27 / 59
27 必殺技
しおりを挟む
結局、私は高橋くんたちを丸抱えで雇うことにした。
3月から雇う新人が1人いるので、それまでに女子2人にはポーション作りを練習させる。恵美さんは結婚前で立て込んでる時期ではあるが、本人がダンジョンに潜りっぱなしになるよりも良い、と言ってるのでイイことにする。
明里さんは、恵美さんとルームシェアしてたのを解消して、A棟の寮に入った。
高橋くんたち残りの男子はB棟に、春から入社する新人くんもB棟に入る予定。
くららさんは、最近ポーション作りのランクが一つ上がった。恵美さんと明里さんに教えていたのが結果として良かったらしい。
人が増えたので、細々とした家事をしてもらう為に寮母さんを新しく雇った。
これに関しては福利厚生として申請する予定。
くららさんは家事のやり方とかご飯の作り置きとか、勉強になりましたと言ってくれていたのだが流石に私の許容量を超えている。
B棟の3人には私のパワーレベリングに付き合ってもらった。
教会ダンジョンではない、他のダンジョンに遠征した。もちろん、その前に連携の練習を教会ダンジョンの下層でした。
B棟男子からは非常に不評だったが、運動能力に自信のないおばちゃんは強行した。結果として、やって良かった、としか言いようがない。全体を見てコーチングするという意識が彼らには皆無だったのだ。ソロなら仕方ないとは言え、2人以上なら声出し指示出しは不可欠だと思ってた私には衝撃だった。
若さと反射神経の良さとでこれまでやってきたらしいB棟男子も、私の考え方に驚いたようだ。予行練習というものは、なんとなくダラダラと「ヤラされる」ものであって、そこにあまり意味があると考えたことが無かったようだ。実際に遊軍という存在(私)を作り、警戒の方向を伝えたり討伐を手伝ったりする事で、戦闘行為が楽になったらしい。
連携の意味合いとか、あらかじめ練習してみて安全マージンを取るという考え方を身につければ、彼らはやはり強かった。
お陰で私もそれなりに深く潜ることが出来たのだった。
「電撃打つよ、しゃがんで」
3人はすぐさま言われた通りしゃがみこんだ。
バリバリバリバリ
ダンジョンボアが数頭、コゲコゲになってドロップを落としてから消えた。
以前から練習していた雷を出すのに成功した私は、更に調子に乗ってサイズを圧縮し、狙う場所に落とすことにも成功した。イメージを上手く掴めたら魔法として使えるようになった。
殺傷威力のあるピカ◯ュウっていう感じ。子どもの夢を壊すようで忍びないが、私も死にたくないのだ。
一応「電撃」と呼んでいる(10万ボルトと悩んだ)多分正確には高圧電流だと思うんだけど、イメージと言うことで。
この電撃が使えるようになってから、ダンジョンでもB棟男子の足を引っ張ることがなくなり、気分的にとても楽になった。時々フレンドリーファイアを恐れる彼らから、信用ならん、という目で見られる事があるが。
ちゃんとロックオン機能付きだから、大丈夫だって~と言い聞かせてはいるのだが。
3月から雇う新人が1人いるので、それまでに女子2人にはポーション作りを練習させる。恵美さんは結婚前で立て込んでる時期ではあるが、本人がダンジョンに潜りっぱなしになるよりも良い、と言ってるのでイイことにする。
明里さんは、恵美さんとルームシェアしてたのを解消して、A棟の寮に入った。
高橋くんたち残りの男子はB棟に、春から入社する新人くんもB棟に入る予定。
くららさんは、最近ポーション作りのランクが一つ上がった。恵美さんと明里さんに教えていたのが結果として良かったらしい。
人が増えたので、細々とした家事をしてもらう為に寮母さんを新しく雇った。
これに関しては福利厚生として申請する予定。
くららさんは家事のやり方とかご飯の作り置きとか、勉強になりましたと言ってくれていたのだが流石に私の許容量を超えている。
B棟の3人には私のパワーレベリングに付き合ってもらった。
教会ダンジョンではない、他のダンジョンに遠征した。もちろん、その前に連携の練習を教会ダンジョンの下層でした。
B棟男子からは非常に不評だったが、運動能力に自信のないおばちゃんは強行した。結果として、やって良かった、としか言いようがない。全体を見てコーチングするという意識が彼らには皆無だったのだ。ソロなら仕方ないとは言え、2人以上なら声出し指示出しは不可欠だと思ってた私には衝撃だった。
若さと反射神経の良さとでこれまでやってきたらしいB棟男子も、私の考え方に驚いたようだ。予行練習というものは、なんとなくダラダラと「ヤラされる」ものであって、そこにあまり意味があると考えたことが無かったようだ。実際に遊軍という存在(私)を作り、警戒の方向を伝えたり討伐を手伝ったりする事で、戦闘行為が楽になったらしい。
連携の意味合いとか、あらかじめ練習してみて安全マージンを取るという考え方を身につければ、彼らはやはり強かった。
お陰で私もそれなりに深く潜ることが出来たのだった。
「電撃打つよ、しゃがんで」
3人はすぐさま言われた通りしゃがみこんだ。
バリバリバリバリ
ダンジョンボアが数頭、コゲコゲになってドロップを落としてから消えた。
以前から練習していた雷を出すのに成功した私は、更に調子に乗ってサイズを圧縮し、狙う場所に落とすことにも成功した。イメージを上手く掴めたら魔法として使えるようになった。
殺傷威力のあるピカ◯ュウっていう感じ。子どもの夢を壊すようで忍びないが、私も死にたくないのだ。
一応「電撃」と呼んでいる(10万ボルトと悩んだ)多分正確には高圧電流だと思うんだけど、イメージと言うことで。
この電撃が使えるようになってから、ダンジョンでもB棟男子の足を引っ張ることがなくなり、気分的にとても楽になった。時々フレンドリーファイアを恐れる彼らから、信用ならん、という目で見られる事があるが。
ちゃんとロックオン機能付きだから、大丈夫だって~と言い聞かせてはいるのだが。
159
あなたにおすすめの小説
弁えすぎた令嬢
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
元公爵令嬢のコロネ・ワッサンモフは、今は市井の食堂の2階に住む平民暮らしをしている。彼女が父親を亡くしてからの爵位は、叔父(父親の弟)が管理してくれていた。
彼女には亡き父親の決めた婚約者がいたのだが、叔父の娘が彼を好きだと言う。
彼女は思った。
(今の公爵は叔父なのだから、その娘がこの家を継ぐ方が良いのではないか)と。
今後は彼らの世話にならず、一人で生きていくことにしよう。そんな気持ちで家を出たコロネだった。
小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。
リンダの入念な逃走計画
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
愛人の子であるリンダは、先妻が亡くなったことで母親が後妻に入り侯爵令嬢となった。
特に家族との確執もないが、幼い時に受けた心の傷はリンダの歩みを決めさせる。
「貴族なんて自分には無理!」
そんな彼女の周囲の様子は、護衛に聞いた噂とは違うことが次々に分かっていく。
真実を知った彼女は、やっぱり逃げだすのだろうか?
(小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)
逆行転生って胎児から!?
章槻雅希
ファンタジー
冤罪によって処刑されたログス公爵令嬢シャンセ。母の命と引き換えに生まれた彼女は冷遇され、その膨大な魔力を国のために有効に利用する目的で王太子の婚約者として王家に縛られていた。家族に冷遇され王家に酷使された彼女は言われるままに動くマリオネットと化していた。
そんな彼女を疎んだ王太子による冤罪で彼女は処刑されたのだが、気づけば時を遡っていた。
そう、胎児にまで。
別の連載ものを書いてる最中にふと思いついて書いた1時間クオリティ。
長編予定にしていたけど、プロローグ的な部分を書いているつもりで、これだけでも短編として成り立つかなと、一先ずショートショートで投稿。長編化するなら、後半の国王・王妃とのあれこれは無くなる予定。
【完結】海外在住だったので、異世界転移なんてなんともありません
ソニエッタ
ファンタジー
言葉が通じない? それ、日常でした。
文化が違う? 慣れてます。
命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。
NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。
いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。
スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。
今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。
「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」
ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。
そんな“救世主”、エミリの異世界ロジカル生活、はじまります。
透明な貴方
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
政略結婚の両親は、私が生まれてから離縁した。
私の名は、マーシャ・フャルム・ククルス。
ククルス公爵家の一人娘。
父ククルス公爵は仕事人間で、殆ど家には帰って来ない。母は既に年下の伯爵と再婚し、伯爵夫人として暮らしているらしい。
複雑な環境で育つマーシャの家庭には、秘密があった。
(カクヨムさん、小説家になろうさんにも載せています)
私の生前がだいぶ不幸でカミサマにそれを話したら、何故かそれが役に立ったらしい
あとさん♪
ファンタジー
その瞬間を、何故かよく覚えている。
誰かに押されて、誰?と思って振り向いた。私の背を押したのはクラスメイトだった。私の背を押したままの、手を突き出した恰好で嘲笑っていた。
それが私の最後の記憶。
※わかっている、これはご都合主義!
※設定はゆるんゆるん
※実在しない
※全五話
持参金が用意できない貧乏士族令嬢は、幼馴染に婚約解消を申し込み、家族のために冒険者になる。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
セントフェアファクス皇国徒士家、レイ家の長女ラナはどうしても持参金を用意できなかった。だから幼馴染のニコラに自分から婚約破棄を申し出た。しかし自分はともかく妹たちは幸せにしたたい。だから得意の槍術を生かして冒険者として生きていく決断をした。
【短編】子猫をもふもふしませんか?〜転生したら、子猫でした。私が国を救う!
碧井 汐桜香
ファンタジー
子猫の私は、おかあさんと兄弟たちと“かいぬし”に怯えながら、過ごしている。ところが、「柄が悪い」という理由で捨てられ、絶体絶命の大ピンチ。そんなときに、陛下と呼ばれる人間たちに助けられた。連れていかれた先は、王城だった!?
「伝わって! よく見てこれ! 後ろから攻められたら終わるでしょ!?」前世の知識を使って、私は国を救う。
そんなとき、“かいぬし”が猫グッズを売りにきた。絶対に許さないにゃ!
小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる