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第3章 ――市場をゆく貴族令嬢
10話
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朝の光が石畳の通りを照らす頃、私はアーデルハイド公爵家の屋敷の玄関先で、侍女のマーガレットとともに馬車へ乗り込む準備をしていた。前日はぶどう園を訪れ、ワインづくりの現場を学んだ私だが、今日は領都で定期的に開かれるという「大市(おおいち)」へ足を運ぶ計画を立てている。そこでは近隣の村や町からも多くの商人や農民が集まり、様々な品物が売買されるらしいのだ。
貴族令嬢として、普段ならわざわざ市場へ赴く必要はないかもしれない。けれど、前世から引き継いだ私の“庶民感覚”が刺激されて仕方がない。人々の生き生きとした姿を見て、新しいアイデアを得たいと思うし、単純に「買い物をする楽しさ」も味わってみたい。しかも、ぶどう園で得たひらめきもまだ熱が冷めぬうちに、いろんな人の話を聞いてみたいのだ。
「お嬢様、今日は特に混雑が予想されますので、あまり目立ちすぎないようにお心がけくださいませ。とはいえ、公爵令嬢でいらっしゃる以上、ある程度は注目を浴びてしまいますが……」
マーガレットが心配そうに言葉をかけてくる。彼女の手には、私が出先でも困らないようにと準備した小さなバッグが握られている。そこには、ハンカチやちょっとしたお金が入っているようだ。私の装いは、昨日ぶどう園へ行ったときほど“作業向き”ではないが、それでも長時間歩いても苦にならないよう、動きやすいドレスを選んだ。足元は歩きやすい低いヒールの靴。上からは薄手のケープを羽織っている。
「大丈夫よ。目立つのは仕方ないけれど、変に威張ったりする気はないし、むしろ皆さんと気軽に話ができればと思っているわ」
私がそう答えると、マーガレットは苦笑いを浮かべる。
「お嬢様のように気さくな貴族令嬢は、なかなか珍しいと思われますから、きっと皆さん最初は驚かれますわね」
「まあ、それでいいんじゃない? 私が楽しんでいる姿を見せれば、相手も自然と心を開いてくれるでしょうし」
今さら「貴族令嬢だから」と肩ひじ張るつもりはない。婚約破棄を経て自由になったからこそ、こういう行動ができるともいえるだろう。王太子の婚約者であった頃は、どうしても宮廷のしがらみに絡め取られ、あまり自由に動けなかったのかもしれない。だが、今は誰の目を気にする必要もない(もちろん、公爵家の品位を著しく損ねるような行動は避けるけれど)。
「それではお嬢様、お気をつけて行ってらっしゃいませ」
数人の侍女や執事たちが見送るなか、私は馬車へと乗り込んだ。ゆっくりと動き始める車輪の音を耳にしながら、窓から屋敷の敷地内を見渡すと、庭師がせっせと花壇の手入れをしている姿が見える。平和な朝の光景だ。
馬車が屋敷の門を抜けて街道へと出ると、昨日とはまた違うルートを進み始める。ぶどう園とは逆方向へ向かい、より都市の中心部へ近づくルートだ。通りにはすでに活気が漂い、人や荷馬車があちこちを行き交っている。商店の店先にはカラフルな看板が掲げられ、早くも市へ出発する商人たちの姿が見える。そうこうするうちに、遠目にも分かるほど大きな広場が視界に入ってきた。
「ここが大市の会場……思っていたより広いわね」
私は車窓から広場を眺め、思わず感嘆の声を上げる。石畳が敷き詰められた大きなスペースの周囲に、テントや屋台が並んでいる。中央付近には荷馬車がいくつも停められ、それぞれの商人が商品の陳列を行っているようだった。まだ朝早いというのに、すでに相当な人出がある。
「お嬢様、あちらに見えるのが穀物や野菜を扱う区域で、向こう側が手工芸品や装飾品を売る区域ですわね。さらに奥には家畜や肉を扱う区域もあるそうです」
マーガレットが窓の外を見ながら説明してくれる。見ると、果物や野菜を積んだ荷台がずらりと並んでいる場所もあれば、華やかな布地やアクセサリーを売るテントが集まる場所もある。服飾品の露店では、染め物や刺繍を施したスカーフなどが風に揺れており、目にも楽しい。
「わぁ、本当にバラエティ豊かね。さて、どこから見て回ろうかしら」
馬車は広場の外れにある比較的広めの空き地で止まった。私とマーガレットが降りると、御者は「戻るまでここでお待ちします」と言ってくれる。帰りの時間が読めないため、馬車はここで待機というわけだ。
「では、お嬢様、行きましょうか。足元にお気をつけくださいませ」
「ええ、ありがとう」
私はケープを整え、マーガレットと並んで広場へ足を踏み入れる。ざっと見渡したところ、王都からやってきたような大きな商会の露店もあれば、農村の人々が自前の野菜や果物を量り売りしている簡素な屋台も混在している。さらには旅の行商人らしき人々が異国風の香辛料や織物を売っている姿も見える。それらがごちゃ混ぜになった市場の雰囲気は、前世でいえば“縁日”や“屋台祭り”に近いかもしれない。
「お嬢様、あちらでパンの良い香りがしておりますわ。ちょうど朝食を軽めにされたようですし、いかがでしょう?」
マーガレットが指さす先には、小さなパン屋のような露店があり、オーブンらしき窯から焼き立てのパンを取り出している女性の姿があった。湯気の立つパンをトングで並べていて、その香ばしい香りがこちらまで漂ってくる。
「いいわね、ちょっと食べてみたい。行きましょうか」
私はマーガレットを伴い、パン屋の露店へと足を向けた。売り手の女性は30代くらいだろうか、明るい笑顔で「いらっしゃいませ!」と声をかけてくれる。見ると、クルミやレーズンが練り込まれたパンや、ハーブを使った塩気のあるパンなど、色々な種類が並んでいて、目移りしてしまう。
「ひとつずつ選んでみたいわ。どれがおすすめ?」
「どれも美味しいですが、このクルミパンはうちの一番人気ですね。それから、こちらのハーブパンも香りがよくておすすめですよ」
「じゃあ、その2種類をくださいな。マーガレット、あなたも何か食べる?」
「いえ、お嬢様のおそばで控えておりますので……」
マーガレットは恐縮して遠慮するが、私は笑って首を振る。
「いいのよ、こういうときは一緒に楽しんで。せっかく焼きたてなんだから、あなたも食べてみなさい」
「は、はい……では、私もクルミパンをひとつ……」
女性店主はそんな私たちのやり取りを見て、不思議そうな顔をしていた。貴族らしい雰囲気を漂わせているのに、侍女にもパンを買い与えるなんて珍しいと思っているのだろう。けれど私は気にしない。前世の価値観からすると、同じ食事を同じように楽しむのは当たり前のことだから。
パンの代金を支払い、受け取ったクルミパンをひと口ちぎって食べると、甘く香ばしいクルミと小麦の風味が絶妙にマッチしていて思わず笑みがこぼれる。
「美味しい……! クルミの食感がしっかりしてるわね。これ、お店はどこかに構えてるのかしら?」
私が尋ねると、女性店主は少し誇らしげに胸を張った。
「はい、この市場から少し離れた場所に“青風亭”というパン工房を構えております。ですが、週に一度はこうして大市で販売するんです。大市の日は遠方からもお客様がいらっしゃいますからね」
「そうなのね。いつかお店にも行ってみたいわ。あなたのパン、とても素敵ね」
私が素直に感想を伝えると、店主は照れくさそうに微笑んだ。
「まあ、そんな……ありがとうございます。もしよろしければ、お嬢様とお見受けいたしますが、当工房のパンを公爵家に納品させていただく機会など……」
彼女は期待を込めた目で私を見る。よほど商売熱心なのだろう。私は笑顔を浮かべ、ゆっくりと応じた。
「そうね、公爵家の使用人たちも、こういう素朴で香ばしいパンはきっと喜ぶと思うわ。納品の件は執事とも相談してみるわね。すぐに大口契約をお約束はできないけれど、パンの試食会を開いても面白いかもしれないわ」
「本当ですか! もし実現したら光栄です。ありがとうございます、お嬢様!」
女性店主の顔がパッと明るくなる。こういうやり取りがあるからこそ、市場を直接訪れる意義があるのだと改めて感じた。私がぶどう園で感じた“新しいアイデア”を試すためにも、こうした現場の声を拾うのはとても大切。市場の空気は活気と熱気に溢れ、私の中にある興味をどんどんかき立てる。
貴族令嬢として、普段ならわざわざ市場へ赴く必要はないかもしれない。けれど、前世から引き継いだ私の“庶民感覚”が刺激されて仕方がない。人々の生き生きとした姿を見て、新しいアイデアを得たいと思うし、単純に「買い物をする楽しさ」も味わってみたい。しかも、ぶどう園で得たひらめきもまだ熱が冷めぬうちに、いろんな人の話を聞いてみたいのだ。
「お嬢様、今日は特に混雑が予想されますので、あまり目立ちすぎないようにお心がけくださいませ。とはいえ、公爵令嬢でいらっしゃる以上、ある程度は注目を浴びてしまいますが……」
マーガレットが心配そうに言葉をかけてくる。彼女の手には、私が出先でも困らないようにと準備した小さなバッグが握られている。そこには、ハンカチやちょっとしたお金が入っているようだ。私の装いは、昨日ぶどう園へ行ったときほど“作業向き”ではないが、それでも長時間歩いても苦にならないよう、動きやすいドレスを選んだ。足元は歩きやすい低いヒールの靴。上からは薄手のケープを羽織っている。
「大丈夫よ。目立つのは仕方ないけれど、変に威張ったりする気はないし、むしろ皆さんと気軽に話ができればと思っているわ」
私がそう答えると、マーガレットは苦笑いを浮かべる。
「お嬢様のように気さくな貴族令嬢は、なかなか珍しいと思われますから、きっと皆さん最初は驚かれますわね」
「まあ、それでいいんじゃない? 私が楽しんでいる姿を見せれば、相手も自然と心を開いてくれるでしょうし」
今さら「貴族令嬢だから」と肩ひじ張るつもりはない。婚約破棄を経て自由になったからこそ、こういう行動ができるともいえるだろう。王太子の婚約者であった頃は、どうしても宮廷のしがらみに絡め取られ、あまり自由に動けなかったのかもしれない。だが、今は誰の目を気にする必要もない(もちろん、公爵家の品位を著しく損ねるような行動は避けるけれど)。
「それではお嬢様、お気をつけて行ってらっしゃいませ」
数人の侍女や執事たちが見送るなか、私は馬車へと乗り込んだ。ゆっくりと動き始める車輪の音を耳にしながら、窓から屋敷の敷地内を見渡すと、庭師がせっせと花壇の手入れをしている姿が見える。平和な朝の光景だ。
馬車が屋敷の門を抜けて街道へと出ると、昨日とはまた違うルートを進み始める。ぶどう園とは逆方向へ向かい、より都市の中心部へ近づくルートだ。通りにはすでに活気が漂い、人や荷馬車があちこちを行き交っている。商店の店先にはカラフルな看板が掲げられ、早くも市へ出発する商人たちの姿が見える。そうこうするうちに、遠目にも分かるほど大きな広場が視界に入ってきた。
「ここが大市の会場……思っていたより広いわね」
私は車窓から広場を眺め、思わず感嘆の声を上げる。石畳が敷き詰められた大きなスペースの周囲に、テントや屋台が並んでいる。中央付近には荷馬車がいくつも停められ、それぞれの商人が商品の陳列を行っているようだった。まだ朝早いというのに、すでに相当な人出がある。
「お嬢様、あちらに見えるのが穀物や野菜を扱う区域で、向こう側が手工芸品や装飾品を売る区域ですわね。さらに奥には家畜や肉を扱う区域もあるそうです」
マーガレットが窓の外を見ながら説明してくれる。見ると、果物や野菜を積んだ荷台がずらりと並んでいる場所もあれば、華やかな布地やアクセサリーを売るテントが集まる場所もある。服飾品の露店では、染め物や刺繍を施したスカーフなどが風に揺れており、目にも楽しい。
「わぁ、本当にバラエティ豊かね。さて、どこから見て回ろうかしら」
馬車は広場の外れにある比較的広めの空き地で止まった。私とマーガレットが降りると、御者は「戻るまでここでお待ちします」と言ってくれる。帰りの時間が読めないため、馬車はここで待機というわけだ。
「では、お嬢様、行きましょうか。足元にお気をつけくださいませ」
「ええ、ありがとう」
私はケープを整え、マーガレットと並んで広場へ足を踏み入れる。ざっと見渡したところ、王都からやってきたような大きな商会の露店もあれば、農村の人々が自前の野菜や果物を量り売りしている簡素な屋台も混在している。さらには旅の行商人らしき人々が異国風の香辛料や織物を売っている姿も見える。それらがごちゃ混ぜになった市場の雰囲気は、前世でいえば“縁日”や“屋台祭り”に近いかもしれない。
「お嬢様、あちらでパンの良い香りがしておりますわ。ちょうど朝食を軽めにされたようですし、いかがでしょう?」
マーガレットが指さす先には、小さなパン屋のような露店があり、オーブンらしき窯から焼き立てのパンを取り出している女性の姿があった。湯気の立つパンをトングで並べていて、その香ばしい香りがこちらまで漂ってくる。
「いいわね、ちょっと食べてみたい。行きましょうか」
私はマーガレットを伴い、パン屋の露店へと足を向けた。売り手の女性は30代くらいだろうか、明るい笑顔で「いらっしゃいませ!」と声をかけてくれる。見ると、クルミやレーズンが練り込まれたパンや、ハーブを使った塩気のあるパンなど、色々な種類が並んでいて、目移りしてしまう。
「ひとつずつ選んでみたいわ。どれがおすすめ?」
「どれも美味しいですが、このクルミパンはうちの一番人気ですね。それから、こちらのハーブパンも香りがよくておすすめですよ」
「じゃあ、その2種類をくださいな。マーガレット、あなたも何か食べる?」
「いえ、お嬢様のおそばで控えておりますので……」
マーガレットは恐縮して遠慮するが、私は笑って首を振る。
「いいのよ、こういうときは一緒に楽しんで。せっかく焼きたてなんだから、あなたも食べてみなさい」
「は、はい……では、私もクルミパンをひとつ……」
女性店主はそんな私たちのやり取りを見て、不思議そうな顔をしていた。貴族らしい雰囲気を漂わせているのに、侍女にもパンを買い与えるなんて珍しいと思っているのだろう。けれど私は気にしない。前世の価値観からすると、同じ食事を同じように楽しむのは当たり前のことだから。
パンの代金を支払い、受け取ったクルミパンをひと口ちぎって食べると、甘く香ばしいクルミと小麦の風味が絶妙にマッチしていて思わず笑みがこぼれる。
「美味しい……! クルミの食感がしっかりしてるわね。これ、お店はどこかに構えてるのかしら?」
私が尋ねると、女性店主は少し誇らしげに胸を張った。
「はい、この市場から少し離れた場所に“青風亭”というパン工房を構えております。ですが、週に一度はこうして大市で販売するんです。大市の日は遠方からもお客様がいらっしゃいますからね」
「そうなのね。いつかお店にも行ってみたいわ。あなたのパン、とても素敵ね」
私が素直に感想を伝えると、店主は照れくさそうに微笑んだ。
「まあ、そんな……ありがとうございます。もしよろしければ、お嬢様とお見受けいたしますが、当工房のパンを公爵家に納品させていただく機会など……」
彼女は期待を込めた目で私を見る。よほど商売熱心なのだろう。私は笑顔を浮かべ、ゆっくりと応じた。
「そうね、公爵家の使用人たちも、こういう素朴で香ばしいパンはきっと喜ぶと思うわ。納品の件は執事とも相談してみるわね。すぐに大口契約をお約束はできないけれど、パンの試食会を開いても面白いかもしれないわ」
「本当ですか! もし実現したら光栄です。ありがとうございます、お嬢様!」
女性店主の顔がパッと明るくなる。こういうやり取りがあるからこそ、市場を直接訪れる意義があるのだと改めて感じた。私がぶどう園で感じた“新しいアイデア”を試すためにも、こうした現場の声を拾うのはとても大切。市場の空気は活気と熱気に溢れ、私の中にある興味をどんどんかき立てる。
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