山に捨てられた元伯爵令嬢、隣国の王弟殿下に拾われる

しおの

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「あっ」
 思わず声が漏れる。そのまま口内をすみずみまで犯され、背筋がゾクソクしてくる。
「んっ、はぁ」
 変な感覚に頭がおかしくなってくる。目がとろんとしてしまって、それを見てくすくす笑う彼。
 そのままベッドへ押し倒されてしまった。彼の舌は徐々に下へ降りてくる。
 左手がゆっくり下におり、胸の膨らみに届いた。
 思わず手を退けようとするけれど彼の右手に両手首を掴まれてしまい、それもできない。

 左手がやわやわと揉んでいく。恥ずかしくて真っ赤になる。
「柔らかいな。脱がせても?」
 その言葉にこくりと頷く。ここまできたらもう流れに身を任せるしかない。

 胸を晒され、思わず隠そうとするも彼の腕に阻止される。彼の手が胸を包み込みそのままピンク色の突起に触れる。
「んぁっ」
 なんだかよくわからないけど声が出てしまった。そのまま捏ねくり回され、声が止まらない。
 そんなわたしを嬉しそうに見つめる彼がそのままそこに舌を這わせた。手とは違う感覚に思わず腰が浮いてしまう。
「あ……やぁ、」
 首を振ってみるも彼の舌は執拗に攻めたてる。
 そのうちにあることに気づいた。なんだか下の方が気持ち悪い。
 もじもじと両足を動かしているとそれに気づいた彼はにやりと笑った。

 下着を一気におろされ、不浄な部分が晒される。両手で隠そうとするも足の間に彼の体がするりと入り込み、意味をなさない。
「やだぁ……」
 恥ずかしい。そんなところ……
 そんなわたしを知ってかしらずか、彼はそこに指を這わせた。真ん中を下から上へなぞられ体がビクっとはねる。
「気持ちいいか?たくさん濡れている」
 その言葉に何度も頷く。ある部分に手が触れると快感が突き抜け、腰が浮いてしまう。
 彼は快感に侵されているわたしをみて、ニヤリと笑いわざと何度もなぞってくる。
 もう頭がおかしくなってしまう。
「一回イっておこうか」
 反応してしまうその粒を撫でたり突いたり引っ張ったり、だんだん頭がぼーっとしてくる。
「ああぁぁっ!」
 快感が上り詰め頭が真っ白になる。体がピクピクしていて、何も考えられない。
 しばらく荒い呼吸をしていたわたしの頭を撫でながら彼は言った。
「上手にイけたね」
 満面の笑みでいう彼にわたしは一回頷くしかできなかった。
 落ち着いてきたわたしのあそこに再び彼の指が触れる。
 ヌプリと何かがナカに入ってくる感覚があった。
「え、何?」
 訳がわからず聞いてみる。
「ここに俺のを入れるんだ。そのための準備だよ」
 指がゆっくりナカに入ってくる。ナカを撫で回し、ある一点に触れた時
「あっ、やぁ」
 ひときわ快感が強く、思わず声が出てしまう。
 すると彼はニヤリと笑みを浮かべ、何度もその部分を擦る。そのうち指が増やされ、ぐちゃぐちゃだ。
 卑猥な水音が響き渡り、恥ずかしくて思わず顔を覆うけれど、彼にその手を外される。もう何が何だかわからない。

 不意に指が抜かれた。なんだろうと思っていたわたしのあそこに何かが当たっている。
 思わず見てしまって後悔した。てらてらとしていて、かなり大きい。こんなの、本当に入るの……?
「そんな目で見られると悲しいんだが。初めは痛いと思うから、俺の背中に手を回して。痛かったら爪を立てていいから」
 ゆっくりと入ってこようとしているのがわかる。入口はかなり窮屈だ。
 前後に出し入れしながらゆっくり押し広げられていく。
 妙な異物感に眉を顰めているとキスをされる。舌を入れられその快感で感覚が紛れていた。

「いたっ」
 痛い、痛い。思わず声が出てしまう。彼は動きをとめ、じっと待っている。
「ごめん、痛いよな」
 そう言いながらまたわたしにキスをする。左手で粒を撫でられ、再び快感が襲う。
 その間にグンっと腰をすすめられ、思わず体がのけぞった。奥まで何かが届いている感覚と、ナカが一杯一杯になっている感覚と。
「全部入ったよ」
 そういう彼の額にはうっすらと汗が見えて気持ちいいのか、なんだか色気が倍増していた。

 ゆるゆると腰を動かしながらわたしの様子を見ている彼。気遣ってくれているのがわかって嬉しくなる。
 そのうち動きも激しくなり、思わず声が漏れる。
 気持ちいいところを的確に疲れビリビリと快感が脳を突き抜ける。もうこうなったら何も考えられない。
 奥をノックされさらに嬌声が上がる。恥ずかしいのにとめられない。

「あっ、ま、って、おかしく、なっちゃ、う……!」
 激しく突かれ、どんどん上り詰めていく。
「可愛いなっ、愛してるよ……っ」
「あ、あっああぁぁぁぁっ……!」
「っ、くっ」
 その言葉に止めを刺され、イってしまった。どくどくと何かで満たされた感覚があって……
 その後の記憶はもうなかった。



 目を覚ますと何かに包まれている。うとうとしながら見上げるとそこには満面の笑みを浮かべた彼。ぼーっと眺めているとだんだん昨日のことを思い出してきた。
 ぼっと音が聞こえるくらい真っ赤になったわたしは慌てて彼の胸に顔をつけて顔を隠す。
「おはよう。今日は一段と可愛いな。体はどうだ?」
「お、はよう、ございます。ちょっとだるいです……」
 くすくす笑う彼は本当に楽しそうだ。
「今日も愛してるよ、セリーヌ」
 止めを刺され、わたしは身悶えていた。

 なんか悪化してない……?
 
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