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噂
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1ヶ月の時を経て、アイリーンは退院となった。
その頃には全てを諦め、両親の言う通りにするようになっていた。
そうしなければ閉鎖病棟で薬漬けになると脅されたからである。
アイリーンは両親の意向を受け継ぎ、騎士を諦めてキャベツ農家を継ぐこととなった。
※※※
それから3年の時が経過するーー。
キャベツ農家の朝は早い。
キャベツの水やりに雑草の抜き取り、収穫頃のキャベツの刈り取りに出荷に納品。
アイリーンもこの3年で仕事が板に着いた。
だがしかし、胸の奥ではまだ騎士への未練が残っており、あの屈辱の一戦を忘れられずに居た。
そして、新聞や噂で聞く黒炎の龍の活躍には自分との落差を感じて落ち込んだりもした。
そして、あの時負けていなければ、ショーンの力を借りずとも自分自身で勝てたなら、今頃黒炎の龍の一員として国のために働いていただろう。
そう思わざるを得なかった。
そんな風に思い悩む日々が続いたある時、アイリーンを訪ねにナタリーがやって来る。
アイリーンが仕事をしているとナタリーが声を掛けてきた。
「アイリーン、元気?」
「元気も元気!今日もキャベツが美味しいよ~。
お腹の赤ちゃんも元気?」
ナタリーはこの3年で結婚をし、現在妊娠5ヶ月の安定期真っ只中である。
「私も赤ちゃんも元気」
ナタリーがにっこりと笑う。でも、少しわざとらしく見えた。
「ん……?」
早速それに気が付くアイリーン。
するとナタリーがため息を吐いた。
「はぁ~分かっちゃう?」
「どうしたの?何かあった?」
アイリーンが心配そうな顔をする。するとナタリーがポツリポツリと話し始めた。
「旦那の仕事で知ったことなんだけど」
ナタリーの夫は官僚だ。アイリーンも手を止めた。
「うん。それで?」
「何か国境近くで隣国と揉めてるらしくて、近くに戦争になるかもしれないの」
「えっ……戦争?」
アイリーンは目を丸くした。ナタリーの顔はみるみる青ざめる。
「戦争何かが起こったりしたらこの地区も」
アイリーン達が住んでいるのは国境から100kmは優に越えている場所だ。
被害はさほど多くないと思われる。
「ここは国境から随分離れているわ。大丈夫よ。きっと」
アイリーンはナタリーを慰める。
「もうすぐ赤ちゃんが産まれてくるって言うのに」
ナタリーは涙ぐむ。
「大丈夫よ、大丈夫。戦争なんて起きないわ」
アイリーンは必死にナタリーを慰める。しかし逆効果なのかナタリーは泣き出してしまった。
「うっう……戦争が起きたりしたら、私っ私っ」
アイリーンはナタリーを抱き締めた。
「大丈夫。大丈夫。絶対、そんなこと起きないから」
「戦争は起きるのよ!だって聞いたもの!」
「大丈夫よ、ナタリー。落ち着いて」
「これがどうやって落ち着けるって言うのよ」
「ナタリー大丈夫。心配ないわ。私の目を見て」
アイリーンがナタリーを必死に宥める。
するとアイリーンの思いとは裏腹にナタリーはキツく睨んできた。
「あなたに何が分かるって言うの?何も知らないでしょう!特にショーンのことだって!」
「ショーン……?」
するとしまったという顔でナタリーは顔をしかめた。
「ショーンがどうしたの?」
消したくとも消せない思い出。
屈辱の一戦を呼び起こさせるその名前。
アイリーンが騎士を挫折したキッカケにもなった人物だ。
「ショーンは……ショーンは実は……」
「実は?」
「黒炎の龍の4番隊隊長になったの」
「!!」
衝撃の事実だった。
あの面接以降ショーンに会う機会は無かったがまさか黒炎の龍に所属しているとは知らなかった。
しかも4番隊といえば所謂特攻隊であり、戦の中で1番の最前線で戦わなければならない部隊だった。
「そうだったの。ははは教えてくれてありがとう」
乾いた笑いしか出てこなかった。
それと同時に沸々と沸き上がってきた感情があった。
その正体に気付くのにはまだ時間が必要だった。
「夫から聞いたの。なんと21歳という史上最年少で部隊の隊長になった男が居るって。名前はショーン・マクレイリー。
なんでも黒炎の龍では下剋上が可能なそうなの。ショーンは前任だった隊長を残忍なやり方で葬り去ったみたいで」
「そうなの。はははは。凄いわね」
アイリーンが棒読みで言う。
心の中では悔しさと嫉妬が渦を巻いていた。
ショーンの居る場所こそがアイリーンが目指していた場所であるからだ。
すると様子のおかしくなったアイリーンにナタリーは居たたまれなくなったのかソッとアイリーンの腕をすり抜けて行く。
「ごめんなさい、アイリーン。私情緒不安定だわね。今日はキャベツを1個だけ買っていくわね。さようなら」
「大丈夫よ。ナタリー。そんな日もあるわ。毎度ありがとうございました」
ナタリーが帰ったあともアイリーンは胸のモヤモヤが晴れずに居た。
※※※
1ヶ月後、ナタリーの言っていた事は的中した。
新聞の一面に軍が国境近くを攻めることが決まったらしいと載ったのだ。
事実上の戦争の始まり。
それはアイリーンにとって心を大きく揺さぶられる出来事だった。
元々は騎士を目指していた。
国のためなら死ねるとさえ思っていた。
なのに今はのうのうとキャベツ農家をして生きている。
ショーンは死の4番隊隊長になったというのに。
アイリーンは騎士養成学校に居た頃を思い出す。
男子生徒に果敢に向かっていった自分。
あの時の戦いの本能が疼き出しているのだ。
私も戦いたい。
そんなささやかな願いが芽生え始めたのだった。
その時だった。
家に怪文書が送られてきたのは。
暗号となっていたが、さほど難しいものではなかったのですぐに読めた。
そこには
「アイリーン・シュバイツァー。4月の3日夕刻モターリ川の河川敷で待つ。S.M」
とあった。
アイリーンはこれを果たし状として受け取った。
相手はどうやらショーンらしいことも分かった。
4月3日と言えば軍が攻め込むと宣言している前日だ。
アイリーンはこの決闘に勝てば騎士として
戦争に参加できるかもしれない、そう思ったのだった。
その頃には全てを諦め、両親の言う通りにするようになっていた。
そうしなければ閉鎖病棟で薬漬けになると脅されたからである。
アイリーンは両親の意向を受け継ぎ、騎士を諦めてキャベツ農家を継ぐこととなった。
※※※
それから3年の時が経過するーー。
キャベツ農家の朝は早い。
キャベツの水やりに雑草の抜き取り、収穫頃のキャベツの刈り取りに出荷に納品。
アイリーンもこの3年で仕事が板に着いた。
だがしかし、胸の奥ではまだ騎士への未練が残っており、あの屈辱の一戦を忘れられずに居た。
そして、新聞や噂で聞く黒炎の龍の活躍には自分との落差を感じて落ち込んだりもした。
そして、あの時負けていなければ、ショーンの力を借りずとも自分自身で勝てたなら、今頃黒炎の龍の一員として国のために働いていただろう。
そう思わざるを得なかった。
そんな風に思い悩む日々が続いたある時、アイリーンを訪ねにナタリーがやって来る。
アイリーンが仕事をしているとナタリーが声を掛けてきた。
「アイリーン、元気?」
「元気も元気!今日もキャベツが美味しいよ~。
お腹の赤ちゃんも元気?」
ナタリーはこの3年で結婚をし、現在妊娠5ヶ月の安定期真っ只中である。
「私も赤ちゃんも元気」
ナタリーがにっこりと笑う。でも、少しわざとらしく見えた。
「ん……?」
早速それに気が付くアイリーン。
するとナタリーがため息を吐いた。
「はぁ~分かっちゃう?」
「どうしたの?何かあった?」
アイリーンが心配そうな顔をする。するとナタリーがポツリポツリと話し始めた。
「旦那の仕事で知ったことなんだけど」
ナタリーの夫は官僚だ。アイリーンも手を止めた。
「うん。それで?」
「何か国境近くで隣国と揉めてるらしくて、近くに戦争になるかもしれないの」
「えっ……戦争?」
アイリーンは目を丸くした。ナタリーの顔はみるみる青ざめる。
「戦争何かが起こったりしたらこの地区も」
アイリーン達が住んでいるのは国境から100kmは優に越えている場所だ。
被害はさほど多くないと思われる。
「ここは国境から随分離れているわ。大丈夫よ。きっと」
アイリーンはナタリーを慰める。
「もうすぐ赤ちゃんが産まれてくるって言うのに」
ナタリーは涙ぐむ。
「大丈夫よ、大丈夫。戦争なんて起きないわ」
アイリーンは必死にナタリーを慰める。しかし逆効果なのかナタリーは泣き出してしまった。
「うっう……戦争が起きたりしたら、私っ私っ」
アイリーンはナタリーを抱き締めた。
「大丈夫。大丈夫。絶対、そんなこと起きないから」
「戦争は起きるのよ!だって聞いたもの!」
「大丈夫よ、ナタリー。落ち着いて」
「これがどうやって落ち着けるって言うのよ」
「ナタリー大丈夫。心配ないわ。私の目を見て」
アイリーンがナタリーを必死に宥める。
するとアイリーンの思いとは裏腹にナタリーはキツく睨んできた。
「あなたに何が分かるって言うの?何も知らないでしょう!特にショーンのことだって!」
「ショーン……?」
するとしまったという顔でナタリーは顔をしかめた。
「ショーンがどうしたの?」
消したくとも消せない思い出。
屈辱の一戦を呼び起こさせるその名前。
アイリーンが騎士を挫折したキッカケにもなった人物だ。
「ショーンは……ショーンは実は……」
「実は?」
「黒炎の龍の4番隊隊長になったの」
「!!」
衝撃の事実だった。
あの面接以降ショーンに会う機会は無かったがまさか黒炎の龍に所属しているとは知らなかった。
しかも4番隊といえば所謂特攻隊であり、戦の中で1番の最前線で戦わなければならない部隊だった。
「そうだったの。ははは教えてくれてありがとう」
乾いた笑いしか出てこなかった。
それと同時に沸々と沸き上がってきた感情があった。
その正体に気付くのにはまだ時間が必要だった。
「夫から聞いたの。なんと21歳という史上最年少で部隊の隊長になった男が居るって。名前はショーン・マクレイリー。
なんでも黒炎の龍では下剋上が可能なそうなの。ショーンは前任だった隊長を残忍なやり方で葬り去ったみたいで」
「そうなの。はははは。凄いわね」
アイリーンが棒読みで言う。
心の中では悔しさと嫉妬が渦を巻いていた。
ショーンの居る場所こそがアイリーンが目指していた場所であるからだ。
すると様子のおかしくなったアイリーンにナタリーは居たたまれなくなったのかソッとアイリーンの腕をすり抜けて行く。
「ごめんなさい、アイリーン。私情緒不安定だわね。今日はキャベツを1個だけ買っていくわね。さようなら」
「大丈夫よ。ナタリー。そんな日もあるわ。毎度ありがとうございました」
ナタリーが帰ったあともアイリーンは胸のモヤモヤが晴れずに居た。
※※※
1ヶ月後、ナタリーの言っていた事は的中した。
新聞の一面に軍が国境近くを攻めることが決まったらしいと載ったのだ。
事実上の戦争の始まり。
それはアイリーンにとって心を大きく揺さぶられる出来事だった。
元々は騎士を目指していた。
国のためなら死ねるとさえ思っていた。
なのに今はのうのうとキャベツ農家をして生きている。
ショーンは死の4番隊隊長になったというのに。
アイリーンは騎士養成学校に居た頃を思い出す。
男子生徒に果敢に向かっていった自分。
あの時の戦いの本能が疼き出しているのだ。
私も戦いたい。
そんなささやかな願いが芽生え始めたのだった。
その時だった。
家に怪文書が送られてきたのは。
暗号となっていたが、さほど難しいものではなかったのですぐに読めた。
そこには
「アイリーン・シュバイツァー。4月の3日夕刻モターリ川の河川敷で待つ。S.M」
とあった。
アイリーンはこれを果たし状として受け取った。
相手はどうやらショーンらしいことも分かった。
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