3 / 10
挫折
しおりを挟む
それからアイリーンは病院で目を覚ました。
「良かったアイリーン!」
起きて直ぐ様抱き着いてきたのは幼馴染みのナタリーだった。
「ナタリー?」
状況が飲み込めず、ハテナマークが浮かぶアイリーン。
するとナタリーが言う。
「あなた3日も寝たままだったのよ。早くお父様とお母様にも知らせないと」
「えっそうだったの?」
「そうよ。みんな心配したんだから」
「ごめんなさい……」
「謝ることじゃないわ。早速、アイリーンのお父様とお母様を呼ばないと」
ナタリーはバタバタと出ていく。
そして、アイリーンがボーッと病室の窓を見ていると倒れる前の出来事がみるみるよみがえってきた。
「私……」
行くなと言われていた黒炎の龍の面接会場に行ったこと。
次々と現れる敵をなぎ倒すも壺を持った男に負けて殺されかけたこと。
ショーンが来て助けてくれたこと。
そして、魔術をかけられて異空間に飛んだこと。
倒れた先がナタリーの家でナタリーに会い、病院へと運ばれたこと。
1つ1つ思い出していく。
そして、ポツリと言う。
「私、負けたんだわ……」
壺を持った男に負けた。
おまけに絶対に弱味を見せたくなかった相手に助けて貰った。
自然と一筋の涙が溢れる。
ショーンが来てくれなければ服だけでなく、皮膚から内臓まで溶かされて死ぬ所だった。
初めての敗北。
これまで魔生物を使う相手とは戦ったことがなかった。
学校の男子生徒が全てで他の世界を知らなかった。
井の中の蛙、大海を知らず。
黒炎の龍に所属したら嫌でも、そんな相手に何人も遭遇することだろう。
アイリーンが外を眺めながら悔し泣きをしていると突然声が聞こえた。
「アイリーン!」
「アイリーン!大丈夫か?」
母と父だった。
「アイリーン無事で良かったわ」
「アイリーン目を覚ましてくれて良かった。だから父さんは騎士学校に通うなんて反対だったんだ」
母と父が駆け寄ってきた。
「お母さん、お父さん」
アイリーンは思わず両親に抱き着いてしまう。
「うわぁぁぁぁん」
子供のように泣きじゃくった。
「あらまぁ」
ホッとしたような表情を浮かべる母。
「どっどうしたんだ」
狼狽える父。
「私っ私っ……負けたの」
ボロボロ泣くアイリーン。
すると母がいつものように笑顔を見せた。
「良いのよ。良いのよ。アイリーンは頑張ったんだから」
「ち……違うの。私の慢心で負けたの」
「お母さんはアイリーンが無事に帰ってきてくれただけで良かったのよ」
「そうだ。アイリーンは頑張った。無事で何よりだ」
「うっうぅ……」
両親の優しさが身に沁みる。
暫くそのまま泣いていると母が尋ねた。
「ところで何があったの?」
アイリーンは涙を堪えながら答える。
「実は、黒炎の龍の面接で……」
「「黒炎の龍?!」」
両親が同時に声を出した。
黒炎の龍の噂は庶民にも行き渡っている。
かの有名な特効部隊だからだ。
「私、負けちゃったの……そこで殺されかけて……」
「殺されかけて?!」
母が叫び声のような声を上げる。
父は絶句している。
「ショッ……ショーンが助けてくれたの」
「ショーンに?」
ショーンのことは両親共に知っている。
小さい頃からの幼馴染みだからだ。
「そうか。ショーンが助けてくれたのか」
「う……うん」
「ショーンに御礼をしないとな」
「そうね。ショーンに御礼をしないと」
こうして家族はアイリーンの無事を祝した。
※※※
アイリーンは次の日退院になった。
体が無傷なのと意識が回復したためである。
退院の準備をしているとアイリーンは両親に呼ばれた。
2人共に昨日以上に神妙な面持ちをしている。
口火を切ったのは母からだった。
「あのね、アイリーン。お父さんともよく話し合ったんだけれど」
「話し合い?何の?」
テキパキと片付けながらアイリーンが聞く。
「アイリーンよく聞いてくれ」
父がそっとアイリーンの肩に手を置く。
その時、アイリーンは空気が変わったのを感じた。
「どうしたの?お父さん」
「アイリーン、私達今まで騎士学校のことも体術のことも応援していたけれど」
両親が目を合わせてアイリーンに言う。
「今回のことでもう見過ごせないってなったんだ」
「お母さん、お父さんどうゆうこと?」
話の流れが不穏になっていくのをアイリーンは感じた。
すると伏し目がちになった父が言う。
「単刀直入に言う」
「うん」
「騎士学校を辞めて、私達のキャベツ農家を継ぎなさい」
「え……?」
「その方があなたのためになるのよ」
いつの間にか母が涙ぐんでいた。
「学校の方にはもう連絡してある」
「嘘……」
アイリーンは呆然とした。
「今回のようにまた命が危険に曝されたとしたら私達……うぅ……」
母は泣き出してしまった。
「アイリーン、すまない。今までの努力を水の泡にするような事をして」
「嘘よ……嘘だわ……」
アイリーンの手は震え出した。
「ごめんよ、アイリーン。でも、私達の気持ちも分かって欲しいんだ」
父がギュッとアイリーンを抱き締めた。
「嘘よ!嘘よ!認めない!私が何で学校を辞めなくちゃいけないの!」
アイリーンが父の腕を剥がす。
「何で何でよ!勝手に決めて!私の今までの努力を何だと思っているの!」
アイリーンは信じたくなくて半狂乱となっていた。
「分かってくれアイリーン」
「分かってちょうだいアイリーン」
「お母さんもお父さんもどうかしてる!私はっ私はっ騎士になるんだから!」
すると騒ぎを聞き付けた看護師や医師が集まってきた。
「どうされましたか?」
「帰る。騎士学校に!」
アイリーンが荷物をまとめて帰ろうとした。
「それは出来ないんだアイリーン」
「ふざけないで!」
その時、アイリーンは父を突き飛ばした。
「うぐぅ……!」
父は失神してしまった。
すると母は叫んだ。
「誰かこの子を取り押さえて!」
果敢にも看護師達がアイリーンを取り押さえていこうとする。
しかし、アイリーンの力が強すぎて上手くいかない。
「帰るの!帰るの!私は!騎士学校に!」
アイリーンは暴れる。
するとますます人が増えていった。
「私は騎士になるんだから!」
なぎ倒される看護師や医師。
「暴れないで!」
「大人しくして、ね?」
「病棟205号室。緊急に院内中の看護師を呼んでくれ」
コールされると病院中の看護師や医師が集まってきた。
「何てことだ暴れ牛のようだ」
アイリーンの力に皆圧倒される。
しかしながら、病み上がりということもあり、一瞬の隙をつかれたアイリーンはとある医師によって抑制剤を打れた。
「うっ……!」
抑制剤を打たれたアイリーンはその場でまた倒れた。
そして、入院は1ヶ月も延びてしまった。
「良かったアイリーン!」
起きて直ぐ様抱き着いてきたのは幼馴染みのナタリーだった。
「ナタリー?」
状況が飲み込めず、ハテナマークが浮かぶアイリーン。
するとナタリーが言う。
「あなた3日も寝たままだったのよ。早くお父様とお母様にも知らせないと」
「えっそうだったの?」
「そうよ。みんな心配したんだから」
「ごめんなさい……」
「謝ることじゃないわ。早速、アイリーンのお父様とお母様を呼ばないと」
ナタリーはバタバタと出ていく。
そして、アイリーンがボーッと病室の窓を見ていると倒れる前の出来事がみるみるよみがえってきた。
「私……」
行くなと言われていた黒炎の龍の面接会場に行ったこと。
次々と現れる敵をなぎ倒すも壺を持った男に負けて殺されかけたこと。
ショーンが来て助けてくれたこと。
そして、魔術をかけられて異空間に飛んだこと。
倒れた先がナタリーの家でナタリーに会い、病院へと運ばれたこと。
1つ1つ思い出していく。
そして、ポツリと言う。
「私、負けたんだわ……」
壺を持った男に負けた。
おまけに絶対に弱味を見せたくなかった相手に助けて貰った。
自然と一筋の涙が溢れる。
ショーンが来てくれなければ服だけでなく、皮膚から内臓まで溶かされて死ぬ所だった。
初めての敗北。
これまで魔生物を使う相手とは戦ったことがなかった。
学校の男子生徒が全てで他の世界を知らなかった。
井の中の蛙、大海を知らず。
黒炎の龍に所属したら嫌でも、そんな相手に何人も遭遇することだろう。
アイリーンが外を眺めながら悔し泣きをしていると突然声が聞こえた。
「アイリーン!」
「アイリーン!大丈夫か?」
母と父だった。
「アイリーン無事で良かったわ」
「アイリーン目を覚ましてくれて良かった。だから父さんは騎士学校に通うなんて反対だったんだ」
母と父が駆け寄ってきた。
「お母さん、お父さん」
アイリーンは思わず両親に抱き着いてしまう。
「うわぁぁぁぁん」
子供のように泣きじゃくった。
「あらまぁ」
ホッとしたような表情を浮かべる母。
「どっどうしたんだ」
狼狽える父。
「私っ私っ……負けたの」
ボロボロ泣くアイリーン。
すると母がいつものように笑顔を見せた。
「良いのよ。良いのよ。アイリーンは頑張ったんだから」
「ち……違うの。私の慢心で負けたの」
「お母さんはアイリーンが無事に帰ってきてくれただけで良かったのよ」
「そうだ。アイリーンは頑張った。無事で何よりだ」
「うっうぅ……」
両親の優しさが身に沁みる。
暫くそのまま泣いていると母が尋ねた。
「ところで何があったの?」
アイリーンは涙を堪えながら答える。
「実は、黒炎の龍の面接で……」
「「黒炎の龍?!」」
両親が同時に声を出した。
黒炎の龍の噂は庶民にも行き渡っている。
かの有名な特効部隊だからだ。
「私、負けちゃったの……そこで殺されかけて……」
「殺されかけて?!」
母が叫び声のような声を上げる。
父は絶句している。
「ショッ……ショーンが助けてくれたの」
「ショーンに?」
ショーンのことは両親共に知っている。
小さい頃からの幼馴染みだからだ。
「そうか。ショーンが助けてくれたのか」
「う……うん」
「ショーンに御礼をしないとな」
「そうね。ショーンに御礼をしないと」
こうして家族はアイリーンの無事を祝した。
※※※
アイリーンは次の日退院になった。
体が無傷なのと意識が回復したためである。
退院の準備をしているとアイリーンは両親に呼ばれた。
2人共に昨日以上に神妙な面持ちをしている。
口火を切ったのは母からだった。
「あのね、アイリーン。お父さんともよく話し合ったんだけれど」
「話し合い?何の?」
テキパキと片付けながらアイリーンが聞く。
「アイリーンよく聞いてくれ」
父がそっとアイリーンの肩に手を置く。
その時、アイリーンは空気が変わったのを感じた。
「どうしたの?お父さん」
「アイリーン、私達今まで騎士学校のことも体術のことも応援していたけれど」
両親が目を合わせてアイリーンに言う。
「今回のことでもう見過ごせないってなったんだ」
「お母さん、お父さんどうゆうこと?」
話の流れが不穏になっていくのをアイリーンは感じた。
すると伏し目がちになった父が言う。
「単刀直入に言う」
「うん」
「騎士学校を辞めて、私達のキャベツ農家を継ぎなさい」
「え……?」
「その方があなたのためになるのよ」
いつの間にか母が涙ぐんでいた。
「学校の方にはもう連絡してある」
「嘘……」
アイリーンは呆然とした。
「今回のようにまた命が危険に曝されたとしたら私達……うぅ……」
母は泣き出してしまった。
「アイリーン、すまない。今までの努力を水の泡にするような事をして」
「嘘よ……嘘だわ……」
アイリーンの手は震え出した。
「ごめんよ、アイリーン。でも、私達の気持ちも分かって欲しいんだ」
父がギュッとアイリーンを抱き締めた。
「嘘よ!嘘よ!認めない!私が何で学校を辞めなくちゃいけないの!」
アイリーンが父の腕を剥がす。
「何で何でよ!勝手に決めて!私の今までの努力を何だと思っているの!」
アイリーンは信じたくなくて半狂乱となっていた。
「分かってくれアイリーン」
「分かってちょうだいアイリーン」
「お母さんもお父さんもどうかしてる!私はっ私はっ騎士になるんだから!」
すると騒ぎを聞き付けた看護師や医師が集まってきた。
「どうされましたか?」
「帰る。騎士学校に!」
アイリーンが荷物をまとめて帰ろうとした。
「それは出来ないんだアイリーン」
「ふざけないで!」
その時、アイリーンは父を突き飛ばした。
「うぐぅ……!」
父は失神してしまった。
すると母は叫んだ。
「誰かこの子を取り押さえて!」
果敢にも看護師達がアイリーンを取り押さえていこうとする。
しかし、アイリーンの力が強すぎて上手くいかない。
「帰るの!帰るの!私は!騎士学校に!」
アイリーンは暴れる。
するとますます人が増えていった。
「私は騎士になるんだから!」
なぎ倒される看護師や医師。
「暴れないで!」
「大人しくして、ね?」
「病棟205号室。緊急に院内中の看護師を呼んでくれ」
コールされると病院中の看護師や医師が集まってきた。
「何てことだ暴れ牛のようだ」
アイリーンの力に皆圧倒される。
しかしながら、病み上がりということもあり、一瞬の隙をつかれたアイリーンはとある医師によって抑制剤を打れた。
「うっ……!」
抑制剤を打たれたアイリーンはその場でまた倒れた。
そして、入院は1ヶ月も延びてしまった。
99
あなたにおすすめの小説
行き遅れにされた女騎士団長はやんごとなきお方に愛される
めもぐあい
恋愛
「ババアは、早く辞めたらいいのにな。辞めれる要素がないから無理か? ギャハハ」
ーーおーい。しっかり本人に聞こえてますからねー。今度の遠征の時、覚えてろよ!!
テレーズ・リヴィエ、31歳。騎士団の第4師団長で、テイム担当の魔物の騎士。
『テレーズを陰日向になって守る会』なる組織を、他の師団長達が作っていたらしく、お陰で恋愛経験0。
新人訓練に潜入していた、王弟のマクシムに外堀を埋められ、いつの間にか女性騎士団の団長に祭り上げられ、マクシムとは公認の仲に。
アラサー女騎士が、いつの間にかやんごとなきお方に愛されている話。
【完結】お見合いに現れたのは、昨日一緒に食事をした上司でした
楠結衣
恋愛
王立医務局の調剤師として働くローズ。自分の仕事にやりがいを持っているが、行き遅れになることを家族から心配されて休日はお見合いする日々を過ごしている。
仕事量が多い連休明けは、なぜか上司のレオナルド様と二人きりで仕事をすることを不思議に思ったローズはレオナルドに質問しようとするとはぐらかされてしまう。さらに夕食を一緒にしようと誘われて……。
◇表紙のイラストは、ありま氷炎さまに描いていただきました♪
◇全三話予約投稿済みです
顔も知らない旦那様に間違えて手紙を送ったら、溺愛が返ってきました
ラム猫
恋愛
セシリアは、政略結婚でアシュレイ・ハンベルク侯爵に嫁いで三年になる。しかし夫であるアシュレイは稀代の軍略家として戦争で前線に立ち続けており、二人は一度も顔を合わせたことがなかった。セシリアは孤独な日々を送り、周囲からは「忘れられた花嫁」として扱われていた。
ある日、セシリアは親友宛てに夫への不満と愚痴を書き連ねた手紙を、誤ってアシュレイ侯爵本人宛てで送ってしまう。とんでもない過ちを犯したと震えるセシリアの元へ、数週間後、夫から返信が届いた。
※この作品は、『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
※全部で四話になります。
十年間虐げられたお針子令嬢、冷徹侯爵に狂おしいほど愛される。
er
恋愛
十年前に両親を亡くしたセレスティーナは、後見人の叔父に財産を奪われ、物置部屋で使用人同然の扱いを受けていた。義妹ミレイユのために毎日ドレスを縫わされる日々——でも彼女には『星霜の記憶』という、物の過去と未来を視る特別な力があった。隠されていた舞踏会の招待状を見つけて決死の潜入を果たすと、冷徹で美しいヴィルフォール侯爵と運命の再会! 義妹のドレスが破れて大恥、叔父も悪事を暴かれて追放されるはめに。失われた伝説の刺繍技術を復活させたセレスティーナは宮廷筆頭職人に抜擢され、「ずっと君を探していた」と侯爵に溺愛される——
氷の騎士と契約結婚したのですが、愛することはないと言われたので契約通り離縁します!
柚屋志宇
恋愛
「お前を愛することはない」
『氷の騎士』侯爵令息ライナスは、伯爵令嬢セルマに白い結婚を宣言した。
セルマは家同士の政略による契約結婚と割り切ってライナスの妻となり、二年後の離縁の日を待つ。
しかし結婚すると、最初は冷たかったライナスだが次第にセルマに好意的になる。
だがセルマは離縁の日が待ち遠しい。
※小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
聖女の座を追われた私は田舎で畑を耕すつもりが、辺境伯様に「君は畑担当ね」と強引に任命されました
さら
恋愛
王都で“聖女”として人々を癒やし続けてきたリーネ。だが「加護が弱まった」と政争の口実にされ、無慈悲に追放されてしまう。行き場を失った彼女が選んだのは、幼い頃からの夢――のんびり畑を耕す暮らしだった。
ところが辺境の村にたどり着いた途端、無骨で豪胆な領主・辺境伯に「君は畑担当だ」と強引に任命されてしまう。荒れ果てた土地、困窮する領民たち、そして王都から伸びる陰謀の影。追放されたはずの聖女は、鍬を握り、祈りを土に注ぐことで再び人々に希望を芽吹かせていく。
「畑担当の聖女さま」と呼ばれながら笑顔を取り戻していくリーネ。そして彼女を真っ直ぐに支える辺境伯との距離も、少しずつ近づいて……?
畑から始まるスローライフと、不器用な辺境伯との恋。追放された聖女が見つけた本当の居場所は、王都の玉座ではなく、土と緑と温かな人々に囲まれた辺境の畑だった――。
【完結】何故こうなったのでしょう? きれいな姉を押しのけブスな私が王子様の婚約者!!!
りまり
恋愛
きれいなお姉さまが最優先される実家で、ひっそりと別宅で生活していた。
食事も自分で用意しなければならないぐらい私は差別されていたのだ。
だから毎日アルバイトしてお金を稼いだ。
食べるものや着る物を買うために……パン屋さんで働かせてもらった。
パン屋さんは家の事情を知っていて、毎日余ったパンをくれたのでそれは感謝している。
そんな時お姉さまはこの国の第一王子さまに恋をしてしまった。
王子さまに自分を売り込むために、私は王子付きの侍女にされてしまったのだ。
そんなの自分でしろ!!!!!
【完結】私たち白い結婚だったので、離婚してください
楠結衣
恋愛
田舎の薬屋に生まれたエリサは、薬草が大好き。薬草を摘みに出掛けると、怪我をした一匹の子犬を助ける。子犬だと思っていたら、領主の息子の狼獣人ヒューゴだった。
ヒューゴとエリサは、一緒に薬草採取に出掛ける日々を送る。そんなある日、魔王復活の知らせが世界を駆け抜け、神託によりヒューゴが勇者に選ばれることに。
ヒューゴが出立の日、エリサは自身の恋心に気づいてヒューゴに告白したところ二人は即結婚することに……!
「エリサを泣かせるなんて、絶対許さない」
「エリサ、愛してる!」
ちょっぴり鈍感で薬草を愛するヒロインが、一途で愛が重たい変態風味な勇者に溺愛されるお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる