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陰謀詭計のジングシュピール
第155話
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「ふん。今、追及すれば本懐は遂げられぬ、と?」
「ええ。薬学士に口止めするか、より巧妙な毒の使用のみに切り替えるか。追い込むのが困難になるでしょう。ミレッカーがこの知識を『誰も知らぬ』と侮っているうちに証拠を揃えねば逃げられます」
「他にもまだ、手札が必要か」
「はい。今はまだ、座して待つ時期かと」
プリンと同じく、ぼくの手土産であるラングドシャクッキーを口へ放り込み、皇王は自らの髭を撫でた。翠の駒を前へ二つ進め、皇王はぼくへ向けて顎をしゃくって見せた。
「確たる証拠がなければ言い逃れされてしまいます。だからこそ、陛下も手をこまねいておられたのでは?」
「……貴様はまことに小賢しい」
「お褒めいただき光栄でございます」
にっこり笑ってティーカップを仰ぐ。皇王の前で、幼子のふりをするのは止めた。黄色い駒を左へ一つ、動かす。先ほど皇王が動かした、翠の駒を盤上から下す。皇王は小さく舌打ちした。
「それから、来春辺りに新しい事業を始めようと思います。タウンハウスを守る騎士たちや、社交シーズンに帯同する騎士たちに賞金を出す騎馬レースに出場する許可をいただけますでしょうか」
「……また悪巧みをしておるのか」
「どの騎士が勝つか賭けられるレースに、陛下のお名前を冠しようかと」
「……ふん。毎レース余の席を取っておく、というのなら名前を貸してやらんでもない」
やったね。後で詳細を伝える約束をしたので、競馬については皇王のお墨付きをもらった。
「時に陛下。先ほど薬学典範の件はぼくからの貸しにしてくださるとおっしゃいましたね?」
「……えいくそ、何でもは確約してやれぬぞ」
皇王は赤い駒を、ようやく自陣の奥から前へ二つ、進めた。笑みの形に唇を保ったまま、ぼくは黄色の駒を前へ一つ、進めた。途端に皇王はにやりと笑って翠の駒を前へ進め、ぼくが動かしたばかりの黄色の駒を盤上から下して自分の手元にある小箱へ放り入れた。
「尊き聖アヒムの血を引くお方が何を吝嗇な。無垢な幼子の頼みくらい、快く二つ返事で受けてくださいませ」
「皇を脅す幼子など、貴様くらいじゃ。……申してみよ」
「では。ミレッカーの企みを阻止した暁には、ぼくのお願いを一つ叶えていただきたいのです。幼子のかわいい願い、お聞き届けいただけます、よね?」
「チッ。貴様の願いなんぞ、ちっともかわいくない上に無茶を言うのだろうが。チッ」
二度も舌打ちしたぞ、この皇王。ほんと大人げない。
ゆえにぼくも、遠慮なく要求を口にした。
「薬学典範を、広く民に開示してください」
「――っ、ならんッ!」
「これはお願いではございません。忠告にございます。そうせねば、第二、第三のミレッカーを生むことになるでしょう。禍根を断つ意味でも、ご決断をなさるのが英明です」
「……っ」
苦々しく寄せられた眉の皺を目路へ入れ、さらに続ける。
「秘匿するから企むのです。独占するから悪用する。広く知識を解放してしまえば、それは当たり前の誰でも持ち得るものとなる。誰もが持っているものならば、悪用は難しくなる。なれば手放しておしまいなさいませ、陛下。もう誰も、フリュクレフの亡霊になど惑わされぬように」
侵略で国土を広げる手法を、ぼくはやはり正しいとは思えない。けれど、フリュクレフの民はすでに皇国の民となった。もうフリュクレフという国は、この世界に存在しないのだ。存在しないもののためにいがみ合うのも、争うのも、愚かなことだとぼくは思う。
「貴様がそれを言うのか、スヴァンテ。貴様はまこと小賢しい……」
だが、正しい。皇王の吐き出した言葉は、苦々しくも重たく箱庭に染み込んだ。
「それから陛下、これは薬学典範を民へ開示してからの話になりますが。ぼくは薬学を学ぶ者を金銭面で支援しようと考えています。スヴァンテ・スタンレイの名で、まずは貧困と搾取から生活困難な薬学士に対して支援を行う予定です」
足を引き摺ったリトホルムの姿を思い浮かべる。高齢の薬学士は、奴隷時代に受けた傷で体が不自由な者が多い。年若い者も、薬学の知識の秘密保持のために皇国語の読み書きは教えてもらえない。だから書類を確認することができず、詐欺被害に遭うものも少なくない。
ぼくは彼らを「フリュクレフの民」ではなく、本当の意味で皇国の民にしたいのだ。
「それを余が許すとでも?」
黄色い駒を軽く盤上へ打ち付けながら、皇王は片眉を上げた。
「――陛下は英明な方でございます。それに……許さねば理が通りません。ぼくはもう、フリュクレフとは無関係なのですから」
「……チッ」
ルクレーシャスさんがぼくの戸籍上の親である以上、皇王は断れない。ルクレーシャスさんの養子であるぼくに課せられる、ありとあらゆる皇国法は無効になる。当然、フリュクレフ公爵家に課したルールはぼくには通用しなくなる。薬学士を集めようが薬学を極めようが、皇王に止める権利はない。そしてぼくの死後も、ルクレーシャスさんが薬学士たちを保護することになるだろう。
今後、二百年余り。ルクレーシャスさんが存命で在る限り、薬学士に皇族も手出しできないはずだ。
皇王がそのことに思い至らないはずがない。ゆえの舌打ちなのだろう。
「あと、ミレッカーを裁くために薬学典範と法律を書き換えることが必要になるかと存じます。その際も、陛下の広いお心でお許しくださいますようお願い申し上げます」
「……っ! ……っ! ――ッ!」
お願いという名の脅しは一通り済んだ。ぼくは唇の端を吊り上げ、おっとりと顔を傾けた。
「ノジェ。陛下、ぼくの勝ちにございます。手加減していただき、お気遣い感謝いたします」
「む」
翠の駒を進め、皇王の赤い駒を盤上から下す。皇王は忌々し気に、左手で自分の耳朶を摘んだ。
「くそ、貴様とゲームは二度とせぬ」
「それでは、これにて御前を辞することお許しください」
立ち上がって頭を垂れる。だらしなくテーブルへ肘をついて、皇王は吐き出した。
「たまにはジークではなく、余の相談にも乗れ」
「……ジーク様が、よいとおっしゃれば、いつでも」
顔を上げて、にっこり笑って答えると皇王は何度目かの舌打ちをした。
「チッ。言うわけなかろう。あれは余にそっくりで、自分のものを他人へ貸したりせぬ。例え親子であろうとも、な」
いつの間に現れたのか、影のように静かな男に促されて扉へ歩き出す。入口で立ち止まり、振り返る。
「ジーク様は人を見る目をお持ちですが、陛下と違って人が好すぎるところがございます。ですから、ぼくくらい性格の悪い人間がお傍に付いているのがちょうどようございましょう」
「なるほどな。貴様は腹黒さが余と似ておる」
「ええ。まったくです。ぼくらはお腹が真っ黒ですので」
ほんとにね。ぼくと皇王が毎日顔を合わせていたら、きっと毎日毎分毎秒喧嘩になる。そしてそのたびに自己嫌悪に苛まれるだろう。だって腹黒さがそっくりだからね。
「ふんっ! 余は貴様ほどではないわッ!」
「……その代わり、といっては何ですが。ジーク様をお支えすると約束いたしますよ、陛下。なんせぼくらは、幼なじみですので」
侍従が扉を閉める。閉じて行く扉の向こう側、緑の海にぽっかりと浮かぶ小舟のように座る皇王の横顔に「孤独」という言葉が浮かんだ。
「おかえり、ヴァン」
「どうだった? オレもまだ、翡翠の間へは入ったことがないのだ」
純粋に好奇心を見せて尋ねたジークフリードへ答える。不思議と楽しそうな様子だ。
「ええ。薬学士に口止めするか、より巧妙な毒の使用のみに切り替えるか。追い込むのが困難になるでしょう。ミレッカーがこの知識を『誰も知らぬ』と侮っているうちに証拠を揃えねば逃げられます」
「他にもまだ、手札が必要か」
「はい。今はまだ、座して待つ時期かと」
プリンと同じく、ぼくの手土産であるラングドシャクッキーを口へ放り込み、皇王は自らの髭を撫でた。翠の駒を前へ二つ進め、皇王はぼくへ向けて顎をしゃくって見せた。
「確たる証拠がなければ言い逃れされてしまいます。だからこそ、陛下も手をこまねいておられたのでは?」
「……貴様はまことに小賢しい」
「お褒めいただき光栄でございます」
にっこり笑ってティーカップを仰ぐ。皇王の前で、幼子のふりをするのは止めた。黄色い駒を左へ一つ、動かす。先ほど皇王が動かした、翠の駒を盤上から下す。皇王は小さく舌打ちした。
「それから、来春辺りに新しい事業を始めようと思います。タウンハウスを守る騎士たちや、社交シーズンに帯同する騎士たちに賞金を出す騎馬レースに出場する許可をいただけますでしょうか」
「……また悪巧みをしておるのか」
「どの騎士が勝つか賭けられるレースに、陛下のお名前を冠しようかと」
「……ふん。毎レース余の席を取っておく、というのなら名前を貸してやらんでもない」
やったね。後で詳細を伝える約束をしたので、競馬については皇王のお墨付きをもらった。
「時に陛下。先ほど薬学典範の件はぼくからの貸しにしてくださるとおっしゃいましたね?」
「……えいくそ、何でもは確約してやれぬぞ」
皇王は赤い駒を、ようやく自陣の奥から前へ二つ、進めた。笑みの形に唇を保ったまま、ぼくは黄色の駒を前へ一つ、進めた。途端に皇王はにやりと笑って翠の駒を前へ進め、ぼくが動かしたばかりの黄色の駒を盤上から下して自分の手元にある小箱へ放り入れた。
「尊き聖アヒムの血を引くお方が何を吝嗇な。無垢な幼子の頼みくらい、快く二つ返事で受けてくださいませ」
「皇を脅す幼子など、貴様くらいじゃ。……申してみよ」
「では。ミレッカーの企みを阻止した暁には、ぼくのお願いを一つ叶えていただきたいのです。幼子のかわいい願い、お聞き届けいただけます、よね?」
「チッ。貴様の願いなんぞ、ちっともかわいくない上に無茶を言うのだろうが。チッ」
二度も舌打ちしたぞ、この皇王。ほんと大人げない。
ゆえにぼくも、遠慮なく要求を口にした。
「薬学典範を、広く民に開示してください」
「――っ、ならんッ!」
「これはお願いではございません。忠告にございます。そうせねば、第二、第三のミレッカーを生むことになるでしょう。禍根を断つ意味でも、ご決断をなさるのが英明です」
「……っ」
苦々しく寄せられた眉の皺を目路へ入れ、さらに続ける。
「秘匿するから企むのです。独占するから悪用する。広く知識を解放してしまえば、それは当たり前の誰でも持ち得るものとなる。誰もが持っているものならば、悪用は難しくなる。なれば手放しておしまいなさいませ、陛下。もう誰も、フリュクレフの亡霊になど惑わされぬように」
侵略で国土を広げる手法を、ぼくはやはり正しいとは思えない。けれど、フリュクレフの民はすでに皇国の民となった。もうフリュクレフという国は、この世界に存在しないのだ。存在しないもののためにいがみ合うのも、争うのも、愚かなことだとぼくは思う。
「貴様がそれを言うのか、スヴァンテ。貴様はまこと小賢しい……」
だが、正しい。皇王の吐き出した言葉は、苦々しくも重たく箱庭に染み込んだ。
「それから陛下、これは薬学典範を民へ開示してからの話になりますが。ぼくは薬学を学ぶ者を金銭面で支援しようと考えています。スヴァンテ・スタンレイの名で、まずは貧困と搾取から生活困難な薬学士に対して支援を行う予定です」
足を引き摺ったリトホルムの姿を思い浮かべる。高齢の薬学士は、奴隷時代に受けた傷で体が不自由な者が多い。年若い者も、薬学の知識の秘密保持のために皇国語の読み書きは教えてもらえない。だから書類を確認することができず、詐欺被害に遭うものも少なくない。
ぼくは彼らを「フリュクレフの民」ではなく、本当の意味で皇国の民にしたいのだ。
「それを余が許すとでも?」
黄色い駒を軽く盤上へ打ち付けながら、皇王は片眉を上げた。
「――陛下は英明な方でございます。それに……許さねば理が通りません。ぼくはもう、フリュクレフとは無関係なのですから」
「……チッ」
ルクレーシャスさんがぼくの戸籍上の親である以上、皇王は断れない。ルクレーシャスさんの養子であるぼくに課せられる、ありとあらゆる皇国法は無効になる。当然、フリュクレフ公爵家に課したルールはぼくには通用しなくなる。薬学士を集めようが薬学を極めようが、皇王に止める権利はない。そしてぼくの死後も、ルクレーシャスさんが薬学士たちを保護することになるだろう。
今後、二百年余り。ルクレーシャスさんが存命で在る限り、薬学士に皇族も手出しできないはずだ。
皇王がそのことに思い至らないはずがない。ゆえの舌打ちなのだろう。
「あと、ミレッカーを裁くために薬学典範と法律を書き換えることが必要になるかと存じます。その際も、陛下の広いお心でお許しくださいますようお願い申し上げます」
「……っ! ……っ! ――ッ!」
お願いという名の脅しは一通り済んだ。ぼくは唇の端を吊り上げ、おっとりと顔を傾けた。
「ノジェ。陛下、ぼくの勝ちにございます。手加減していただき、お気遣い感謝いたします」
「む」
翠の駒を進め、皇王の赤い駒を盤上から下す。皇王は忌々し気に、左手で自分の耳朶を摘んだ。
「くそ、貴様とゲームは二度とせぬ」
「それでは、これにて御前を辞することお許しください」
立ち上がって頭を垂れる。だらしなくテーブルへ肘をついて、皇王は吐き出した。
「たまにはジークではなく、余の相談にも乗れ」
「……ジーク様が、よいとおっしゃれば、いつでも」
顔を上げて、にっこり笑って答えると皇王は何度目かの舌打ちをした。
「チッ。言うわけなかろう。あれは余にそっくりで、自分のものを他人へ貸したりせぬ。例え親子であろうとも、な」
いつの間に現れたのか、影のように静かな男に促されて扉へ歩き出す。入口で立ち止まり、振り返る。
「ジーク様は人を見る目をお持ちですが、陛下と違って人が好すぎるところがございます。ですから、ぼくくらい性格の悪い人間がお傍に付いているのがちょうどようございましょう」
「なるほどな。貴様は腹黒さが余と似ておる」
「ええ。まったくです。ぼくらはお腹が真っ黒ですので」
ほんとにね。ぼくと皇王が毎日顔を合わせていたら、きっと毎日毎分毎秒喧嘩になる。そしてそのたびに自己嫌悪に苛まれるだろう。だって腹黒さがそっくりだからね。
「ふんっ! 余は貴様ほどではないわッ!」
「……その代わり、といっては何ですが。ジーク様をお支えすると約束いたしますよ、陛下。なんせぼくらは、幼なじみですので」
侍従が扉を閉める。閉じて行く扉の向こう側、緑の海にぽっかりと浮かぶ小舟のように座る皇王の横顔に「孤独」という言葉が浮かんだ。
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