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第7章:彼女の幸福
第65話 王統
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エルメーテ公爵家が開く大規模な夜会に、国内の有力貴族たちが集まっていた。
その極めつけが、ダヴィデ王子だ。
社交界への参加も控えめに勉学に励むダヴィデ王子も、今年で十三歳になる。
そんな彼も、エルメーテ公爵家からの招待状だけは断れなかった。
シトラスに会える機会を逃すわけにはいかなかったのだ。
ダヴィデ王子がそわそわとしながら、シトラスの登場を待った。
やがて入場してくるシトラスを見て、ダヴィデ王子は満足感に包まれた。
あの日と変わらない可憐な妖精――彼の目には、そう見えた。
周囲の貴族たちが小声で会話をしている。
「珍しく大人しいドレスだな。だが今さら体型を隠しても、聖女の体型は有名なのにな」
「あのデザインだと腰が太って見える。せっかく細い腰なのにもったいない」
「以前より胸が成長してるな。どんだけデカくなるんだ?」
貴族たちの無神経な会話に、ダヴィデ王子は苛ついていた。
彼にとってシトラスは神聖にして侵されざる信仰の対象。
そんなシトラスを俗な目で見る貴族たちを軽蔑していた。
「あんな身体の少女と毎日共寝してるとは、アンリ公爵令息は役得だな」
「しかも王統のおまけつきだろう? あの美貌に公爵家という出自、そしてあの聖女が近々妻になる。神はどれだけのものをアンリ公爵令息に与えれば気が済むのかねぇ」
貴族たちの言葉で、ダヴィデ王子の目が昏く沈んでいった。
その話は、嫌というほど聞いているのだ。
それは彼にとって、決して許せるものではなかった。
****
私は会場に入るとダヴィデ殿下を探し、すぐに近づいて挨拶をする。
「ようこそおいで下さいました。殿下」
ダヴィデ殿下が顔をほころばせて応える。
「いえ、シトラス様からの招待を、私が断れるわけがありません」
私は優しく微笑みながら告げる。
「お勉強は捗ってらっしゃいますか?
ダヴィデ殿下にはぜひ、良き王となって頂かなくてはなりません。
この国を任せられるのは、殿下だけなのですから」
ダヴィデ殿下が顔を赤くしながら応える。
「はい! あなたに見合うよう、日々努めています!
ところで……アンリ公爵令息と共寝しているという噂は本当ですか?」
あちゃー、やっぱり耳に届いていたか。
「ええ、本当ですわ。
怖い夢に悩まされていたのですが、お兄様に添い寝して頂けるとそれが無くなるのです。
おかげ毎晩、健やかに眠ることが出来ていますわ」
「それは、アンリ公爵令息を夫とする、そう受け取っても構いませんか」
私は少し照れながら応える。
「その予定ではいます。
お兄様は私の愛する方。いつか時が来れば、婚姻をする事になりますわね」
ダヴィデ殿下から嫌な気配が漂い始めた。
その目は昏く、何かを考えている風だ。
「ダヴィデ殿下?! 心配なさらずとも、王位は殿下が継承なさればよろしいのですわ!
そのためにも、良き王となる努力を忘れないでくださいませ!」
ダヴィデ殿下がゆらりとアンリ兄様に近づいた。
「アンリ公爵令息、あなたも同じ意見ですか?」
アンリ兄様がしっかりと頷いた。
「私は王位に興味はありません。
殿下がこの国を引っ張り、民を守ってください」
「……シトラス様と共寝をしているのは、間違いないのですね?」
「それは……間違いのない事実です。
ですが悪夢に悩まされる妹に添い寝をしているだけ、決してやましいことはしておりませんよ」
「そうですか……」
次の瞬間、ダヴィデ殿下が驚くほど俊敏に動き、アンリ兄様に体当たりをしていた。
不意を突かれたアンリ兄様は回避が間に合わず、まともに体当たりを食らっていた。
「お兄様?!」
倒れ込んだアンリ兄様の腹部には、真っ赤な血の花が咲いていた。
「シトラス様を穢す者など、許せるものか」
血を滴らせたダガーを持ったダヴィデ殿下が、ぽつりとつぶやいていた。
****
「≪慈愛の癒し≫!」
私の癒しの奇跡で、アンリ兄様が白い光に包まれて行く。
そのアンリ兄様に向かって、ダヴィデ殿下が追撃の刃を繰り出していた。
アンリ兄様も今度はなんとか刃を受け止め、大きな声で叫ぶ。
「殿下を取り押さえろ! 刃物を取り上げるんだ!」
周囲の騎士たちがようやく反応してダヴィデ殿下を取り押さえ、ダガーを取り上げた。
「放せ無礼者! 私を誰だと思っている!」
癒しの奇跡で回復したアンリ兄様は立ち上がり、呆然とダヴィデ殿下を見ていた。
「何が起こったんだ……」
私も困惑しながら応える。
「わかりません。でもこれは、どうすればいいのですか」
アンリ兄様がお母様を見た。
「母上、この場はお任せします」
お母様が頷き、私たちは騎士たちと共に、ダヴィデ殿下を別室へ連れていった。
****
別室でも、ダヴィデ殿下は暴れる様子を見せていた。
「シトラス様は神聖なお方! 婚姻前に共寝など、あってはならない!」
うわぁ……正気な人の目じゃない。
これはどうしたらいいんだろう。
ダヴィデ殿下の様子に気圧されていたアンリ兄様が、努めて冷静に告げる。
「殿下、先ほども述べたように、それはシトラスが悪夢を見るからです。
酷い悪夢にうなされるシトラスを、私は放置できない」
「だが婚姻を約束しているのだろうが!
そんな相手と共寝して、何もないわけが無いだろう!」
私も必死にダヴィデ殿下に伝える。
「本当に何もありませんのよ?! 私はお兄様の横で寝ているだけですわ!」
「シトラス様は騙されているのです! そんな男の言う事など信用してはなりません!
あなたほど魅力的な女性と共寝して、手を出さずに居られる男など居るわけが無い!」
居るんだよなぁ……目の前に。
私も信じられないんだけどさ。
アンリ兄様が深いため息をついた。
「駄目だな、話にならん。
落ち着くまで、拘束するしかあるまい」
ロープで拘束された殿下を騎士たちと共に別室に残し、私たちはホールの入り口でお母様を呼び出した。
「お母様、会場の様子はどうなっていますか」
お母様の表情が硬い。
「よくないわね。
アンリの暗殺を謀ったダヴィデ殿下は、死罪こそ免れるでしょうけど、もう次の王位が絶望的よ。
あなたたちが望まなくても、次の王統はシトラスの夫――つまりアンリに事実上確定したわ。
ヴァレンティーノがフォローをしても、この醜聞はもみ消せない。
有力貴族を集めたのが仇になったわね」
「そんな! たった一回の不祥事でそんなことになるのですか?!」
「シトラスが婚姻を約束していると告げた時点で、アンリは王位継承者予備軍なのよ。
そのアンリを暗殺しようとした――大きな不祥事ね」
私たちは貴族の間で『次の王統』を有力視されていた。
そんなアンリ兄様を暗殺しようとした行為自体が、『現王家が王統を守ろうとした』とみなされるらしい。
王位にしがみつき、暗殺行為に手を染めるダヴィデ殿下を支持する貴族は、おそらく居ない。
お父様も、嫡男に対する暗殺行為を甘い処罰で済ます事などできない。
つまりダヴィデ殿下の失脚が今夜、決定してしまったのだ。
「ダヴィデ殿下を王位にすげようとするなら、シトラスが妃となるしかないわ。
でも、それでは本末転倒よ。
あなたたちが王位を継がないために、殿下に王位を継いでもらいたいのだから」
私は憂鬱な気分でお母様に尋ねる。
「私たちは……これからどうなるのでしょうか」
「聖教会が動いて、現王家の取りつぶしが濃厚ね。
そしてあなたたたちが、次の王と王妃になるわ。
――全く、放っておいても手を出しても問題を起こすとか、困った坊やね!」
その極めつけが、ダヴィデ王子だ。
社交界への参加も控えめに勉学に励むダヴィデ王子も、今年で十三歳になる。
そんな彼も、エルメーテ公爵家からの招待状だけは断れなかった。
シトラスに会える機会を逃すわけにはいかなかったのだ。
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やがて入場してくるシトラスを見て、ダヴィデ王子は満足感に包まれた。
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「珍しく大人しいドレスだな。だが今さら体型を隠しても、聖女の体型は有名なのにな」
「あのデザインだと腰が太って見える。せっかく細い腰なのにもったいない」
「以前より胸が成長してるな。どんだけデカくなるんだ?」
貴族たちの無神経な会話に、ダヴィデ王子は苛ついていた。
彼にとってシトラスは神聖にして侵されざる信仰の対象。
そんなシトラスを俗な目で見る貴族たちを軽蔑していた。
「あんな身体の少女と毎日共寝してるとは、アンリ公爵令息は役得だな」
「しかも王統のおまけつきだろう? あの美貌に公爵家という出自、そしてあの聖女が近々妻になる。神はどれだけのものをアンリ公爵令息に与えれば気が済むのかねぇ」
貴族たちの言葉で、ダヴィデ王子の目が昏く沈んでいった。
その話は、嫌というほど聞いているのだ。
それは彼にとって、決して許せるものではなかった。
****
私は会場に入るとダヴィデ殿下を探し、すぐに近づいて挨拶をする。
「ようこそおいで下さいました。殿下」
ダヴィデ殿下が顔をほころばせて応える。
「いえ、シトラス様からの招待を、私が断れるわけがありません」
私は優しく微笑みながら告げる。
「お勉強は捗ってらっしゃいますか?
ダヴィデ殿下にはぜひ、良き王となって頂かなくてはなりません。
この国を任せられるのは、殿下だけなのですから」
ダヴィデ殿下が顔を赤くしながら応える。
「はい! あなたに見合うよう、日々努めています!
ところで……アンリ公爵令息と共寝しているという噂は本当ですか?」
あちゃー、やっぱり耳に届いていたか。
「ええ、本当ですわ。
怖い夢に悩まされていたのですが、お兄様に添い寝して頂けるとそれが無くなるのです。
おかげ毎晩、健やかに眠ることが出来ていますわ」
「それは、アンリ公爵令息を夫とする、そう受け取っても構いませんか」
私は少し照れながら応える。
「その予定ではいます。
お兄様は私の愛する方。いつか時が来れば、婚姻をする事になりますわね」
ダヴィデ殿下から嫌な気配が漂い始めた。
その目は昏く、何かを考えている風だ。
「ダヴィデ殿下?! 心配なさらずとも、王位は殿下が継承なさればよろしいのですわ!
そのためにも、良き王となる努力を忘れないでくださいませ!」
ダヴィデ殿下がゆらりとアンリ兄様に近づいた。
「アンリ公爵令息、あなたも同じ意見ですか?」
アンリ兄様がしっかりと頷いた。
「私は王位に興味はありません。
殿下がこの国を引っ張り、民を守ってください」
「……シトラス様と共寝をしているのは、間違いないのですね?」
「それは……間違いのない事実です。
ですが悪夢に悩まされる妹に添い寝をしているだけ、決してやましいことはしておりませんよ」
「そうですか……」
次の瞬間、ダヴィデ殿下が驚くほど俊敏に動き、アンリ兄様に体当たりをしていた。
不意を突かれたアンリ兄様は回避が間に合わず、まともに体当たりを食らっていた。
「お兄様?!」
倒れ込んだアンリ兄様の腹部には、真っ赤な血の花が咲いていた。
「シトラス様を穢す者など、許せるものか」
血を滴らせたダガーを持ったダヴィデ殿下が、ぽつりとつぶやいていた。
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「≪慈愛の癒し≫!」
私の癒しの奇跡で、アンリ兄様が白い光に包まれて行く。
そのアンリ兄様に向かって、ダヴィデ殿下が追撃の刃を繰り出していた。
アンリ兄様も今度はなんとか刃を受け止め、大きな声で叫ぶ。
「殿下を取り押さえろ! 刃物を取り上げるんだ!」
周囲の騎士たちがようやく反応してダヴィデ殿下を取り押さえ、ダガーを取り上げた。
「放せ無礼者! 私を誰だと思っている!」
癒しの奇跡で回復したアンリ兄様は立ち上がり、呆然とダヴィデ殿下を見ていた。
「何が起こったんだ……」
私も困惑しながら応える。
「わかりません。でもこれは、どうすればいいのですか」
アンリ兄様がお母様を見た。
「母上、この場はお任せします」
お母様が頷き、私たちは騎士たちと共に、ダヴィデ殿下を別室へ連れていった。
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別室でも、ダヴィデ殿下は暴れる様子を見せていた。
「シトラス様は神聖なお方! 婚姻前に共寝など、あってはならない!」
うわぁ……正気な人の目じゃない。
これはどうしたらいいんだろう。
ダヴィデ殿下の様子に気圧されていたアンリ兄様が、努めて冷静に告げる。
「殿下、先ほども述べたように、それはシトラスが悪夢を見るからです。
酷い悪夢にうなされるシトラスを、私は放置できない」
「だが婚姻を約束しているのだろうが!
そんな相手と共寝して、何もないわけが無いだろう!」
私も必死にダヴィデ殿下に伝える。
「本当に何もありませんのよ?! 私はお兄様の横で寝ているだけですわ!」
「シトラス様は騙されているのです! そんな男の言う事など信用してはなりません!
あなたほど魅力的な女性と共寝して、手を出さずに居られる男など居るわけが無い!」
居るんだよなぁ……目の前に。
私も信じられないんだけどさ。
アンリ兄様が深いため息をついた。
「駄目だな、話にならん。
落ち着くまで、拘束するしかあるまい」
ロープで拘束された殿下を騎士たちと共に別室に残し、私たちはホールの入り口でお母様を呼び出した。
「お母様、会場の様子はどうなっていますか」
お母様の表情が硬い。
「よくないわね。
アンリの暗殺を謀ったダヴィデ殿下は、死罪こそ免れるでしょうけど、もう次の王位が絶望的よ。
あなたたちが望まなくても、次の王統はシトラスの夫――つまりアンリに事実上確定したわ。
ヴァレンティーノがフォローをしても、この醜聞はもみ消せない。
有力貴族を集めたのが仇になったわね」
「そんな! たった一回の不祥事でそんなことになるのですか?!」
「シトラスが婚姻を約束していると告げた時点で、アンリは王位継承者予備軍なのよ。
そのアンリを暗殺しようとした――大きな不祥事ね」
私たちは貴族の間で『次の王統』を有力視されていた。
そんなアンリ兄様を暗殺しようとした行為自体が、『現王家が王統を守ろうとした』とみなされるらしい。
王位にしがみつき、暗殺行為に手を染めるダヴィデ殿下を支持する貴族は、おそらく居ない。
お父様も、嫡男に対する暗殺行為を甘い処罰で済ます事などできない。
つまりダヴィデ殿下の失脚が今夜、決定してしまったのだ。
「ダヴィデ殿下を王位にすげようとするなら、シトラスが妃となるしかないわ。
でも、それでは本末転倒よ。
あなたたちが王位を継がないために、殿下に王位を継いでもらいたいのだから」
私は憂鬱な気分でお母様に尋ねる。
「私たちは……これからどうなるのでしょうか」
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