50 / 72
欧州の戦い
第50話 死中に活を求めて
しおりを挟む
連合艦隊が地中海を抜け、大西洋に侵入したとの報を受けた時、パウンド提督はついに来るべきものが来たことを自覚する。
半年近く前、チャーチル首相は自身の立場が悪くなるのを承知の上で、インド洋から東洋艦隊を引き揚げる決断を下してくれた。
さらに、地中海を枢軸側に明け渡すこともまた同様に。
このことで、連合艦隊はこちらの目論見通り、地中海ルートから侵攻してきた。
もし、彼らが喜望峰を大きく回り込み、大西洋の南から突き上げるコースを取っていとしたら、その捕捉は困難を極めただろう。
もちろん、インド洋や地中海からの撤退はチャーチル首相の大きな失点として国民の間では認識されている。
これが元で、彼の支持率は危険水準と呼ばれるラインのさらに下にある。
しかし、これら一連の施策のおかげで王立海軍は無為に艦隊を失うこともなく、戦力の集結に成功した。
なにより、戦機を逃すことなく連合艦隊との決戦に臨むことができる。
Z部隊
「イラストリアス」(マートレット四八、アルバコア六)
「ビクトリアス」(マートレット四八、アルバコア六)
戦艦「キングジョージV」「デューク・オブ・ヨーク」
巡洋戦艦「レナウン」
重巡二、軽巡四、駆逐艦一六
Y部隊
「インドミタブル」(マートレット四八、アルバコア六)
「フォーミダブル」(マートレット四八、アルバコア六)
戦艦「ネルソン」「ロドネー」「ウォースパイト」「マレーヤ」
重巡二、軽巡四、駆逐艦一六
X部隊
「フューリアス」(マートレット二四、アルバコア六)
「イーグル」(マートレット二四、アルバコア六)
「ハーミーズ」(マートレット一二、アルバコア六)
戦艦「ラミリーズ」「リヴェンジ」「レゾリューション」「ロイヤル・サブリン」
重巡二、軽巡四、駆逐艦一六
主力艦は空母が七隻に戦艦が一〇隻、それに巡洋戦艦が一隻。
補助艦艇は重巡が六隻に軽巡が一二隻、それに駆逐艦が四八隻。
巡洋艦や駆逐艦については、これ以外にもかなりの数を英海軍は保有している。
しかし、さすがに英米をつなぐ大西洋航路を丸裸にするわけにもいかない。
ここを断ち切られたら、英国は立ち枯れるしかない。
そこで、今回については旧式の巡洋艦や駆逐艦は従来通り商船の護衛にあたり、新型のそれは艦隊決戦に投入することにしていた。
全体で八四隻にも及ぶ大戦力。
しかし、近代海戦の主力と言われる空母はわずかに七隻でしかない。
これは、連合艦隊が保有する空母の半分以下の数字だ。
正面から洋上航空戦を挑めば、敗北は免れない。
そこで、英海軍は攻撃を捨て、防御にその戦力を全振りする。
索敵それに対潜哨戒用の雷撃機以外は、そのすべてを戦闘機で固めたのだ。
それでも、英空母は日本の空母に比べて搭載機の数が少ない。
そこで、そのハンデを可能な限り埋めるべく、飛行甲板の運用が窮屈になるのを承知の上で露天繋止の機体を増やしていた。
戦闘機のほうは国産のシーハリケーンやシーファイアではなく、米国製のマートレットで固めている。
単純な戦闘機としての能力で言えば、これらの中ではシーファイアが一番良い。
しかし、シーファイアは主脚の間隔が狭く、そのことで着艦が難しかった。
さらに、空軍がシーファイアのベースとなるスピットファイアの提供を渋ることが予想されたため、英海軍は次善の策としてマートレットを採用したのだ。
ただ、マートレットは海軍機ということもあり、シーハリケーンやシーファイアに比べて明らかに離着艦が容易だった。
さらに、米国製だけあって機械的信頼性も高く、整備も容易で高い稼働率を維持することが出来た。
三個艦隊に分散配備された七隻の空母だが、これらのうちの四隻は新型だ。
その新型空母はそのいずれもが抗堪性に優れた装甲空母だった。
飛行甲板に鋼鉄を張り巡らせた装甲空母は、零式艦攻が投じるという五〇〇ポンドクラスの爆弾であれば、それを弾き返すことが可能だ。
しかし、それでもパウンド提督は七隻の空母のうちで助かる艦は一隻も無いと思っている。
これまで連合艦隊は、最初に空母を潰しにかかってきた。
おそらく、今回もまたこれまでのやり方を踏襲するはずだ。
獰猛な日本の艦上機群の空襲を受けては、さすがの装甲空母ももたないだろう。
だが、そのことは織り込み済みのことでもある。
言葉は悪いが、空母は日本の航空攻撃を吸収するための囮だ。
七隻の空母は連合艦隊に献上するサンドバッグであり、彼らがそれを殴るのに夢中になっている間に水上打撃艦艇が連中に肉薄する。
砲雷撃戦に持ち込めば、必ず勝機は見いだせるはずだ。
その砲雷撃戦の主役となるのは、もちろん戦艦だ。
英海軍は現時点で一三隻の戦艦を保有している。
しかし、この中で「アンソン」は就役してからさほど間がなく、慣熟訓練を完了していない。
「クイーン・エリザベス」と「ヴァリアント」はともに修理中で、こちらもまた参陣はかなわなかった。
一方、連合艦隊との戦いに投入される一〇隻の戦艦だが、しかしその艦型は四つに分かれており、寄せ集め感が拭えなかった。
新型は「キングジョージV」と「デューク・オブ・ヨーク」の二隻のみで、両艦はいずれも三六センチ砲を一〇門装備している。
「ネルソン」と「ロドネー」は旧式ながらも四〇センチ砲を九門装備し、日本の「長門」や「陸奥」とも互角に渡り合うことが出来る有力艦だ。
残る六隻は「クイーン・エリザベス」級かあるいは「リヴェンジ」級で、いずれも三八センチ砲を八門装備している。
これら六隻は新型戦艦や「長門」型戦艦であれば少しばかり分が悪いが、しかしそれ以外の日本の戦艦に対しては互角以上の戦いが出来るはずだった。
王立海軍はこれら艦艇を駆使して連合艦隊に決戦を挑む。
戦術はシンプルだ。
空母戦闘機隊で可能な限り敵艦上機の戦力を減殺する。
それでも撃ち漏らした敵機は、友軍空母がその身を囮として連中の攻撃を吸収する。
その間に水上打撃艦は連合艦隊との距離を詰め、そして砲雷撃戦に持ち込む。
こちらの阻止に現れるであろう敵の水上打撃部隊に対してはY部隊とX部隊がこれを相手取る。
その隙にZ部隊が快速を飛ばして敵機動部隊に急迫、これを殲滅する。
ただ、言うは易く行うは難しだ。
特に相手の懐深くに飛び込むZ部隊はそれこそ生還が期し難いだろう。
だからこそ、Z部隊はパウンド提督がこれを直率する。
指揮官先頭、ノブリス・オブリージュの体現だ。
一方、Y部隊は次席指揮官のカニンガム提督、X部隊は歴戦のサマヴィル提督がこれを執る。
すでに、索敵機は放っている。
おそらく、連合艦隊も同様だろう。
彼らはこう思っているはずだ。
自分たちが地中海から出た時に、英艦隊は仕掛けてくると。
そして、それは間違っていない。
互いに相手の手の内が分かっている状況。
激突は必至だった。
半年近く前、チャーチル首相は自身の立場が悪くなるのを承知の上で、インド洋から東洋艦隊を引き揚げる決断を下してくれた。
さらに、地中海を枢軸側に明け渡すこともまた同様に。
このことで、連合艦隊はこちらの目論見通り、地中海ルートから侵攻してきた。
もし、彼らが喜望峰を大きく回り込み、大西洋の南から突き上げるコースを取っていとしたら、その捕捉は困難を極めただろう。
もちろん、インド洋や地中海からの撤退はチャーチル首相の大きな失点として国民の間では認識されている。
これが元で、彼の支持率は危険水準と呼ばれるラインのさらに下にある。
しかし、これら一連の施策のおかげで王立海軍は無為に艦隊を失うこともなく、戦力の集結に成功した。
なにより、戦機を逃すことなく連合艦隊との決戦に臨むことができる。
Z部隊
「イラストリアス」(マートレット四八、アルバコア六)
「ビクトリアス」(マートレット四八、アルバコア六)
戦艦「キングジョージV」「デューク・オブ・ヨーク」
巡洋戦艦「レナウン」
重巡二、軽巡四、駆逐艦一六
Y部隊
「インドミタブル」(マートレット四八、アルバコア六)
「フォーミダブル」(マートレット四八、アルバコア六)
戦艦「ネルソン」「ロドネー」「ウォースパイト」「マレーヤ」
重巡二、軽巡四、駆逐艦一六
X部隊
「フューリアス」(マートレット二四、アルバコア六)
「イーグル」(マートレット二四、アルバコア六)
「ハーミーズ」(マートレット一二、アルバコア六)
戦艦「ラミリーズ」「リヴェンジ」「レゾリューション」「ロイヤル・サブリン」
重巡二、軽巡四、駆逐艦一六
主力艦は空母が七隻に戦艦が一〇隻、それに巡洋戦艦が一隻。
補助艦艇は重巡が六隻に軽巡が一二隻、それに駆逐艦が四八隻。
巡洋艦や駆逐艦については、これ以外にもかなりの数を英海軍は保有している。
しかし、さすがに英米をつなぐ大西洋航路を丸裸にするわけにもいかない。
ここを断ち切られたら、英国は立ち枯れるしかない。
そこで、今回については旧式の巡洋艦や駆逐艦は従来通り商船の護衛にあたり、新型のそれは艦隊決戦に投入することにしていた。
全体で八四隻にも及ぶ大戦力。
しかし、近代海戦の主力と言われる空母はわずかに七隻でしかない。
これは、連合艦隊が保有する空母の半分以下の数字だ。
正面から洋上航空戦を挑めば、敗北は免れない。
そこで、英海軍は攻撃を捨て、防御にその戦力を全振りする。
索敵それに対潜哨戒用の雷撃機以外は、そのすべてを戦闘機で固めたのだ。
それでも、英空母は日本の空母に比べて搭載機の数が少ない。
そこで、そのハンデを可能な限り埋めるべく、飛行甲板の運用が窮屈になるのを承知の上で露天繋止の機体を増やしていた。
戦闘機のほうは国産のシーハリケーンやシーファイアではなく、米国製のマートレットで固めている。
単純な戦闘機としての能力で言えば、これらの中ではシーファイアが一番良い。
しかし、シーファイアは主脚の間隔が狭く、そのことで着艦が難しかった。
さらに、空軍がシーファイアのベースとなるスピットファイアの提供を渋ることが予想されたため、英海軍は次善の策としてマートレットを採用したのだ。
ただ、マートレットは海軍機ということもあり、シーハリケーンやシーファイアに比べて明らかに離着艦が容易だった。
さらに、米国製だけあって機械的信頼性も高く、整備も容易で高い稼働率を維持することが出来た。
三個艦隊に分散配備された七隻の空母だが、これらのうちの四隻は新型だ。
その新型空母はそのいずれもが抗堪性に優れた装甲空母だった。
飛行甲板に鋼鉄を張り巡らせた装甲空母は、零式艦攻が投じるという五〇〇ポンドクラスの爆弾であれば、それを弾き返すことが可能だ。
しかし、それでもパウンド提督は七隻の空母のうちで助かる艦は一隻も無いと思っている。
これまで連合艦隊は、最初に空母を潰しにかかってきた。
おそらく、今回もまたこれまでのやり方を踏襲するはずだ。
獰猛な日本の艦上機群の空襲を受けては、さすがの装甲空母ももたないだろう。
だが、そのことは織り込み済みのことでもある。
言葉は悪いが、空母は日本の航空攻撃を吸収するための囮だ。
七隻の空母は連合艦隊に献上するサンドバッグであり、彼らがそれを殴るのに夢中になっている間に水上打撃艦艇が連中に肉薄する。
砲雷撃戦に持ち込めば、必ず勝機は見いだせるはずだ。
その砲雷撃戦の主役となるのは、もちろん戦艦だ。
英海軍は現時点で一三隻の戦艦を保有している。
しかし、この中で「アンソン」は就役してからさほど間がなく、慣熟訓練を完了していない。
「クイーン・エリザベス」と「ヴァリアント」はともに修理中で、こちらもまた参陣はかなわなかった。
一方、連合艦隊との戦いに投入される一〇隻の戦艦だが、しかしその艦型は四つに分かれており、寄せ集め感が拭えなかった。
新型は「キングジョージV」と「デューク・オブ・ヨーク」の二隻のみで、両艦はいずれも三六センチ砲を一〇門装備している。
「ネルソン」と「ロドネー」は旧式ながらも四〇センチ砲を九門装備し、日本の「長門」や「陸奥」とも互角に渡り合うことが出来る有力艦だ。
残る六隻は「クイーン・エリザベス」級かあるいは「リヴェンジ」級で、いずれも三八センチ砲を八門装備している。
これら六隻は新型戦艦や「長門」型戦艦であれば少しばかり分が悪いが、しかしそれ以外の日本の戦艦に対しては互角以上の戦いが出来るはずだった。
王立海軍はこれら艦艇を駆使して連合艦隊に決戦を挑む。
戦術はシンプルだ。
空母戦闘機隊で可能な限り敵艦上機の戦力を減殺する。
それでも撃ち漏らした敵機は、友軍空母がその身を囮として連中の攻撃を吸収する。
その間に水上打撃艦は連合艦隊との距離を詰め、そして砲雷撃戦に持ち込む。
こちらの阻止に現れるであろう敵の水上打撃部隊に対してはY部隊とX部隊がこれを相手取る。
その隙にZ部隊が快速を飛ばして敵機動部隊に急迫、これを殲滅する。
ただ、言うは易く行うは難しだ。
特に相手の懐深くに飛び込むZ部隊はそれこそ生還が期し難いだろう。
だからこそ、Z部隊はパウンド提督がこれを直率する。
指揮官先頭、ノブリス・オブリージュの体現だ。
一方、Y部隊は次席指揮官のカニンガム提督、X部隊は歴戦のサマヴィル提督がこれを執る。
すでに、索敵機は放っている。
おそらく、連合艦隊も同様だろう。
彼らはこう思っているはずだ。
自分たちが地中海から出た時に、英艦隊は仕掛けてくると。
そして、それは間違っていない。
互いに相手の手の内が分かっている状況。
激突は必至だった。
17
あなたにおすすめの小説
暁のミッドウェー
三笠 陣
歴史・時代
一九四二年七月五日、日本海軍はその空母戦力の総力を挙げて中部太平洋ミッドウェー島へと進撃していた。
真珠湾以来の歴戦の六空母、赤城、加賀、蒼龍、飛龍、翔鶴、瑞鶴が目指すのは、アメリカ海軍空母部隊の撃滅。
一方のアメリカ海軍は、暗号解読によって日本海軍の作戦を察知していた。
そしてアメリカ海軍もまた、太平洋にある空母部隊の総力を結集して日本艦隊の迎撃に向かう。
ミッドウェー沖で、レキシントン、サラトガ、ヨークタウン、エンタープライズ、ホーネットが、日本艦隊を待ち構えていた。
日米数百機の航空機が入り乱れる激戦となった、日米初の空母決戦たるミッドウェー海戦。
その幕が、今まさに切って落とされようとしていた。
(※本作は、「小説家になろう」様にて連載中の同名の作品を転載したものです。)
幻の十一代将軍・徳川家基、死せず。長谷川平蔵、田沼意知、蝦夷へ往く。
克全
歴史・時代
西欧列強に不平等条約を強要され、内乱を誘発させられ、多くの富を収奪されたのが悔しい。
幕末の仮想戦記も考えましたが、徳川家基が健在で、田沼親子が権力を維持していれば、もっと余裕を持って、開国準備ができたと思う。
北海道・樺太・千島も日本の領地のままだっただろうし、多くの金銀が国外に流出することもなかったと思う。
清国と手を組むことも出来たかもしれないし、清国がロシアに強奪された、シベリアと沿海州を日本が手に入れる事が出来たかもしれない。
色々真剣に検討して、仮想の日本史を書いてみたい。
一橋治済の陰謀で毒を盛られた徳川家基であったが、奇跡的に一命をとりとめた。だが家基も父親の十代将軍:徳川家治も誰が毒を盛ったのかは分からなかった。家基は田沼意次を疑い、家治は疑心暗鬼に陥り田沼意次以外の家臣が信じられなくなった。そして歴史は大きく動くことになる。
印旛沼開拓は成功するのか?
蝦夷開拓は成功するのか?
オロシャとは戦争になるのか?
蝦夷・千島・樺太の領有は徳川家になるのか?
それともオロシャになるのか?
西洋帆船は導入されるのか?
幕府は開国に踏み切れるのか?
アイヌとの関係はどうなるのか?
幕府を裏切り異国と手を結ぶ藩は現れるのか?
世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記
颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。
ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。
また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。
その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。
この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。
またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。
この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず…
大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。
【重要】
不定期更新。超絶不定期更新です。
対ソ戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
1940年、遂に欧州で第二次世界大戦がはじまります。
前作『対米戦、準備せよ!』で、中国での戦いを避けることができ、米国とも良好な経済関係を築くことに成功した日本にもやがて暗い影が押し寄せてきます。
未来の日本から来たという柳生、結城の2人によって1944年のサイパン戦後から1934年の日本に戻った大本営の特例を受けた柏原少佐は再びこの日本の危機を回避させることができるのでしょうか!?
小説家になろうでは、前作『対米戦、準備せよ!』のタイトルのまま先行配信中です!
土方歳三ら、西南戦争に参戦す
山家
歴史・時代
榎本艦隊北上せず。
それによって、戊辰戦争の流れが変わり、五稜郭の戦いは起こらず、土方歳三は戊辰戦争の戦野を生き延びることになった。
生き延びた土方歳三は、北の大地に屯田兵として赴き、明治初期を生き抜く。
また、五稜郭の戦い等で散った他の多くの男達も、史実と違えた人生を送ることになった。
そして、台湾出兵に土方歳三は赴いた後、西南戦争が勃発する。
土方歳三は屯田兵として、そして幕府歩兵隊の末裔といえる海兵隊の一員として、西南戦争に赴く。
そして、北の大地で再生された誠の旗を掲げる土方歳三の周囲には、かつての新選組の仲間、永倉新八、斎藤一、島田魁らが集い、共に戦おうとしており、他にも男達が集っていた。
(「小説家になろう」に投稿している「新選組、西南戦争へ」の加筆修正版です)
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
蒼穹の裏方
Flight_kj
SF
日本海軍のエンジンを中心とする航空技術開発のやり直し
未来の知識を有する主人公が、海軍機の開発のメッカ、空技廠でエンジンを中心として、武装や防弾にも口出しして航空機の開発をやり直す。性能の良いエンジンができれば、必然的に航空機も優れた機体となる。加えて、日本が遅れていた電子機器も知識を生かして開発を加速してゆく。それらを利用して如何に海軍は戦ってゆくのか?未来の知識を基にして、どのような戦いが可能になるのか?航空機に関連する開発を中心とした物語。カクヨムにも投稿しています。
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる