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第1章:希代の聖女
第16話 間に合わせのドレス
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屋敷に戻った私を、レイチェルたちが微笑んで迎えてくれた。
「お嬢様、あんなに動くことがおできになるんですね」
「三年間、ああやって稽古を付けられてましたからね。
貴族令嬢としては、はしたないことかもしれませんが……でも身体を目いっぱい動かすので、とっても気持ちが良いんですよ?」
「ですが、普段はああいった行動は控えてくださいね。
社交界で悪い噂が立ちますので。
いざという時でも、お嬢様の身は兵士たちが守ります。
お嬢様は公爵令嬢である自覚を忘れぬよう心がけてください」
「ええ、わかっています。これはあくまでも、父娘のスキンシップですから!」
お父さんが楽しい。私も楽しい。ただそれだけの時間だ。護身術なんて、ただの方便に過ぎない。
農家の娘だったころなら、この腕前を生かして何かをできたかもしれない。
けれど、公爵家に引き取られたなら使う機会はないだろう。
前回の人生でも、実際に使うことはなかったし。
レイチェルが微笑んで頷いた。
「御理解頂けてるなら構いません――さぁ、乱れた髪を整えましょう」
私はレイチェルに背中を押されて部屋に戻っていった。
部屋で本を読んでいると、レイチェルがお母様と一緒にやってきた。
「お嬢様、ドレスが到着しました」
侍女たちが包みを開けると、中から若葉色のエプロンドレスが出てきた。
さっそく法衣を脱いでドレスを着こんでいく。
お母様が嬉しそうに声を上げる。
「あら、思ったより良く似合ってるわね。急いで用意した割に、悪くないじゃない。
どう? シトラス。窮屈な所はあるかしら?」
私は腕を軽く動かしてみたけれど、問題はないみたいだった。
「大丈夫です、お母様。これからはこれが普段着になるのですか?」
「そうね、きちんと発注したものが届くまで、普段着の一着になるわ。
でもやっぱりレディメイドだと作りが甘いわね……そこは仕方がないと割り切りましょう」
……いや、充分立派なドレスだと思うんだけど。
だって普段着だよ? 着心地以上の何を求めるの?
結局、十着以上あったドレスはどれも問題なく、数着あったネグリジェも問題は見つからなかった。
ただしどれもお母様の反応は微妙で「やっぱりオーダーメイドには勝てないわね」とつぶやいていた。
お母様、どこまで服装に拘るの……。
普段着なんて動くのに邪魔にならなければ、もうそれでいいと思うんだけど。
私は最初に試着した若草色のエプロンドレスを着直していた。
頭にレースとリボンのヘッドドレスを付けられ、「これで完成ですね」とレイチェルは満足げだ。
私はヘッドドレスを手で触りながらレイチェルに尋ねる。
「これは必要な物なのですか?」
「もちろんです! お嬢様の可憐さを演出するのに必要な一品です!」
可憐な女子は格闘術の稽古なんてしないと思うけどなぁ……。
お母様が時計に目を走らせた。
「あら、うっかり時間を忘れてしまったわね。そろそろお昼じゃないの。
アンリも待ち侘びてるわ。一緒にダイニングに行きましょう」
****
アンリ兄様の部屋の扉をノックする。
「お兄様、そろそろお昼ですわよ?」
中に居たアンリ兄様がこちらに振り向いた――と、同時に硬直していた。
傍に居た講師が「では、本日はこれまでとします」と言って部屋から出ていったけど、アンリ兄様は私を見て固まったまま動かない。
「お兄様? どうかなさったの? 先ほどから動きが止まってらしてよ?」
私が小首を傾げて尋ねると、アンリ兄様はハッとしたようにあわてて応えてくる。
「なんでもない! なんでもないが……その……よく、似あっているな」
「ありがとうございます! さぁ、一緒にダイニングに行きましょう!」
私は部屋の中に入ってアンリ兄様に駆け寄り、その手を引っ張った。
……こうでもしないと、アンリ兄様が動きそうにないんだよね。
私はお腹が空いてるんだよ! あいむはんぐりー!
成長期をなめるなよ?! もたもたしてたら、お腹と背中がくっつくよ?!
ぐいぐいとアンリ兄様の腕を引っ張り、廊下で待っていたお母様と合流する。
お母様は微笑ましそうに私とアンリ兄様を見つめていた。
「あらあら、仲が良いわね。それじゃあ下に行きましょうか」
「はい、お母様!」
****
……見られてる。
昼食の間中、私は視線を感じていた。
視線の主――アンリ兄様の顔に目を走らせると、さっと目をそらされてしまう。
そして私が視線を元に戻すと、また私は視線を感じるようになるのだ。
……何がしたいんだい、アンリ公爵令息。
そんなにこの服装、変だったかなぁ?
でもお母様とレイチェルは特にそんなことを言ってなかったしなぁ?
私は困惑しながら黙々と昼食を口に運んでいった。
お母様もどこか困ったように微笑みながら、アンリ兄様を見ているようだった。
急にお父様の侍従がダイニングにやってきて、お母様に告げる。
「奥様、先触れが参りました。
午後から旦那様が陛下とラファエロ殿下、そしてダヴィデ殿下を連れてこちらに戻られるそうです」
「なんですって?! 聞いてないわよ、突然過ぎないかしら?!」
私は思わずカトラリーを手から落としていた。
国王陛下とラファエロ殿下――今、最も会いたくない相手だ。
こっちはあの人たちに処刑された記憶が鮮明に残ってるんだぞ?!
せめてもう少しトラウマを忘れる時間的猶予と、覚悟を決める時間くらいは欲しい!
私の顔を見たお母様が、眉をひそめて告げてくる。
「ああ、そんなに青い顔をしなくて大丈夫よ。
シトラスは部屋にこもって居なさい。陛下たちには、あなたの具合が悪いと伝えておくわ。
――アンリ、あなたは私たちと一緒に陛下たちへ対応するわよ。着替えてらっしゃい」
もう先触れの使者が来たということは、一時間もしないうちに陛下たちがこの家に来るということだ。もたもたしている暇はない。
私たちはあわただしく昼食を済ませて、それぞれが支度を始めた。
「お嬢様、お部屋に戻りましょう」
レイチェルに促され、私は無言で頷いた。
部屋の中から様子を伺っていると、遠くに騎士たちに囲まれた馬車が見えた。
……本当に来ちゃったか。
落ち着かない気分で私はため息をついた。
本を読もうにも、内容が頭に入ってこない。
かといってベッドに入ってうっかり寝てしまえば、あの処刑された日の悪夢を見てしまいそうで、それも嫌だった。
仕方なく、カーテンに身を隠しながら再び外の様子を伺うことにした。
陛下たちの馬車が近づいてくるにつれて、動悸が激しくなっていく。
手に嫌な汗をかいているのに気が付いて、深呼吸をして自分に言い聞かせる。
あれはまだ、私を殺した国王たちじゃない。
いつか私を殺す人たちかもしれないけれど、今はまだ殺意のない人たちだ。
怖がる必要なんて、ないはずだ。
ついに馬車が屋敷の前にやってきて、私の部屋からは見えなくなった。
私は心の逃げ場を見失って、必死に聖神様への祈りに逃避していた。
「お嬢様、横になられてはいかがですか? お顔の色が悪いですよ」
「……今は横にもなりたくないの。大丈夫、聖神様に祈りを捧げていれば、少しだけマシだから」
私は椅子に座りながら、無心で祈りを捧げ続けていた。
****
「シトラス、少しいいかな」
顔を上げると、いつのまにか部屋の入り口にお父様が立っていた。
眉をひそめ、とても申し訳なさそうな顔をしている。
――嫌な予感がした。
「陛下が、どうしても君に会いたいと言って聞かなくてね。
放っておくとこの部屋にやってきてしまいそうなんだ。
シトラスの体調が悪いことは伝えたんだが……まったく困った方だよ」
つまり私は、陛下たちの居る部屋に行くか、この部屋で陛下たちを待つかの二択を迫られたのだ。
「……陛下たちは貴賓室にいらっしゃるのかしら。でしたら私がそちらに参ります」
この部屋に踏み込まれたら、それこそ逃げ場が無くなって追い込まれてしまう。
そんな状況には耐えられる気がしなくて、仕方なく顔を見せる決意をした。
お父様が私の肩に触れ、優しく告げてくる。
「すまないシトラス。だが無理はしなくていい。具合が酷くなったら、すぐに言うんだよ」
「はい、お父様」
私は口を引き結んで、引き返していくお父様の背中を追っていった。
「お嬢様、あんなに動くことがおできになるんですね」
「三年間、ああやって稽古を付けられてましたからね。
貴族令嬢としては、はしたないことかもしれませんが……でも身体を目いっぱい動かすので、とっても気持ちが良いんですよ?」
「ですが、普段はああいった行動は控えてくださいね。
社交界で悪い噂が立ちますので。
いざという時でも、お嬢様の身は兵士たちが守ります。
お嬢様は公爵令嬢である自覚を忘れぬよう心がけてください」
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農家の娘だったころなら、この腕前を生かして何かをできたかもしれない。
けれど、公爵家に引き取られたなら使う機会はないだろう。
前回の人生でも、実際に使うことはなかったし。
レイチェルが微笑んで頷いた。
「御理解頂けてるなら構いません――さぁ、乱れた髪を整えましょう」
私はレイチェルに背中を押されて部屋に戻っていった。
部屋で本を読んでいると、レイチェルがお母様と一緒にやってきた。
「お嬢様、ドレスが到着しました」
侍女たちが包みを開けると、中から若葉色のエプロンドレスが出てきた。
さっそく法衣を脱いでドレスを着こんでいく。
お母様が嬉しそうに声を上げる。
「あら、思ったより良く似合ってるわね。急いで用意した割に、悪くないじゃない。
どう? シトラス。窮屈な所はあるかしら?」
私は腕を軽く動かしてみたけれど、問題はないみたいだった。
「大丈夫です、お母様。これからはこれが普段着になるのですか?」
「そうね、きちんと発注したものが届くまで、普段着の一着になるわ。
でもやっぱりレディメイドだと作りが甘いわね……そこは仕方がないと割り切りましょう」
……いや、充分立派なドレスだと思うんだけど。
だって普段着だよ? 着心地以上の何を求めるの?
結局、十着以上あったドレスはどれも問題なく、数着あったネグリジェも問題は見つからなかった。
ただしどれもお母様の反応は微妙で「やっぱりオーダーメイドには勝てないわね」とつぶやいていた。
お母様、どこまで服装に拘るの……。
普段着なんて動くのに邪魔にならなければ、もうそれでいいと思うんだけど。
私は最初に試着した若草色のエプロンドレスを着直していた。
頭にレースとリボンのヘッドドレスを付けられ、「これで完成ですね」とレイチェルは満足げだ。
私はヘッドドレスを手で触りながらレイチェルに尋ねる。
「これは必要な物なのですか?」
「もちろんです! お嬢様の可憐さを演出するのに必要な一品です!」
可憐な女子は格闘術の稽古なんてしないと思うけどなぁ……。
お母様が時計に目を走らせた。
「あら、うっかり時間を忘れてしまったわね。そろそろお昼じゃないの。
アンリも待ち侘びてるわ。一緒にダイニングに行きましょう」
****
アンリ兄様の部屋の扉をノックする。
「お兄様、そろそろお昼ですわよ?」
中に居たアンリ兄様がこちらに振り向いた――と、同時に硬直していた。
傍に居た講師が「では、本日はこれまでとします」と言って部屋から出ていったけど、アンリ兄様は私を見て固まったまま動かない。
「お兄様? どうかなさったの? 先ほどから動きが止まってらしてよ?」
私が小首を傾げて尋ねると、アンリ兄様はハッとしたようにあわてて応えてくる。
「なんでもない! なんでもないが……その……よく、似あっているな」
「ありがとうございます! さぁ、一緒にダイニングに行きましょう!」
私は部屋の中に入ってアンリ兄様に駆け寄り、その手を引っ張った。
……こうでもしないと、アンリ兄様が動きそうにないんだよね。
私はお腹が空いてるんだよ! あいむはんぐりー!
成長期をなめるなよ?! もたもたしてたら、お腹と背中がくっつくよ?!
ぐいぐいとアンリ兄様の腕を引っ張り、廊下で待っていたお母様と合流する。
お母様は微笑ましそうに私とアンリ兄様を見つめていた。
「あらあら、仲が良いわね。それじゃあ下に行きましょうか」
「はい、お母様!」
****
……見られてる。
昼食の間中、私は視線を感じていた。
視線の主――アンリ兄様の顔に目を走らせると、さっと目をそらされてしまう。
そして私が視線を元に戻すと、また私は視線を感じるようになるのだ。
……何がしたいんだい、アンリ公爵令息。
そんなにこの服装、変だったかなぁ?
でもお母様とレイチェルは特にそんなことを言ってなかったしなぁ?
私は困惑しながら黙々と昼食を口に運んでいった。
お母様もどこか困ったように微笑みながら、アンリ兄様を見ているようだった。
急にお父様の侍従がダイニングにやってきて、お母様に告げる。
「奥様、先触れが参りました。
午後から旦那様が陛下とラファエロ殿下、そしてダヴィデ殿下を連れてこちらに戻られるそうです」
「なんですって?! 聞いてないわよ、突然過ぎないかしら?!」
私は思わずカトラリーを手から落としていた。
国王陛下とラファエロ殿下――今、最も会いたくない相手だ。
こっちはあの人たちに処刑された記憶が鮮明に残ってるんだぞ?!
せめてもう少しトラウマを忘れる時間的猶予と、覚悟を決める時間くらいは欲しい!
私の顔を見たお母様が、眉をひそめて告げてくる。
「ああ、そんなに青い顔をしなくて大丈夫よ。
シトラスは部屋にこもって居なさい。陛下たちには、あなたの具合が悪いと伝えておくわ。
――アンリ、あなたは私たちと一緒に陛下たちへ対応するわよ。着替えてらっしゃい」
もう先触れの使者が来たということは、一時間もしないうちに陛下たちがこの家に来るということだ。もたもたしている暇はない。
私たちはあわただしく昼食を済ませて、それぞれが支度を始めた。
「お嬢様、お部屋に戻りましょう」
レイチェルに促され、私は無言で頷いた。
部屋の中から様子を伺っていると、遠くに騎士たちに囲まれた馬車が見えた。
……本当に来ちゃったか。
落ち着かない気分で私はため息をついた。
本を読もうにも、内容が頭に入ってこない。
かといってベッドに入ってうっかり寝てしまえば、あの処刑された日の悪夢を見てしまいそうで、それも嫌だった。
仕方なく、カーテンに身を隠しながら再び外の様子を伺うことにした。
陛下たちの馬車が近づいてくるにつれて、動悸が激しくなっていく。
手に嫌な汗をかいているのに気が付いて、深呼吸をして自分に言い聞かせる。
あれはまだ、私を殺した国王たちじゃない。
いつか私を殺す人たちかもしれないけれど、今はまだ殺意のない人たちだ。
怖がる必要なんて、ないはずだ。
ついに馬車が屋敷の前にやってきて、私の部屋からは見えなくなった。
私は心の逃げ場を見失って、必死に聖神様への祈りに逃避していた。
「お嬢様、横になられてはいかがですか? お顔の色が悪いですよ」
「……今は横にもなりたくないの。大丈夫、聖神様に祈りを捧げていれば、少しだけマシだから」
私は椅子に座りながら、無心で祈りを捧げ続けていた。
****
「シトラス、少しいいかな」
顔を上げると、いつのまにか部屋の入り口にお父様が立っていた。
眉をひそめ、とても申し訳なさそうな顔をしている。
――嫌な予感がした。
「陛下が、どうしても君に会いたいと言って聞かなくてね。
放っておくとこの部屋にやってきてしまいそうなんだ。
シトラスの体調が悪いことは伝えたんだが……まったく困った方だよ」
つまり私は、陛下たちの居る部屋に行くか、この部屋で陛下たちを待つかの二択を迫られたのだ。
「……陛下たちは貴賓室にいらっしゃるのかしら。でしたら私がそちらに参ります」
この部屋に踏み込まれたら、それこそ逃げ場が無くなって追い込まれてしまう。
そんな状況には耐えられる気がしなくて、仕方なく顔を見せる決意をした。
お父様が私の肩に触れ、優しく告げてくる。
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私は口を引き結んで、引き返していくお父様の背中を追っていった。
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