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第7章:彼女の幸福
第68話 明るい農村
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「シトラス、そろそろ起きておけ。朝食の時間だ」
私はアンリに揺さぶられて目が覚めた。
気怠い身体をゆっくりと起こして、欠伸をかみ殺す。
「……ねぇアンリ、ちょっと激しすぎない?」
アンリはあれから、毎晩のように私の愛を求めてきた。
毎晩遅くまでアンリの相手をするのは大変だ。
お父さんに七年間鍛えられ続けたアンリの体力は、底なしに思えた。
アンリが恥ずかしそうに私から視線をそらした。
「すまん、今まで我慢していた分、抑えが効かなくなっている」
自制心が緩んだアンリは、あっさり私の魅力に陥落したようだ。
私はアンリと二人で手早く入浴を済ませ、レイチェルたちを呼んで服を着替えていった。
私が欠伸を噛み殺していると、お父様が苦笑を浮かべた。
「アンリ、少しはシトラスを眠らせてやれ」
アンリ兄様は困ったように「申し訳ありません」と謝っていた。
お父様が咳ばらいをしながら告げる。
「今日は聖玉の修復を試すことになる日だ。
体調を万全にして欲しかったが……シトラスの場合、心を万全にしておいた方が良い結果になるだろう。
そう思っておくしかあるまい」
『大切な日の前夜にお前たちは何をやってるんだ』って言いたいんだね! わかるよ!
でもアンリ兄様から求められると、もう断れないんだよなぁ。
「午前中に王都市民を集め、正午の鐘を合図に祈りを捧げてもらう。
シトラスには、その祈りを束ねて聖玉に注いでもらいたい。
場所は聖地を使う。聖地の力も、できれば注ぎ込めないか試してほしい」
私は顔を上げ、しっかりとうなずいた。
これでうまくいけば、私は死なずに済む。
私は人々を救うためなら迷いなく死ねるけど、生き続けられるならその方が良いに決まってる。
私たちは段取りを確認しながら朝食を食べ進め、それぞれの持ち場へと馬車を走らせた。
****
私は礼拝堂に到着すると、従者たちの仮眠室を借りて身体を休めていた。
体力もできるだけ回復させて、儀式の成功率を上げるためだ。
「シトラス、そろそろ正午だ」
肩を揺さぶられて目が覚めた。
ゆっくりと起き上がり、法衣を整えて祭壇に向かう。
祭壇には水に浸された聖玉が据えられていて、私を待っているかのようだった。
「なぜ水に浸しているのですか?」
コッツィ司祭が微笑みながら応えてくれる。
「シトラス様が起こす奇跡の花びらを、水に浮かべております。
これで少しでも聖神様の力を取り戻す助けになるのではないかと思いまして」
よく見ると、確かに花びらが水に浮いている。
あの花びらは聖神様の奇跡の欠片、それを水を通して聖玉に流し込めれば御の字、という実験かな。
聖玉と花びらが浸された水は、濃厚な聖水になってるはずだ。
祈りを集中させる先として、もってこいかもしれない。
礼拝堂の中に居る人たちを見渡すと、お父さんにお母さん、お父様やお母様、コルラウトにエルベルト、レナートやファウスト伯爵令息、屋敷の従者、使用人たち――よく知る顔ばかりが並ぶ。
その中にマリアの姿を見つけて、私の心が温かくなった。
みんなは既に、祈りを捧げ始めてる。
外では王都市民たちが、同じように祈り始めているはずだ。
間もなく正午――
正午を知らせる鐘が鳴った。
「≪清純なる恩寵≫! みんなの祈りよ! 聖玉に集まって!」
私の祈りと共に告げる言葉で、今まで経験したことが無い勢いで体中から力が抜けていく。
だけどこれは最後の大勝負! ここで負けるわけにはいかない!
気合と根性で踏ん張って、必死に祈りを捧げ続けた。
天井から聖玉に光が当たり、花びらが降ってくる。
降ってきた花びらは聖玉を浸した水を埋めていき、溢れ始めた。
聖玉の傷が、少しずつ修復されて行く。
それと共に、聖玉の輝きが増していくのがわかった。
正午を知らせる鐘が鳴り終わる頃、聖玉の傷はすっかり修復され、眩い輝きを放っていた。
私はそれを見て満足すると、力尽きるように意識を手放していた。
****
目が覚めると、別邸の部屋だった。
時計を見る――午後十一時。
お腹が空いた……朝ごはんしか食べてないよ。
食事を探しに一階に降りていくと、明かりを落とした応接室にお父様が居た。
「また考え事ですか? お父様」
「――ああ、シトラスか。いや、祝い酒にひたっていたんだよ」
祝い酒?
「こんな遅い時間まで喜ぶほど、大成功だったのですか?」
お父様が満面の笑みで頷いた。
「ああ、大成功も大成功、望外の結果だ。
聖玉は完全に力を取り戻した。
少なくとも数百年は砕けることはないだろうと、グレゴリオ最高司祭が言っていた」
うわ、そりゃすごい。
でもそれって、予定通りでは?
望外って言うからには、予定を超えた大成功なんでしょ?
「想定外の、何が起こったのですか?」
「ダヴィデ殿下だが、錯乱していた状態から正気に戻られた。
聴取してみたが、お前の夜会に参加する前後から記憶がないようだ」
え? 記憶がない? どういう意味?
「それは、つまり……?」
「正気に戻られた殿下は、我々の知る穏やかで良識的な殿下だった。
お前の婚姻の話を聞いても、気落ちはしたが、お前たちを祝福してくれたよ。
それを見て、殿下の起こした不祥事は魔神の影響だったとグレゴリオ最高司祭が宣言した。
――つまり、ダヴィデ殿下の王位継承権が復活した。殿下が次の王だ。
お前たちは、王位を継がなくてもいいんだよ」
うわ、それは確かに望外だ!
「本当ですか?!」
お父様がしっかりとうなずいた。
「ああ、本当だ。
周囲の貴族たちを納得させるまで、時間は必要だろう。
だがその間は、私が国政を主導する。
殿下には少しずつ国政を手伝って頂き、その結果で殿下の王としての資質を認めさせる。
殿下が三十になる頃には、周囲も納得するだろう」
二十年近くかかるのか……でもそれはしょうがないかな。
ダヴィデ殿下なら、きっと良い王様になってくれると思うし、頑張って欲しいな。
私は固唾を飲み込んで質問する。
「お父様……私はお兄様と婚姻したあと、故郷の村に帰ることが出来るのでしょうか。
あの場所で、穏やかに生きて行っても構わないのでしょうか」
お父様が少し寂しそうに微笑んだ。
「ああ、お前が望む通りの人生を送りなさい。あとのことは、私たちがなんとかしてみせる。
お前と離れるのは寂しいが、お前に貴族の世界は似合わない。
だが時折、お前のもとに遊びに行くことを許してほしい」
私は満面の笑みで頷いた。
「もちろんです!
その時は大歓迎します!」
「ありがとう――だがまずは、ダヴィデ殿下に王位を継承して頂いてからの話だ。
お前たちの婚姻と同時に、陛下には退位して頂く。
殿下に王位に就いていただき、私が後見人となる。
そしてお前は聖女として、王家を祝福してあげなさい。
それで全てが終わり、お前はアンリやご両親と共に村に帰ることになる」
私は口に出せない喜びで、無言で飛び跳ねてガッツポーズを取っていた。
「ははは! お前のその可愛らしい仕草も、久しぶりに見るね。
お前と父娘でいられたこの七年間、たくさんの思い出をもらった。
お前の人生を救えたなら、ようやく恩を返せたと胸を張って言えるよ」
翌年、私は十五歳の誕生日を迎えて成人し、アンリと婚姻をした。
同時にダヴィデ殿下が王位を継ぎ、私は聖女の最後の仕事として、聖神様の名の下、王家と新しい王を祝福した。
お父さんたちはお父様から解雇され、私たち親子は家族にアンリを加え、ヅケーラ村へと戻っていった。
****
「朝だぞアンリ!」
掛け声とともに殺気をまとって繰り出される拳を、アンリは間一髪で頭をずらしてかわしていた。
お父さんの拳はうなりを上げ、アンリが頭を置いていた枕をベッドごと撃ち抜いていた。
横で寝ていた私が抗議の声を上げる。
「お父さん! ベッドの修理が大変なんだから、その起こし方はやめて!」
「ははは! アンリの暇潰しには丁度いいだろう! それより飯だぞ!」
アンリは顔を青くしながら息を整えていた。
「大丈夫? アンリ――でも、お父さんの本気の拳も避けられるようになってきたね!」
「……お前はあんなものを七歳で避けていたのか?」
「そうだよ? 慣れれば怖くないから、大丈夫だって!」
今日もガストーニュ一家の食卓は賑やかだ。
たくましいお父さん、明るいお母さん、優しいアンリ、幸せでいっぱいだ。
いつかはここに、私とアンリの子供が加わる。
その日を楽しみに、私は今日も村娘の人生を謳歌していくのだ!
私はアンリに揺さぶられて目が覚めた。
気怠い身体をゆっくりと起こして、欠伸をかみ殺す。
「……ねぇアンリ、ちょっと激しすぎない?」
アンリはあれから、毎晩のように私の愛を求めてきた。
毎晩遅くまでアンリの相手をするのは大変だ。
お父さんに七年間鍛えられ続けたアンリの体力は、底なしに思えた。
アンリが恥ずかしそうに私から視線をそらした。
「すまん、今まで我慢していた分、抑えが効かなくなっている」
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私はアンリと二人で手早く入浴を済ませ、レイチェルたちを呼んで服を着替えていった。
私が欠伸を噛み殺していると、お父様が苦笑を浮かべた。
「アンリ、少しはシトラスを眠らせてやれ」
アンリ兄様は困ったように「申し訳ありません」と謝っていた。
お父様が咳ばらいをしながら告げる。
「今日は聖玉の修復を試すことになる日だ。
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『大切な日の前夜にお前たちは何をやってるんだ』って言いたいんだね! わかるよ!
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「午前中に王都市民を集め、正午の鐘を合図に祈りを捧げてもらう。
シトラスには、その祈りを束ねて聖玉に注いでもらいたい。
場所は聖地を使う。聖地の力も、できれば注ぎ込めないか試してほしい」
私は顔を上げ、しっかりとうなずいた。
これでうまくいけば、私は死なずに済む。
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****
私は礼拝堂に到着すると、従者たちの仮眠室を借りて身体を休めていた。
体力もできるだけ回復させて、儀式の成功率を上げるためだ。
「シトラス、そろそろ正午だ」
肩を揺さぶられて目が覚めた。
ゆっくりと起き上がり、法衣を整えて祭壇に向かう。
祭壇には水に浸された聖玉が据えられていて、私を待っているかのようだった。
「なぜ水に浸しているのですか?」
コッツィ司祭が微笑みながら応えてくれる。
「シトラス様が起こす奇跡の花びらを、水に浮かべております。
これで少しでも聖神様の力を取り戻す助けになるのではないかと思いまして」
よく見ると、確かに花びらが水に浮いている。
あの花びらは聖神様の奇跡の欠片、それを水を通して聖玉に流し込めれば御の字、という実験かな。
聖玉と花びらが浸された水は、濃厚な聖水になってるはずだ。
祈りを集中させる先として、もってこいかもしれない。
礼拝堂の中に居る人たちを見渡すと、お父さんにお母さん、お父様やお母様、コルラウトにエルベルト、レナートやファウスト伯爵令息、屋敷の従者、使用人たち――よく知る顔ばかりが並ぶ。
その中にマリアの姿を見つけて、私の心が温かくなった。
みんなは既に、祈りを捧げ始めてる。
外では王都市民たちが、同じように祈り始めているはずだ。
間もなく正午――
正午を知らせる鐘が鳴った。
「≪清純なる恩寵≫! みんなの祈りよ! 聖玉に集まって!」
私の祈りと共に告げる言葉で、今まで経験したことが無い勢いで体中から力が抜けていく。
だけどこれは最後の大勝負! ここで負けるわけにはいかない!
気合と根性で踏ん張って、必死に祈りを捧げ続けた。
天井から聖玉に光が当たり、花びらが降ってくる。
降ってきた花びらは聖玉を浸した水を埋めていき、溢れ始めた。
聖玉の傷が、少しずつ修復されて行く。
それと共に、聖玉の輝きが増していくのがわかった。
正午を知らせる鐘が鳴り終わる頃、聖玉の傷はすっかり修復され、眩い輝きを放っていた。
私はそれを見て満足すると、力尽きるように意識を手放していた。
****
目が覚めると、別邸の部屋だった。
時計を見る――午後十一時。
お腹が空いた……朝ごはんしか食べてないよ。
食事を探しに一階に降りていくと、明かりを落とした応接室にお父様が居た。
「また考え事ですか? お父様」
「――ああ、シトラスか。いや、祝い酒にひたっていたんだよ」
祝い酒?
「こんな遅い時間まで喜ぶほど、大成功だったのですか?」
お父様が満面の笑みで頷いた。
「ああ、大成功も大成功、望外の結果だ。
聖玉は完全に力を取り戻した。
少なくとも数百年は砕けることはないだろうと、グレゴリオ最高司祭が言っていた」
うわ、そりゃすごい。
でもそれって、予定通りでは?
望外って言うからには、予定を超えた大成功なんでしょ?
「想定外の、何が起こったのですか?」
「ダヴィデ殿下だが、錯乱していた状態から正気に戻られた。
聴取してみたが、お前の夜会に参加する前後から記憶がないようだ」
え? 記憶がない? どういう意味?
「それは、つまり……?」
「正気に戻られた殿下は、我々の知る穏やかで良識的な殿下だった。
お前の婚姻の話を聞いても、気落ちはしたが、お前たちを祝福してくれたよ。
それを見て、殿下の起こした不祥事は魔神の影響だったとグレゴリオ最高司祭が宣言した。
――つまり、ダヴィデ殿下の王位継承権が復活した。殿下が次の王だ。
お前たちは、王位を継がなくてもいいんだよ」
うわ、それは確かに望外だ!
「本当ですか?!」
お父様がしっかりとうなずいた。
「ああ、本当だ。
周囲の貴族たちを納得させるまで、時間は必要だろう。
だがその間は、私が国政を主導する。
殿下には少しずつ国政を手伝って頂き、その結果で殿下の王としての資質を認めさせる。
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私は固唾を飲み込んで質問する。
「お父様……私はお兄様と婚姻したあと、故郷の村に帰ることが出来るのでしょうか。
あの場所で、穏やかに生きて行っても構わないのでしょうか」
お父様が少し寂しそうに微笑んだ。
「ああ、お前が望む通りの人生を送りなさい。あとのことは、私たちがなんとかしてみせる。
お前と離れるのは寂しいが、お前に貴族の世界は似合わない。
だが時折、お前のもとに遊びに行くことを許してほしい」
私は満面の笑みで頷いた。
「もちろんです!
その時は大歓迎します!」
「ありがとう――だがまずは、ダヴィデ殿下に王位を継承して頂いてからの話だ。
お前たちの婚姻と同時に、陛下には退位して頂く。
殿下に王位に就いていただき、私が後見人となる。
そしてお前は聖女として、王家を祝福してあげなさい。
それで全てが終わり、お前はアンリやご両親と共に村に帰ることになる」
私は口に出せない喜びで、無言で飛び跳ねてガッツポーズを取っていた。
「ははは! お前のその可愛らしい仕草も、久しぶりに見るね。
お前と父娘でいられたこの七年間、たくさんの思い出をもらった。
お前の人生を救えたなら、ようやく恩を返せたと胸を張って言えるよ」
翌年、私は十五歳の誕生日を迎えて成人し、アンリと婚姻をした。
同時にダヴィデ殿下が王位を継ぎ、私は聖女の最後の仕事として、聖神様の名の下、王家と新しい王を祝福した。
お父さんたちはお父様から解雇され、私たち親子は家族にアンリを加え、ヅケーラ村へと戻っていった。
****
「朝だぞアンリ!」
掛け声とともに殺気をまとって繰り出される拳を、アンリは間一髪で頭をずらしてかわしていた。
お父さんの拳はうなりを上げ、アンリが頭を置いていた枕をベッドごと撃ち抜いていた。
横で寝ていた私が抗議の声を上げる。
「お父さん! ベッドの修理が大変なんだから、その起こし方はやめて!」
「ははは! アンリの暇潰しには丁度いいだろう! それより飯だぞ!」
アンリは顔を青くしながら息を整えていた。
「大丈夫? アンリ――でも、お父さんの本気の拳も避けられるようになってきたね!」
「……お前はあんなものを七歳で避けていたのか?」
「そうだよ? 慣れれば怖くないから、大丈夫だって!」
今日もガストーニュ一家の食卓は賑やかだ。
たくましいお父さん、明るいお母さん、優しいアンリ、幸せでいっぱいだ。
いつかはここに、私とアンリの子供が加わる。
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感想ありがとうございまーす!
むしろあそこ、夫人はファウストの満点を確信して質問しているシーンなんです。
そしてそんな話題をその場で出せるほどクリザンティ伯爵と公爵は親密で、むしろファウストの高評価を以て今後の二人の縁談まで見据えている――まぁ、伝わらなければ栓がない言い訳ですね!
感想ありがとうございます!
性格悪く見えちゃいましたかー。そこは失敗したかなぁ?
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シトラスのこれからに乞うご期待! 期待に応えられると良いんですが!