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怒る両親
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「父上・母上に大切な話があります。」
アリーに婚約解消の話をした日、そのことを両親に報告することにした。
「私は心から守りたいと思える大切な人を見つけました。彼女と添い遂げたいと思っています。アリーとは婚約解消することにします。」
「……ルイ?そんな事が許されると思っているのか?」
父上の声がいつもより低い。
怒られることは想像していた。
「アリーにはすでに、婚約解消の話をしました。優しいアリーは、私の幸せを願っていると言ってくれました。」
「アリス嬢に、婚約解消の話をしてしまったのだな…。」
父上の表情が怖い。しかし、リリーナとの未来の為に、負ける訳にはいかないのだ。
「はい。他に想う人がありながら、婚約関係を続けるのは、アリーに悪いですから。」
バシーン!……父上から殴り飛ばされたようだ。
「…っ!父上、私は本気なのです。どうかお許し下さい!」
「黙れ!お前が幼少の頃に一目惚れしたと言うから、こちらから婚約を申し込んだのだ。容姿も家柄も、性格までいい子だろう。それなのに、一時の気の迷いで婚約解消を申し出ただと?
お前以外に息子がいたら、私はお前を廃嫡していたな…。」
「廃嫡だなんて。私は真実の愛を見つけたのです。父上も母上も、彼女に会えば分かると思います。」
「ルイがそこまで言う彼女とは、一体どちらの御令嬢なのかしら…?」
冷ややかな表情で傍観していた母上が、初めて口を開いた。
「…リリーナ・ウッディ男爵令嬢です。」
「まあ!最近、婦人のお茶会でよく話題になっているウッディ男爵令嬢ね。」
「母上…?それはどう言うことでしょうか?」
「ふふっ。貴方、学園で何を見ていたのかしら?」
母上の刺すような目が怖い。
「リリーナは貧しい男爵家だから、よく虐められると話していました。可哀想な子なのです。私が守ってあげたいと思っています。」
「貧しい男爵家だと虐められるの?ただそれだけで?」
「母上は何を言いたいのです?」
「何も分からないのね…。
で、ウッディ男爵令嬢は、貴方を慕ってくれているのかしら?」
「はい。大好きだと言われました…。」
「そう。婚約者のいる殿方に大好きだと言ってきたのね。噂通りの御令嬢ね…。」
「…母上?噂ばかり鵜呑みにしないでください!」
「ハァー。分かったわ。その令嬢に会ってみたいから、近いうちにこの邸に連れて来てくれるかしら?」
「母上…。ありがとうございます!!」
母上がリリーナに会いたいと言ってくれるとは。
「おい!そんなことをしていいのか?」
「旦那様、私にいい考えがありますわ…。ルイも、私達がその令嬢に会わなければ納得しないでしょう。
ところで、アリスちゃんと婚約解消していいのね?もう本人に話してしまっているなら、取り消しは出来ないでしょうけど、後悔はしないわね?」
「はい。アリーには申し訳ないと思っていますが、私はリリーナが好きなのです。」
「そう…。アリスちゃんが娘になることを楽しみにしていたのに、残念だわ。ベネット侯爵家との関係も悪くなってしまうのね…。」
母上は心底ガッカリしたような表情をしていた気がする。
両親は次の日、アリーの両親に謝罪に行き、私とアリーの婚約は正式に解消されたのだった。
「リリーナ、私はアリーとの婚約を解消した。これからは君だけを愛したい。私と一緒にいてくれるか?」
「私みたいな貧乏男爵令嬢でもいいのですか?」
目を潤ませて私を見つめるリリーナ。
「リリーナがいいんだ。リリーナは私が嫌か?」
「私はルイス様が大好きです。…嬉しい。」
幸せだと思った。この女の本性を知るまでは…。
アリーに婚約解消の話をした日、そのことを両親に報告することにした。
「私は心から守りたいと思える大切な人を見つけました。彼女と添い遂げたいと思っています。アリーとは婚約解消することにします。」
「……ルイ?そんな事が許されると思っているのか?」
父上の声がいつもより低い。
怒られることは想像していた。
「アリーにはすでに、婚約解消の話をしました。優しいアリーは、私の幸せを願っていると言ってくれました。」
「アリス嬢に、婚約解消の話をしてしまったのだな…。」
父上の表情が怖い。しかし、リリーナとの未来の為に、負ける訳にはいかないのだ。
「はい。他に想う人がありながら、婚約関係を続けるのは、アリーに悪いですから。」
バシーン!……父上から殴り飛ばされたようだ。
「…っ!父上、私は本気なのです。どうかお許し下さい!」
「黙れ!お前が幼少の頃に一目惚れしたと言うから、こちらから婚約を申し込んだのだ。容姿も家柄も、性格までいい子だろう。それなのに、一時の気の迷いで婚約解消を申し出ただと?
お前以外に息子がいたら、私はお前を廃嫡していたな…。」
「廃嫡だなんて。私は真実の愛を見つけたのです。父上も母上も、彼女に会えば分かると思います。」
「ルイがそこまで言う彼女とは、一体どちらの御令嬢なのかしら…?」
冷ややかな表情で傍観していた母上が、初めて口を開いた。
「…リリーナ・ウッディ男爵令嬢です。」
「まあ!最近、婦人のお茶会でよく話題になっているウッディ男爵令嬢ね。」
「母上…?それはどう言うことでしょうか?」
「ふふっ。貴方、学園で何を見ていたのかしら?」
母上の刺すような目が怖い。
「リリーナは貧しい男爵家だから、よく虐められると話していました。可哀想な子なのです。私が守ってあげたいと思っています。」
「貧しい男爵家だと虐められるの?ただそれだけで?」
「母上は何を言いたいのです?」
「何も分からないのね…。
で、ウッディ男爵令嬢は、貴方を慕ってくれているのかしら?」
「はい。大好きだと言われました…。」
「そう。婚約者のいる殿方に大好きだと言ってきたのね。噂通りの御令嬢ね…。」
「…母上?噂ばかり鵜呑みにしないでください!」
「ハァー。分かったわ。その令嬢に会ってみたいから、近いうちにこの邸に連れて来てくれるかしら?」
「母上…。ありがとうございます!!」
母上がリリーナに会いたいと言ってくれるとは。
「おい!そんなことをしていいのか?」
「旦那様、私にいい考えがありますわ…。ルイも、私達がその令嬢に会わなければ納得しないでしょう。
ところで、アリスちゃんと婚約解消していいのね?もう本人に話してしまっているなら、取り消しは出来ないでしょうけど、後悔はしないわね?」
「はい。アリーには申し訳ないと思っていますが、私はリリーナが好きなのです。」
「そう…。アリスちゃんが娘になることを楽しみにしていたのに、残念だわ。ベネット侯爵家との関係も悪くなってしまうのね…。」
母上は心底ガッカリしたような表情をしていた気がする。
両親は次の日、アリーの両親に謝罪に行き、私とアリーの婚約は正式に解消されたのだった。
「リリーナ、私はアリーとの婚約を解消した。これからは君だけを愛したい。私と一緒にいてくれるか?」
「私みたいな貧乏男爵令嬢でもいいのですか?」
目を潤ませて私を見つめるリリーナ。
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