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第42話 四刀流vs三刀流
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ニコvsクレナイ。
映画のセットにでも使われていそうな西部時代劇風の街『ガンマンシティ』、2人はその街道で向かい合っていた。
「やっとアンタと戦えるわね。ずっと楽しみにしてた」
ニコもクレナイも、互いに歯を見せて笑っている。
「お互い銃を使わないピュアアタッカー。ま、意識すんなって方が無理な話だ」
ニコはサーベル逆手持ちの2刀流、クレナイは大剣1刀流。両者は同時にスラスター加速し、サーベルを合わせる。
「くっ!」
鍔迫り合いはクレナイが優勢だ。
「どうしたって、ウィングを装備しているオレの方が押し合いは強い!!」
言葉の通り、ニコはどんどん後退し、そのまま酒場の壁を突き破って酒場内まで押し込まれた。
しかし、この展開はニコの想定内。
「馬鹿ね。わざわざ狭い所に来ちゃってさ!」
「!?」
ニコは体を捻って鍔迫り合いを拒否、そのまま脛サーベルでクレナイの顔を狙う。クレナイは屈んで回避し、右足を振り上げ足裏から出したサーベルでニコを狙うが、ニコは右のシンサーベルでサーベルを受け流す。
クレナイはスラスター加速し、ニコの背後に回ろうとするも、狭い空間ゆえに全速力を出せず、ニコに簡単に反応されてしまう。
互いに両手両脚のサーベル全てを使い攻撃する。凄まじい轟音と共に両者弾き合い、距離ができる。
「最初の鍔迫り合いはわざとか。わざと自分を押し込ませ、建物の中に誘導し、オレのスラスターに制限を掛けた。狭い空間じゃ速度を出し過ぎると壁と衝突するからな」
「まぁね」
お互いシールドピースは使わない。なぜならサーベルをシールドピースで止めることはガードナーでもない限り不可能だからだ。サーベルの1撃はそれだけ重い。
「さぁ、いっくわよ!!」
ニコは飛び上がり、壁を蹴る。
「へぇ!」
ニコは体を回転させてクレナイに迫る。
「噂の回転斬りか!」
『独楽斬り』。
スラスターの出力を絶妙に調整し、体を高速回転させて斬りかかるニコの得意技。スライドステップも利用することで絶え間なく室内を縦横無尽に駆け回る。
一見単調な攻撃だが、あの独楽に手を出すのは至難。速度が凄まじいため照準は合わせづらく、体を回転させているため軌道は不規則。足を止めればあっという間に距離を詰められ斬られる。かといって何もしなければ一方的に削り切られる。
ニコの妙技に対する、クレナイの行動は――
「二流だな」
クレナイはウィングを起動させ、天井まで飛び上がった。
「!?」
「独楽の弱点はここだろ?」
天井を蹴り飛ばし、クレナイは加速。狙いはニコの脳天、独楽の死角。
「ちっ!!」
ニコは回転を止め、大剣の1撃を両手のサーベルで受けるが受けきれず、左腕を斬り落とされる。
「つぅ!?」
「そぅらもういっちょ!!」
クレナイは両足を上げ、両方の足からサーベルを出す。
(サマーソルト……!)
ニコは脛のサーベルでなんとか足サーベルは受け流し、距離を取る。
「つんよぉ……!」
独楽の弱点は頭上で間違いない。けれど、高速で移動するニコの頭上を狙って攻撃するなんて、常人では不可能な技だ。
クレナイのあまりの技術の高さにニコはつい笑みを漏らす。
「今になって、一騎打ちを受けたことを後悔したか? 生憎オレは、お前より格上だよ」
格上、ねぇ。とニコは目を細める。
(あっそ。それが何よ。アイツに比べたら、アンタなんて全然だっての……!)
ニコは思い出す。中学2年生の1月頃に出会ったある少女のことを。
その日、ニコは中学のはぐれ者と一緒にサボって空き教室でフルダイブ型格闘ゲームをやっていた。そしてニコ達が休憩のためログアウトし、現実に戻ってきた時、彼女はニコ達の前にいつの間にか立っていた。
その少女の名は古式梓羽。彼女は新生徒会長として、不良たちを矯正に来たのだった。
『サボっていないで授業に出てくれるかな? このままだとあなた達、留年するよ』
どこか上から目線な梓羽に、中2のニコは苛立ちを覚えた。
『コイツ生徒会長ですよニコ先輩……』
『や、やばくないっすか?』
取り巻き達の言葉は無視し、ニコは梓羽を睨む。
『留年なんてどうでもいいわ。あんなクソ教師共の言うことを聞くぐらいならね』
『あなたはどうでもよくても私は困るんだよ。同学年から留年者や退学者が出たら私の内申に関わる。――損得抜きで感情的な所で言えば、あなた達がどうなろうがどうでもいいけどね』
『……アンタムカつくわね』
『私のことはどう思ってくれてもいいから授業に出て』
『嫌よ』
梓羽は数秒考え、
『あなたが1番得意なものはなに?』
『はぁ?』
『もし、あなたの得意分野で私が勝ったら、私に絶対服従して。不良の世界って力が全てなんでしょ? だから、力で分からせてあげる』
あまりに舐め腐った態度にニコも冷静さを失い始める。
『上等よ! もしアンタが私にこの格ゲーで勝てたら、授業に出てやるわ!!!』
ニコの言葉にニコの取り巻き達は笑う。ニコがやっている格ゲー『RecklessFighter』はフルダイブ環境で戦うゲームであり、ニコはこのゲームで県大会を優勝している。負けることなどありえないと、誰もが思っていた。
――1人を除いて。
『いいよ。やろうか。貸して』
梓羽はニコの取り巻きからフルダイブ機器を借りる。
『はぁ? アンタ、このゲームやったことあるの?』
『無いけど、問題ない。フルダイブゲームなら感覚である程度わかるから』
『……負けてから勝負方法にケチつけないでよ』
調子に乗った優等生をボコす。そういう気概で勝負に挑んだ。
結果――ニコは梓羽に完敗した。
『なっ……!? は……!?』
手も足も出なかった。ゲージ技1つ出せない相手に、完膚なきまでに敗北した。
反射速度、思考速度、共に最高峰。圧倒的な才能に踏みつぶされた。
どんな相手でも……たとえ全国トップレベルのプレイヤー相手でも、ここまで完璧にやられたことはなかった。差がわからない程の差が、そこにはあった。
『つまらない』
梓羽はそう言ってフルダイブ機器を外した。
本当に、心底つまらなげにそう言う梓羽の横顔に――なぜかニコは惹かれた。
『セクハラ教師をぶん殴ったせいで、あなたが教師陣に嫌われていたことは知っている。安心して。あのクズはすでに排除したし、他の教師の誤解も全部解いた。もう、不当にあなたを攻撃する人間はいない』
『アンタ……なんなの?』
『古式梓羽。ただ、普通に生きたいだけの人間だよ』
明らかに普通ではないオーラを纏って、彼女はそう言った。ニコは生まれて初めて、他人に興味を持った。
それから数か月が経ち――ニコは彼女にインフェニティ・スペースを渡した。
『これ、あげるわよ』
『別にいらないけど』
『いいから受け取りなさいって! 私、このゲームで超強いから。今度はアンタにも負けないわよ』
『はぁ。そう』
そして更に数日後、通話にて。
『アンタ、ゲーム……やった?』
恐る恐る聞くと、
『あれならお姉ちゃんにあげた』
『え? ……はああぁ!!?』
『生憎だけど、私、ゲームに興味は無いの』
『ちょ、ちょっと待ってよ! 1回ぐらいやってみてってば! そうすればきっと……!』
『……』
梓羽は数秒考えた後、
『わかった。じゃあこうしよう』
『え?』
『あなたが私のお姉ちゃんに勝てたら、やってあげる』
『姉……アンタの姉、名前は?』
『レイ。私が唯一、勝てない相手だよ』
ニコはその言葉を聞き、恐れを抱きつつも笑ってみせた。
『レイ……レイね。わかった。プレイヤーネーム・レイを片っ端からぶっ倒してやる!』
ニコは梓羽の顔を思い出し、笑う。
(あの化物が勝てない相手……そいつに勝とうって女が、こんなとこで負けてられるか……!)
ニコは右手1本でサーベルを構える。
「お? まだやる気かよ」
「当然! ニコちゃんはね! 追い込まれてからが本番なのよ!」
「いいねぇ。そうこなくっちゃなぁ!!」
映画のセットにでも使われていそうな西部時代劇風の街『ガンマンシティ』、2人はその街道で向かい合っていた。
「やっとアンタと戦えるわね。ずっと楽しみにしてた」
ニコもクレナイも、互いに歯を見せて笑っている。
「お互い銃を使わないピュアアタッカー。ま、意識すんなって方が無理な話だ」
ニコはサーベル逆手持ちの2刀流、クレナイは大剣1刀流。両者は同時にスラスター加速し、サーベルを合わせる。
「くっ!」
鍔迫り合いはクレナイが優勢だ。
「どうしたって、ウィングを装備しているオレの方が押し合いは強い!!」
言葉の通り、ニコはどんどん後退し、そのまま酒場の壁を突き破って酒場内まで押し込まれた。
しかし、この展開はニコの想定内。
「馬鹿ね。わざわざ狭い所に来ちゃってさ!」
「!?」
ニコは体を捻って鍔迫り合いを拒否、そのまま脛サーベルでクレナイの顔を狙う。クレナイは屈んで回避し、右足を振り上げ足裏から出したサーベルでニコを狙うが、ニコは右のシンサーベルでサーベルを受け流す。
クレナイはスラスター加速し、ニコの背後に回ろうとするも、狭い空間ゆえに全速力を出せず、ニコに簡単に反応されてしまう。
互いに両手両脚のサーベル全てを使い攻撃する。凄まじい轟音と共に両者弾き合い、距離ができる。
「最初の鍔迫り合いはわざとか。わざと自分を押し込ませ、建物の中に誘導し、オレのスラスターに制限を掛けた。狭い空間じゃ速度を出し過ぎると壁と衝突するからな」
「まぁね」
お互いシールドピースは使わない。なぜならサーベルをシールドピースで止めることはガードナーでもない限り不可能だからだ。サーベルの1撃はそれだけ重い。
「さぁ、いっくわよ!!」
ニコは飛び上がり、壁を蹴る。
「へぇ!」
ニコは体を回転させてクレナイに迫る。
「噂の回転斬りか!」
『独楽斬り』。
スラスターの出力を絶妙に調整し、体を高速回転させて斬りかかるニコの得意技。スライドステップも利用することで絶え間なく室内を縦横無尽に駆け回る。
一見単調な攻撃だが、あの独楽に手を出すのは至難。速度が凄まじいため照準は合わせづらく、体を回転させているため軌道は不規則。足を止めればあっという間に距離を詰められ斬られる。かといって何もしなければ一方的に削り切られる。
ニコの妙技に対する、クレナイの行動は――
「二流だな」
クレナイはウィングを起動させ、天井まで飛び上がった。
「!?」
「独楽の弱点はここだろ?」
天井を蹴り飛ばし、クレナイは加速。狙いはニコの脳天、独楽の死角。
「ちっ!!」
ニコは回転を止め、大剣の1撃を両手のサーベルで受けるが受けきれず、左腕を斬り落とされる。
「つぅ!?」
「そぅらもういっちょ!!」
クレナイは両足を上げ、両方の足からサーベルを出す。
(サマーソルト……!)
ニコは脛のサーベルでなんとか足サーベルは受け流し、距離を取る。
「つんよぉ……!」
独楽の弱点は頭上で間違いない。けれど、高速で移動するニコの頭上を狙って攻撃するなんて、常人では不可能な技だ。
クレナイのあまりの技術の高さにニコはつい笑みを漏らす。
「今になって、一騎打ちを受けたことを後悔したか? 生憎オレは、お前より格上だよ」
格上、ねぇ。とニコは目を細める。
(あっそ。それが何よ。アイツに比べたら、アンタなんて全然だっての……!)
ニコは思い出す。中学2年生の1月頃に出会ったある少女のことを。
その日、ニコは中学のはぐれ者と一緒にサボって空き教室でフルダイブ型格闘ゲームをやっていた。そしてニコ達が休憩のためログアウトし、現実に戻ってきた時、彼女はニコ達の前にいつの間にか立っていた。
その少女の名は古式梓羽。彼女は新生徒会長として、不良たちを矯正に来たのだった。
『サボっていないで授業に出てくれるかな? このままだとあなた達、留年するよ』
どこか上から目線な梓羽に、中2のニコは苛立ちを覚えた。
『コイツ生徒会長ですよニコ先輩……』
『や、やばくないっすか?』
取り巻き達の言葉は無視し、ニコは梓羽を睨む。
『留年なんてどうでもいいわ。あんなクソ教師共の言うことを聞くぐらいならね』
『あなたはどうでもよくても私は困るんだよ。同学年から留年者や退学者が出たら私の内申に関わる。――損得抜きで感情的な所で言えば、あなた達がどうなろうがどうでもいいけどね』
『……アンタムカつくわね』
『私のことはどう思ってくれてもいいから授業に出て』
『嫌よ』
梓羽は数秒考え、
『あなたが1番得意なものはなに?』
『はぁ?』
『もし、あなたの得意分野で私が勝ったら、私に絶対服従して。不良の世界って力が全てなんでしょ? だから、力で分からせてあげる』
あまりに舐め腐った態度にニコも冷静さを失い始める。
『上等よ! もしアンタが私にこの格ゲーで勝てたら、授業に出てやるわ!!!』
ニコの言葉にニコの取り巻き達は笑う。ニコがやっている格ゲー『RecklessFighter』はフルダイブ環境で戦うゲームであり、ニコはこのゲームで県大会を優勝している。負けることなどありえないと、誰もが思っていた。
――1人を除いて。
『いいよ。やろうか。貸して』
梓羽はニコの取り巻きからフルダイブ機器を借りる。
『はぁ? アンタ、このゲームやったことあるの?』
『無いけど、問題ない。フルダイブゲームなら感覚である程度わかるから』
『……負けてから勝負方法にケチつけないでよ』
調子に乗った優等生をボコす。そういう気概で勝負に挑んだ。
結果――ニコは梓羽に完敗した。
『なっ……!? は……!?』
手も足も出なかった。ゲージ技1つ出せない相手に、完膚なきまでに敗北した。
反射速度、思考速度、共に最高峰。圧倒的な才能に踏みつぶされた。
どんな相手でも……たとえ全国トップレベルのプレイヤー相手でも、ここまで完璧にやられたことはなかった。差がわからない程の差が、そこにはあった。
『つまらない』
梓羽はそう言ってフルダイブ機器を外した。
本当に、心底つまらなげにそう言う梓羽の横顔に――なぜかニコは惹かれた。
『セクハラ教師をぶん殴ったせいで、あなたが教師陣に嫌われていたことは知っている。安心して。あのクズはすでに排除したし、他の教師の誤解も全部解いた。もう、不当にあなたを攻撃する人間はいない』
『アンタ……なんなの?』
『古式梓羽。ただ、普通に生きたいだけの人間だよ』
明らかに普通ではないオーラを纏って、彼女はそう言った。ニコは生まれて初めて、他人に興味を持った。
それから数か月が経ち――ニコは彼女にインフェニティ・スペースを渡した。
『これ、あげるわよ』
『別にいらないけど』
『いいから受け取りなさいって! 私、このゲームで超強いから。今度はアンタにも負けないわよ』
『はぁ。そう』
そして更に数日後、通話にて。
『アンタ、ゲーム……やった?』
恐る恐る聞くと、
『あれならお姉ちゃんにあげた』
『え? ……はああぁ!!?』
『生憎だけど、私、ゲームに興味は無いの』
『ちょ、ちょっと待ってよ! 1回ぐらいやってみてってば! そうすればきっと……!』
『……』
梓羽は数秒考えた後、
『わかった。じゃあこうしよう』
『え?』
『あなたが私のお姉ちゃんに勝てたら、やってあげる』
『姉……アンタの姉、名前は?』
『レイ。私が唯一、勝てない相手だよ』
ニコはその言葉を聞き、恐れを抱きつつも笑ってみせた。
『レイ……レイね。わかった。プレイヤーネーム・レイを片っ端からぶっ倒してやる!』
ニコは梓羽の顔を思い出し、笑う。
(あの化物が勝てない相手……そいつに勝とうって女が、こんなとこで負けてられるか……!)
ニコは右手1本でサーベルを構える。
「お? まだやる気かよ」
「当然! ニコちゃんはね! 追い込まれてからが本番なのよ!」
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