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ミッドウェー海戦
第86話 伝説の終焉
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第一航空艦隊とそれに第三航空艦隊は、太平洋艦隊を撃滅するために共同戦線を張っていた。
空母の数こそ一〇隻と多いものの、しかしそれらに搭載している艦上機は四〇〇機にすら届かない。
その一航艦と三航艦がバラバラに戦っていては、攻撃も防御も中途半端なものになってしまう。
そのことで、攻撃隊の集合が容易になるよう、両艦隊は常に互いを視認できる位置関係を維持していた。
全体の指揮については一航艦司令長官の小沢中将がこれを執る。
そのことで、三航艦司令長官の山口中将は次席指揮官の役割を担っている。
それと、角田長官が率いる第二艦隊のほうはミッドウェー島への砲撃を終え、現在は一航艦それに三航艦の前衛の位置に復帰すべく、船脚を上げて合流を急いでいる。
ミッドウェー島の航空戦力を撃滅してなお、小沢長官と山口長官に油断は無かった。
米機動部隊がこの周辺海域に潜んでいると確信していたからだ。
だから、索敵機の出し惜しみはしなかった。
「蒼龍」と「飛龍」、それに「隼鷹」と「飛鷹」を除く六隻の小型空母からそれぞれ六機の九七艦攻を二波に分けて送り出した。
三六機の九七艦攻を索敵に出すという大盤振る舞い。
そのことで、さほど苦労することもなく太平洋艦隊の所在をつかむことができた。
発見された艦隊は二隻の空母を中心とするものが二群、それに一隻のものが一群の合わせて三群だった。
「二隻の空母を擁する機動部隊については北から順に甲一、それに甲二と呼称する。一隻のものについてはこれを甲三とする」
そう言い置いて、小沢長官は命令を発する。
「ただちに第一次攻撃隊を発進させよ。それが終われば第二次攻撃隊も速やかに出す。なお、第二次攻撃隊については、可能であれば甲一とそれに甲二を優先して叩いてもらいたいが、しかし状況によっては甲三を狙っても構わん」
洋上航空戦は気象や海象によって状況が大きく変わる。
あまりに細かい指示を与えては、作戦の柔軟性を損なう恐れがある。
そのことで、小沢長官は航空隊については、現場指揮官に可能な限りの裁量を与えることにしていた。
小沢長官の命令一下、一〇隻の空母がその舳先を風上へと向ける。
増速し、発艦に必要な合成風力を得てからほどなく、先頭の位置にあった零戦が滑走を開始する。
第一次攻撃隊は一〇隻の空母からそれぞれ一個中隊、合わせて九〇機の零戦を主力としていた。
また、零戦とは別に「蒼龍」と「飛龍」からそれぞれ三機の二式艦偵も飛び立っている。
これら六機の二式艦偵のうち、二機は零戦に同道して航法支援と空戦指揮にあたり、他の一機が前路警戒の任にあたる。
残る三機はそれぞれ発見された甲一と甲二、それに甲三の接触維持を受け持つ。
第一次攻撃隊が零戦で固められているのは、米軍が空母の撃破ではなく艦上機の撃滅を狙ってくる可能性を考慮してのものだ。
実際、珊瑚海海戦では先手を取られた当時の二航艦が零戦を防御に全集中し、襲いかかってきた米艦上機隊を散々に打ちのめした。
そのことで味方の空母を守ることができ、さらに米艦上機隊に大打撃を与えたことでその後の戦いを有利に進めた。
また、東大西洋海戦では英空母が、自身が搭載する機体のほとんどを戦闘機で固めて当時の遣欧機動部隊との戦いに臨んでいる。
こういった過去の事例と実績は、さすがに無視できるものではなかった。
その第一次攻撃隊に対し、前路警戒の任にあたる二式艦偵より情報がもたらされる。
「一〇機あまりの編隊が六つ。さらに、そのうちの二隊が先行している」
二式艦偵の報告通りなら、敵の総数は七〇機から八〇機といったところだ。
後続の部隊が有るかどうかは分からないが、しかし現状ではわずかながらも日本側が数的優勢を確保している。
そうであれば、敵の挑戦をためらう理由はない。
「一航艦戦闘機隊は先行する二つの編隊を叩け。三航艦戦闘機隊は後続する四個編隊を攻撃せよ」
第一次攻撃隊に随伴している二式艦偵、その後席に収まる空戦指揮官より攻撃命令とともに部隊の割り振りが指示される。
一航艦の三六機の零戦は合わせて二十数機の敵戦闘機を、三航艦の五四機の零戦は五〇機ほどの敵戦闘機を相手取る。
数だけを見れば一航艦が楽なように思える。
しかし、戦闘機乗りは腕の立つ者ほど動きが素早い。
だから、先行する二つの編隊は、後続の四個編隊よりも手練れ揃いだと見てよかった。
真っ先に一航艦の戦闘機隊と米戦闘機隊が正面からぶつかり合う。
常に先手を取るのは、低伸性に優れた高性能機銃を装備する米戦闘機の側だ。
零戦の搭乗員もそのことは百も承知しているから、特に慌てることもない。
適切な間合いで機体を捻り、そのことで射弾を躱せばいい。
これまでは、それでうまくいっていた。
しかし、四機の零戦がその射弾を躱し損なう。
そのことで、シャワーのような機銃弾を正面からまともに浴びてしまう。
ただでさえ威力の大きい一二・七ミリ弾を、しかもカウンターでこれを食らってしまえば、従来型よりも大きく防弾性能が向上した三二型といえどもさすがにもたない。
ある者はたちまちのうちに爆散し、またある者は盛大な炎の尾を曳いてミッドウェーの海へと墜ちていく。
四機の零戦搭乗員が不覚を取ったのは、彼らが予想していたものよりも早いうちに彼我の間合いが詰まってしまったからだ。
そのために回避操作が一瞬後れ、そして被弾する羽目になってしまった。
それでも残る三二機の零戦は最小半径で旋回を終え、仲間の仇を討たんとばかりに敵戦闘機の後方に食らいつく。
相手がF4Fワイルドキャット戦闘機であれば、これで勝負がついたはずだった。
しかし、眼前の米戦闘機は急加速を実施、水平飛行の状態で零戦を引き剥がす。
零戦よりも最高速力が劣るとされるF4Fではあり得ない機動だ。
「敵は新型だ! 各自最大限警戒!」
自分たちが対峙する相手がF4Fではないことを真っ先に看破した一航艦戦闘機隊指揮官兼「蒼龍」戦闘機隊長の藤田怡与蔵大尉が怒鳴るようにして注意を喚起する。
その藤田大尉は、二機の新型戦闘機に後ろを取られ必死の旋回でこれらから逃れようとしている零戦を目にする。
単機空戦はこれを厳禁とされているから、おそらくは僚機からはぐれてしまったのだろう。
窮地に陥った味方を救うべく、藤田大尉はスロットルを叩き込む。
だが、わずかに遅かった。
敵の新型戦闘機は零戦の機動についていけるだけの旋回性能を持ち合わせているのか、あるいは単に搭乗員が凄腕なのかは分からない。
はっきりしていることは、優秀な旋回性能を持つ零戦が相手を振り切れないでいるということだ。
敵一番機が逃げ回る零戦に撃ちかける。
一方の零戦のほうは機体を捻り、ぎりぎりのところで被弾を免れる。
しかし、その動きを読んでいたのだろう。
敵二番機が零戦の未来位置に正確極まりない射弾を送り込む。
自らそこに飛び込むような形になった零戦は蜂の巣にされ、盛大な炎の尾を曳きながら下方へと消えていった。
救援が間に合わなかった悔恨を心の隅に追いやり、藤田大尉は最短コースで二番機の後方につける。
少し遠いとは思ったものの、それでも二〇ミリ弾と七・七ミリ弾を撃ち放つ。
敵二番機が今にも回避機動に移行する、そう思えたからだ。
吐き出した銃弾のうちの何発かは確実に命中したはずだった。
実際、敵二番機に銃弾が吸い込まれ、何か小さなものが飛び散る様を目にしている。
だが、敵二番機は墜ちなかった。
慌てた様子で急加速、藤田大尉の零戦を振り切ってしまった。
(零戦では、あの機体には勝てない)
藤田大尉が見たところ、旋回格闘戦であれば零戦であってもそれなりに勝機を見出すことは出来そうだった。
しかし、相手がそれに乗らず、スピード勝負の一撃離脱を仕掛けてきたら、その速度差から零戦のほうは防戦一方となってしまうだろう。
(どうする・・・・・・)
自問あるいは煩悶したのはわずかな時間だった。
藤田大尉の目に、再び敵の新型戦闘機に追われている零戦の姿が映ったからだ。
(今度はやらせない!)
そう自身に言い聞かせ、藤田大尉は再び愛機の心臓にムチを入れた。
空母の数こそ一〇隻と多いものの、しかしそれらに搭載している艦上機は四〇〇機にすら届かない。
その一航艦と三航艦がバラバラに戦っていては、攻撃も防御も中途半端なものになってしまう。
そのことで、攻撃隊の集合が容易になるよう、両艦隊は常に互いを視認できる位置関係を維持していた。
全体の指揮については一航艦司令長官の小沢中将がこれを執る。
そのことで、三航艦司令長官の山口中将は次席指揮官の役割を担っている。
それと、角田長官が率いる第二艦隊のほうはミッドウェー島への砲撃を終え、現在は一航艦それに三航艦の前衛の位置に復帰すべく、船脚を上げて合流を急いでいる。
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「二隻の空母を擁する機動部隊については北から順に甲一、それに甲二と呼称する。一隻のものについてはこれを甲三とする」
そう言い置いて、小沢長官は命令を発する。
「ただちに第一次攻撃隊を発進させよ。それが終われば第二次攻撃隊も速やかに出す。なお、第二次攻撃隊については、可能であれば甲一とそれに甲二を優先して叩いてもらいたいが、しかし状況によっては甲三を狙っても構わん」
洋上航空戦は気象や海象によって状況が大きく変わる。
あまりに細かい指示を与えては、作戦の柔軟性を損なう恐れがある。
そのことで、小沢長官は航空隊については、現場指揮官に可能な限りの裁量を与えることにしていた。
小沢長官の命令一下、一〇隻の空母がその舳先を風上へと向ける。
増速し、発艦に必要な合成風力を得てからほどなく、先頭の位置にあった零戦が滑走を開始する。
第一次攻撃隊は一〇隻の空母からそれぞれ一個中隊、合わせて九〇機の零戦を主力としていた。
また、零戦とは別に「蒼龍」と「飛龍」からそれぞれ三機の二式艦偵も飛び立っている。
これら六機の二式艦偵のうち、二機は零戦に同道して航法支援と空戦指揮にあたり、他の一機が前路警戒の任にあたる。
残る三機はそれぞれ発見された甲一と甲二、それに甲三の接触維持を受け持つ。
第一次攻撃隊が零戦で固められているのは、米軍が空母の撃破ではなく艦上機の撃滅を狙ってくる可能性を考慮してのものだ。
実際、珊瑚海海戦では先手を取られた当時の二航艦が零戦を防御に全集中し、襲いかかってきた米艦上機隊を散々に打ちのめした。
そのことで味方の空母を守ることができ、さらに米艦上機隊に大打撃を与えたことでその後の戦いを有利に進めた。
また、東大西洋海戦では英空母が、自身が搭載する機体のほとんどを戦闘機で固めて当時の遣欧機動部隊との戦いに臨んでいる。
こういった過去の事例と実績は、さすがに無視できるものではなかった。
その第一次攻撃隊に対し、前路警戒の任にあたる二式艦偵より情報がもたらされる。
「一〇機あまりの編隊が六つ。さらに、そのうちの二隊が先行している」
二式艦偵の報告通りなら、敵の総数は七〇機から八〇機といったところだ。
後続の部隊が有るかどうかは分からないが、しかし現状ではわずかながらも日本側が数的優勢を確保している。
そうであれば、敵の挑戦をためらう理由はない。
「一航艦戦闘機隊は先行する二つの編隊を叩け。三航艦戦闘機隊は後続する四個編隊を攻撃せよ」
第一次攻撃隊に随伴している二式艦偵、その後席に収まる空戦指揮官より攻撃命令とともに部隊の割り振りが指示される。
一航艦の三六機の零戦は合わせて二十数機の敵戦闘機を、三航艦の五四機の零戦は五〇機ほどの敵戦闘機を相手取る。
数だけを見れば一航艦が楽なように思える。
しかし、戦闘機乗りは腕の立つ者ほど動きが素早い。
だから、先行する二つの編隊は、後続の四個編隊よりも手練れ揃いだと見てよかった。
真っ先に一航艦の戦闘機隊と米戦闘機隊が正面からぶつかり合う。
常に先手を取るのは、低伸性に優れた高性能機銃を装備する米戦闘機の側だ。
零戦の搭乗員もそのことは百も承知しているから、特に慌てることもない。
適切な間合いで機体を捻り、そのことで射弾を躱せばいい。
これまでは、それでうまくいっていた。
しかし、四機の零戦がその射弾を躱し損なう。
そのことで、シャワーのような機銃弾を正面からまともに浴びてしまう。
ただでさえ威力の大きい一二・七ミリ弾を、しかもカウンターでこれを食らってしまえば、従来型よりも大きく防弾性能が向上した三二型といえどもさすがにもたない。
ある者はたちまちのうちに爆散し、またある者は盛大な炎の尾を曳いてミッドウェーの海へと墜ちていく。
四機の零戦搭乗員が不覚を取ったのは、彼らが予想していたものよりも早いうちに彼我の間合いが詰まってしまったからだ。
そのために回避操作が一瞬後れ、そして被弾する羽目になってしまった。
それでも残る三二機の零戦は最小半径で旋回を終え、仲間の仇を討たんとばかりに敵戦闘機の後方に食らいつく。
相手がF4Fワイルドキャット戦闘機であれば、これで勝負がついたはずだった。
しかし、眼前の米戦闘機は急加速を実施、水平飛行の状態で零戦を引き剥がす。
零戦よりも最高速力が劣るとされるF4Fではあり得ない機動だ。
「敵は新型だ! 各自最大限警戒!」
自分たちが対峙する相手がF4Fではないことを真っ先に看破した一航艦戦闘機隊指揮官兼「蒼龍」戦闘機隊長の藤田怡与蔵大尉が怒鳴るようにして注意を喚起する。
その藤田大尉は、二機の新型戦闘機に後ろを取られ必死の旋回でこれらから逃れようとしている零戦を目にする。
単機空戦はこれを厳禁とされているから、おそらくは僚機からはぐれてしまったのだろう。
窮地に陥った味方を救うべく、藤田大尉はスロットルを叩き込む。
だが、わずかに遅かった。
敵の新型戦闘機は零戦の機動についていけるだけの旋回性能を持ち合わせているのか、あるいは単に搭乗員が凄腕なのかは分からない。
はっきりしていることは、優秀な旋回性能を持つ零戦が相手を振り切れないでいるということだ。
敵一番機が逃げ回る零戦に撃ちかける。
一方の零戦のほうは機体を捻り、ぎりぎりのところで被弾を免れる。
しかし、その動きを読んでいたのだろう。
敵二番機が零戦の未来位置に正確極まりない射弾を送り込む。
自らそこに飛び込むような形になった零戦は蜂の巣にされ、盛大な炎の尾を曳きながら下方へと消えていった。
救援が間に合わなかった悔恨を心の隅に追いやり、藤田大尉は最短コースで二番機の後方につける。
少し遠いとは思ったものの、それでも二〇ミリ弾と七・七ミリ弾を撃ち放つ。
敵二番機が今にも回避機動に移行する、そう思えたからだ。
吐き出した銃弾のうちの何発かは確実に命中したはずだった。
実際、敵二番機に銃弾が吸い込まれ、何か小さなものが飛び散る様を目にしている。
だが、敵二番機は墜ちなかった。
慌てた様子で急加速、藤田大尉の零戦を振り切ってしまった。
(零戦では、あの機体には勝てない)
藤田大尉が見たところ、旋回格闘戦であれば零戦であってもそれなりに勝機を見出すことは出来そうだった。
しかし、相手がそれに乗らず、スピード勝負の一撃離脱を仕掛けてきたら、その速度差から零戦のほうは防戦一方となってしまうだろう。
(どうする・・・・・・)
自問あるいは煩悶したのはわずかな時間だった。
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