やかだ。本来ならまだ、無邪気に過ごすはずの幼子だ。それならば無理矢理、復讐を促すのは本意ではない。
イェレミーアスの悲しみを、怒りを、ぼくは利用している。例え復讐を望んだ本人がそれに同意したとしても、それは紛れもない事実だ。
「そんな顔しないで、ヴァン。私が望んだことだ」
イェレミーアスの指の腹が、ぼくの頬を撫でる。少し高い体温が指先からも十分に伝わる。まるでそれは彼の怒りや悲しみのように、肌に残る。
ジークフリードが無言でソファを立ち、ぼくらの脇へ立つ。それからイェレミーアスの肩へ手を置いた。
「どんなことをしても、真実を暴こう」
「ええ。じゃないとぼく、きっとミレッカーに殺されてしまいますから」
「……そうだろうか」
イェレミーアスがぽつりと呟いた。驚いて甘い美貌を見上げる。
「ミレッカーは、ぼくを殺すつもりはないと?」
「ヴァンを殺すつもりなら、とうに何か手を打ったんじゃないかな? 精霊様はどう言ってる?」
「……」
ぼくに害意を持ってタウンハウスへ忍び込もうとした人間は、ルチ様が管理している。しかし今までの侵入者はあくまで「悪意」レベルで結界に弾かれているらしい。血生臭いのは嫌なので、殺してはダメだとルチ様に伝えてある。ゆえに誰に命じられたのか聞き出してから、記憶を消して逃がしているそうだ。皇王の間諜もミレッカーのスパイも、殺意まで抱いた人間の侵入はなかったとルチ様が言っていた。
ミレッカーがぼくに抱いているもの。殺意ではないもの。あの異常な執着と偏執的な熱。
「……ぼく自身への執着ではなく、フリュクレフの血への執着だとしたら現フリュクレフ公爵やシーヴへの無関心は説明が付かない」
口いっぱいにラングドシャクッキーを詰め込んでいたルクレーシャスさんが、不意に発した。
「君である理由があるだろう? むしろ、君でなければならない」
ぼくでなければならない理由。異常な女王への執着。共通点は。
「……デュードアンデ」
呟いて唇へ指を置く。認め難いが、ぼくと女王の共通点はおそらくそれしかない。
「デュードアンデについて、もっと詳しく聞かなくちゃ……」
ハンスやフレート、ユッシの反応から察するにデュードアンデについて、ぼくに話しにくい何かがあるのではないだろうか。そしてそれはおそらく、ミレッカーをデュードアンデに執着させている理由でもある可能性が高い。ハンスやフレートは、意図的にぼくへそれを話さなかったのではないだろうか。
そしてそれは、女王がどんな屈辱に耐えようとも望まなかったことなのではないだろうか。囚われ、名ばかりの爵位を与えられ、父親を知らぬ子を育てることになっても、それを選べなかった。
初代ミレッカー宮中伯、裏切り者のヴォルフラム・ミレッカーが、現ミレッカー宮中伯やバルタザールが、女王のためと信じて疑わない妄執。ヴォルフラム・ミレッカーの企みとは異なる女王の願い。
そんな、何か。
――それは、何だ?
妖精や精霊に人間の常識は通用しない。例えば、ぼくがお願いしたら妖精や精霊が叶えてくれそうなこととは何だ?
「……」
女王がそれを願わなかったことからも、良からぬことだろうということだけは断言できる。一体、何だろう。全く思い浮かばない。しかし。
「擦ってはダメだよ、ヴァン。もうおねむなのかな?」
「ううん。イェレ兄さまのお胸が温かくて、ちょっとうとうとしただけですよ……」
「心配ないよ、ヴァン。全て上手く行く。安心しておやすみ。私の太陽」
額に口づけされ、抱きしめられた。イェレミーアスの腕に守られ、体温に包み込まれる。口を開くことすら酷く難しい。瞼が重い。反して体はよく知る浮遊感に侵食されて軽くなり、蕩けて行く。
おやすみなさい、イェレ兄さま。
音にできたかすら、覚えがない。遠のく意識の中、ぼんやりと考える。
真実、踊らされているのは誰だろう。誰かの望み通り踊って見せる人生は、果たして不幸だろうか。ぼくはこの見知らぬ世界で、上手に踊れているのだろうか。音楽を無視して踊る、道化は果たしてどこへ行きつくのか。その果てには何があるのか、何もないのか。何一つ分からない。
おぼろな意識の向こう側から、誰かがぼくへ囁いた気がした。
踊れ、クアデルナリアに乗せて。誰も彼も、飛び跳ねるようなステップを優雅に、あるいは必死に。
泣きたくなるような不安を抱えた、反間苦肉の舞踏曲。
――人生とはそんなものだろう?
「――、終わっ……たぁぁぁぁぁ……!」
搾り出すように宣言し、机へ突っ伏す。ぼくの声にジークフリードとイェレミーアスは立ち上がった。ぼくの脇へ移動する気配を感じていた背中を、二つの手が撫でた。
「お疲れ、ヴァン。さ、こっちでお茶を飲もう」
「ご苦労だった、スヴェン」
抱えられてソファへ移動する。ぼくはしょぼしょぼする目を閉じたまま、イェレミーアスへ凭れかかった。
「うっうっうっ、長かったよぉ、このぼくが本を読むのに飽きかけるとか、ほんとつらかったですぅ……」
使命感でする読書って楽しくないんだね。
「それは余程つらかったろうね、ヴァン。よしよし」
イェレミーアスの胸へ愚痴を滲み込ませる。優しい手がぼくの髪を何度も撫でた。
「お疲れさま。今日はヴァンの好きな神話を、読み上げてあげるよ」
「ありがとう、イェレ兄さま……」
抱っこしてもらって本を読み上げてもらうと、イェレミーアスのボーイソプラノが密着した体へ響いてとても心地いいんだよね。時々おねだりするんだけど、過度に甘やかされるのはよくないと思って、本当にヘコんだ時だけにしている。
「薬学士が知っている知識を薬学典範には載せていないという事実だけが分かれば、あとの検証は父上に任せればよい。ご苦労だったな、スヴェン」
「ありがとうございます、ジーク様。検証は陛下にお任せして、ぼくらは次の策を練りましょう」
「次の策、とは?」
一拍遅れてソファへ座ったジークフリードと、向かい合う。
「ミレッカーの余罪を、集める策です」
「……他にも父上のように、暗殺とは気づかぬよう殺された人がいる、という話だね? ヴァン」
「はい。そうして暗殺された人と暗殺を唆された人が分かれば、ミレッカーが何を企んでいるかがおのずと見えて来るでしょう」
「企みのため、ミレッカーにとって生きていては邪魔な者、生かして弱みを握っておきたい者……そういう者が明らかになる。そういうことだな? スヴェン」
「はい」
ミレッカーははたして単なる小悪党か、それとも大きな企みがあるのか。ミレッカー家へ嫁いだ女性が、続けて気を病んでいることも何だか不穏だ。
「まずミレッカーの謀である疑いのある死を集めるため、シェーファー公に気づいてもらわねばなりません」
「噂を耳にして今後、シェーファーがどう動くかが肝要ということか、スヴェン」
「ええ。でも……望まぬ人を巻き込むのは本意ではありません。シェーファー公がぼくらに協力することを是としないならば、別の方法を考えなくては」
自分が形にした言葉にうんざりとする。それがどれほど残酷なことか。それをイェレミーアスに聞かせることの、何と無神経なことか。ぼくがもっと賢ければ、他に方法があるかもしれない。けれどぼくにはこんなことくらいしか思い浮かばない。
それでもイェレミーアスは、ぼくを柔らかく抱きしめて耳元へ囁いた。
「……そうなればシェーファー以外の、不審な死を遂げた者の家族が必要だ。怒りに満ちて、復讐を強く望む、そのための我慢も努力も惜しまない。愛する人を奪われた人間が。そうだね? ヴァン」
体を捻ってイェレミーアスの顔を仰ぐ。ぼくと目が合うと、勿忘草色の虹彩には悲しみが広がった。
「……ええ。ミレッカーの悪事を暴くためなら、どんなこともできる人間が」
イェレミーアスがそうであるように。
ギーナでは少し弱い。執事が彼を庇護していたからだろうか。タウンハウスで過ごすギーナは、憑き物が落ちたように穏やかだ。本来ならまだ、無邪気に過ごすはずの幼子だ。それならば無理矢理、復讐を促すのは本意ではない。
イェレミーアスの悲しみを、怒りを、ぼくは利用している。例え復讐を望んだ本人がそれに同意したとしても、それは紛れもない事実だ。
「そんな顔しないで、ヴァン。私が望んだことだ」
イェレミーアスの指の腹が、ぼくの頬を撫でる。少し高い体温が指先からも十分に伝わる。まるでそれは彼の怒りや悲しみのように、肌に残る。
ジークフリードが無言でソファを立ち、ぼくらの脇へ立つ。それからイェレミーアスの肩へ手を置いた。
「どんなことをしても、真実を暴こう」
「ええ。じゃないとぼく、きっとミレッカーに殺されてしまいますから」
「……そうだろうか」
イェレミーアスがぽつりと呟いた。驚いて甘い美貌を見上げる。
「ミレッカーは、ぼくを殺すつもりはないと?」
「ヴァンを殺すつもりなら、とうに何か手を打ったんじゃないかな? 精霊様はどう言ってる?」
「……」
ぼくに害意を持ってタウンハウスへ忍び込もうとした人間は、ルチ様が管理している。しかし今までの侵入者はあくまで「悪意」レベルで結界に弾かれているらしい。血生臭いのは嫌なので、殺してはダメだとルチ様に伝えてある。ゆえに誰に命じられたのか聞き出してから、記憶を消して逃がしているそうだ。皇王の間諜もミレッカーのスパイも、殺意まで抱いた人間の侵入はなかったとルチ様が言っていた。
ミレッカーがぼくに抱いているもの。殺意ではないもの。あの異常な執着と偏執的な熱。
「……ぼく自身への執着ではなく、フリュクレフの血への執着だとしたら現フリュクレフ公爵やシーヴへの無関心は説明が付かない」
口いっぱいにラングドシャクッキーを詰め込んでいたルクレーシャスさんが、不意に発した。
「君である理由があるだろう? むしろ、君でなければならない」
ぼくでなければならない理由。異常な女王への執着。共通点は。
「……デュードアンデ」
呟いて唇へ指を置く。認め難いが、ぼくと女王の共通点はおそらくそれしかない。
「デュードアンデについて、もっと詳しく聞かなくちゃ……」
ハンスやフレート、ユッシの反応から察するにデュードアンデについて、ぼくに話しにくい何かがあるのではないだろうか。そしてそれはおそらく、ミレッカーをデュードアンデに執着させている理由でもある可能性が高い。ハンスやフレートは、意図的にぼくへそれを話さなかったのではないだろうか。
そしてそれは、女王がどんな屈辱に耐えようとも望まなかったことなのではないだろうか。囚われ、名ばかりの爵位を与えられ、父親を知らぬ子を育てることになっても、それを選べなかった。
初代ミレッカー宮中伯、裏切り者のヴォルフラム・ミレッカーが、現ミレッカー宮中伯やバルタザールが、女王のためと信じて疑わない妄執。ヴォルフラム・ミレッカーの企みとは異なる女王の願い。
そんな、何か。
――それは、何だ?
妖精や精霊に人間の常識は通用しない。例えば、ぼくがお願いしたら妖精や精霊が叶えてくれそうなこととは何だ?
「……」
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