おばちゃんダイバーは浅い層で頑張ります

きむらきむこ

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44 研修後

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ドタバタでユルンユルンだった研修会を終えて帰宅。
はぁ~ヤレヤレ。

 この研修会のせいで今後、ダイバーの習熟別の階級制度が出来てしまうかもしれない。どこまで潜れるか、じゃなくて、このレベルじゃないと電撃を使っちゃダメ、っていう感じの。

 でもこれって、ダンジョンの中で勝手に使ってても事故がない限りは、分かんないよね。結局のところ、使う人の決断に任されちゃう。

 習わなくても使えるんなら、もう好きにしたら、と私は思う。だって私も勝手に使ってるし。もちろんものすごく練習して、ターゲットを外さないように考えてイメージ付けした。会社のみんなに教えた時も、電撃と目標物とをしっかりと紐付けるイメージをする事に注意した。

 でもこれって、魔法の細かい制御が出来る、っていう前提の上にあるのよね。ウォーターボールがきちんと使えない人に電撃教えるって、怖すぎる。

 もうそのへんは、偉い人たちでルールを作ってやって欲しい。 私が考えることじゃないと思うの。


 気を取り直して、新しく出向してくる人のことでも考えようっと。
ポーション作りの人なら、ある程度は回復魔法も生活魔法も使えるよね~。それでもやっぱり最初に確認しないとなぁ~。

 今回は、ダンジョン省からのパーティーの紹介はお断りすることにした。康太くんたちから心当たりがあるからと、言われたので。

 B棟男子からの紹介で、5人くらいのパーティーがやってきた。違う施設出身の同じような境遇の子たちのパーティーらしい。魔法の使い方や動き方はある程度教えていたそうで、B棟男子とさほど変わらない実力があった。

 なぜだか、魔法の使い方を教えていたことを康太くんたちから謝られたが、別に問題はない。ダンジョンの中で見られて真似されたりすることも当然あるし、全く秘密という訳ではないんだから。

 ポーションの作り方までは教えてなかったらしく、そちらは1から指導することになった。それでも「乾燥」が既に使えるので、教えるのもかなり楽だ。

 新しくやってきたパーティーは、佐藤くん率いる男子5人で、近所にある単身用アパートを会社の寮として借り上げたのに入ってもらった。食事は寮で取ってもらっているし、洗濯も寮母さんに任せている。もちろん無料じゃないけどね。

 A棟の作業室も人数が増え手狭になってきたので、家内手工業を脱するべく、社屋を建てようかと考えている。問題は資金だ。簡単に「私が出す」とやっても良いのだが、どうしよう。

 多分、本来なら借金だよな~、だったら資本金増額で良いことにしよう。でもどのくらいの規模の社屋に?経理の林さんに相談しつつ、考える。病院の建て替えとかの経験があったにしても、林さんもこんなことを相談されても困るよね。

 土地も探さないとなぁ。
あれ?私、出向の人のこと、どうするんだっけ?ご飯と洗濯の面倒だけ寮母さんにお願いしておこう。あとは、普通にポーション作ってもらったらいいよね~。
早くも考えるのが面倒になってしまった。有紗、社長やらない?めんどくさいから嫌?私も嫌なのよ~、代わって~。
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