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第21話 アタッカー・イズ・バーサーカー
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説明書によるとアタッカーの初期値は、
装甲:B(80)
スラスター出力:A(100)
スラスター容量:B(80)
精密性:C(60)
レーダー:D(40)
ステルス性:E(20)
EN容量:C(60)
レーダー関連のステータスが低く、機動力と装甲が高い。
ステルス性の低さが厳しいなぁ。相手のレーダーを掻い潜るのはほぼほぼ不可能と考えていい。これだけ低いとマントも意味ないね。索敵においてはまず他機に勝てないだろう。
現に今、ニコさんは囲まれてしまっている。
ニコさんの正面にはサーベルとハンドガンを持ったスペースガール、背後には2丁拳銃のスペースガール、すぐ近くの工場の屋根上にはサーベル二刀流のスペースガールがいる。
「一斉射撃、くるよ!」
『オーライ!!』
ニコさんは高速機動で弾丸の嵐を躱す。
「凄い……」
驚いたのはニコさんのスラスター技術。
スラスターは地に足が付いている時に回復し空中にいる時は回復しない。だからスラスターを回復するためには着地するしかないのだけど、着地すると膝が曲がるためわずかな硬直が生まれてしまうのだ。ここまで囲まれた状態だとその着地は必ず狩られる。だけど、
「……45度ぐらいの角度でスラスター加速、すぐさま斜め下にスラスター加速して地面を滑るようにして着地――こうすれば落下の硬直無しに高速移動しながらスラスターが回復できるわけか……」
「そうそう。『スライドステップ』って技だね」
イメージとしてはフィギュアスケートが近いかな。跳んで滑りながら着地をひたすら繰り返している。アレを捕まえるのは難しい。
「結構難しい技だよ。角度の調整を失敗すると地面に足がめり込むし、スラスター出力が変わる度調整が必要だからね」
見ててカッコいいな。飛んで飛んで地面をスライドして飛んで飛んで地面をスライドして、たまに近くの建物の壁とかも足場にしてスライドステップを刻んでいる。1機で3機を翻弄している。
『そら隙あり!』
ニコさんは工場の壁を滑走しつつ、脚のホルダーに掛けたV字の武器を2つ投げる。
「あれは!」
「ブーメランだね」
金属のブーメランはニコさんの手から離れた瞬間、赤色のエネルギー体を纏った。ブーメランが、二丁使いのスペースガールの右足を斬る。
『オックス!』
『オックスちゃん!』
1人負傷したことで敵陣形に淀みが生まれる。
負傷したスペースガールを庇うように1人飛び出してくる。ニコさんと同じくサーベル二刀流のスペースガールだ。
「に、二刀流対決!」
お互いに2本のサーベルで鍔迫り合う。
「二刀流対決にはならないよん」
ニコさんはニヤッと笑い、足を振り上げた。
「アレは……!」
ニコさんの脛に沿うようにしてレーザーサーベルが出てきた。
ニコさんはその脛のサーベルで相手の体を斬り刻む。
「脛サーベル!」
「正式には『シンサーベル』。ニコっちは逆手2刀と両脛2刀の四刀流なんだなぁ、これが」
相手の陣形が更に大きく崩れた。
『貰った……! 高出力モードON!!』
ニコさんのサーベルが倍の長さになり、出力が目に見えて上がる。
「アレは!?」
「高出力サーベル。拡張性が10以上のサーベル限定で使えるモードでね、一時的にサーベルの長さを倍にし、威力も倍増させる」
ニコさんは体を回転させながらスライドステップを踏み、敵機3機の間を縫っていく。
――突進回転斬り。伸びたレーザーサーベルが鞭のようにしなり、3機をバラバラに斬り裂いた。
『え……?』『やられた?』『嘘……!』
一気に3機がデリートされる。
『これぞニコちゃん流『回転乱舞』なり!』
ニコさんのサーベルから光が消える。
「高出力サーベルは強力だけど、使った後はサーベルのENが全消費されるんだ。チャージまで時間が――っと! ニコっち!!」
『狙撃注意!』
ズドン! とニコさんは後頭部から頭を撃ち抜かれる。
『え』
急所を穿たれたことでニコさんはデリート。カプセルベッドに転移される。
「え!? マジ! 誰にやられた!?」
ニコさんはカプセルベッドから飛び起きる。
「ログを見るに紅蓮の翼のレンちんだね」
紅蓮の翼の狙撃手……僕をやった人と同じか。
「うっがぁ! 一番ムカつくとこにやられた!」
『……調子に乗るから』
「わかってるわよごめんなさい!」
これでましゅまろスマイルは残り1人、シーナさんだけだ。
――――――あとがき――――――
シンサーベルは範囲が狭く扱いが難しい分、威力が高いです。
ブーメランも威力が高く、使い手の手元に戻ってくる仕様があるため、慣れないと対処が難しいです。
着地するとすぐにスラスターが全回復するわけではないので、着地後すぐ飛ぶスライドステップは無限に使えるわけでなく、どこかでスラスター切れは起きます。今回ニコは回転斬りの後にスラスター切れを起こし、そこを狙撃されました。狙撃手は着地狩りを狙ってくるので、たとえ目の前に敵がいなくとも着地は要注意なのです。アタッカーはレーダー勝負では勝てないのでね、常に気を張らないといけないのがキツい。
装甲:B(80)
スラスター出力:A(100)
スラスター容量:B(80)
精密性:C(60)
レーダー:D(40)
ステルス性:E(20)
EN容量:C(60)
レーダー関連のステータスが低く、機動力と装甲が高い。
ステルス性の低さが厳しいなぁ。相手のレーダーを掻い潜るのはほぼほぼ不可能と考えていい。これだけ低いとマントも意味ないね。索敵においてはまず他機に勝てないだろう。
現に今、ニコさんは囲まれてしまっている。
ニコさんの正面にはサーベルとハンドガンを持ったスペースガール、背後には2丁拳銃のスペースガール、すぐ近くの工場の屋根上にはサーベル二刀流のスペースガールがいる。
「一斉射撃、くるよ!」
『オーライ!!』
ニコさんは高速機動で弾丸の嵐を躱す。
「凄い……」
驚いたのはニコさんのスラスター技術。
スラスターは地に足が付いている時に回復し空中にいる時は回復しない。だからスラスターを回復するためには着地するしかないのだけど、着地すると膝が曲がるためわずかな硬直が生まれてしまうのだ。ここまで囲まれた状態だとその着地は必ず狩られる。だけど、
「……45度ぐらいの角度でスラスター加速、すぐさま斜め下にスラスター加速して地面を滑るようにして着地――こうすれば落下の硬直無しに高速移動しながらスラスターが回復できるわけか……」
「そうそう。『スライドステップ』って技だね」
イメージとしてはフィギュアスケートが近いかな。跳んで滑りながら着地をひたすら繰り返している。アレを捕まえるのは難しい。
「結構難しい技だよ。角度の調整を失敗すると地面に足がめり込むし、スラスター出力が変わる度調整が必要だからね」
見ててカッコいいな。飛んで飛んで地面をスライドして飛んで飛んで地面をスライドして、たまに近くの建物の壁とかも足場にしてスライドステップを刻んでいる。1機で3機を翻弄している。
『そら隙あり!』
ニコさんは工場の壁を滑走しつつ、脚のホルダーに掛けたV字の武器を2つ投げる。
「あれは!」
「ブーメランだね」
金属のブーメランはニコさんの手から離れた瞬間、赤色のエネルギー体を纏った。ブーメランが、二丁使いのスペースガールの右足を斬る。
『オックス!』
『オックスちゃん!』
1人負傷したことで敵陣形に淀みが生まれる。
負傷したスペースガールを庇うように1人飛び出してくる。ニコさんと同じくサーベル二刀流のスペースガールだ。
「に、二刀流対決!」
お互いに2本のサーベルで鍔迫り合う。
「二刀流対決にはならないよん」
ニコさんはニヤッと笑い、足を振り上げた。
「アレは……!」
ニコさんの脛に沿うようにしてレーザーサーベルが出てきた。
ニコさんはその脛のサーベルで相手の体を斬り刻む。
「脛サーベル!」
「正式には『シンサーベル』。ニコっちは逆手2刀と両脛2刀の四刀流なんだなぁ、これが」
相手の陣形が更に大きく崩れた。
『貰った……! 高出力モードON!!』
ニコさんのサーベルが倍の長さになり、出力が目に見えて上がる。
「アレは!?」
「高出力サーベル。拡張性が10以上のサーベル限定で使えるモードでね、一時的にサーベルの長さを倍にし、威力も倍増させる」
ニコさんは体を回転させながらスライドステップを踏み、敵機3機の間を縫っていく。
――突進回転斬り。伸びたレーザーサーベルが鞭のようにしなり、3機をバラバラに斬り裂いた。
『え……?』『やられた?』『嘘……!』
一気に3機がデリートされる。
『これぞニコちゃん流『回転乱舞』なり!』
ニコさんのサーベルから光が消える。
「高出力サーベルは強力だけど、使った後はサーベルのENが全消費されるんだ。チャージまで時間が――っと! ニコっち!!」
『狙撃注意!』
ズドン! とニコさんは後頭部から頭を撃ち抜かれる。
『え』
急所を穿たれたことでニコさんはデリート。カプセルベッドに転移される。
「え!? マジ! 誰にやられた!?」
ニコさんはカプセルベッドから飛び起きる。
「ログを見るに紅蓮の翼のレンちんだね」
紅蓮の翼の狙撃手……僕をやった人と同じか。
「うっがぁ! 一番ムカつくとこにやられた!」
『……調子に乗るから』
「わかってるわよごめんなさい!」
これでましゅまろスマイルは残り1人、シーナさんだけだ。
――――――あとがき――――――
シンサーベルは範囲が狭く扱いが難しい分、威力が高いです。
ブーメランも威力が高く、使い手の手元に戻ってくる仕様があるため、慣れないと対処が難しいです。
着地するとすぐにスラスターが全回復するわけではないので、着地後すぐ飛ぶスライドステップは無限に使えるわけでなく、どこかでスラスター切れは起きます。今回ニコは回転斬りの後にスラスター切れを起こし、そこを狙撃されました。狙撃手は着地狩りを狙ってくるので、たとえ目の前に敵がいなくとも着地は要注意なのです。アタッカーはレーダー勝負では勝てないのでね、常に気を張らないといけないのがキツい。
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