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1.何処かで聞いた都市国家
13.銃をめぐる攻防
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エリックさんが暫く消えて、予想通りリリーさんとイリスを連れて帰ってきました。イリスは僕のほうをみて、何やったのよ? と言う視線で見ています。
そう、現在僕は絶賛拘束中(拘束されているほう)なのです。場所はアレクシアさんの執務室。部屋の真ん中に一人掛けの椅子に座らされていて、両手両足は黒い魔法の輪で拘束されているのです。
「なにかね~、この娘、とても『銃』や『大砲』に造詣が深いのよ~。リリーもとても興味あるでしょ? 『大砲』には」
終わった……。僕は確信しましたよ。『大砲』と聞いたリリーさんは、いつものアレクシアさんを抑える役目を放棄したようです。それどころか、追及する側に回った?
「そうなのね? クロエさん、どうやらまだまだ話せる事が沢山ありそうね?」
リリーさん、怖いです。。思わずイリスに助けを求めますが、知らん顔をされてしまいました。エリックさん? 先ほどから興味津々でこっちをみてるよ!!
残念ながら、多勢に無勢。安全なはずの家が、急遽ラストダンジョンに変わっています。レベル1のヒノキの棒をもって迷い込んだ僕の前には、ラスボスが勢ぞろい状態なのですから……
「さて、この可愛い娘は、何から話してくれるのかしら?」
アレクシアさんの言葉に、エリックさんが僕の目の前のテーブルに、銃を置きます。デザインは地球とは当然違うけど、マッチロック式(火縄銃)だね。
「これが現在、帝政エリクシア軍の一部部隊が所有している『ハンドキャノン』と呼ばれているものだ。現状では、まだ装填速度も遅く、天候にも左右され、命中精度も良くないので、対策を考えるまでも無いと放置してあったものだけどね」
僕の顔を見ながら言わないでください、エリックさん。生憎と、その銃を僕は知りませんよ。そう思った僕だったけど、目の前に僕が書いた絵図面を広げられると、顔が引きつります。
「これと比べると、かなり進化してるわよね。クロエが書いた構造だと、弾は後ろから装填するようになっているし、このシリンダーと呼んでた部品に空いてる穴は6つ。
つまり、6発はそれなりの速さで連射できるのでしょう?そして、こっちには着いている火のつく縄がない。他にも色々違いがあるわよね。」
「……」
「イリスちゃん、お願いできるかしら?」
「エリック叔父様?申し訳ありませんが、ロビーにでてらして下さいね」
無言で外にでていくエリックさん。あの~、皆さん怖いんですけど……
「クロエさん?最後に選ばせてあげますわ。恥ずかしいのと、苦しいのと、痛いのの、どれがお好きかしら?
私としては、苦しいのが一番楽なのですけど。ちなみに、どれを選んでも見苦しいのは同じですから、気になさらないで下さいね?」
どれも嫌なんですが~
「私としては、恥ずかしがるクロエちゃんも見たいけど、執務室が汚れるのは困るわね」
なにそれ、やばくないですか?
「心配しないでも大丈夫ですよ?痛いのでも身体に傷は残しませんから」
嫌です~、助けて下さい~
「いっそ、フルコースなんていかがかしら?」
イリスはそう言うと、紅茶のセットやなんかを、嬉々として用意し始めます。
本気なんですね、みなさん? 何か楽しんでませんか?
「なかなかこういうチャンスは、有りませんからね。イリス、しっかり記録をとっておきなさい」
「勿論ですわ。合法的に、拷問できるのですから。お母様も、やり過ぎてクロエを壊さないで下さいね」
恐ろしい会話が聞こえるのは、気のせいですよね?
一応僕の名誉のために言っておくけど、ちゃんと耐えたんだよ?暫くは……
でも、彼女達からすれば、僕が避けたい方面の事は、駄々洩れであり、肉体的に抉るよりは、精神的になぶる方が効果的だと判断したようです。てか、リリーさん、僕より僕の身体のこと知ってませんか? そしてイリス、貴女はまだ8歳でしょうが~、今からこんな女性達に染まっちゃいけないですよ。
用意された大量の紅茶に、羽箒、そして治癒魔法の悪用のトリプル攻撃に、前世を含めて過去最大級の忍耐を示した僕だったが、生理的欲求すら拷問の道具とする彼女達の前では、ぬれたトイレットペーパーほどの耐久力もなかった。
そして僕は全面降伏することになった。
*****
「お願いがあります。」
ようやく拘束を解かれ、いろいろな面でなんとか失くしちゃいけないものを守り切った僕は、声を絞り出しました。
「なによ? 無条件降伏したんじゃないの?」
さすがに、自分のせいで(特に失言だしね)余りにも多くの人が不幸になるのであれば、色々と考えるしかありません。
「『銃』や『大砲』等に関しての防御を検討するのであれば、お話します。ですが、それを作って、他の国に攻め込むというのであればお話は出来ません。」
いや、死んだりするつもりはないよ? 逃げ出す方向で、全力で検討させていただきます。
「いやねぇ、そんな事心配してたの? アレキサンドリアは防衛の為の戦いはしますが、他国を責める戦いはしないわよ。」
アレクシアさんの発言に僕はホッとします。
「私やイリスも、『銃』や『大砲』の威力と与える傷や怪我の程度を知りたいだけですしね。それに、海賊でも最近は一部は銃を持ち始めているようです。多くは被害者から奪ったものでしょうけど」
この三人は信頼しても大丈夫だと思いますが、エリックさんはどうだろ?面白いものを作れることだけ、楽しんでくれればいいなぁ。
「それでは、エリックさんを呼んでください。」
僕がアレクシアさんにそういうと、三人はまじまじと僕を見つめます。
「……呼んでもいいけど、貴女は衣服とか整えなくていいの? 正直殿方に見せられる姿ではないと思うわよ?」
言われて、自分の姿をみて思い出します。先ほどまでの拷問のせいで、服も髪型も乱れきっていることを……
慌てて、身づくろいをしますが、アレクシアさんの合格点はもらえなかったようです。髪型や服を整えてくれます。それをみて、イリスがエリックさんを呼んできてくれました。
*****
「以上が今後の『銃』と『大砲』の発展・強化の方向性になると思います。」
エリックさんを交えての『銃』や『大砲』の進化の話を、話します。僕自体もそれほど詳しいわけではないけど、『銃』が歴史上一番活躍したと思われる、某国の開拓者達と、そこに住んでいた人々への理不尽な行い。そしてそれを正義としている人々の話や、戦争が兵士同士の戦いから、国民全てを巻き込む戦いになることや、土壇場で勝ち馬にのり、戦勝国として当然のごとく様々な要求を繰り出した大国については、歴史としての知識があります。
そして、優れた武器をもてば、それを持たない国々の人々を足蹴にするような意識を持ってしまった人々の事も……
「はぁ、あの惨劇が今後は普通になってしまうのね……」
「あれが普通の光景になるなんて、恐ろしい事ですわね。しかも先ほどの話では船だけでなく馬に替わって、陸でも大砲の弾が飛び交うなんて。」
アレクシアさんもリリーさんも感慨深げです。二人は『大砲』と戦ったことがあるのでしょうか? そして、イリスは何故か平然としてます。一番うろたえてるのがエリックさんというのは、僕にしてはとてもおかしく見えるのですが……
「そうね、私たちがなぜこういう反応になるか、クロエちゃんには判らないと思うから、説明する必要があるわね」
そういって、アレクシアさんは話してくれました。十数年前の、二度にわたる『帝政エリクシア』国との戦役の事を……
*****
話が長くなってしまいますので、短めですがここで一旦区切らせていただきます。次回は過去の、『帝政エリクシア戦役』についてとなりますが、仮にも戦争の話なので鬱展開もあります(と言っても、過去の話なので現在の登場人物がどうこうなることはありませんが)ので、苦手な人は、さらに一日お待ちいだだければと思います。
そう、現在僕は絶賛拘束中(拘束されているほう)なのです。場所はアレクシアさんの執務室。部屋の真ん中に一人掛けの椅子に座らされていて、両手両足は黒い魔法の輪で拘束されているのです。
「なにかね~、この娘、とても『銃』や『大砲』に造詣が深いのよ~。リリーもとても興味あるでしょ? 『大砲』には」
終わった……。僕は確信しましたよ。『大砲』と聞いたリリーさんは、いつものアレクシアさんを抑える役目を放棄したようです。それどころか、追及する側に回った?
「そうなのね? クロエさん、どうやらまだまだ話せる事が沢山ありそうね?」
リリーさん、怖いです。。思わずイリスに助けを求めますが、知らん顔をされてしまいました。エリックさん? 先ほどから興味津々でこっちをみてるよ!!
残念ながら、多勢に無勢。安全なはずの家が、急遽ラストダンジョンに変わっています。レベル1のヒノキの棒をもって迷い込んだ僕の前には、ラスボスが勢ぞろい状態なのですから……
「さて、この可愛い娘は、何から話してくれるのかしら?」
アレクシアさんの言葉に、エリックさんが僕の目の前のテーブルに、銃を置きます。デザインは地球とは当然違うけど、マッチロック式(火縄銃)だね。
「これが現在、帝政エリクシア軍の一部部隊が所有している『ハンドキャノン』と呼ばれているものだ。現状では、まだ装填速度も遅く、天候にも左右され、命中精度も良くないので、対策を考えるまでも無いと放置してあったものだけどね」
僕の顔を見ながら言わないでください、エリックさん。生憎と、その銃を僕は知りませんよ。そう思った僕だったけど、目の前に僕が書いた絵図面を広げられると、顔が引きつります。
「これと比べると、かなり進化してるわよね。クロエが書いた構造だと、弾は後ろから装填するようになっているし、このシリンダーと呼んでた部品に空いてる穴は6つ。
つまり、6発はそれなりの速さで連射できるのでしょう?そして、こっちには着いている火のつく縄がない。他にも色々違いがあるわよね。」
「……」
「イリスちゃん、お願いできるかしら?」
「エリック叔父様?申し訳ありませんが、ロビーにでてらして下さいね」
無言で外にでていくエリックさん。あの~、皆さん怖いんですけど……
「クロエさん?最後に選ばせてあげますわ。恥ずかしいのと、苦しいのと、痛いのの、どれがお好きかしら?
私としては、苦しいのが一番楽なのですけど。ちなみに、どれを選んでも見苦しいのは同じですから、気になさらないで下さいね?」
どれも嫌なんですが~
「私としては、恥ずかしがるクロエちゃんも見たいけど、執務室が汚れるのは困るわね」
なにそれ、やばくないですか?
「心配しないでも大丈夫ですよ?痛いのでも身体に傷は残しませんから」
嫌です~、助けて下さい~
「いっそ、フルコースなんていかがかしら?」
イリスはそう言うと、紅茶のセットやなんかを、嬉々として用意し始めます。
本気なんですね、みなさん? 何か楽しんでませんか?
「なかなかこういうチャンスは、有りませんからね。イリス、しっかり記録をとっておきなさい」
「勿論ですわ。合法的に、拷問できるのですから。お母様も、やり過ぎてクロエを壊さないで下さいね」
恐ろしい会話が聞こえるのは、気のせいですよね?
一応僕の名誉のために言っておくけど、ちゃんと耐えたんだよ?暫くは……
でも、彼女達からすれば、僕が避けたい方面の事は、駄々洩れであり、肉体的に抉るよりは、精神的になぶる方が効果的だと判断したようです。てか、リリーさん、僕より僕の身体のこと知ってませんか? そしてイリス、貴女はまだ8歳でしょうが~、今からこんな女性達に染まっちゃいけないですよ。
用意された大量の紅茶に、羽箒、そして治癒魔法の悪用のトリプル攻撃に、前世を含めて過去最大級の忍耐を示した僕だったが、生理的欲求すら拷問の道具とする彼女達の前では、ぬれたトイレットペーパーほどの耐久力もなかった。
そして僕は全面降伏することになった。
*****
「お願いがあります。」
ようやく拘束を解かれ、いろいろな面でなんとか失くしちゃいけないものを守り切った僕は、声を絞り出しました。
「なによ? 無条件降伏したんじゃないの?」
さすがに、自分のせいで(特に失言だしね)余りにも多くの人が不幸になるのであれば、色々と考えるしかありません。
「『銃』や『大砲』等に関しての防御を検討するのであれば、お話します。ですが、それを作って、他の国に攻め込むというのであればお話は出来ません。」
いや、死んだりするつもりはないよ? 逃げ出す方向で、全力で検討させていただきます。
「いやねぇ、そんな事心配してたの? アレキサンドリアは防衛の為の戦いはしますが、他国を責める戦いはしないわよ。」
アレクシアさんの発言に僕はホッとします。
「私やイリスも、『銃』や『大砲』の威力と与える傷や怪我の程度を知りたいだけですしね。それに、海賊でも最近は一部は銃を持ち始めているようです。多くは被害者から奪ったものでしょうけど」
この三人は信頼しても大丈夫だと思いますが、エリックさんはどうだろ?面白いものを作れることだけ、楽しんでくれればいいなぁ。
「それでは、エリックさんを呼んでください。」
僕がアレクシアさんにそういうと、三人はまじまじと僕を見つめます。
「……呼んでもいいけど、貴女は衣服とか整えなくていいの? 正直殿方に見せられる姿ではないと思うわよ?」
言われて、自分の姿をみて思い出します。先ほどまでの拷問のせいで、服も髪型も乱れきっていることを……
慌てて、身づくろいをしますが、アレクシアさんの合格点はもらえなかったようです。髪型や服を整えてくれます。それをみて、イリスがエリックさんを呼んできてくれました。
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「以上が今後の『銃』と『大砲』の発展・強化の方向性になると思います。」
エリックさんを交えての『銃』や『大砲』の進化の話を、話します。僕自体もそれほど詳しいわけではないけど、『銃』が歴史上一番活躍したと思われる、某国の開拓者達と、そこに住んでいた人々への理不尽な行い。そしてそれを正義としている人々の話や、戦争が兵士同士の戦いから、国民全てを巻き込む戦いになることや、土壇場で勝ち馬にのり、戦勝国として当然のごとく様々な要求を繰り出した大国については、歴史としての知識があります。
そして、優れた武器をもてば、それを持たない国々の人々を足蹴にするような意識を持ってしまった人々の事も……
「はぁ、あの惨劇が今後は普通になってしまうのね……」
「あれが普通の光景になるなんて、恐ろしい事ですわね。しかも先ほどの話では船だけでなく馬に替わって、陸でも大砲の弾が飛び交うなんて。」
アレクシアさんもリリーさんも感慨深げです。二人は『大砲』と戦ったことがあるのでしょうか? そして、イリスは何故か平然としてます。一番うろたえてるのがエリックさんというのは、僕にしてはとてもおかしく見えるのですが……
「そうね、私たちがなぜこういう反応になるか、クロエちゃんには判らないと思うから、説明する必要があるわね」
そういって、アレクシアさんは話してくれました。十数年前の、二度にわたる『帝政エリクシア』国との戦役の事を……
*****
話が長くなってしまいますので、短めですがここで一旦区切らせていただきます。次回は過去の、『帝政エリクシア戦役』についてとなりますが、仮にも戦争の話なので鬱展開もあります(と言っても、過去の話なので現在の登場人物がどうこうなることはありませんが)ので、苦手な人は、さらに一日お待ちいだだければと思います。
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