婚約辞退いたします。だってこの国、沈みますもの

鍛高譚

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第4話

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第4話

~隣国での日々と、“滅び”をめぐる葛藤~

 王都グラン・シェルツァから追放の身となったマリン・アクアリウムは、隣国へ赴く大使シリルの馬車に同乗し、国境を越えた。あの夜会からほんの数日で、彼女の人生は一変してしまったのだ。
 「不吉な予言を口にした狂信者」「王子の婚約を踏みにじった悪女」といった悪評が、王都から広まるのに時間はかからなかった。もちろん、本人が望んだわけではない。しかし、誰も“国の滅び”などという言葉を信じたがらず、マリンをひたすら排斥しようとする――その結末が、国外追放という形だった。

 だが、そんな彼女に救いの手を差し伸べたのがシリル大使である。理知的で人当たりも良い彼は、マリンを王都近くの街道で見かけるや否や、自ら声をかけて馬車へ乗せてくれた。
 彼の所属する隣国は、ここ数十年ほど表立った戦争を避け、外交に力を入れる方針をとっている。シリルはその要職を担う大使の一人であり、今回も「両国の関係を深めるための任務」で滞在していたのだという。

「もちろん、あなたが語ったという“国の滅び”の話を、鵜呑みにするつもりはありません。ただ、最近の地震や天候不順は我が国でも無縁ではなくてね。もし本当にこの大陸で大規模な地殻変動が起こるのだとしたら……少しでも早く知りたいんです」
 馬車の中でシリルはそう語り、マリンへ穏やかな微笑みを向ける。
「あなたほど聡明で、不思議な視点を持っている人材はそうそういない。だから、保護する価値がある――と私は考えました」

 マリンはその言葉に、深い安堵を覚えずにはいられなかった。王都ではまるで厄介者扱いだった自分を、隣国の使節が“必要な人材”と称してくれる。たとえそれが外交上の打算や興味だとしても、否定されるよりは遥かに救われる。
 実際、シリルと話をしていると、彼がどこか穏やかな情熱を持っていることが伝わってきた。政治を志す者らしく、現実的な計算をする一方で、未知の可能性を否定しない柔軟さも持ち合わせているのだろう。

 こうしてマリンは、国境を越えてまもなく、シリルが用意してくれた小さな屋敷――もともと貴族の離れだった建物――に身を寄せることとなった。隣国の首都まで少し距離はあるが、彼女の安全と静かな生活を確保するには好都合な場所らしい。
 屋敷にはシリルの部下たちが数名常駐しており、マリンの世話をする侍女のような役目を担う女性もいた。もちろん大使の公費を使った庇護ゆえ、マリンもいつまでも甘えていられない。いずれは、自分で何か働きを示さなければと思っていた。

 最初の一週間ほどは、王都を追われてきた心身の疲れを癒すだけで終わった。ふと夜半に思い出すのは、あの舞踏会の光景。騒然とした会場、そしてガイア王子の真剣な瞳――。
 だが振り返っても、もう戻る場所はない。両親は自分を見捨てる形となり、王都では「不吉な女」と罵られる。せめて王子だけは何か言いたいことがあったのかもしれないが、あの混乱の中では聞く耳すらなかった。
 マリンは繰り返し思う。もし本当にこの大陸が滅びに向かうなら、どうすればいいのだろう。自分はそれを止める力など持っていない。ただ、研究を続け、いずれ起こる現象を予想するしかない――それくらいしか、方法が思いつかなかった。

 そんな彼女の胸中を察したように、シリルはある日、夕食後に声をかけてきた。
「あなたが落ち着いたらで構いませんが、ぜひ私の国の研究者たちに会ってほしい。地質や気象、そういった分野を専門にしている学者が何人かいます。その人々と情報交換をしてみるのはどうでしょう?」
「……本当に、よろしいんですか? わたし、専門的な学問を正式に修めたわけではありません。書物を読み漁っていただけで、いわば素人です……」

 自嘲気味に言うマリンに、シリルはゆるやかに首を振る。
「学者というのは、往々にして“新しい視点”や“自由な発想”を歓迎するものです。特に、私の国の研究者は保守的な貴族に縛られにくく、独立した学問の場を目指そうという気風がありますから」
 その言葉どおり、シリルは外交官としてのパイプを使い、マリンを学術の場に導こうとしてくれていた。もしそこで受け入れられれば、彼女は“隣国の客員研究者”といった立場を得て、堂々と研究に専念できるかもしれない。
 もしかすると、あの国で「国が滅ぶ」と主張するしかなかった頃より、はるかに恵まれた環境かもしれない――。マリンはわずかに胸の奥が暖かくなるのを感じた。

 しかし、心の片隅には常に不安が巣食っている。この大陸の内部で、確実に何かが起こりつつあるのではないか。
 “本物の研究者”と会い、議論を重ねれば重ねるほど、真実に近づくかもしれない――それは同時に、恐ろしい現実を知ることにもなる。何も知らずに暮らしていれば、気楽だったかもしれないのに……。
 けれど、マリンは覚悟を決めたのだ。自分はすでに国を捨てられた身。今さら穏やかな幸福を求めて黙り込むような生き方は、できるはずもない。

 そうした決意を固めつつあったある朝、マリンは突然、屋敷の門前で誰かが声を張り上げているのを聞いた。騒がしい気配に急いで侍女とともに玄関へ出ると、そこにはガイア王子が立っていた――わずかな従者を伴い、わざわざ隣国までやって来たのだ。
 そして王子は、驚くマリンに向かって深々と頭を下げる。

「すまない、マリン……。あのとき、君の話を聞けなかった。それどころか、君を追い詰めるような結果になってしまった……」

 王族が頭を下げるなど、ありえない光景だ。侍女もシリルの部下も慌てふためき、マリン自身も思わず言葉を失う。だが、王子は真剣な表情のまま口を開いた。
「隣国の大使が君を保護したと聞いて、居ても立ってもいられず、ここまで来た。……あの夜、君が言った“国の滅び”は本当なのか? もしそうなら、何か防ぐ手だてはないのか……」

 その問いに、マリンは唇を引き結ぶ。この場で簡単に答えられるような話ではない。むしろ、今さらになって国王家が対策などと考え始めても、そう簡単には信じてもらえない可能性が高い。
 しかし、ガイア王子の瞳は覚悟とも呼ぶべき光を宿していた。少なくとも、王子は何かを変えたいと思っているのだろう。

「あなたが信じようと信じまいと、私にできることは限られています。それでも、私に見えている未来をお話しすることはできますが……」
 マリンがそう答えると、王子は少しだけ息をついた様子で、小さく頷く。
「ありがとう。君の言葉を、私はきちんと聞きたい。国を滅びから救う可能性が少しでもあるなら、それを探りたい」

 ここはもう、隣国だ。王城や貴族たちの非難からは離れている。ここなら、落ち着いて話ができるかもしれない――そう思ったマリンは、屋敷の応接室へ案内するよう侍女に指示を出した。
 急ぎシリル大使にも連絡が取られ、少し後で彼も合流することになる。王子と隣国大使、そして追放された元子爵令嬢という奇妙な三者が、テーブルを囲んで顔を合わせるという異様な状況が整ったのは、それから一刻ほど経ってからのことだった。

 応接室には質素なソファと小さな机があるだけだが、それでも最低限の落ち着きは得られる。そこへ侍女が茶と菓子を運び、緊張した面持ちで下がっていく。
 マリンはテーブルを挟んで、王子の真正面に腰掛けた。シリルはその横。互いに言葉を探す沈黙がしばし続いたが、最初に切り出したのはマリンだった。

「……私が確信しているのは、“この大陸の地殻が、何らかの影響で急速に緩んでいる”ということです。もし限界を超えれば、一部の半島や沿岸が海に沈み、多くの人命が失われるかもしれない。大陸の中央部には火山帯がありますが、そちらも危険……」
 そこで言葉を区切り、マリンは王子の反応をうかがう。
 ガイア王子は黙って聞いていたが、その表情は明らかに険しさを帯びていた。信じたくないが、まるで現実味を否定できないという苦悩が浮かんでいるかのようだ。

「……では、それを止める方法はないのか? 仮に地盤が緩んでいるにしても、何とか災害を防ぐ手は……」
「残念ながら、私には分かりません。大自然が相手では、人間の力が及ぶ限界があります。そもそも、こんな大規模な災害を根本から止めるなど、到底不可能ではないかと……」

 はっきりと答えるマリンに、王子は言葉を失う。シリルも神妙な面持ちで腕を組み、「そうなると、避難や対策を考える必要がありますね……」と小声で呟く。
 しかし、そもそも王都の貴族たちが耳を貸すかどうかが問題だ。今回、ガイア王子自身が足を運んでいるのは、それだけ事態を重く見始めたからだろうが、だからといって国王や重臣たちが素直に動くとは思えない。

 しばし三人は意見を交わし、結論として「王子は一度帰国し、国王へ直接報告する」「シリル大使とマリンは隣国に協力を呼びかけつつ、さらに情報を集める」という暫定案をまとめた。
 もっともマリン自身は、不安を拭えなかった。実のところ、数年のスパンで見れば“いつ崩壊してもおかしくない”と彼女は考えている。そのタイムリミットが、どれほど迫っているのか正確には分からない。
 仮にあと五年あるのか、三年なのか、半年後なのか――もしあまりにも早い段階で大崩壊が起きれば、王都はもとより、隣国だって無事では済まないかもしれないのだ。

「……大きな船を作って、大陸ごと脱出するくらいしか手段がないかもしれない。けれど、そんな計画が今すぐにでも動き始めない限り、到底間に合わないでしょうね」
 マリンがぽつりと呟くと、ガイア王子は深いため息をついて額に手を当てる。大陸を見捨てて逃げるなど、現実離れした発想だ。だが、自然災害に対し“立ち向かう”術がない以上、まずは逃げ道を考えるしかないのか。
 同席していたシリルでさえ、思わず絶句していた。王族や国の上層部が、そんな話を受け容れるとは到底思えない。実際、船を作るのも巨大な予算と時間が必要で、“全員が脱出”など夢物語にもほどがある。

「しかし……やるしかないのか。まずは、私が動かなければ……」
 小さく自嘲するように笑って呟くガイア王子。彼はこのままマリンと対立するでもなく、怒るでもなく、真剣に悩み始めていた。その姿を前にして、マリンは複雑な想いを抱く。
 かつての舞踏会で、王子から“婚約”を申し込まれた瞬間は戸惑いしかなかった。しかし、こうして話をしていると、彼の誠実さや使命感が垣間見える。国を救いたいという願いがあるのだろう。それを無碍に笑い飛ばす人ではない――その優しさゆえに苦しんでいるようでもあった。

「……あなたが戻って、どうか無事に報告できますように。私には、あなたがこの国の中で孤立してしまわないかが心配です」
 マリンがそう言うと、王子はわずかに苦笑してみせる。
「ありがとう。正直、私も味方がどれほどいるか分からない。でも……やれるだけのことはやってみる」

 それから一時間ほど、三人は細部を詰めたり、大陸の地図を広げて危険箇所を探ったりした。あくまでも「こんな計画もある」という段階にすぎないが、それでもマリンにとっては大きな進展だった。何より、王子本人が真摯に耳を傾けてくれたことが嬉しかった。
 いずれにせよ、近いうちに“本当の危機”が見えてくるかもしれない。そのとき、人々がどう動くか。国を見捨てる道を選ぶ者もいれば、最後まで踏みとどまろうとする者もいるだろう――。マリンは想像するだけで胸が痛む。

 やがて話し合いがひと段落すると、ガイア王子は夕暮れ迫る空を気にして腰を上げた。シリルが気を利かせて宿を手配すると申し出ても、「せめて隣国の王宮に一度挨拶をしてからでないと、政治的に問題がある」と固辞している。
 王子は玄関先で改めてマリンを振り返り、穏やかな笑みを浮かべた。

「舞踏会のとき、私が強引に求婚したのは、ただの衝動だけじゃなかった。あの場で見た君の瞳に、何か“大切なもの”があると感じたからだ……」
「……王子……」

 マリンは胸が少し締め付けられる想いだった。あのときは戸惑いしかなかったが、今こうして言われると、切ないような気持ちが広がってしまう。だが、彼女はそれを押し隠すように微笑みを返す。
 結局のところ、二人が婚約する未来など、もう存在しないだろう。マリンは追放者であり、国に戻ることすら許されない。彼女の言葉を真摯に受け止めたガイア王子が、あの保守的な宮廷でどれだけ耐えられるかも分からない。
 それでも――互いにこうして話をし、理解し合えたことは、僅かばかりの救いでもあった。

「いつか本当に、国に大きな災厄が訪れたら……。わたしが何を言っても、もうどうにもならないかもしれない。それでも、あなたが後悔しない生き方をしてくださるなら、わたしは……」
 そこまで言って、マリンは言葉を飲み込む。王子は小さく頷き、「わかった」とだけ言った。
 それがどんな意味を含んでいるのか――二人とも深くは問わないまま、馬車の音が聞こえる外へと歩き出す。シリル大使の言うように、外交の手続きもあり、ガイア王子はすぐに隣国を出るわけにはいかないのだろうが、とりあえずマリンと会う必要は果たしたわけだ。

 こうして、マリンにとっては思いがけない再会があり、彼女が隣国に来てはじめての大きな転機を迎えた。王子が本気で“大災害”を対策しようと動けば、少なくとも一部の貴族や兵士たちには影響があるだろう。
 しかし、マリンは同時に胸騒ぎも覚えていた。大陸の危機は、じわじわと確実に迫っていると感じるからだ。もし、あまり時間が残されていないなら……人々が動き出す前に、何かが起こってしまうかもしれない。

 運命の歯車は、確実に回り始めている。王都を追い出された少女と、王国を背負う王子――両者が手を取り合う未来があるのか。それとも、彼らが行動する前に大陸そのものが崩壊してしまうのか。
 マリンは夜、書斎の明かりを灯して古い書物や地図を広げながら、胸に渦巻く不安を振り払うように調査を進めるのだった。大使から紹介される学者たちと会う日も近い。今は、せめて“知識を蓄える”ことが自分にできる唯一の戦いだと信じて――。
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