おばちゃんダイバーは浅い層で頑張ります

きむらきむこ

文字の大きさ
40 / 59

40 もしも魔法が使えたら

しおりを挟む
非常識って、どういうことだろうと思う。

 もし、魔法が使えたら~とか、これがもっと簡単だったら~とか、あの子たちは考えたことないんだろうか?

 せっかく魔法が使えるようになったのだから、試したり練習したりは基本だと思うのだけど。

 蜂の巣退治だって、ケガしないようにいろいろ考えてコレ!と各方面への配慮の末のウォーターボールなのになぁ。絶対にどこかの誰かもヤッてるハズなのに。
人間の考えることに大差があるはずが無いのだ。

 水魔法と風魔法が使えたら、雷だって練習したハズ。みんなアニメ見て育った割に、幼稚さがないよね。土魔法とか使えたら、土から金属取り出して◯の錬金術師ごっことかやれたのに(レベル不足で倒れる未来しか見えない)と考える60オーバーは、大人気《おとなげ》なさすぎるんだろうか?

 ポーション作りに使う水魔法なんて、利便性の追求が効果に対しても有効だった、っていう偶然の賜物なのに。

 そういえば、最近私は「身体強化」的なものを使えるようになってしまった。これは、私が「身体強化」できるようになったのか、ダンジョンの中なのでブーストが掛かっているのか、が不明なのだが、ダンジョン内でのみ私はとっても速く走れるし高く跳べる。何なら持久力もついている。

 これに関しては、ダンジョン外で確認してみようとは思えない。根っからインドア派なのだ。これも大きい声で言わないだけで、ある程度みんなが体験してるに違いない、と思ってる。



 ところで、最近になってポーションの使用範囲が広がった。範囲って何やねん、と思うが、薬としてだけでなく、化粧品代わりに使われる事が増えたらしい。

 我が社が売り出してる荒茶ポーションを使って、化粧水を作る例がSNSで紹介されるようになったのだ。実際、私も初期の頃に作って今も家族用に渡している。
個人的にはレモンティーポーションに水魔法とグリセリンを使って作るのがオススメです。シミ・そばかすによく効きます。

 動画サイトで化粧水の効果がバズったことで、荒茶ポーションがダンジョンの売店でバカ売れしている。

 ダンジョン省では意図しない使い方のせいで、必要な人に行き渡らないと困るので、売店での販売も制限はかけているらしい。しかしながら、抜け道を探す人と言うのは何処にでもいるものでイタチごっこというか、モグラ叩きのようになってるらしい。

 化粧品メーカーもポーション作りに手を出しているようで、特許の使用料が伸びている。
 
 会社ではティーバッグバージョンも作って売り出している。こっちの方が、ダンジョン内で使いやすいので売店での売れ行きは良い。ホントの初心者で、お金に余裕がない場合は、自分でお茶パックに詰めて使ってるらしい。健太くんが教えてくれた。

 ポーション作りだけでなく、製造販売の方も多様になってきたので、地元の食品メーカーでポーションのティーバッグの袋詰めをお願いすることになった。コレの問題は、私たちがそれ程たくさんの荒茶ポーションを作れないことにある。かと言って、口に入れるものなので内職としても出来ない。

 今のところ、月に一度くらい、工場に稼働をお願いしている程度だ。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

弁えすぎた令嬢

ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
 元公爵令嬢のコロネ・ワッサンモフは、今は市井の食堂の2階に住む平民暮らしをしている。彼女が父親を亡くしてからの爵位は、叔父(父親の弟)が管理してくれていた。  彼女には亡き父親の決めた婚約者がいたのだが、叔父の娘が彼を好きだと言う。  彼女は思った。 (今の公爵は叔父なのだから、その娘がこの家を継ぐ方が良いのではないか)と。  今後は彼らの世話にならず、一人で生きていくことにしよう。そんな気持ちで家を出たコロネだった。  小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。

リンダの入念な逃走計画

ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
愛人の子であるリンダは、先妻が亡くなったことで母親が後妻に入り侯爵令嬢となった。  特に家族との確執もないが、幼い時に受けた心の傷はリンダの歩みを決めさせる。 「貴族なんて自分には無理!」  そんな彼女の周囲の様子は、護衛に聞いた噂とは違うことが次々に分かっていく。  真実を知った彼女は、やっぱり逃げだすのだろうか? (小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)

逆行転生って胎児から!?

章槻雅希
ファンタジー
冤罪によって処刑されたログス公爵令嬢シャンセ。母の命と引き換えに生まれた彼女は冷遇され、その膨大な魔力を国のために有効に利用する目的で王太子の婚約者として王家に縛られていた。家族に冷遇され王家に酷使された彼女は言われるままに動くマリオネットと化していた。 そんな彼女を疎んだ王太子による冤罪で彼女は処刑されたのだが、気づけば時を遡っていた。 そう、胎児にまで。 別の連載ものを書いてる最中にふと思いついて書いた1時間クオリティ。 長編予定にしていたけど、プロローグ的な部分を書いているつもりで、これだけでも短編として成り立つかなと、一先ずショートショートで投稿。長編化するなら、後半の国王・王妃とのあれこれは無くなる予定。

【完結】海外在住だったので、異世界転移なんてなんともありません

ソニエッタ
ファンタジー
言葉が通じない? それ、日常でした。 文化が違う? 慣れてます。 命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。 NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。 いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。 スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。 今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。 「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」 ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。 そんな“救世主”、エミリの異世界ロジカル生活、はじまります。

透明な貴方

ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
 政略結婚の両親は、私が生まれてから離縁した。  私の名は、マーシャ・フャルム・ククルス。  ククルス公爵家の一人娘。  父ククルス公爵は仕事人間で、殆ど家には帰って来ない。母は既に年下の伯爵と再婚し、伯爵夫人として暮らしているらしい。  複雑な環境で育つマーシャの家庭には、秘密があった。 (カクヨムさん、小説家になろうさんにも載せています)

私の生前がだいぶ不幸でカミサマにそれを話したら、何故かそれが役に立ったらしい

あとさん♪
ファンタジー
その瞬間を、何故かよく覚えている。 誰かに押されて、誰?と思って振り向いた。私の背を押したのはクラスメイトだった。私の背を押したままの、手を突き出した恰好で嘲笑っていた。 それが私の最後の記憶。 ※わかっている、これはご都合主義! ※設定はゆるんゆるん ※実在しない ※全五話

持参金が用意できない貧乏士族令嬢は、幼馴染に婚約解消を申し込み、家族のために冒険者になる。

克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 セントフェアファクス皇国徒士家、レイ家の長女ラナはどうしても持参金を用意できなかった。だから幼馴染のニコラに自分から婚約破棄を申し出た。しかし自分はともかく妹たちは幸せにしたたい。だから得意の槍術を生かして冒険者として生きていく決断をした。

【短編】子猫をもふもふしませんか?〜転生したら、子猫でした。私が国を救う!

碧井 汐桜香
ファンタジー
子猫の私は、おかあさんと兄弟たちと“かいぬし”に怯えながら、過ごしている。ところが、「柄が悪い」という理由で捨てられ、絶体絶命の大ピンチ。そんなときに、陛下と呼ばれる人間たちに助けられた。連れていかれた先は、王城だった!? 「伝わって! よく見てこれ! 後ろから攻められたら終わるでしょ!?」前世の知識を使って、私は国を救う。 そんなとき、“かいぬし”が猫グッズを売りにきた。絶対に許さないにゃ! 小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。

処理中です...