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⑴
私は秘書?
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社屋は車で5分程だった。
2階建ての小さなビルで、1階が駐車場で、車を停め、
「お昼まだだよな?」
「うん」
「そこのコンビニで何か買ってきて食べよう」
コンビニは駐車場からすぐに見え、歩いて行った。
おにぎりやサンドイッチを買ってきて、
「これ、丹代のカードキーな」
と、受け取り、首にかけた。
駐車場の横のドアを開け、入るとエレベーターがあって、2階に上がった。
エレベーターを降り、ドアを開けて中に入った。1フロアだけの様だ。
「狭いだろ?」
「え、まぁ」
デスクや棚が置かれていた。
「まだ、物は増えるけどな」
上篠さんは奥に歩いて行き、左側がトイレで、こっち側が休憩室な」
中に入ると、給湯室と、テーブルが置かれていた。
座って食べることにした。
「1週間は俺たち2人だけで準備になる」
「2人だけ?」
「不安そうな顔すんなよ」
「別に」
「後、徐々に増える」
「15人って聞いてるんですけど」
「あぁ、俺たちの他は12人かな」
「年齢は?」
「大体が年下だな」
「そっか。私、結局、何をすれば・・・」
「ちょっと待って」
フロアに行き、
「これ見て」
事業計画書と書いてあった。
「丹代はパソコンに向かってることが多いと思う」
「それは、入社当時からしごかれましたからね」
「何だよ、その言い方」
「私、入社した日、上篠さん遅れてきたじゃない?」
「そうだっけ?」
「私は一番奥のデスクでさ、その隣が上篠さんだったでしょ?」
「あぁ」
「最初、見浪さんから資料に目通しといてって言われて、みんな忙しそうにしてるのに、私だけぽつんと、のんびりなムードで。昼近くになって、上篠さんが来て、声かけられて、最初は優しいなぁって思ったけど、段々といっぱい仕事頼まれて、強引なくらいに」
「嫌になった?」
「ううん。何でだろ?いつの間にか心地よくなってた」
「Mだな、丹代は」
「じゃあ、上篠さんはS?」
「かもな。いや、でも、丹代にはな」
今、奥さんの前では違ったのかも、と思ってしまった。
少し休憩してから帰った。
「部屋、片付いた?」
「ううん、まだ」
「手伝おうか?」
「え、あぁ、いいや」
「そっか」
「あの、私の部屋決めたのも、上篠さん?」
「そうだよ。自分のと一緒にな。流石に一緒には住めないし。それでも、近い方がいいだろ?で、会社の近くで2部屋並びが空いてたから」
「そうなんだ?」
「いつでも、来てよ」
「うん」
部屋に戻り、ぼ~っとしてた。
もう、会えないと思ってたのに、まさかこんな形で会えあるなんて。
離婚したって事は、私の気持ち、抑えなくてもいいの?
それでも・・・。
あ、部屋片づけなきゃ。
2階建ての小さなビルで、1階が駐車場で、車を停め、
「お昼まだだよな?」
「うん」
「そこのコンビニで何か買ってきて食べよう」
コンビニは駐車場からすぐに見え、歩いて行った。
おにぎりやサンドイッチを買ってきて、
「これ、丹代のカードキーな」
と、受け取り、首にかけた。
駐車場の横のドアを開け、入るとエレベーターがあって、2階に上がった。
エレベーターを降り、ドアを開けて中に入った。1フロアだけの様だ。
「狭いだろ?」
「え、まぁ」
デスクや棚が置かれていた。
「まだ、物は増えるけどな」
上篠さんは奥に歩いて行き、左側がトイレで、こっち側が休憩室な」
中に入ると、給湯室と、テーブルが置かれていた。
座って食べることにした。
「1週間は俺たち2人だけで準備になる」
「2人だけ?」
「不安そうな顔すんなよ」
「別に」
「後、徐々に増える」
「15人って聞いてるんですけど」
「あぁ、俺たちの他は12人かな」
「年齢は?」
「大体が年下だな」
「そっか。私、結局、何をすれば・・・」
「ちょっと待って」
フロアに行き、
「これ見て」
事業計画書と書いてあった。
「丹代はパソコンに向かってることが多いと思う」
「それは、入社当時からしごかれましたからね」
「何だよ、その言い方」
「私、入社した日、上篠さん遅れてきたじゃない?」
「そうだっけ?」
「私は一番奥のデスクでさ、その隣が上篠さんだったでしょ?」
「あぁ」
「最初、見浪さんから資料に目通しといてって言われて、みんな忙しそうにしてるのに、私だけぽつんと、のんびりなムードで。昼近くになって、上篠さんが来て、声かけられて、最初は優しいなぁって思ったけど、段々といっぱい仕事頼まれて、強引なくらいに」
「嫌になった?」
「ううん。何でだろ?いつの間にか心地よくなってた」
「Mだな、丹代は」
「じゃあ、上篠さんはS?」
「かもな。いや、でも、丹代にはな」
今、奥さんの前では違ったのかも、と思ってしまった。
少し休憩してから帰った。
「部屋、片付いた?」
「ううん、まだ」
「手伝おうか?」
「え、あぁ、いいや」
「そっか」
「あの、私の部屋決めたのも、上篠さん?」
「そうだよ。自分のと一緒にな。流石に一緒には住めないし。それでも、近い方がいいだろ?で、会社の近くで2部屋並びが空いてたから」
「そうなんだ?」
「いつでも、来てよ」
「うん」
部屋に戻り、ぼ~っとしてた。
もう、会えないと思ってたのに、まさかこんな形で会えあるなんて。
離婚したって事は、私の気持ち、抑えなくてもいいの?
それでも・・・。
あ、部屋片づけなきゃ。
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