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第2章:聖女認定の儀式
第28話 聖女の資格
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私はコッツィ司祭と共に、迷うことなく診療所へ駆けこんでいく。
診察台には、腹部から血を流している男性が力なく横たわっていた。
傍にいる医師が諦めたような表情でコッツィ司祭に告げる。
「腹部を深く刃物で刺されています。もう長くはもたないでしょう」
この手の傷を治療する技術を、この医師は持たない。
この医師は薬の処方は得意だけれど、外傷を癒すことは苦手な人だった。
そんな技術を持った医師は希少な人材、高額で高位貴族が囲ってしまう。
こんな場所に来てくれる医師に、そんな人材はいないのだ。
コッツィ司祭も怪我人の様態をすぐに把握し、縋るような目を私に向けた。
私はその視線を、微笑んで受け止める。
「任せてください――≪慈愛の癒し≫!」
たちまち怪我人を白い光が包み込み、やがて光が消えると怪我人が穏やかな寝息を立てていた。
あわてて医師が怪我人の状態を確認していく。
「怪我が……完全にふさがってる?! どういうことですか?!」
コッツィ司祭は安心したように深いため息をついてから、医師に事情を説明する。
「こちらは聖女シトラス様だ。偶然礼拝堂にいらしていたので、ここに来ていただいた。
今のは聖女が使う癒しの奇跡、もうその患者は大丈夫だろう」
医師は呆然と私を見つめていた。
その視線にも覚えがある。十年前にも、同じ視線を受けたのだ。
私は微笑みでその視線を受け止めた。
「その方が助かってよかったですわ。
この奇跡は一日に何度も使える力ではありません。
ですが重傷の方がいらしたら、いつでもご相談ください。
今はエルメーテ公爵家の別邸にいますわ」
私は感謝を述べるコッツィ司祭や医師と別れ、その場を後にした。
****
公爵家別邸へ戻る道で、アンリ兄様が小さな声でぽつりとつぶやく。
「シトラスは、前回の人生でもああやって人々を救っていたのか?」
「ええ、そうですわよ?
貴族社会からはじきだされた私は、空いている時間をあそこで過ごしましたわ。
エリゼオ公爵家に居ても居心地が悪かったですし、私にとっては憩いの場所でしたわね」
「だがエリゼオ公爵領は王都から少し離れるだろう。
なのに王都にずっと居たというのか?」
エリゼオ公爵家の鼻つまみ者だった私は、本邸から追い出されるように王都の別邸に押し込まれていた。
元々、宰相が命じるままに戦地に向かっていた私は、戦地以外では王都に居る時間の方が長かったのだ。
王都で貧民区画の住民を救済しつつ、命令があれば軍に同行して戦地の負傷者を癒して回った。
同行する軍の任務が終われば軍と共に王都に戻ってくる。
そんな十年だった。
「今回もそんな人生を送るつもりか?」
「どういう意味でして?
今回は宰相の思い通りにはさせませんわよ?」
私はアンリ兄様を見上げ、小首を傾げた。
「あんなことをしては、あの場所に運び込まれる怪我人を癒してくれと頼まれ続けるだろう。
お前の時間が、民の救済で食い潰されることになる。
それで構わないと言うのか?」
私はもう一度、小首を傾げた。
「目の前に救いを求める人が居て、私には救う力がある。
ならば何を悩むことがあるのでしょうか。
確かに一日に何人も命の危機を救うことはできませんが、それでも救える命があれば、迷う必要はないと思いますわ」
「……そうか、やはりお前は聖女なのだな」
どういう意味だろう?
「お兄様? 仰る意味が分かりません。
私が聖女であることを、お兄様はご存じですよね?」
「お前は聖女になるべくしてなったのだと、思い知っただけだ。
この時代にお前以上に相応しい人間が居ないというのも、納得できるというものだ」
そうなの? なにがどうなったらそんな考えになるのだろう?
誰だって困っている人が目の前に居たら、手を差し伸べたくならない?
私が眉をひそめてアンリ兄様を見上げていると、優しい微笑みが返ってきた。
「十七歳で処刑された記憶があると言うのに、お前の心は七歳の少女のように無垢なままなのだな。
だがそれでは今回も、お前が救済ですり潰されてしまうだろう。
私たちはそれを認めることはできない。
――父上に相談してみよう。あの場所に腕の良い医師を派遣できれば、お前の負担を減らせるはずだ」
認めることが出来ない? どういうこと?
聖女が人を救うのは、当たり前の事だよ?
私は小首を傾げながら、公爵家別邸へと戻っていった。
****
夕食の席で、アンリ兄様がお父様に今日の出来事を報告していた。
「――ですので、父上の伝手で軍医を派遣することはできませんか。
このままではシトラスの生活に影響が出ます」
お父様がしっかりと頷いた。
「そういうことであれば、手配してみせよう。
これから公爵令嬢として生きるシトラスが、貧民区画に出入りするのも決して良いこととは言えない。
――シトラス、今後その場所に行きたければ、私の許可を得てからにして欲しい」
「ですがお父様! あの場所は王都で最も聖神様の力が強い場所ですわ!
聖女が足を運ぶ場所として、決して間違った場所とは言えないはずです!」
お父様が優しい微笑みで私に告げてくる。
「救えない民が出ることを恐れているのか?
だが軍医が充分な物資を用意されれば、今日のような傷を治療して救うことは可能だ。
その手配も含めて、私に任せて欲しい。
決して足を運ぶなとは言わないが、今後はなるべく控えるんだ」
お父様の決定は変わらないみたいだ。
私は憩いの場を奪われたように感じて、肩を落として頷いた。
「わかりました……」
「そう落ち込むことはない。
たとえば、グレゴリオ最高司祭と共に慰安する名目でなら、その場所に行っても構わない。
建前を用意出来れば良い、という話だ。
建前もなくそんな場所に通っていては、悪い噂の元になるだろう。
お前は公爵令嬢なのだということを、忘れないで欲しい」
そうか、公爵令嬢は貧民区画なんて普通は行かないもんね。
私も聞いたことがなかったし。
公爵令嬢として恥ずかしくない行動をとると決めたのだから、これは諦めないといけないことなのだろうな。
「はい、わかりました」
「わかってくれて嬉しいよ。
三日後の儀式まで、大きな騒動は起こさないでいて欲しい。
明日は大人しく、家の中に居なさい」
****
二日後の午前、グレゴリオ最高司祭が別邸にやってきた。
私は応接間に呼ばれ、グレゴリオ最高司祭の正面に腰を下ろす。
「本日はどうなさったの?」
「コッツィ司祭から話を聞いたのですが、貧民区画で奇跡を起こされたとか。
一度私もそれを拝見できればと思い、こうして参りました」
となると、今日はあの場所に行ける!
「ええ! もちろんよろしいですわ! 今すぐお父様に許可を頂いてきますね!」
貧民区画の礼拝堂で、私は再び祈りを捧げ、奇跡を起こしてみせていた。
呆然とするグレゴリオ最高司祭の手に、私は花びらを一枚手渡す。
「いかがですか、この場所が神聖な場所だとご理解いただけました?」
「いやはや……聖水の力を借りずに奇跡を起こすとは、なんとも不思議な場所ですな」
「その聖水ですけれど、あれはどういったものなのですか?
私は儀式で飲んだ時以外、見たことがないのです」
グレゴリオ最高司祭が、小声で聖水について説明してくれた。
あの聖水は、聖玉を水に浸して作るものらしい。
聖玉自体が国宝として厳重に管理されているので、聖水を作る事は簡単にはできない。
聖女認定の儀式以外では、まず作ることはないという話だった。
「ですので、聖水の力は聖玉の力と言い換えてもよい代物です。
それを使わずに奇跡を起こせるのですから、この場所そのものに聖玉に等しい力があるのかもしれません」
「そんな場所があるだなんて不思議ですわね。
この礼拝堂になにか、いわれはないのですか?」
「この場所と関係があるかはわかりませんが、かつて聖玉を作った場所が、王都のどこかにあったと言われています。
すでにその場所は失伝してしまい、現在は便宜上、聖教会の本堂で作られた事になっています。
もしここで聖玉が作られたのであれば、新しい聖玉をここで作る事も可能かもしれませんな」
新しい聖玉か、それは今まで考えたことが無かったな。
今の聖玉が力を失いつつあるなら、新しい聖玉で封印を強化することはできるのかもしれない。
この気づきはとても大きなものに思えた。
あとは聖玉の作り方がわかれば、魔神復活を阻止できるかもしれない。
だけどそれも失伝してしまって、わからないようだった。
「お力になれず、申し訳ありません」
「いえ、失伝しているなら仕方ありませんわ。
ですがこの情報は私たちにとって大切なものに思えます。
今は秘密にしておきましょう」
診察台には、腹部から血を流している男性が力なく横たわっていた。
傍にいる医師が諦めたような表情でコッツィ司祭に告げる。
「腹部を深く刃物で刺されています。もう長くはもたないでしょう」
この手の傷を治療する技術を、この医師は持たない。
この医師は薬の処方は得意だけれど、外傷を癒すことは苦手な人だった。
そんな技術を持った医師は希少な人材、高額で高位貴族が囲ってしまう。
こんな場所に来てくれる医師に、そんな人材はいないのだ。
コッツィ司祭も怪我人の様態をすぐに把握し、縋るような目を私に向けた。
私はその視線を、微笑んで受け止める。
「任せてください――≪慈愛の癒し≫!」
たちまち怪我人を白い光が包み込み、やがて光が消えると怪我人が穏やかな寝息を立てていた。
あわてて医師が怪我人の状態を確認していく。
「怪我が……完全にふさがってる?! どういうことですか?!」
コッツィ司祭は安心したように深いため息をついてから、医師に事情を説明する。
「こちらは聖女シトラス様だ。偶然礼拝堂にいらしていたので、ここに来ていただいた。
今のは聖女が使う癒しの奇跡、もうその患者は大丈夫だろう」
医師は呆然と私を見つめていた。
その視線にも覚えがある。十年前にも、同じ視線を受けたのだ。
私は微笑みでその視線を受け止めた。
「その方が助かってよかったですわ。
この奇跡は一日に何度も使える力ではありません。
ですが重傷の方がいらしたら、いつでもご相談ください。
今はエルメーテ公爵家の別邸にいますわ」
私は感謝を述べるコッツィ司祭や医師と別れ、その場を後にした。
****
公爵家別邸へ戻る道で、アンリ兄様が小さな声でぽつりとつぶやく。
「シトラスは、前回の人生でもああやって人々を救っていたのか?」
「ええ、そうですわよ?
貴族社会からはじきだされた私は、空いている時間をあそこで過ごしましたわ。
エリゼオ公爵家に居ても居心地が悪かったですし、私にとっては憩いの場所でしたわね」
「だがエリゼオ公爵領は王都から少し離れるだろう。
なのに王都にずっと居たというのか?」
エリゼオ公爵家の鼻つまみ者だった私は、本邸から追い出されるように王都の別邸に押し込まれていた。
元々、宰相が命じるままに戦地に向かっていた私は、戦地以外では王都に居る時間の方が長かったのだ。
王都で貧民区画の住民を救済しつつ、命令があれば軍に同行して戦地の負傷者を癒して回った。
同行する軍の任務が終われば軍と共に王都に戻ってくる。
そんな十年だった。
「今回もそんな人生を送るつもりか?」
「どういう意味でして?
今回は宰相の思い通りにはさせませんわよ?」
私はアンリ兄様を見上げ、小首を傾げた。
「あんなことをしては、あの場所に運び込まれる怪我人を癒してくれと頼まれ続けるだろう。
お前の時間が、民の救済で食い潰されることになる。
それで構わないと言うのか?」
私はもう一度、小首を傾げた。
「目の前に救いを求める人が居て、私には救う力がある。
ならば何を悩むことがあるのでしょうか。
確かに一日に何人も命の危機を救うことはできませんが、それでも救える命があれば、迷う必要はないと思いますわ」
「……そうか、やはりお前は聖女なのだな」
どういう意味だろう?
「お兄様? 仰る意味が分かりません。
私が聖女であることを、お兄様はご存じですよね?」
「お前は聖女になるべくしてなったのだと、思い知っただけだ。
この時代にお前以上に相応しい人間が居ないというのも、納得できるというものだ」
そうなの? なにがどうなったらそんな考えになるのだろう?
誰だって困っている人が目の前に居たら、手を差し伸べたくならない?
私が眉をひそめてアンリ兄様を見上げていると、優しい微笑みが返ってきた。
「十七歳で処刑された記憶があると言うのに、お前の心は七歳の少女のように無垢なままなのだな。
だがそれでは今回も、お前が救済ですり潰されてしまうだろう。
私たちはそれを認めることはできない。
――父上に相談してみよう。あの場所に腕の良い医師を派遣できれば、お前の負担を減らせるはずだ」
認めることが出来ない? どういうこと?
聖女が人を救うのは、当たり前の事だよ?
私は小首を傾げながら、公爵家別邸へと戻っていった。
****
夕食の席で、アンリ兄様がお父様に今日の出来事を報告していた。
「――ですので、父上の伝手で軍医を派遣することはできませんか。
このままではシトラスの生活に影響が出ます」
お父様がしっかりと頷いた。
「そういうことであれば、手配してみせよう。
これから公爵令嬢として生きるシトラスが、貧民区画に出入りするのも決して良いこととは言えない。
――シトラス、今後その場所に行きたければ、私の許可を得てからにして欲しい」
「ですがお父様! あの場所は王都で最も聖神様の力が強い場所ですわ!
聖女が足を運ぶ場所として、決して間違った場所とは言えないはずです!」
お父様が優しい微笑みで私に告げてくる。
「救えない民が出ることを恐れているのか?
だが軍医が充分な物資を用意されれば、今日のような傷を治療して救うことは可能だ。
その手配も含めて、私に任せて欲しい。
決して足を運ぶなとは言わないが、今後はなるべく控えるんだ」
お父様の決定は変わらないみたいだ。
私は憩いの場を奪われたように感じて、肩を落として頷いた。
「わかりました……」
「そう落ち込むことはない。
たとえば、グレゴリオ最高司祭と共に慰安する名目でなら、その場所に行っても構わない。
建前を用意出来れば良い、という話だ。
建前もなくそんな場所に通っていては、悪い噂の元になるだろう。
お前は公爵令嬢なのだということを、忘れないで欲しい」
そうか、公爵令嬢は貧民区画なんて普通は行かないもんね。
私も聞いたことがなかったし。
公爵令嬢として恥ずかしくない行動をとると決めたのだから、これは諦めないといけないことなのだろうな。
「はい、わかりました」
「わかってくれて嬉しいよ。
三日後の儀式まで、大きな騒動は起こさないでいて欲しい。
明日は大人しく、家の中に居なさい」
****
二日後の午前、グレゴリオ最高司祭が別邸にやってきた。
私は応接間に呼ばれ、グレゴリオ最高司祭の正面に腰を下ろす。
「本日はどうなさったの?」
「コッツィ司祭から話を聞いたのですが、貧民区画で奇跡を起こされたとか。
一度私もそれを拝見できればと思い、こうして参りました」
となると、今日はあの場所に行ける!
「ええ! もちろんよろしいですわ! 今すぐお父様に許可を頂いてきますね!」
貧民区画の礼拝堂で、私は再び祈りを捧げ、奇跡を起こしてみせていた。
呆然とするグレゴリオ最高司祭の手に、私は花びらを一枚手渡す。
「いかがですか、この場所が神聖な場所だとご理解いただけました?」
「いやはや……聖水の力を借りずに奇跡を起こすとは、なんとも不思議な場所ですな」
「その聖水ですけれど、あれはどういったものなのですか?
私は儀式で飲んだ時以外、見たことがないのです」
グレゴリオ最高司祭が、小声で聖水について説明してくれた。
あの聖水は、聖玉を水に浸して作るものらしい。
聖玉自体が国宝として厳重に管理されているので、聖水を作る事は簡単にはできない。
聖女認定の儀式以外では、まず作ることはないという話だった。
「ですので、聖水の力は聖玉の力と言い換えてもよい代物です。
それを使わずに奇跡を起こせるのですから、この場所そのものに聖玉に等しい力があるのかもしれません」
「そんな場所があるだなんて不思議ですわね。
この礼拝堂になにか、いわれはないのですか?」
「この場所と関係があるかはわかりませんが、かつて聖玉を作った場所が、王都のどこかにあったと言われています。
すでにその場所は失伝してしまい、現在は便宜上、聖教会の本堂で作られた事になっています。
もしここで聖玉が作られたのであれば、新しい聖玉をここで作る事も可能かもしれませんな」
新しい聖玉か、それは今まで考えたことが無かったな。
今の聖玉が力を失いつつあるなら、新しい聖玉で封印を強化することはできるのかもしれない。
この気づきはとても大きなものに思えた。
あとは聖玉の作り方がわかれば、魔神復活を阻止できるかもしれない。
だけどそれも失伝してしまって、わからないようだった。
「お力になれず、申し訳ありません」
「いえ、失伝しているなら仕方ありませんわ。
ですがこの情報は私たちにとって大切なものに思えます。
今は秘密にしておきましょう」
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